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2006年11月30日 (木)

天満敦子 クリスマス コンサート

withアマデウス室内オーケストラ
12/16(土)pm7:00061216
サントリーホール

 12月に入る前から街中は早くもクリスマス色に包まれている。といっても、何故か寒々しい青や白いイルミネーションが目立つ昨今。私らの世代は、やはりX'masといえば、赤。青いサンタクロースなんて考えられないでしょ。
 天満敦子がモデルの新聞連載小説「百年の預言」が単行本化されたころ、首都圏各地で催された彼女のリサイタル会場で、CDと一緒に並べた本の会場売り、当時、私は出版宣伝が本業だった。ご自分の著書ではないのに、彼女は協力を惜しまなかった。
 その当時から十八番(おはこ)の無伴奏は、今回もバッハ、シューベルトなどを前半に披露する。
 後半は、オーケストラとの饗宴で、モーツァルト、ヴィヴァルディ、そして彼女の持ち歌ポルムベスクの「望郷のバラード」など。
 アマデウス室内オーケストラと名乗ったのは1988年からだが、女性指揮者アグニエシュカ・ドゥチマルが創設したのは、その20年前のこと。76年に西ベルリンで開催された音楽祭でカラヤン・シルバー・メダルを獲得するなど輝かしい経歴。ポーランド放送に残されているレコーディングはバロックから現代まで、130時間を超えるという。
 音楽監督ドゥチマルは、ミラノ・スカラ座で演奏した最初の女性指揮者として名を馳せ、75年のカラヤン国際コンテストで名誉賞を受賞、イタリア大統領から「世界の女性」称号を与えられている。
http://www.aspen.jp/artist/foreign/2006/amadeus.html
注:写真は、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、全画面見られます。

2006年11月29日 (水)

東京ヴィヴァルディ合奏団のイヴイヴ

ファンタジッククリスマス
~足立さつきを迎えて~
12/23
(土・祝)pm7:00061223
サントリーホール
(小)

 創立45周年記念の今年を締めくくる公演。「もし、イ・ムジチが立って演奏したら、こうなるかもしれない」と、『四季』のCDを絶賛したのは、創立40周年だったから、あれから、早くも5年たった。
 合奏団のメンバーに女性は加えないという姿勢は今も貫いているが、独奏者には、たまに起用している。が、女声をゲストに迎えるのは初めてという。
 その足立さつきさん、このブログで取り上げるのは、今秋、3度目。オペラデビュー20周年と、彼女にとっても記念の年なのだ。
 今回の演目は、「クリスマス」と名のつく、コレルリとマンフレディーニの合奏協奏曲、団の代表・チェリスト渡部宏がバッハの「G線上のアリア」をチェロで、首席がヴィヴァルディの「四季」から“冬”を弾く。ソリッドな弦楽アンサンブルは、不肖私が太鼓判を押します。
 足立さんは、モーツァルトの晩祷から、フォーレのレクイエムから「ピエ・イエス」、ヘンデルは歌劇「リナルド」とオラトリオ「サムソン」からアリア、いづれも、クリスマスならではの逸品を歌う。
 ダニエル・カールさんのお話は、定評があり、この数年レギュラーを務めている。
 蛇足かもしれませんが、チラシに彩りを添えているのは“クリスマスローズ”だとか。バラには見えないといったら、バラではないと楽団事務局に諭されました。ので、チョッと調べました。「ヨーロッパ原産のキンポウゲ科の常緑多年草で、晩秋、高さ20センチほどの花茎に約5センチの花をつける。花弁状の萼片が5個ある」とありました。
http://www5.ocn.ne.jp/~vivaldi/2nd-index.htm
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2006年11月27日 (月)

