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2006年10月 8日 (日)

藤原歌劇団会心のロッシーニ

ロッシーニ「ランスへの旅」
10/20(金)pm6:30061020
21
(土)・22(日)pm3:00
東京文化会館

 ロッシーニといえば「セビリアの理髪師」しか知らないオペラ好きは、私も含めて多かろう。藤原歌劇団はこの3年間にロッシーニのブッファを3作発表、今回は“異色の最高傑作”「ランスへの旅」に挑む。
 ロッシーニは76歳と長寿だったが、早熟の天才、14歳で初作を発表し、40作目の「ウィリアム・テル」を書いた37歳を最後に、以降、宗教曲や室内楽に没頭したという。今回の「ランスへの旅」は33歳の35作目にあたる。これがイタリア語で書かれた最後のオペラで、その後はパリへ移りフランス語の作品を書いた。
 登場人物は18人で、際だった主役はおらず、全て温泉保養地に居合わせた名士。シャルル10世の戴冠式を記念して作曲されたのだが、戴冠式に出席しようとして保養地に足止めされたのが登場人物という仕掛けだ。数々のアリアと重唱、圧巻は14声による大アンサンブル、まさにベルカントの饗宴なのだという。先進イタリア・オペラの神髄をフランスに知らしめる記念碑的作品でもあった。
 1825年の初演(4公演)以降、作曲家が禁じたため、その後、楽譜が散逸したりして、1984年のロッシーニ祭まで159年間演奏されなかった。
 こうした経緯もさることながら、今回はロシアとアメリカ出身の2人を除いた16人の出演者に、これまでのロッシーニ上演で成果を収めてきたベテランから新鋭まで、藤原歌劇団の歌手がダブルキャストで総出演する、満を持しての公演なのだ。指揮のアルベルト・ゼッダは、昨年の「ラ・チェネレントラ」で絶賛されたロッシーニの権威。演出のエミリオ・サージと組んで01年から毎年、ロッシーニの生地ペーザロで若手公演を企画し、「ランスへの旅」も手掛けている。
 出演者など詳細は下記のHPでご覧ください。
http://www.jof.or.jp/opera_tickets/tichet_center/reims/reims.htm 
注:写真はクリックして拡大後、いったん保存してから開くと下方も見られます。

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