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2012年5月17日 (木)

長岡京室内アンサンブル15th Anniversary
7/13
(金)pm7:00
京都府立府民ホール“アルティ”

京都市上京区烏丸一条下ル
地下鉄烏丸線「今出川駅」6番出口を出て右(南)側へ徒歩5分

モーツァルト/
 セレナーデ 第13番 ト長調 K.525 「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
 ヴァイオリンとヴィオラの為の協奏交響曲 変ホ長調 K.364 
 

グルック/
 オペラ「オルフェオとエウリディーチェ」より
  「フリエの踊り」「精霊の踊り」120713_905x1280
スーク/
 弦楽セレナード 変ホ長調 作品6


 ソロ・ヴァイオリン:
            安紀ソリエール
  ソロ・ヴィオラ:成田 寛


 長岡京室内アンサンブルは、音楽監督の森悠子(ヴァイオリニスト)に賛同したメンバーが、京都府長岡京市の総本山光明寺・本堂をステージに見立て演奏してから今年で15年になるという。これを記念する公演は今年4月1日、京都府民ホール“アルティ”で開催され、好評だったとのこと。機会を逸したのだが、同じ会場で7月13日に第2回が催されるという。
「プログラムの特徴は長岡京室内アンサンブル設立当初、このアンサンブルの“音”創りに森悠子と共に貢献したヴァイオリニスト安紀ソリエールが2年半ぶりに参加する」とあり、今回は何とか都合つけたい。なぜって、
「安紀ソリエールは現在、ヨーロッパ室内管弦楽団の主要メンバーとして、また2004年からはカプソン・クァルテットの第2ヴァイオリンとして無くてはならない存在として活躍していますが、今回は山形交響楽団首席でありバッハ・コレギウム・ジャパンなどでも活躍著しいヴィオラの成田 寛と、モーツァルト「ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲 変ホ長調」で皆様に久しぶりにお会いできる事を楽しみに長岡京室内アンサンブルのステージに戻って参ります。
 二人の重厚な演奏を支える長岡京のメンバーは一部に若者を加えこれからの音楽界を支えて貰いたいと育てて参りました。加えてコアのメンバーががっちりと組み合わさった演奏、これぞ長岡京室内アンサンブルだというところを是非お聴きのがしなく」というからだ。
 加えて、長岡京が得意とするモーツァルト/アイネ・クライネ・ナハトムジークとスーク/弦楽セレナード。それに今年生誕150年を迎えた森鷗外訳詩によるグルック作曲オペラ『オルフェウス』の文京シビックホール(10/28)公演に長岡京室内アンサンブルがオーケストラで参加することもあって、その抜粋も。
 こう聞いては、外せないの、お分かりいただけよう。
一般 4,000円(当日:4,500円)高校生以下3,000円(当日も同料金)
主催・問合せ・申込み:
NPO法人音楽への道CEM
(長岡京室内アンサンブル事務局)Tel/fax075-351-5004
申込み:京都府立府民ホール“アルティ”Tel:075-441-1414
http://www.musiccem.org/
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/officeyu/nagaokakyo.html
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2012年5月15日 (火)

今年聴いたCDから《ピアノ曲・2》
下山静香/ファンダンゴ-イベリアンバロック
fandango shizuka plays iberian baroque

(アートユニオンART-3088・\3,500)
マテオ・アルベニス:ソナタ ニ長調
D.スカルラッティ:ソナタ K.33/L.424
A.ソレール:ファンダンゴ
D.スカルラッティ:ソナタ K.208/L.238
D.スカルラッティ:ソナタ K.466/L.118
C.デ・セイシャス:ソナタ SK.28
D.スカルラッティ:ソナタ K.209/L.428
C.デ・セイシャス:ソナタ SK.75
D.スカルラッティ:ソナタ K.492/L.14Pf_2
A.ソレール:R.84
A.ソレール:R.87