イヴイヴのマチネはサントリーホールで

クリスマス
オルガンコンサート

12/23(土)pm2:00061223h

 オルガンコンサートというと、退屈と思われる御仁もおられよう。が、この催しは一昨年来、我が家が楽しみにしているエンタテイメント。間違いなくオススメ。
 題名がオルガンとあるので、敬遠される向きもあろうが、チラシを子細に見ると、オペラ歌手、少年少女合唱団、金管アンサンブル、それにチロルから民謡合奏団まで呼んで、今年はいつもにまして多彩な顔ぶれ。
 ソプラノの中嶋彰子は、新国の「フィガロの結婚」で見事なスザンナを演じたのが印象深い。来日組の中で唯一、邦人の出演者だった。
 東京少年少女合唱隊は、子どもにそこまで仕込むのかと唖然とするほど精緻な音楽を奏でる。
 チロル民謡の弦楽アンサンブルは、夫婦と娘2人、息子1人の五人家族で、弾き歌いもあるようだ。
 金管アンサンブルは、しなやかさで定評のある東京交響楽団の面々だ。
 演目は、ヘンデルの「メサイア」やプッチーニのオペラからアリア、賛美歌・クリスマスキャロル、そしてチロル民謡など、変化に富んでいる。小学生以上なら家族でも、恋人と、親しい友人らと、しばし、大都会の喧噪から隔離されて、別世界に漂う、これほどのゼイタクはなかろう。4,500円~3,500円とリーズナブルだ。
http://www.suntory.co.jp/suntoryhall/
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2006年11月25日 (土)

宇宿允人の楽団はここが違う

フロイデ・フィルハーモニーの「第九」
12/27(水)・28(木) pm7:00061227
東京芸術劇場

 一度でも聴きに行ったことがある方はお気づきだろうが、フロイデ・フィルの舞台は譜面台だらけに見える。通常、弦楽器奏者は二人一組でひとつの譜面を使うのだが、宇宿楽団は、全員が自分の楽譜を与えられる。その楽譜には、指揮者の意図が全て書き込まれている。
 その楽譜なのだが、先日、取材に伺って、びっくり仰天した。
 向かい合って話しているうちに、私の相手は同席しているスタッフに任せて、別の作業台に席を移して何事か作業の続きに戻った。のぞき込むと、パート譜を作っているのP1050697だそうだ。作業もいよいよ大詰めで、いま取りかかっているのは、この暮れの「第九」のチェロ・コントラバスのパート譜だという。
 既成の楽譜だと、曲の途中でめくらなくてはならないところが頻繁に出てくるので、そのままでは使えない。で、スコア(総譜)の五線譜を一段ずつ切り取ってバラバラにして、休止符が右下に来るようにレイアウトして、貼り付ける。左上の写真でお分かりいただけよう。これに、弓のアップ・ダウン(ボーイング)の指示、曲想の指示などを書き込み、必要枚数だけコピーするのだという。目だ立たせたい小節の番号は、その後に赤ペンで手書きする。80人もの楽団員、全員の楽譜を、文字通り手作り、労を厭わない、気の遠くなるような作業だ。
 最近、ビデオからDVDに復刻された、ブラームスの交響曲第1番を聴いた。なめらかな弦のアンサンブル、艶やかな管楽器の息吹は、まさにえもいえぬ妙なる調べ。永年のファンから復刻の強い要望があったということも、これを聴けば頷ける。
 加えて、今回の公演では、初日の舞台で知的障害者の合唱団が共演する。公演日まで足かけ2カ月、日曜日に自ら指導に当たっている。その様子は、既に毎日新聞で報じられているので、下記のURLでご覧ください。
http://www.usuki-world.com/concert/index.html
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20061123k0000m040150000c.html
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2006年11月24日 (金)

銀座2丁目ミキモト新館でオペレッタ

MIKIMOTOオペレッタ小劇場
12/19(火)pm7:00  06121921
12/20(水)pm2:00 
12/21(木)pm7:00
MIKIMOTO Ginza2
 

