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2006年5月18日 (木)

銀座十字屋で生誕記念トーク

モーツァルトを語る午後
Pf斎藤雅広vs松井菜穂子Sop
6/27(火)pm2:00銀座十字屋ホール060627_2

 ソプラノのリサイタルに行くと、二度に一度は齋藤雅広がピアノを担当している。それほど歌手から信頼されているわけだ。伴奏者だから彼はひと言も口をきかずに退場するのだが、実は話し好きでマイクを持たせたら離さないという噂がある。その噂はホントで、音楽談話はお手のものなのだ。
 そんな彼と、永年リサイタルを聴かせて頂いて来たソプラノ松井菜穂子さんが、ジョイント。毎月のように彼の伴奏ピアノは聴いているが、彼女の歌は今年初めて聴くことになる。
 テーマは‘モーツァルト生誕250年記念’。「もし長生きしていたら」、どんな曲を作っただろう、とか、名ピアニストでもあったモーツァルト、どんな演奏をしただろう? など、ピアニスト齋藤ならではの‘雑学講座’だというから楽しみだ。
 演目は、斎藤がピアノソナタ、松井は「フィガロの結婚」などからアリア、宗教曲「アレルヤ」、歌曲「すみれ」など。
茶菓付き5,000円。
申込み:Tel:03-3561-5250 http://www.jujiya.co.jp/
     ☆
もし、平日の昼は都合つかないという方は、松井さん恒例のリサイタルをどうぞ。題して
Naokoの気軽にクラシックしまShow !!
7/9(日)pm2:00・津田ホール  http://www.matsui-naoko.com/

北米の気鋭、ファレッタ初来日

ジョアン・ファレッタ/都響定期演奏会
6/22(木)pm7:00 サントリーホール
6/27(火)pm7:00 東京文化会館060622

 いま日本で話題の女性指揮者といえば西本智実。宝塚のズボン役みたいな人気で、家内の友人らに「最前列が欲しい」などとチケットの予約を頼まれたりする。そんななか、この春、ご覧のチラシが出回って、‘アメリカの気鋭’ ジョアン・ファレッタが初来日。都響と3公演を打つ。
 バッファロー・フィルとヴァージニア響の音楽監督、加えてホノルル響の芸術顧問も兼任という肩書きに、ワシントン・ポストやニューヨークタイムスが絶賛などなど、賛辞は尽きない。ジュリアード出の博士だから才女には違いないが、そんなことより、都響との二つの定期公演は、いずれも演目がニクイ。ひょっとして人気の秘密は、このプログラミングにあるのかもしれない。
 22日のサントリー公演は「生誕250年にモーツァルトを讃える小粋なプログラム」と称して、以下の4曲だ。
*モーツァルト:セレナーデ8番「ノットゥルノ」-4つの小管弦楽のための
*チャイコフスキー:組曲4番「モーツァルティアーナ」
*イベール:オマージュ・ア・モーツァルト
*モーツァルト:交響曲39番 060627_1

 27日上野の公演は「ストラヴィンスキーがバロックに思いを馳せたバレエ曲とロッシーニ」、一味違うイタリアの夜なのだ。
*ロッシーニ:歌劇「イタリアのトルコ人」序曲
*レスピーギ:「ロッシニアーニ」 ロッシーニの小品集「老いのいたずら」による管弦楽組曲
*ストラヴィンスキー:「プルチネッラ」 ペルゴレージによる3声と小管弦楽のための1幕のバレエ 全曲版
ソプラノ半田美和子  テノール経種廉彦  バリトン福島明也
http://www.tmso.or.jp/




 