 数枚纏めて届いたCDの中にあった“ファンダンゴ”。こりゃ何じゃ? イベリア半島といえばスペイン・ポルトガルということぐらいしか知らず、何の予備知識もなく…いきなり鳴りだした軽快な鈴の音のような調べに、文字通り目が覚めた。でも、アルベニスって作曲家、知らんな~。三省堂の「…作品名辞典」に載っておらず、プログラムノーツにはご丁寧に「あまり知られておらず、イサーク・アルベニスとは別人」とある。
 表題の「ファンダンゴ」は3番目にでてくるが、作者のソレールもお初。マドリードでスカルラッティに学んだという。演目をよく見ると、11演目のうち何と5曲はスカルラッティ。ナポリ派のオペラ作家が何故…彼の後半の人生はスペインとポルトガルでもっぱらチェンバロ・ソナタ(練習曲集)を作曲していたという。目から鱗。
  スカルラッティ(イタリア出身)、ソレール(スペイン)、セイシャス(ポルトガル)といった、18世紀イベリア半島に活躍した作曲家の曲を集めたアルバム。タイトルでもあるソレールの“ファンダンゴ”では、これがバロック?! という新鮮な驚きを感じさせ、めくるめく舞踏の世界が展開される、聴き逃せない1枚だ。高価なのは次世代のSACDとのハイブリッド盤だから。SACDで聴いてみたくなる演奏だ。
 下山さんのイベリア志向や故・ラローチャに師事など、プロフィールは下記のファンクラブのHPでご覧いただけます。
http://www.h7.dion.ne.jp/~shizupf/
注:写真は、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2012年5月12日 (土)

モーツァルト劇場ガラコンサート2012
“モーツアルトからオッフェンバックまで”

6/21
(木)pm6:30
浜離宮朝日ホール120621


 自身の日本語訳によるオペラで気を吐く高橋英郎主宰のモーツァルト劇場。今回はこれまでご縁のあった常連の歌手22人が賛同するガラコンサート。
 1983年3月16日の立ち上げ公演はリムスキー=コルサコフ作曲の『モーツァルトとサリエリ』(本邦初演)。翌年はモーツァルト『バスティアンとバスティエンヌ』だが、やはりベーレンライター版で本邦初演。私がつき合ってきたのはこの10数年だが、来年はなんと創立30周年になる。
 「3.11の東日本大災害は、日本有史以来の大災害でした。被災された方々へのお慰めやお悔やみも、ほとんど言葉を失います。少しでも早く元気を取り戻して、生活全体が復興されるよう、我々も芸術の力でできることをしなくてはならないと痛感します。モーツアルト劇場としては、追悼ミサも検討中ですが、本年は…」と高橋氏。
 今回は“モーツアルトからオッフェンバックまで”。各演目はチラシ裏面を拡大して御覧いただくとして、まずは高橋御大のコメントを…
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

第1部・W.A.モーツァルト120621_10

 1・「イドメネウス」:ギリシャ神話に基づく物語をモーツァルトが改変。瓦礫の中でめぐり逢い、愛し合ったイダマンテとイーリアが疲弊したクレタの王国を救う、という今日的問題作でもある。
 2・「コジ・ファン・トゥッテ」:男と女の恋のありようを鋭く問いかけた作品で、21世紀にも通用する“人間みなこうしたもの”
 3・「後宮からの解放」:トルコの閉鎖社会に捕らわれたヨーロッパの女の、死を賭けた愛の物語。モーツァルト、ウィーン進出の処女作。
第2部・フランスのオペラ・オペレッタ
 1・2のジュール・マスネー、「マノン」はフランス女マノンの奔放さを、「ウェルテル」はゲーテの世紀病を描く。
 3・グノー「ファウスト」では華麗なコロラトゥーラをお楽しみいただき、
 4・シャルパンティエ「ルイーズ」では愛によって自立した女の強さを感じていただきたい。
 5・ドビュッシーは今年生誕150周年を迎える不滅の作曲家だが、「ペレアスとメリザンド」からメリザンドの「髪の歌」を。…そしてフィナーレ、
 6・オッフェンバック「パリの生活」では、ボビネとギャルドゥフ、おのぼりさんのブラジル人、手袋屋の娘ガブリエル、高級娼婦メテッラ手紙のロンド、男爵と小間使いポーリーヌの愛すべき二重唱など、万国博に浮かれるパリ市民の生活を描いた無類の喜劇をお楽しみいただく。
 …出演者はいずれも実力派。うってつけの歌手たちの熱演による日本語オペラの醍醐味。ほかの舞台では味わえない、初めての方にも是非お薦めしたい。
一般席(1階)5,000円 学生席(2階)2,000円
主催・申込み:モーツァルト劇場 Tel:03-3338-5004 Fax03-3338-5013
http://www.mozart.gr.jp/menu.html

