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2006年8月30日 (水)

Vn,Vc & 3Pianos,Wien

名  曲  の  060927
ウィーンわが夢の街
9/27(水)pm7:00
王子ホール

 いまが旬、登り調子の2人のピアニスト、近藤嘉宏と加羽沢美濃の演奏会と見た。が、初めて目にするヴァイオリンの松本蘭、チェロの寺田達郎、そして3人目のピアニスト近藤亜紀の名も載っている。
 演目は、この催しの副題になっている「ウィーン、わが夢の街」に続いて、シューベルト、モーツァルト、シュトラウス、ベートーヴェン、ブラームスの名曲が続く。ブラームスのピアノ三重奏曲第1番は、松本・寺田・近藤亜紀の若手が演奏するという。となると、いま旬の2人のピアニストは何を弾くのだろう。
 060927_1 チラシには何の能書きも企画意図も曝されていない。なので、嘉宏・加羽沢、どちらがどれを弾くのか知りたくなる。チラシのウラ面には、ていねいなプロフィールが載っている。
 嘉宏は、ペルルミューテルやオピッツに師事とある。オピッツといえば、彼の師匠を辿ると何とベートーヴェンにまで遡ると云われている。嘉宏は数年前、「どうせ目指すなら巨匠ではなくヴィルトォーゾ。なぜならその響きにはエンターテナーの趣があるから」だという。オオモノになる器だ。
 加羽沢は、3歳からピアノを始めて天才少女と話題になったが、芸大では作曲科に進む。TBS、フジテレビ、NHKと、テレビでクラシック音楽を広めた、業界にとっても貴重な存在だ。これまたオオモノになる、、、いや、充分すでに羽ばたいている。
主催:高嶋音楽事務所 Tel 03-5491-7245
http://www.t-artists.com/
注:チラシはクリックして拡大後、いったん保存してから開くと下方も見られます。

2006年8月18日 (金)

東京オペラ・プロデュース、秋公演

ドビュッシー作曲オペラ 日本初演
ロドリーグシメーヌ060921top
9/21(木) 9/22(金) 
いずれもpm6:30
北とぴあ さくらホール

 ドビュッシーのオペラといえば、超名作「ペレアスとメリザンド」しか見たことがないが、今回の公演は日本初演だから、それもそのはず。全3幕のピアノ譜を完成させたまま、作曲家がお蔵入りにしてしまったという。
 話は、恋人の家同士が犬猿の仲、いわゆる“ロミオとジュリエット”ものだが、この原作は、「エル・シド」というタイトルで、チャールトン・ヘストンとソフィア・ローレンという豪華キャストで映画化され名作として残されている。オペラとしては、1993年、リヨン歌劇場が、作曲家デニソフのオーケストレーション、ケント・ナガノ指揮で世界初演、この作品を世に知らしめた。今回は、ドビュッシーの手になるオリジナルの楽譜を再現すべく、2台のピアノで本邦初演。
 初日のシメーヌ松尾香世子は8/20、このブログでも告知した「レクイエム:フォーレ&ラター」でソロを歌ったばかり。だが、役になりきるタイプなので、やはり持ち味はオペラでこそ発揮されると思う。これまでに、「魔笛」のパミーナ、オッフェンバッハ「天国と地獄」ユリディス、「ヴァンパイア」エミー役などを見事にこなしている。
 両日とも、この団体の常連、実力派の歌手が登場する。
☆このブログで見たというと、S席のみ1割引で、7,200円になります。
http://members.ld.infoseek.co.jp/operaproduce/#77
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2006年8月16日 (水)

モーツァルト:レクイエム-死と再生-

読売日本交響楽団 特別公演
企画・構成 マンフレッド・ホーネック
9/23(土)pm6:00・東京芸術劇場
9/24(日)pm2:00・横浜みなとみらい060923__1