金管五重奏の世界を模索中

ブラスアンサンブル<ブロウ>第3回定期演奏会
6/17(土)pm7:00・東京文化会館小ホール060617_

 フリーのホルン奏者藤田乙比古を中心に世界トップレヴェルの演奏を目指すべく、2003年に結成されたブラスアンサンブル。昨秋、弦楽アンサンブルにゲスト出演していた藤田のホルンを聴いただけで、オススメしていいんだろうかと逡巡したが、「毎回、若手の作曲家や演奏家に作品を委嘱し、レパートリーの拡充を図る」とプロフィールに謳い、この夏、三鷹芸術センター<風のホール>でCDレコーディング、年内発売の予定とのことなので、ちょっとしたアナ狙い。
 チラシを見ても、バッハ以外の演目は知らない作曲家ばかり。で、以下、藤田氏にお助けいただいた。
 バッハ / トッカータ&フーガ:言わずとも知れたバッハの名曲だが、金管楽器でどれだけオルガンのような壮麗さと即興性を表現できるだろうか?
 エンリケ・クレスポ/スピリチュアルワルツ:クレスポは、ドイツで活躍する超一流金管楽器奏者のアンサンブル<ジャーマンブラス>のメンバーで、トロンボーン奏者。洒落たハーモニーに満ちたモダンな雰囲気は、ブラスの響きをより魅力的に感じさせてくれる。
 戸田多佳子/<遊戯Ⅴ>(委嘱作品):戸田さんは、桐朋学園大、三善晃門下で、現在、作曲家、編曲家のみならず、ピアニストとしても活躍されている。<遊戯Ⅴ>は小さな3曲からなる作品で、現代的でありながらも、彼女の得意とするバリやチベットなどの民族音楽素材で、エキゾティックなアロマに溢れた音楽に仕上がっている。
 マイケル・デイヴィス/ゴザム(GOTHAM):GOTHAMとは、ニューヨーク市の俗称。ニューヨークで活躍する名ジャズトロンボーン奏者、マイク・デイヴィスが、ニューヨークフィルハーモニーの5人のスーパーブラスプレイヤーのために書いた小品。
 パキート・デリヴェラ/4つの小品:キューバ出身の名ジャズクラリネット奏者、デリヴェラの作品。それぞれ様々な編成のためにかかれたものだが、作曲者自身により金管五重奏にリアレンジされた。ラテンジャズテイストを感じさせる魅力的な音楽。
 レギュラーメンバーは、ホルン藤田、トランペットが紅一点の水谷真季と砂川隆丈、トロンボーン井上康一、チューバ畑山隆司の5人。プロフィールはHPでご覧ください。
 予め下記のメールアドレス宛に注文すると、500円引きの2,500円になり、公演当日、受付に取り置かれる。
注文先ottorino1@jcom.home.ne.jp
HP:http://members.jcom.home.ne.jp/ottorino1/blow/  

2006年5月15日 (月)

没後120年、 リスト賛歌!

武蔵野音大プロデュース   サントリーホール デビューコンサート2006
フランツ・リスト没後120-その知られざる顔060615_1
6/15(木)pm7:00
サントリーホール(小)

  ‘ピアノのパガニーニ’と、書き出そうと思って、念のため物の本を開いたら、なんと当時、超人気ピアニストのリストは、パガニーニの演奏を聴いて奮起一転、新しい奏法を生み出そうと決心した、つまり、作曲家の道を歩むことになったのだという。このチラシには、こうした関心を呼び起こす力がある。とはいえ、イマイチ思わせぶりで具体的な内容は分かりにくい。で、当日、解説を担当される福井直昭氏にチョッと種明かししてもらった。
 文筆家にして、教育者、時には指揮者、最後は宗教家。ロマン派の時代に生きながら、無調や印象派を先取りした天才。-その知られざる顔、とあるが、武蔵野音大の図書館に写真集があって、そこには300点もの文字通りリストの「知られざる肖像写真」が掲載されているそうだ。
 この催しは、サントリーホールが若い力を育てようと公募した企画のひとつで、多面的なリストを知ってもらおうという音楽会だ。リストがピアノに託した多面的な表現、のみならず、有名なピアノ曲の元になった歌曲も、女声合唱も、室内楽もある。
 モーツァルトの生誕ばかりが取り上げられる昨今、‘没後120年’を機に、リストに目を向けるチャンスをくれた音大生に感謝したい。
全席自由 2,000
サントリーホールチケットセンター
03-3584-9999

2006年5月11日 (木)

気鋭のメゾソプラノに注目!