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2012年5月11日 (金)

ファイン・デュオ
ベートーヴェン ヴァイオリン・ソナタ シリーズ

全曲録音記念演奏会 (全5回)Vol.1
6/16
(土)pm3:00
横浜みなとみらいホール
ホール

ヴァイオリン 沼田園子
ピアノ 蓼沼明美


ベートーヴェン:
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 第1番 二長調 Op.12-1
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 第5番 ヘ長調 Op.24「スプリング」
橋本國彦:侍女の舞
山田耕筰:からたちの花
R.シュトラウス:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 変ホ長調 Op.18


120616_724x1024 結成25周年を迎えたファイン・デュオが絶妙なアンサンブルで贈るベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタチクルス…高校時代から同級生同士の沼田園子と蓼沼明美は、ヴァイオリンとピアノによる常設のチーム「ファイン・デュオ」として、充実した活動を続けている。ソリストとして高い実力を持つ二人だが、デュオの技術を磨き、互いのパートも把握しながら時間をかけて作品に取り組んできている。息の合ったアンサンブルを展開するこのデュオが、結成25周年を機に、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全曲録音完成記念として、全5回の演奏会シリーズを開く。
「私たちの歩みは遅々としたもので、最初の録音から七年半を費やしましたが、この完成を一つの節目として、全曲演奏会のシリーズを暖めておりましたら、ホールが企画して下さいました。各リサイタルでは毎回ベートーヴェンのソナタを2曲ずつ演奏いたします。また、私たちがライフワークとして取り組んできた邦人作品と、ロマン派以降のレパートリーの中から特に思い入れのある作品を選んで、プログラムを組みました。ベートーヴェンをはじめとするそれぞれの作曲家のメッセージを感じとりながら、ヴァイオリンとピアノのための名曲の数々を味わっていただきたいと思っております。
 昨年は、自然の猛威に呆然と立ちすくんだ年であり、さらに私事ながら、幼少よりご指導いただき、心のよりどころであった二人の恩師を相次いでお見送りするという悲しみの続いた年でした。今回の演奏会シリーズでは、恩師をはじめ、失われた貴い命に哀悼の意を捧げるとともに、多くの皆様に支えられて今なお演奏できることに、改めて深い感謝の気持ちを込めて臨みたいと思います」と蓼沼さん。。
 今後のさらなる発展を期待させる、聴きどころ満載のプログラムに仕上がっている。これは外せない催しだ。
全席指定・一般 \4,000(第2回、11/17公演とのセット券 \7,000)
主催:横浜みなとみらいホール/カメラータ・トウキョウ
申込み: カメラータ・トウキョウ 03-5790-5560
横浜みなとみらいホールチケットセンター 045-682-2000
http://www.camerata.co.jp/concerts_events/detail.php?id=36
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

                    
         

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2012年5月 6日 (日)