5F ミキモト アトリウム

 昨年12月にオープンした銀座2丁目の新しいランドマークタワー「MIKIMOTO Ginza2」、少々奇抜な外装なので、もうお気づきの方もおられるだろう。いつもは入れない5階のイベント・フロアが、オペレッタで幕を開ける。1年掛けて練り上げた逸品。というのも、手前みそで恐縮ですが、見込んだ新進のメゾソプラノ澤村翔子が起用されているからだ。
 出演は、ソプラノ日比野景、テノール佐藤伸二郎、小林由樹。
 日比野は、『魔笛』の童児でオペラデビューし、以後、「愛の妙薬」アディーナ、「ラ・ボエーム」ミミ、「椿姫」ヴィオレッタなどに出演。オペレッタでは「天国と地獄」「チャルダシュの女王」「メリーウイドウ」など、多くの舞台に出演している。
 澤村は、「フィガロの結婚」ケルビーノ、「ヘンゼルとグレーテル」の兄役、「ナクソス島のアリアドネ」の作曲家役など、ズボン役が十八番。まだ当分20代という、先が楽しみな新鋭だ。
 佐藤は、オペレッタ「天国と地獄」の地獄の酔っぱらいなどやらさせたら、彼のギャグで、稽古場の指揮者が吹き出し、演出家が「ほどほどに」とたしなめるのど芸達者な三枚目。「ジプシー男爵」のバリンカイ、「こうもり」のアイゼンシュタインなどの主役もこなす。
 小林は、「魔笛」パパゲーノ、「椿姫」ジェルモン、「カルメン」エスカミーリオなどをこなす、本格派だが、一方で「メリー・ウィドウ」、「こうもり」などのオペレッタで歌役者としての活躍もめざましい。
 “笑いあり、涙ありの人間ドラマ、オペレッタの名曲にのせてお届けします”と看板にある。
 前半は、「こうもり」、「ジプシー男爵」、「ボッカッチョ」など、オペレッタのアリアとデュオ。
 後半は、「メリー・ウィドウ」のハイライトという。
 ユニークな空間を活かした“歌の饗宴”になること、間違いなし。
http://www.mikimoto.com/jp/
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2006年11月23日 (木)

オペラデビュー20周年記念

足立さつきソプラノ・リサイタル
12/8(金)pm7:00
紀尾井ホール061208

 このブログでも記者会見の様子をお伝えした錦織健プロデュースのオペラ「ドン・ジョヴァンニ」。そこでツェルリーナを演じて全国行脚、と思ったら、11月には一転、クラリネット、ピアノと組んだ“スーパートリオ”(立川)で男2人を手玉にとって丁々発止。
 その足立さつきが、オペラデビュー20周年。その記念のリサイタルを開く。いま、立川の公演会場でサインを所望したCDで日本の歌を聞いているが、今度のリサイタルは演目が凄い。ご本人は、「いつものようにバラエティー豊かなプログラムです」というが、考え抜かれたことが分かる。チラシに謳った曲目のうち2曲変更になったと、連絡をくれた。
 …モーツァルトの軽やかな歌曲と、オペラ「フィガロの結婚」からスザンナの艶やかなアリア“恋人よ、早くここへ"。それに、今後もずっと大切に歌い続けたい日本歌曲。後半は、賑やかにイタリア歌曲で始め、締めは華やかなオペレッタです!
 ロッシーニの「踊り」のように激しい曲、プッチーニのオペラ「ラ・ボエーム」ミミの別れのアリアのように、しっとりと情感を込めて歌うものもあります。20年間支えて下さった皆様へ感謝の気持ちを込めまして、精一杯歌います!
 ピアノは、スーパートリオの盟友、斎藤雅広だ。
http://www.japanarts.co.jp/
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2006年11月18日 (土)

ppで惹きつける、ホンモノに遭遇!

11/17(金)・東京芸術劇場061117
NIPPON SYMPHONY

 月曜日のウィーン・フィルの腑抜けた演奏で始まった今週、口直しにCDを聴いたぐらいじゃ、この鬱憤は到底ぬぐい去ることなんか、できない。が、金曜の17日、表題の演奏会で払拭してあまりある感動をもらった。
 ウィーン・フィル来日公演の憤懣をぶつけた皆様宛てメールに、もうひと言をという便りが数通届いた。もしつけ加えるとすれば、‘溜(タメ)’がない、全く覇気のない演奏だった。
 その溜どころか、ピアニッシモで聴衆を惹きつけることができるホンモノの演奏に、出会えたのだ。右上のチラシをご覧になった方はほとんどおられまい。私は、このブログでも告知したスーパートリオの公演会場で手にしたのだが、問い合わせたら、既に満席と聞いて、紹介するのを見送ってしP1050616at_1まった。
 それが何と、手に汗握る熱演。モーツァルトのクラリネット協奏曲、第2楽章がこれまで聴いたことのないほどのスローテンポ、しかも思わず身を乗り出し耳を傾けてしまう静寂音。楽団員はよくもここまでついていけるものだ、感無量。第一楽章が終わったところで2割ほどの客が拍手した。恐らくクラシックの演奏会は初めてというお客さん だろう。彼らは、クラシックのすばらしさを最初の演奏会で体験したわけだ。彼らは幸せだ。その彼らも、次のピアノ協奏曲からは楽章間も息を詰めて聞いた。

