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2006年7月28日 (金)

イタリアン・パッションの夕べ

パルマ・オペラ・アンサンブル
マルコ・ベルティ砂田涼子

9/6(水)pm7:00 紀尾井ホール060906

 ヴェルディのお膝元パルマのレージョ劇場で活躍する精鋭のアンサンブルが、初めて来日する。名付けてパルマ・オペラ・アンサンブル。
 同行するマルコ・ベルティは本格的‘テノール・スピント’、今夏もヴェローナ音楽祭では、「アイーダ」のラダメス、「カルメン」のホセに出演予定。ヴェルディ没後100年記念以来5年ぶりの来日で、今回歌うラダメスと「トゥーランドット」のカラフは2008年の来日公演が決まっているという。
 初めて聴く傑物もさることながら、共演するソプラノの砂田涼子も外せない。藤原歌劇団01年「イル・カンピエッロ」公演でガスパリーナ、 同じく「イル・カンピエッロ」の04年の公演ではニェーゼを演じた。このオペラは、ヴェリズモ様式のエッセンスともいえ、私にとって、ヴェリズモ・オペラの入門でもあったから、印象深い。今回は、「フィガロの結婚」の伯爵夫人、「トゥーランドット」のリューを歌う。この10月には、藤原公演「ランスへの旅」に出演が決まっている。
 楽団は、ヴァイオリンとヴィオラ2、チェロ・コントラバス・フルート・オーボエ・クラリネット・ホルン各1の10名による室内アンサンブルで、日頃、世界一耳の肥えた聴衆の評価に曝されている。ラテン系のノリも大いに期待している。
http://www.lattesa.co.jp/
注:写真はクリックして拡大後、いったん保存してから開くと下方も見られます。
 

2006年7月20日 (木)

秀吉が聴いた西洋音楽は?

天正少年使節と音楽の旅
9/3(日)・11/23(木・祝)
いずれもpm2:00 サントリーホール060903

 1583年(天正10年)、ローマに向けて海を渡った少年使節団。最年少13歳という幼い少年たちは、9年にわたる長い旅の先々で欧州の様々な音楽に触れた。この2回の催しは、中世・ルネッサンス音楽研究の第一人者、皆川達夫の長年に渡る成果が音楽会の形で披露されるもの。少年らが習得した様々な音楽が史実に則して演奏されるという。
 もう10年以上も前のことだが、浜離宮朝日ホールで開館5周年記念事業にかかわって、イベントのテーマ「万葉集からフォークソングまで」で、唯一実現できなかったのが、「日本で最初に西洋音楽を聴いたのは信長or秀吉」だった。あわただしい新聞社のスケジュールと研究者のライフワークのスパンと合うわけもなく、いま思えば無謀だったのだが。
 振り返れば学生時代。新進助教授にしてグリークラブ部長だった皆川先生は、学位論文ジョスカン・デ・プレの、古い記譜法で書かれた譜面を、私たちが歌えるよう今の楽譜に書き起こし、そのミサ曲は定期演奏会の演目になり、自費出版のLPレコードにまでなった。 
 恩師のライフワークが、演奏会として広く人々の前で披露されるのは、感無量としか云いようがない。皆川先生の要を得た解説が、物語をより深く掘り下げてくれることだろう。
出演者・演目などは、主催のサントリーホールのHPでご覧ください。
http://www.suntory.co.jp/suntoryhall/sponsor/060903.html
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2006年7月13日 (木)