奈良希愛ピアノアンサンブルシリーズ
Vol.1 シューマン ピアノトリオ全曲

6/6
(水)pm7:00
東京文化会館小ホール

120606pf_3
ピアノ/奈良希愛
ヴァイオリン/瀬﨑明日香
チェロ/上森祥平

ピアノ三重奏曲 第1番 ニ短調 作品63
ピアノ三重奏曲 第2番 ヘ長調 作品80
ピアノ三重奏曲 第3番 ト短調 作品110


 「シューマン好きなら、この3人を信じ、一度は経験しておくべき時間」…このチラシ裏面のウリ、気に入った。
 全曲演奏にははっきりした効果がある。ひとつの創作家の言葉遣いだけに長時間触れ、その世界にどんどんのめり込むことで、小さく微妙な差異が猛烈に巨大なものに感じられてくるのだ。精妙なリズムや、微細な和声の変化で魂を語るシューマンの楽譜を味わうには、格好のやり方のはず。だが、歌曲やピアノ曲、弦楽四重奏ではそこそこ行われるシューマン全曲なのに、ピアノ三重奏ではあまり行われないようだ。(中略)
 第1番の終曲に向けた高揚感は、ヴィルトゥオーゾ性と室内楽の喜びを素直に満足させてくれる。第2番では、一見明朗な楽想と過不足ない叙情性の奥に、見え隠れする複雑な心情が気になり始めるかも。そして第3番で顕わになる、爆裂と弛緩の中に暗く沈んでいくまだらな心情。そんな創作者シューマンの魂の遍歴を時系列に展開してくれるのか、はたまた一晩の演奏会としての高揚感を与えてくれようとするのか。音楽ライター渡辺和)
 奈良希愛は、R.シューマン国際音楽コンクールピアノ部門日本人初の第1位優勝。ブゾーニ、浜松、イトゥルビ、ウィグモアホール(バリトンとのデュオ)の各国際コンクール上位入賞。2歳からピアノをはじめ、全日本学生音楽コンクール全国第1位優勝。東京藝大卒後、DAAD奨学生としてベルリン芸術大学に留学し、首席で卒業後、文化庁芸術家在外研修員として同大学大学院国家演奏家コースに進学。その後、マドリード王立音楽院、ローマでも研鑽を積む。ベルリン芸大大学院国家演奏家コースを満場一致の最高点にて首席修了。ローム財団奨学生及び音楽院全額給費生としてマンハッタン音楽院大学院プロフェッショナルスタディーコース修了。室内楽科の助手も勤める。現在日本とベルリン在住。ドイツ国営放送局主催のヴァルトブルグ城演奏会、ボローニャ国際、ライプチヒ・バッハ国際、台湾国際現代曲など、世界の音楽祭から招待を受ける。ベルリン響をはじめ国内外のオーケストラと共演。欧州では、ベルリンフィル、ベルリン国立歌劇場管、ドレスデン国立歌劇場管などのメンバーとアンサンブルを組んで演奏活動中。アメリカ、韓国、日本、台湾の大学でのマスターコースを始め各地で指導者として招待を受けている。国際シューマン協会会員。国立音楽大学専任講師。昭和音楽大学ピアノアートアカデミー講師。
公式ブログhttp://ameblo.jp/kiai-diary
 ヴァイオリンの瀬﨑明日香は、東京藝大附属音楽高校を経て同大を首席卒業。パリ国立高等音楽院大学院ヴァイオリン科、室内楽科を修了。宝塚ベガ音楽コンクール第1位、第64回日本音楽コンクール第1位。モーツァルト国際コンクール、ヴィエニアフスキ、ヴィットリオ・グイ国際コンクール上位入賞、トリエステ国際室内楽コンクール最高位受賞。フォーバルスカラシップ・ストラディヴァリウスコンクール優勝。これまでに国内のオーケストラ、ミュンヘン放送響、ブルターニュ響等と共演。バロックザール賞。意欲的に国内外でソロ、室内楽、オーケストラとの共演等で活動を展開。都民芸術フェスティバル、NHK-FM名曲クラシック、NHK教育等にも出演。ALMコジマ録音より2枚のCDをリリース。
公式HP:http://asukasezaki.com/
 チェロの上森祥平は、東京藝大在学中に日本音楽コンクール第1位、及び「松下賞」受賞。2005年ドイツ国家演奏家資格を取得しベルリン藝術大学を卒業。帰国後はソロ・室内楽・主要オーケストラ客演首席等で活躍する。特にドイツ三大Bチェロ作品全曲リサイタルシリーズで成功を収めた。2008年「熱狂の日」音楽祭、「東京のオペラの森」音楽祭、NHK-FM名曲リサイタル他多数出演。08年から毎年バッハ無伴奏チェロ組曲全曲演奏会を開始する。小林研一郎、下野竜也等各氏の指揮のもと、東京交響楽団、東京シティ・フィル、京都市交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、大阪交響楽団等と共演。ヴォルフガング・ベッチャー、河野文昭、山崎伸子の各氏に師事。京都市芸術文化特別奨励者及び京都府文化賞奨励賞受賞。
 全自由席¥4,000(学生¥2,500)
e+(イープラス):http://eee.eplus.co.jp/
CNプレイガイド Tel:0570-08-9990
東京文化会館チケットサービス Tel:03-5685-0650
問合せ:ミリオンコンサート協会 Tel:03-3501-5638
http://www.millionconcert.co.jp/monthly2.html#_6
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2012年5月 2日 (水)