P1050624at 5年前、ウィーン・フィルの来日公演で素晴らしいベートーヴェンを聴かせたサイモン・ラトルの言葉を思い出す。
「フォルテッシモには限りがあるが、ピアニッシモはゼロに近づけるのだから限りがない。演奏のダイナミックレンジは、ピアニッシモの出来によって決まる。如何に素晴らしいピアニッシモを演ずることができるか、それが我々の仕事だ」

 左上の舞台写真は、後半のドヴォルザーク「自然交響曲」の一場面だが、オーボエをここまで上向きにして吹く首席奏者に出会ったのは初めて。それに、こんなに弓を振り上げるコンサートマスターが他にいるだろうか? ここまで楽団員をのせる指揮者、新田孝はただ者ではない。しかも、この曲はご覧の通り、暗譜だ。
 ブランド志向から脱却したつもりでいた私だが、いや、まだまだ。知名度と中身は必ずしも一致しない。
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2006年11月13日 (月)

これを聴けば貴方もモーツァルト通

初めてのモーツァルト
The first pieces Mozart ever composed061218_1
12/18(月)pm7:00
東京文化会館小
ホール

 生誕250周年の今年も残り半月を切る12月の後半になっても、まだ、記念の年ならではの催しが続く。
 この催しは、日本モーツァルト研究所の海老澤敏が解き明かす、レクチャー・コンサートだ。 「せっかくのアニバーサリーだというのに、いまだ演奏されない曲が多々ある。で、全ての楽曲の一番を演奏したいという考えから実現した」。
 交響曲の一番はごく希に演奏されるが、有名なのにも関わらずヴァイオリン協奏曲の一番は演奏されることが大変少ない。ピアノ協奏曲に至ってはほとんど知られていないだろう。
「誕生と最初に作曲したものを掛けて、聴衆に色々感じ取って頂ければと思っています」という。
  初めての作曲(ナンネルルの楽譜帳から)、初めてのソナタ、初めてのアリア、初めての弦楽四重奏曲、初めてのピアノ三重奏曲、初めての交響曲、初めてのピアノ協奏曲、初めてのヴァイオリン協奏曲、計8曲が演奏される。
 出演者の詳細は、下記のHPでご覧いただくとして、海老澤氏の選りすぐり。著名なのは、何とテノールの御大、中村健。彼が「K21・行け、怒りにかられて」のアリアを歌う。リサイタルならいざ知らず、ソプラノなどの女声が登場しない公演はこれまた珍しい。
http://www.doria-international.com/
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モーツァルト、命日に聴くアリアと重唱

アリアと重唱で送るモーツァルト生誕250年
新東京室内オーケストラ 第21回定期公演061205
12/5(火)pm7:00
紀尾井ホール

 これまで、ウィーン楽友協会の協力を得て、「ウィーン古典派の系譜」シリーズをライフワークとする楽団。新東京室内オーケストラの公演は、協会の資料を基に編まれた丁寧なプログラムが配布され、それも楽しみだった。
 今回の主催は、海老沢敏が束ねる日本モーツァルト研究所だ。生誕記念が、モーツァルトをゆがんだ人気スター扱いし、“癒し薬”のように便乗販売したりする昨今が我慢ならん、真のモーツァルトを聴いて欲しい、と研究所長が腰を上げた。敢えて命日の12月5日を選んで、オペラ史上に燦然と輝くアリアと重唱を厳選したという。指揮は常任の前田二生。
 出演は、今秋の二期会「フィガロの結婚」ではまり役のケルビーノを演じたメゾソプラノの林美智子とバリトンの大ベテラン大島幾雄。
 演目は、ダ・ポンテ三部作の「フィガロの結婚」、「ドン・ジョヴァンニ」、「コシ・ファン・トゥッテ」、それに、「魔笛」、「皇帝ティートの慈悲」と「イドメデオ」のアリアと重唱。アリアだけなら、それぞれが別々に稽古すればいい。しかし、デュオとなると、稽古は2人揃って時間を割かなければならない。敢えて手がかかる催しをする、いかにも海老沢流ではなかろうか。
http://www.maedaoffice.com/schedule.html
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2006年11月10日 (金)