残暑払拭、二大絶美レクイエム

合唱団ZERO定期演奏会
レクイエム:フォーレラター
8/20
(日)pm2:00060820_1
なかのZEROホール

 指揮者・松岡究(はかる)のもと、昨年の同じ日にブラームス「ドイツレクイエム」で旗挙げした合唱団の、定期と名打った第1回の演奏会。私は、ソリストに佐々木典子さんが共演した今春のベートーヴェン「第九」で、この合唱団を知った。今回はソプラノ松尾香世子さん目当てで参上する。
 松尾さんは東京オペラ・プロデュースの秘蔵っ子で、「魔笛」のパミーナ、オッフェンバッハ「天国と地獄」ユリディス、「ヴァンパイア」エミー役などで、役になりきる名演技を披露。昨秋の2回目のリサイタルでは津田ホールを感動で満した。
 マエストロ松岡は、一昨年からベルリンに留学し、公演ごとに帰国されるが、直近では今春の「カルメン」東京オペラ・プロデュース公演がある。
 今回の管弦楽団のコレギウム・ムジクムは、松岡氏が命名して発足、間もなく10年になるアマチュアの団体だ。
 フォーレはレクイエムの定番のひとつといえる。が、ラターは、ボーイソプラノが歌う「ピエ・イエス」しか聴いたことがなく、この曲がレクイエムの中の1曲だということを初めて知った。何と20世紀の作家で、この10数年、合唱団の間ではラターは人気なのだそうだ。
 この合唱団は、永年、中野区内で活躍してきた音楽好きが、松岡究のもとに賛同して始まったわけだが、ブラームスの次にフォーレとラターとは、かなり自信がある団体だと見込んでよいだろう。
http://web-box.jp/picopico/ZERO/index.html
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2006年7月10日 (月)

宇宿允人の世界

フロイデ・フィルハーモニー定期演奏会
8/12(土)pm2:00・7:00
東京芸術劇場060812

 この楽団の公演チラシは、いつも崇高な佇まいのマエストロ宇宿の写真で迫力満点。だが、少々近寄りがたいこともあった。
 それがどうだろう、今回は、夏休みを視野に入れて、“お子様とご一緒にいかがですか?”と、管弦楽団にピアノ2台も加えた「サンサーンス/動物の謝肉祭」が演目に登場する。ピアノは英国で著名な若手の柏木薫とその妹の泉。で、連れのお子様(4~18歳)は、どの席も2,000円と、サービス満点。だから、昼夜2公演なのだ。
 しかも、ウリはこれだけではない。その前に、モーツァルトのクラリネット協奏曲が演奏されるのだ。ソリストは勝山大輔、といってもご存じないはず。マエストロが見込んだ音大生だから、全く無名の新人。休憩後はダイナミックな宇宿サウンドが期待できるチャイコフスキーの交響曲6番“悲愴”。盛りだくさんの夏休みの大イベントだ。
 で、もう一つ、オマケ。公開リハーサルもあって、下記の主催者に注文すると、練習日程も一緒に送られてくる。
主催:東京芸術音楽協会 Tel:03-3333-7278 Fax:03-3333-2333
http://www.usuki-world.com/
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2006年7月 1日 (土)

ア・カペラ混声合唱団が上京

ザ・タロー・シンガーズ
第8回東京定期演奏会

ドイツ合唱音楽の響き PartⅡ
7/23
(日)pm5:00 紀尾井ホール060723

 数年前、誘われながら都合がつかなかったとき、公演の記録写真を撮っていたプロのカメラマンが、「天使の声が舞い降りてきたのかと、思わず天を振り仰いでしまった」と絶賛、私は地団駄を踏むという苦い経験をした。以来、上京を楽しみにするようになった。
 1994年、里井宏次のもと大阪に発足したプロのア・カペラ混声合唱団。ソプラノとアルトが5人、テノール4人、バス6人の室内アンサンブルだ。
 “純度の高いアンサンブルが醸しだす芳醇な音楽”がウリだが、看板に偽りはない。
 今回は、好評だったドイツ合唱音楽の続編で、レーガー、ブラームス、ラインベルガー、バッハ、メンデルスゾーン。演目はほとんどが宗教曲だ。
 7/8(土)、同じ演目の神戸公演もある。詳細は、合唱団のHPで。
http://homepage3.nifty.com/tarosingers/
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