立教女学院聖マーガレット礼拝堂
オルガン レクチャーコンサートⅧ「楽器の王様 オルガン」 第1回
近世以前のオルガン職人の世界
オルガンはこうやって作られた

5/26(土)2:00
立教女学院聖マーガレット礼拝堂

京王井の頭線三鷹台駅、北口

横田 宗隆:オルガン製作家/オルガンコンサルタント/
スウェーデン・ヨーテボリ大学オルガン芸術センター研究員

岩崎 真実子:立教女学院オルガニスト
120526

 立教女学院オルガンレクチャーコンサート第8回のシリーズのテーマは“オルガンという楽器”。5月のその1は、スウェーデン・ヨーテボリ大学オルガン芸術センターから横田宗隆氏をゲストに迎える。横田氏は世界的に活躍されているオルガンビルダーだが、この4月~5月に東京の教会のオルガンの修復作業のため来日されることを知っていち早く、今回のレクチャーを依頼したのだという。氏は世界を舞台にオルガンの建造に従事しており、2005年10月にはニューズウィーク日本版「世界に誇る日本人100人」の一人に選ばれている。彼が凄いのは、オルガン建造の際は、依頼されたオルガンのある地域に家族で居住し、地元の金属工や木工職人と繋がりを持ちながら、中世のようにそこにあるマンパワーで教会のオルガンを作り上げるという手法を続けていることだ。レクチャー当日は、「あの当時、巨大な教会堂にどのようにしてあのように巨大なオルガンが設置されたのか」など、あまり知られていない近世以前のオルガン職人の世界について資料に基づいて硬軟交えた話を聞くことが出来る。後半の演奏の部では、当礼拝堂のオルガニスト岩崎真実子さんが、横田氏最愛のオルガン曲、J. S. バッハの「前奏曲とフーガ変ホ長調」などを演奏する。
(9月の回では岩崎さんがバッハの曲目を中心に、自身の「ストップ選び=音色を作る作業」をご披露しながらのレクチャーに挑む)
入場料:2,000円(全席自由)就学前のお子様の入場はご遠慮ください。
問合せ:立教女学院キリスト教センター
Tel/fax:03-5370-3038 (月火木金9:30-16:00)
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2012年4月29日 (日)

宮本文昭CDデビュー!
 

 マエストロ宮本は今月、東京シティ・フィルの音楽監督に就任、みごとな披露公演を済ませた。が、実は先月、ひと足先に“CDデビュー”を果たしている。
 オーボエ奏者から華麗な転身…2007年3月31日、オーボエ奏者としての40年の演奏活動にピリオドを打ち、指揮者へ。…思い出すのは、先月90歳で逝ってしまった、ヴァイオリン奏者から指揮者に転身したボッセ。新日フィルのベ-トーヴェン・シリーズに取り組んでいた10年ほど前、インタビューに答えて「僕はヴァイオリン奏者としてはそれなりにキャリアを積んでいるけれど、指揮者としては新人なんです」、そのナイーブな人柄に感銘した。指揮する舞台の彼の正面、オーボエの首席に座っていたのは青山聖樹。二人は糸で繋がっているのかと見まがうほど一心同体。なるほど、オーボエの首席が第2のコンマスといわれるのはこのことか…で、またしても感銘!
 宮本文昭は1949年東京に生まれ、18才でドイツにオーボエ留学し、フランクフルト放送響、ケルン放送響、サイトウ・キネン・オーケストラ、水戸室内管などの首席オーボエ奏者を歴任し、超絶的技巧をもつ世界的名手…、そう、彼は長年サイトウ・キネンで小澤征爾の正面に座っていた。「小澤のそっくりさん…」と揶揄する輩がいるが、▽▽や○○など他の誰より小澤でよかった、と私は思う。
 それに、宮本がドイツで師事したヴィンシャーマン。彼が率いるバッハ・ゾリステンの来日公演で、私は初めてバッハがスウィングすることを知った。忘れもしない77年秋のことだ。その直後に大阪に転勤、浪速のヴィンシャーマンこと延原武春に出会うことになった。
後にジャック・ルーシェ・トリオを聴くようになったのも、このヴィンシャーマンがご縁だ。