アンサンブル金沢、岩城宏之追悼公演

オーケストラ・アンサンブル金沢
“岩城宏之メモリアル”
11/28(火)pm7:00
浜離宮朝日ホール061128

 モーツァルトの交響曲を全41曲すべて録音するスタジオに、開館して間もない浜離宮朝日ホールが選ばれた。岩城宏之が自ら束ねる室内オーケストラ、アンサンブル金沢が3年半、春秋、各2公演づつ演奏し続けて完成させた。初期の不人気な交響曲にはピアノやヴァイオリン、管楽器のコンチェルト、それに歌曲やアリアを演目に加えて集客をはかった。
 この企画の途中から縁あって不肖私もホールのスタッフとして参画した。この楽団のステージマネージャーに仕事を教わったといってもよい。「洗面台の蛇口から水が漏ってるぞ!」と、マエストロに呼びつけられ、冷や汗をかいたこともある。
 ある日、突然、ホール事務室を訪ねてきた岩城さん、「がんセンターの帰りだ。薬を飲むから水をくれ」。見れば両手いっぱいに飲み薬を抱えていた。それやこれや、今では全てが懐かしい。
 今回の指揮は、5年前からゲストコンサートマスターを務めるギュンター・ピヒラー。ヴァイオリン協奏曲第5番を弾き振りする。彼の弾き振りは本邦初とか。ゲストのメゾ池田香織は、今回も全集当時歌った「フィガロの結婚」ケルビーノのアリアを歌う。
 この日の追悼は、武満徹「弦楽のためのレクイエム」で始まり、「ジュピター」でとじられる。
http://www.asahi-hall.jp/hamarikyu/event/detail.asp?id=751&month=11
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銀座十字屋でオペレッタ・ピアノ・ハープ    三夜連続演奏会

第16回霜月音楽会
銀座十字屋ホール(十字屋ビル9F)061122_4
第1夜:11/22(水)
第2夜:11/23(木)
第3夜:11/24(金)

いずれもpm7:00開演 

 銀座ならではの、質の高いアットホームなお話とコンサート。毎月の午後のサロンもさることながら、霜月(11月)は銀座十字屋の誕生月なので特別。今回の「霜月音楽会」は16年目を迎えて、オペレッタ、ピアノ、ハープと豪華な三夜連続演奏会となった。銀座通りに面したビルの9階、100人限定のサロン・コンサート会場で、小ぶりのグランドピアノがほどよい響きをきかせ、ドリンク付きの茶話タイムもある。
第1夜:魅惑のウィンナ・オペレッタ-その魅力と魔力- Photo
 オペレッタの第一人者、寺崎裕則さんのお話しとオペレッタアリアを楽しむ。演目が以下のように決まった。
☆ローベルト・シュトルツ「ウィーンは夜が美しい」
  オペレッタ[春のパレード] /針生美智子
☆シュトルツ メドレー
  ラングザマー・ワルツァー 「いとしのシェリー」
   シャンソン 「セアヴス・ドウ」 /木月京子
☆ヨハン・シュトラウス 「あたい、酔っぱらっちゃったの」(アンネン・ポルカ)/木月 京子
☆W・R・バイマン 「唯、一度の恋」オペレッタ映画『会議は踊る』
  /田代 誠・木月京子・針生美智子・田代万里生
☆R・シーチンスキー 「ウィーン、わが夢の都」ヴィーナー・リート
  /田代 誠・木月京子・針生美智子・田代万里生
第2夜:サンジェルマンからブリテン諸島を望む
・・・ドビュッシーとともに