モーツァルト室内管弦楽団 第42回定期演奏会
6/11(日)pm2:00・日本橋公会堂060611
(地下鉄半蔵門線・水天宮前)

 1972年に設立され、42回の定期公演を重ねている。これだけ続くアマチュアのオケもめずらしい。97年にはドイツへの演奏旅行を挙行。この5/4、丸の内で催された“熱狂の日”に参加し、今回の演目でもある交響曲31番「パリ」などを演奏した。
 今回、取り上げたのは、将来オオモノ間違いなしの新進メゾソプラノ、澤村翔子が共演するからだ。一昨年、R.シュトラウス「ナクソス島のアリアドネ」の作曲家役で、役になりきる熱演を目の当たりにして以来、追っかけている。
 今春、「カルメン」のメルセデス役で東京オペラ・プロデュース公演デビュー。ズボン役は十八番で、今回は「フィガロの結婚」のケルビーノ、それに「皇帝ティトの慈悲」のセストのアリア。ハ短調ミサ曲からも歌う。公演の締めはベートーヴェンの交響曲第8番。
 指揮の角岳史は、新国などのオペラ・オペレッタの副指揮を皮切りに、99年、劇団四季のロングラン「オペラ座の怪人」でミュージカル指揮者デビュー。楽団、合唱団の指導者として各方面で活躍し、現在、日本オペレッタ協会の指揮者。
全席自由:¥1,000円 問い合わせ:042-721-6638(楠田)
http://orchestra.musicinfo.co.jp/~mco/

2006年5月 9日 (火)

大リーガー大植英次、凱旋!

大植英次/ハノーファー北ドイツ放送フィル
6/8(木)・(金)pm7:00 サントリーホール06060809

 メジャーリーグで日本の野球選手が活躍する昨今、これまであまり放映してこなかったNHKが、衛星放送で生中継したりする。スポーツニュースでも、その日の活躍は必ず報道される。
 クラシック音楽界でも、最近、とみに欧米で活躍する邦人演奏家は増えている。でも、メジャーリーガーとなると、つい最近まで、巨匠・ウィーンフィルの小澤征爾しか話題にならなかった。が、昨年、突如、異変が起きた。ワーグナー上演の総本山、バイロイト音楽祭の開幕を大植英次が任されたのだ。東洋人として初めての快挙。それも、なんと新演出の「トリスタンとイゾルデ」だ。
 その大植が、8年前から首席の座に着くハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニーを率いて来日する。正に凱旋だ。東京公演の第1夜はオール・ワーグナーで、楽劇「ワレキューレ」第1幕(演奏会形式)など。第2夜はオール・ベートーヴェンで「田園」と「運命」。
 我が家は、もう4年前のことだが、読売日響に大植が客演して以来、家内がぞっこん。その時の演目が、ベートーヴェンとチャイコフスキーの交響曲第4番だったので、今回もベートーヴェンをゲットしている。確かに“名曲を名演奏してこそ超一流”、お手並み拝見なのだが、ここはワーグナーも棄てがたい。何しろとっておきのソリストを引き連れての来日なのだから。
 ソリストのプロフィールやツアーの日程は、招聘元のHPでご確認ください。
http://www.kajimotomusic.com/

 

2006年5月 5日 (金)