1 その1:《ザ・デビュー》
 先月リリースしたデビューCDの名称は、何と《ザ・デビュー》。
 率いるのは創立22年になろうという、プロの吹奏楽団として屈指の実力と人気を誇るシエナ・ウインド・オーケストラ。
 キャッチコピーに、こうある。…「ザ・デビュー!」の名にふさわしい垂涎の1枚。収録曲は言わずと知れたブラスの人気曲ばかり。シエナ・ウインド・オーケストラから紡ぎだされる極上のカンタービレ、パッション溢れるブリリアンテはまさに宮本&シエナならでは。絶品のマリアージュ。ブラスアンサンブル、ここに極まれり ! 絢爛・官能・昇華 指揮者・宮本文昭、堂々のデビュー まさに手に汗握り、心ふるえるブラスの一大絵巻!…収録曲は、HPでご覧ください…というのも、もう一つお話しがあるのです。
http://miyamotofumiaki.com/maps/

その2:
宮本文昭&オーケストラMAP'S 
アイネ・クライネ・ナハトムジーク

2s_2
セレナード 第13番 ト長調 K.525 
  「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
ディヴェルティメントニ長調K.136
ディヴェルティメント変ロ長調K137
ディヴェルティメントヘ長調K.138


 オーケストラMAP'Sは、荘厳華麗で質実剛健、宮本文昭と仲間たちが一体となって取り組む弦楽アンサンブルを基本構成とする室内オーケストラ。2007年12月、宮本文昭がプランナーをつとめるJTアートホール室内楽シリーズの中で、宮本が新たな活動の核に据える音楽プロジェクトとして誕生。コンサートマスターに矢部達哉を迎え、各弦楽器セクションの首席には、宮本文昭が信頼を置くスペシャリストたちが勢揃い。
 それもさることながら、私は今回の演目に注目したい。何故って、最初に聴いたモーツァルトが、「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」。モノラル・レコードでB面がディヴェルティメント ニ長調 K.136だったのだ。忘れもしないカール・ミュンヒンガー(1915.5.29-90.3.13)が45年に創設したシュトゥットガルト室内管弦楽団。端正な演奏だった。言いたいのは、宮本指揮MAP'Sの演奏が、50数年前に十代の私が初めて聴いたモーツァルトの音色を呼び覚ましたということだ。特に2曲目のK.136が鳴りだした時、ふつふつと(いま流に言うと)“解凍”されたのだった。
お求め・詳細はMAP'SのHPで。
 
 
 
http://miyamotofumiaki.com/orchestra_maps/record.html
 また、この「アイネ・クライネ…」はyoutubeで聴くことができます。
http://www.youtube.com/watch?v=hzYqcPty2s4
注:写真は、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2012年4月22日 (日)

武田千宜 ソプラノ リサイタル vol.2
Chiyo Takeda Soprano Recital vol.2 
6/2
(土)pm2:00開演(pm1:30開場 
プラザノースホール120602sop