Photo_1  この日は、ピアニスト小川典子の独演会。当日まで、表題の種明かしを楽しみにすることにしよう。
☆ ドビュッシー:
 「アラベスク1番」
 前奏曲集第1巻より「亜麻色の髪の乙女
 前奏曲集第2巻より「ピクウィック卿に捧ぐ」
 映像 第1集より「水の反映」
 ベルガマス組曲より「月の光」
 映像第2集(葉ずえをわたる鐘、そして月は荒れた寺院に落ちる、金色の魚)
☆ラフマニノフ:
 「音の絵」練習曲集より作品39-1、5、6、9
☆プロコフィエフ:
 ソナタ第7番「戦争ソナタ」
第3夜:ハープと語る色づく秋の夕べ
-気儘に語り合うハーピストの世界-
Photo_6  日本のハーピスト皆が世話になったといっても過言ではない大御所ヨセフ・モルナールを迎えて、愛弟子と語り且つ存分に弾いていただく。
☆グリンカト:テーマとバリエーション
☆ハッセルマン:小川
☆サルツェド:夜の歌
☆ヒンナー:夜のモデラートとロンド(ハープデュオ)
☆モルナール:ヒューモレスク
☆マニュエル・ド・ファリヤ:スパニッシュダンスNo1
http://www.jujiya.co.jp/event/simotsuki.html#top
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時空を超えたチェロの響き

鈴木秀美
バッハ無伴奏チェロ組曲
全曲演奏会・第2夜
11/24(金)pm7:00
東京文化会館
061124_1

 昨年の活動に対して送られる「第37回サントリー音楽賞」を受賞した鈴木氏。バロック・チェロ弾きで、恐らく彼を超える邦人はいないだろう。
 アンナ・ビルスマに師事し、1986年パリで開催された第1回バロック・チェロ・コンクールで優勝(2,3位なし)、85~93年ブリュッヘン率いる「18世紀オーケストラ」に所属し、86~01年はクイケンの「ラ・プティット・バンド」のメンバーも兼ねて、92年から首席奏者。実兄雅明主宰の「バッハ・コレギウム・ジャパン」の首席も務めているが、01年オーケストラ・リベラ・クラシカ」を創設した。
 評論家の加藤浩子さんが以下のように絶賛している。
「師のビルスマより時としてもっと自然に聞こえる・・・彼の<無伴奏>は、まるで耳元で語りかけているように親密だ。秋の夜長に味わうのには、うってつけの音楽だといえるだろう」
http://www.hdm-olc.com/hdm/index.html
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2006年11月 9日 (木)

ロンドンからVnの直送便

相曽賢一朗
第10回ヴァイオリンリサイタル
11/14(火)pm7:00
東京文化会館 小ホール

061114 急な飛び込みです。ロンドン在住のヴァイオリニスト相曽賢一朗の帰朝公演、といっても、私は初めて聴く名、信頼のおける専門家が絶対お薦め、お墨付きです。
 新人と思ったら、さにあらず、芸大在学中に奨学金を得てアメリカ留学、卒業後、1992年の文化庁の研修生として英国へ渡り、性があったようで、そのまま住み着いてしまった。いうなれば天才。一昨年、弦楽四重奏団を結成し、イギリス国内で活動し、日本でも毎秋公演している。教鞭もとる傍ら、子どもたちの教育活動にも力を入れているという。
 コンクールの入賞歴なども数々あるが、私が聴きに行く気になったのは、師事した師匠の名に、イヴリー・ギトリストとイダ・ヘンデルの名があるからだ。
 今回の演目は、モーツァルトのソナタKV454、ベートーヴェンは6番と9番「クロイツェル」、その間にエルンストの「庭の千草のテーマによる変奏曲」が挟まれていて、そそられる。
 共演するピアニストは、1992年ジュネーブ・コンクール1位、欧州各地のオケにソリストとして招かれているベテランだ。
http://www.rr.iij4u.or.jp/~aiso/
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2006年11月 5日 (日)

モーツァルトのピアノ協奏曲を一晩に2曲!