ウィーンから‘器楽&声楽’アンサンブル来日

ウィーンヴォーカル インストゥルメンタル ソリステン
6/6(火)pm7:00・紀尾井ホール060606

 ウィーン・フィルの首席ヴァイオリン奏者ペーター・ゲッツェルが弦楽メンバーとピアニスト、それに歌手二人を加えて結成した、‘器楽&声楽’の異色アンサンブル。
「音楽は知識ではない」をモットーに、斬新な音楽会づくりを目指している。ということは、このブログの趣旨「音楽のガクは学問の学にあらず、‘音を楽しむ’でしょ!」とピッタシ同じ。行かずばなるまい。
 ヴァイオリン2人、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、ピアノ、各1人。
 ソプラノのグラツィナ・ヴォイタノフスカはポーランド生まれ、『ドン・ジョヴァンニ』のエルヴィラ、『カルメン』のミカエラ、『トゥーランドット』のリュウ、『こうもり』のロザリンデなどの役をこなすヴェテランで、主にベルリンで活動している。
 メゾのマーレン・エンゲルハルトはザルツブルク生まれ、モーツァルテウム音楽院とウィーン音楽大学で学び、02年からウィーン・フォルクスオーパーに出演するかたわら、テレビ番組の司会も務める若手のホープ。
  演目は、そのほとんどは馴染みの曲。前半はモーツァルトで、開幕は、よくある『フィガロの結婚』序曲だが、弦楽アンサンブルで聴くのは初めてだ。次の演奏会用アリアは、親しいソプラノ歌手のために、他人様の歌劇の挿入歌として作曲。その次の、ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲1番は、大司教から依頼されたM.ハイドンが病に倒れたので代わりを果たした。などなど、曰わくつきも登場。
 デュエットは、定番、伯爵夫人とスザンナの手紙の二重唱、それに、私は初めて聴くサンサーンスのボレロ「不幸な男」など。メゾの定番はオペレッタ『こうもり』から男爵のアリア。
 これら、通常オーケストラバックの曲を、弦楽+ピアノのアンサンブルで演ずるわけで、その編曲はスリリングな楽しみだ。
ツアー情報・申込みなど詳細は、招聘元のmusicaへ。
http://www.musica.co.jp/

2006年5月 1日 (月)

超画期的モーツァルト生誕記念

東京ニューシティ管弦楽団が披露
モーツァルト
“新・交響曲37番「ポストホルン」”
6/2(金)pm7:00・東京芸術劇場060602tnco37

 第37番の交響曲は、モーツァルトが作曲したのは冒頭の序奏だけで、後は丸々M.ハイドンの作だと分かっている。なまじ序奏の自筆譜が残っていたために、楽譜出版社が交響曲37番として出版してしまったのだが、現在は欠番といってよい。その空いている37番に、ふさわしい交響曲を填め込もうというのが、この催しだ。
 こんな先例がある。交響曲35番「ハフナー」は、元は確実に5楽章か6楽章のセレナードだった。どういう経緯かは紛失しているので詳細不明だが、現在は4楽章の交響曲だ。凝縮することで、交響曲に昇格させた知恵者がいたのではなかろうか。
 最後のセレナーデ13番は、5楽章で作曲されたが、現在残っているのは4楽章。これは、当初の第2楽章が紛失したとのことだが、私はかえって良かったと思う。アレグロ・アンダンテ・アレグレット・アレグロという端正な4楽章形式で、そこには交響曲の凝縮された姿がうかがえる。「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」のニックネームに相応しい珠玉の名曲だ。
 今回、白羽の矢が当たったのが、セレナーデ第9番「ポストホルン」だ。昔は3楽章の交響曲としても演奏されたそうだが、これまた、しっかり全7楽章が残っていたので、セレナーデとして出版されてしまった。今回は、後期の交響曲に相応しい4楽章でデビューする。割愛した楽章にも棄てがたい逸品があるので、そのうち1曲はコンサート・アリア演奏の間奏曲として登場させるという。
 また、この日は旧・37番も比較のために演奏される。軍配はモーツァルトに、、、、とくと御覧あれ!
“モーツァルトにはまだこんなチャーミングな交響曲があったのだ!”
 オッと、忘れちゃいけない。この日の催しは盛りだくさんで、なんとピアノ協奏曲20番もある。ソリストのプロフィールなど詳細は、主催者のHPで。
 http://www2.plala.or.jp/newcity/top.page.htm

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