さいたま市 地域中核施設
http://www.plazanorth.jp/access/

ソプラノ 武田 千宜
ピアノ  星  和代

1部 オペラ アリア
・モーツァルト作曲「フィガロの結婚」
 
とうとう嬉しい時が来た~恋人よここに
・ドニゼッティ作曲「愛の妙薬」
 
受け取って、これで貴方は自由よ
・ベッリーニ作曲「夢遊病の女」
 
ああ、信じられない~晴れやかな日
・ベッリーニ作曲「カプレーティ家とモンテッキ家」
 
ああ、幾たびか
・ヘンデル作曲「エジプトのジュリオ・チェーザレ」
 
ああ、私に憐みを
 嵐で難破した船が
・ロッシーニ作曲「ランスへの旅」
 
優しい竪琴よ

2部 ドイツ リート
・モーツァルト歌曲より

「すみれ」「クローエへ」
・ベートーヴェン歌曲より
「我は汝を愛す」「君への想い」
・シューベルト歌曲より 
「野ばら」「春の気配」「憧れを知る人だけが」
「音楽に寄せて」「子守歌」 ほか

http://chiyo-takeda.cocolog-nifty.com/about.html
 このプロフィールを一見して解せなかった。音大でピアノを専攻して何故オペラ歌手なの?
 でも読み進むうちに見えてきた。歌が好きなのだ。まず合唱団員として海外の舞台を踏み、ピアノを弾いてオペラの現場、合唱団の指導、云々。「ピアニストとして、オペラ歌手として、また、指揮者として活躍し続ける非常に才能あふれる逸材」とあるが、然もありなん。
 …でも、そんなことを知ったのは後のこと。昨秋、かつしかシンフォニーヒルズ・モーツァルトホールで催された《フィガロの結婚》で、スザンナ役を経験豊かな“オペラ歌手”として演じていることに注目した。舞台では終始スザンナとして振る舞っていた。この当たり前のことができる歌手はとても貴重だ。
 今回のリサイタルの演目は、前半はこれまで演じてきたオペラから、後半ではドイツリートを披露する。
 馴染みがない会場だが、新宿湘南ラインで大宮から一駅、都心から50分前後だ。
http://www.plazanorth.jp/access/
全自由席 一般3,000円、学生(大学生以下)1,500円
※学生チケットのご購入には学生証のご提示が必要です。
主催・申込み:グルッポ・フィオーレ 
Fax:048-687-0495
問い合わせ:
090-9145-9540(武田)
Mail:ciyo_takeda@t.vodafone.ne.jp
http://chiyo-takeda.cocolog-nifty.com/blog/2012/03/post-14dd.html
後援:公益財団法人東京二期会、埼玉オペラ協会
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2012年4月21日 (土)

飯守泰次郎/ブルックナー・ツィクルス第1回
東京シティ・フィル第259回定期演奏会

5/16
(水)pm7:00
東京オペラシティコンサートホール

pm6:15から飯守泰次郎のプレ・コンサート・トーク

モーツァルト / ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲 変ホ長調 K.364
ブルックナー / 交響曲 第4番 変ホ長調 「ロマンティック」