平野実貴~ピアノ協奏曲の夕べ~061120_1
11/20(月)pm7:00
浜離宮朝日ホール

 モーツァルトのピアノ協奏曲を2曲聴くことができる演奏会というだけで、まず飛びついたのだが、ピアニストと共演する楽団員全員の名がオモテ面に載っているチラシなんて初めてだ。しかも、この中には今年の木曽音楽祭に登場したフルートさん、ピアノ・トリオを結成したヴァイオリンさん、都内の楽団の首席を務める、オーボエ、クラリネット、トランペット、ホルン、ティンパニーと、ソリスト級がぞろぞろいる。まあ、よく集めたものだ。
 その楽団名がモーツァルト生誕250年記念管弦楽団。今年は似たような名称の楽団や合唱団が雨後の竹の子状態。「もし、紛らわしい団体があっても、はっきり区別がつくよう、構成員を曝した」とのこと。
 平野実貴は、2003年から4回のリサイタルでモーツァルトのソナタ全18曲を弾き、その後、新たに収録して今年7月には、CD6枚の全集も完結している。その中の1枚を聞いた。それは、モーツァルトに何も付け加えず、私にはモーツァルトそのものに聞こえた。
 もう10数年前のことだが、ピリスが20番のコンチェルトを弾いた来日公演を思い出した。つつつッとピアノの前に座り、淡々と弾き終えて、ニコッと笑ってちょこっと頭を下げ、2回のカーテンコールに応えて去っていった。私は、あたかもモーツァルトが、「さっき作った、この曲を聴いてみて」と云って、ちょこっとピアノの前に座った様な錯覚に陥ったのだった。
 平野さんは、「ソナタの次はコンチェルトの全曲演奏」と、前からの予定だった、たまたま生誕記念250周年の年にぶつかってしまったのだという。
http://www.hiranomiki.com/index1.html
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小山実稚恵の世界

12年24回リサイタルシリーズ・2
ピアノで綴るロマンの旅061125
11/25(土)pm3:00
オーチャードホール

 チャイコフスキー・コンクール入賞が1982年というと、かれこれ25年。その小山実稚恵が、12年先の第24回の演奏会の演目を全て公開し、スタートさせたのが、この6月。シューマンの「アラベスク」から始まりベートーヴェンの最後のソナタ32番まで、A4判6ページのパンフレットに載っているのだが、壮絶な演目リストを眺めているうちに、初回を逸してしまった。
 気を取り直して(頭を冷やして)、チラシを眺めた。毎回テーマを定めただけではなく、毎回イメージ・カラーが定めてある。第1回は「白:ものごとのはじまり」。
 で、今回はというと、テーマは「献呈」(前回に続いて「シューマン没後150年」のサブがつく)、イメージは「深緑:思いやりと深い強さ」。だが、演目はメンデルスゾーンの無言歌集から始まっている。無言歌集は6曲からなる小曲集で、8巻、全48曲ある。その中から7曲が選ばれている。シューマンは、ライプツィッヒの豪商の夫人に‘献呈’したソナタ第2番など。それに、シューマンへの返礼としてリストが献呈したソナタ ロ短調。
 今後、年2回、2017年秋まで続く。
www.bunkamura.co.jp  Tel:03-3477-3244
注:写真は、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、全画面見られます。

2006年11月 1日 (水)

漆原啓子デビュー25周年記念

ヴァイオリン リサイタル
全6回コンサートシリーズ・第1回061116
11/16
(木)pm7:00
Hakuju Hall

 東京芸大付属高校に在学中の1981年、第8回ヴィニヤフスキー国際コンクールで、最年少の18歳で日本人初の優勝という快挙。大学に入学と同時に演奏活動を開始した漆原さん。以降、一貫して安定した高水準の演奏を続けるヴェテランと、プロフィールの書き出しにある。
 でも、ファンが知る彼女は、毎年夏の木曽音楽祭で、浴衣姿で舞台に立ったり、ブラスバンドに入った中学生の息子さんも一緒に打ち上げに参加するなど、ナイーブなお人柄。ファンが惹かれるのもうなずける。
 このシリーズは、毎回バッハの無伴奏曲を含み、豪華なゲストを迎える。初回はハープとピアノ。共演者について頂いたコメントをちょっと紹介しよう。
「ピアニストの林絵理さんは、これまでずっと共演して頂いているし、CDも一緒に出している気心の知れた仲間です。もうひと方のハーピスト山崎祐介さんは、高校の時からの先輩です。女のハープの人には無いダイナミックな音色が私は大好きです。今回のプログラムは、有名な曲目は少ないかも知れませんが、全部を聴いて頂ければ、きっと、楽しんで頂けると思っていおります。是非、お出かけください」
http://www.keiko-uru.com/
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