 モーツァルト生誕250年記念公演は、誕生日から8カ月経っても、まだ終わらない。ネットで紹介した公演で、もっと話題になってもいいのにという催しもあったが、反面、オススメしなくてよかったというような、情けない公演もあった。
 そろそろ打ち止めにしようと思うが、それには決定打を放たねばならない。・・・9月に入ったら話題沸騰、間違いナシが、“ホーネック指揮/企画構成”『レクイエム-死と再生』だ。
 ホーネックの企画意図は、「モーツァルトは人生の終わりとどのように向き合ったのか」。35歳の夭折なので、普通ならこんな企画はあり得ない。が、モーツァルトは、神がこの地に差し向けた使者だから、普通でなくてかまわない。
 絶筆となったレクイエムを軸に、グレゴリオ聖歌やフリーメーソンのための葬送曲、モーツァルトが父に宛てた手紙と大江健三郎書き下ろしの詩の朗読(江守徹)などを挟み、未完のレクイエムの最後を46小節のモテット<アヴェ・ヴェルムス・コルプス>で締めくくる。
 プログラムは以下のように予定されている。
=音楽の演奏は字で示されている=
グレゴリオ聖歌
・朗読 モーツァルトが父に宛てた手紙
〈フリーメーソンのための葬送音楽〉
グレゴリオ聖歌
〈証聖者のための荘厳晩課〉から「ラウダーテ・ドミヌム」
・朗読 大江健三郎の詩
グレゴリオ聖歌
・朗読 大江健三郎の詩
〈レクイエム〉から「イントロイトゥス」「キリエ」
・朗読 ヨハネの黙示録6,8-17
〈レクイエム〉から「セクエンツィア」
グレゴリオ聖歌
・朗読 ヨハネの黙示録21,1-7
〈レクイエム〉から
 「オッフェルトリウム」「ラクリモサ(涙の日)」
アヴェ・ヴェルム・コルプス
http://yomikyo.yomiuri.co.jp/requiem.htm
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2006年8月10日 (木)

二期会の『フィガロの結婚』

演出:宮本亜門  指揮:マンフレッド・ホーネック060916
9/16(土)pm5:00
9/17(日)pm3:00
9/18
(祝)pm3:00

9/19
(火)pm2:00

オーチャードホール

 もう何年も前のことと記憶していたが、前回の二期会『フィガロの結婚』から、まだ4年しか経っていない。
 私の『フィガロ・・・』歴は、ウィーン国立歌劇場の来日公演に失望し、翌年来日した英国ロイヤル・オペラ・ハウスでその借りを返してもらった後、国産ハナマル第1号が、この二期会公演だったのだ。
 前回ケルビーノを歌った林美智子は、その前々年、新星日響のコンサート形式「ペレアスとメリザンド」にイニョルド役で登場、そこで初めて彼女を知ったのだが、こりゃケルビーノ役にピッタリと思いきや、年明けの成人式コンサートにその役で登場、シテヤッタリ。そして、ほどなくオペラの本公演。ケルビーノは彼女の十八番(おはこ)になった。
 今回も登場する佐々木典子のノーブルな伯爵夫人も忘れがたい。その後の『ばらの騎士』元帥夫人とともに、これほど彼女にふさわしい役はないだろう。
 という具合に、初日組は外せないのだが、蝶々さんで記憶に残る腰越満美が伯爵夫人、半田美和子がスザンナの組も、これまた外せない。前回、ケルビーノ林の好ライバルだった井坂恵が今回は泉千賀に代わっているので、これまた対決を見届けねばならないし・・・。登場する歌手の聞き比べを言い出したら、きりがない。
 演出家は宮本亜門で前回と同じ。舞台装置は変更するが衣装は変えないという。ブラシアップに期待しよう。
 指揮者は、前回は新星日響の首席客演指揮者でお馴染みだったパスカル・ヴェロだが、今回は何と、マンフレッド・ホーネック。今夏のザルツブルク音楽祭でウィーン・フィルの「コシ・ファン・トゥッテ」を振ってから来日する。
 ホーネックは、これまで読売日響の客演指揮者として聴いているが、必ず名演奏が期待できるメチャ歩留まりの高い逸物。今秋は、この二期会公演の後、その読響とモーツァルトのレクイエムが予定されている。指揮だけではなく、彼の企画構成で、題して<死と再生>。これは、私が今年のモーツァルト生誕記念公演の打ち止めにしようと思っている催しなのだ。
 「フィガロの結婚」に話を戻そう。フィガロ婚礼の日、波瀾万丈の一日の出来事が目の前に展開する。舞台は18世紀のスペイン、伯爵の館にもかかわらず、今ここに居る私たちが出くわした出来事のように目の前で話が進んでいく。文字通り“真に迫る”とはこの事なりと思わせる。これは、ひとえに、天才モーツァルトの人物描写の筆力以外、なにものでもない。
http://www.nikikai-opera.or.jp/
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2006年8月 9日 (水)