指揮/飯守泰次郎
ヴァイオリン/ジェニファー・ギルバート
ヴィオラ/ハーヴィー・デ・スーザ120516


 今春、桂冠名誉指揮者の座についた飯守マエストロのブルックナー・チクルスがスタートする。
 新ツィクルスのスタートだからなのか、その前座に据えられているのは、何とモーツァルトの二重協奏交響曲。ヴァイオリンのジェニファー・ギルバートは、ニューヨーク・フィルの音楽監督アラン・ギルバートの妹さん。彼女は滅多に名演奏に出会えないシベリウスのヴァイオリン協奏曲で、いま私の4指に入るヴァイオリン奏者だ(ちなみに他の3人は小林美恵、ラクリン、クレーメル)。
 で、その彼女が今回共演するヴィオラのハーヴィー・デ・スーザは彼女の夫君。お二人のプロフィールはこのURLで御覧いただくとして、ま、これ以上は望めないデュオでしょう。息の合った共演を期待しています!
http://www.cityphil.jp/about/259.html
 さて、メインディッシュに取りかかろう。新しいポストに就いた飯守が、最初に選んだプログラムは、ブルックナーの交響曲ツィクルス。飯守が心から敬愛するブルックナー。“1曲1曲じっくりと取り組みたい”と、1年に1曲ずつ、4番、5番、7番、8番、9番を取り上げていくという。
 今回、飯守がこだわったのは、スコアの選択だ。「ロマンティック」を演奏するに当たって、彼が選んだのは《ハース版》。その訳は、
「ハース版はノヴァーク版に比べて指示が少なく、指揮者の解釈の幅が広がるから」だという。昨年度のチャイコフスキー交響曲シリーズで証明されたように、今まさに円熟のときを迎えた飯守が、絶対の信頼を置いている東京シティ・フィルと創り上げるからには、“これまでにないブルックナーになる”だろうという期待だ。
…私事で恐縮だが…数年前、大町/東フィルで実はブルックナーを初めて意識して聴いた。トロンボーンをはじめとるす管楽器群が指揮者などそっちのけで吠えまくり、フォルテとフォルテッシモしかない耳をつんざく怒濤の繰り返し。湘南海岸で育った子供の頃の台風の岸壁を思い出した。このとき、目はつぶれば見えなくなるが、耳は覆っても聞こえてくることに気づいた。以来、ブルックナーと大町某のアレルギーは、つい最近まで続いた。
 今回は、私にとって文字通り“仕切り直し”のブルックナーなのだ。
 その任を負ったマエストロ飯守。彼の“オーケストラル・オペラ”による《ニーベルングの指環》は私にとってワーグナー“開眼”だった。ワーグナーの《リング》が東京シティ・フィルの第一最盛期だとすると、宮本監督との両輪で、第二最盛期を迎える…正夢になって欲しい。
 本公演に先立って4/24(火)PM7:00、ティアラこうとう大会議室で飯守マエストロの“ブルックナー・レクチャー”(1,000円)が予定されている。この5/16定期公演を聴かれる方には無料招待とのことだが、第4番について、また今回使用する楽譜のハース版についてなど、毎回プレ・トークで司会する岩野裕一をゲストに迎える。
http://www.cityphil.jp/concert/c2012/s20120516.html
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2012年4月20日 (金)

土屋美寧子ピアノリサイタル
~先達へのオマージュ~
“Homage to precursors”

5/25
(金)pm7:00
東京文化会館小ホール

モーツァルト:グルックの歌劇「メッカの巡礼」から
   
「我ら愚かな民の思うは」による10の変奏曲 ト長調 K.455
ブラームス:ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ 作品24
武満 徹:雨の樹素描
Ⅱ―オリヴィエ・メシアンの追憶に
ラヴェル:クープランの墓

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 夫君のヴァイオリニスト和波たかよし氏とのデュオ活動に忙しい土屋さんも、2年に一度だけ御自身のリサイタルを開催する。毎回しっかりとしたコンセプトのもとにテーマが決まる。今回は“先達へのオマージュ”と称して、選曲の経緯を語っておられる。
…今回のプログラム前半は変奏曲です。天才の手で、先輩作曲家のシンプルなアリアが魅力的な姿に変奏され、ひいてはモーツァルトではチャーミングなオペラの世界が、またブラームスでは重厚なシンフォニーの世界が広がってゆく素晴らしさを聴いていただきたいと思います。
 後半は、武満徹がチェレスタのような澄んだ響きで、敬愛していたフランスの作曲家メシアンを追憶する小品。そして戦争で失った友人たちのポートレートをフランス古典組曲の形式で描いたラヴェルの組曲です。
 2011年は、身近にあった命が、またこれまで培ってきたさまざまなものが一瞬にして消滅するショックを味わった年でした。先達への尊敬と愛情がこもったこれらの作品を味わい、それぞれの作曲家が見せてくれる個性あふれる新たな領域に触れて、今、生きていられることに感謝するとともに、さまざまな困難のある現状を超えてゆく力が、音楽によって授かるような一夜を皆様と共に過ごせたら幸せです。
 土屋さんのプロフィールは、
http://www.music-wanami.com/profile/tsuchiya.html
公演の詳細・申込みは下記へ。
全自由席 ¥4,000
ミリオンコンサート協会 : Tel:03-3501-5638
http://www.millionconcert.co.jp/monthly2.html#_5
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。
☆5/18(金)11:30~12:30 名古屋・宗次ホール
ランチタイム名曲コンサート

ブラームスとラヴェルを演奏します。
全自由席¥1000
お問合せ:宗次ホールチケットセンターTel:052-265-1718

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