日本フルトヴェングラー協会からのお知らせ

交響曲第3番 嬰ハ短調 日本初演
8/27(日)pm2:00 杉並公会堂060827 

 何とも急な話だが、フルトヴェングラー作曲の交響曲の日本初演とあっては、無視できない。
 今回初演される第3番は、4楽章建ての彼の最後の作品で、各楽章には、「1.宿命、2.人生の圧迫、3.彼岸、4.戦いは続く」と、表題がついている70分もの大曲だ。初演は彼の死の2年後の1956年、カイルベルト指揮ベルリンフィルだった。
 作者の手記に、こうあるそうだ。
・・・私がこの作品で示したかったのは、人を煙にまく数学ではなく、皮肉っぽく懐疑する今の時代特有の考え方でもなく、まさしく悲劇そのものである・・・
 演奏は、野口剛夫/東京フルトヴェングラー研究会管弦楽団。
 第1番の日本初演は、2002年に来日したワイマール・シュターツカペレ。第2番は1984年の朝比奈/大阪フィルとのこと。
主催・申込み:東京フルトヴェングラー研究会
http://www.kt.rim.or.jp/~otakesan/furt.htm

2006年8月 8日 (火)

三戸素子&シュテファン・モェラー

ヴァイオリン リサイタル
9/8
(金)pm7:00 東京文化会館 小ホール060908 

 三戸さんのコンサートは、いつも、‘血湧き肉躍る’エンターテイメントなのだが、今回のメインエベント、「クロイツェル・ソナタ」は、彼女がザルツブルグ留学中にこのピアニストと最初に取り組んだ思い出深い曲。「少しは大人になって弾こうとおもったのですが、いざはじめてみると、この音楽のもつ尋常ではないパワーに、やなり血が騒ぎ、理性より本能が総動員してしまうことになりそう」なのだそうだ。
 共演するモェラー氏は、今やウィーン音楽大学の教授にしてウィーン国際ピアノ協会会長と巨匠だが、共演するリサイタルで、暗譜で臨むというツワモノ。ベートーヴェン弾きモェラーとの火花を散らす二重奏の醍醐味が期待できること間違いなし。
 前半のメインに据えたショスタコーヴィチのソナタは、緻密な構成に加えて晩年の特徴である繊細な倍音やテーマの抽象化が魅力で、モェラーの力強い左手パートが硬質な曲想にあっているのだそうだ。
http://www.ozawa-y.com/Motoko_j.html
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2006年8月 1日 (火)

バロックでつづる音楽史の旅

ムジカ・レセルヴァータ 特別公演
9/7(火)pm7:00 東京オペラシティ・リサイタルホール060907

 バロック音楽を代表するイタリア、フランス、ドイツ、イギリス、その様式の違いを知ってもらおうという、いわば“バロック音楽入門”でもあるスペシャルコンサート。それらの国を代表する、ヴィヴァルディ、クープラン、バッハ、テレマン、パーセルらの曲を、ソプラノ松永知子とバロック・ヴァイオリン桐山建志を初めとする古楽アンサンブルのムジカ・レセルヴァータが演奏する。年配格のチェンバリスト岡田龍之介が志を同じゅうする精鋭を束ねている演奏団体だ。
 ソロを歌う松永は、この7月に6枚目のCD『バロック・カンタータ&アリア集』をリリースしたが、これはバロック歌唱のスペシャリストといっても過言ではない、見事な出来映えだ。今回の催しは、この刊行記念公演といってもよいだろう。
注:写真はクリックして拡大後、いったん保存してから開くと下方も見られます。

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