無料ブログはココログ

« 銀座2丁目ミキモト新館でオペレッタ | トップページ | イヴイヴのマチネはサントリーホールで »

2006年11月25日 (土)

宇宿允人の楽団はここが違う

フロイデ・フィルハーモニーの「第九」
12/27(水)・28(木) pm7:00061227
東京芸術劇場

 一度でも聴きに行ったことがある方はお気づきだろうが、フロイデ・フィルの舞台は譜面台だらけに見える。通常、弦楽器奏者は二人一組でひとつの譜面を使うのだが、宇宿楽団は、全員が自分の楽譜を与えられる。その楽譜には、指揮者の意図が全て書き込まれている。
 その楽譜なのだが、先日、取材に伺って、びっくり仰天した。
 向かい合って話しているうちに、私の相手は同席しているスタッフに任せて、別の作業台に席を移して何事か作業の続きに戻った。のぞき込むと、パート譜を作っているのP1050697だそうだ。作業もいよいよ大詰めで、いま取りかかっているのは、この暮れの「第九」のチェロ・コントラバスのパート譜だという。
 既成の楽譜だと、曲の途中でめくらなくてはならないところが頻繁に出てくるので、そのままでは使えない。で、スコア(総譜)の五線譜を一段ずつ切り取ってバラバラにして、休止符が右下に来るようにレイアウトして、貼り付ける。左上の写真でお分かりいただけよう。これに、弓のアップ・ダウン(ボーイング)の指示、曲想の指示などを書き込み、必要枚数だけコピーするのだという。目だ立たせたい小節の番号は、その後に赤ペンで手書きする。80人もの楽団員、全員の楽譜を、文字通り手作り、労を厭わない、気の遠くなるような作業だ。
 最近、ビデオからDVDに復刻された、ブラームスの交響曲第1番を聴いた。なめらかな弦のアンサンブル、艶やかな管楽器の息吹は、まさにえもいえぬ妙なる調べ。永年のファンから復刻の強い要望があったということも、これを聴けば頷ける。
 加えて、今回の公演では、初日の舞台で知的障害者の合唱団が共演する。公演日まで足かけ2カ月、日曜日に自ら指導に当たっている。その様子は、既に毎日新聞で報じられているので、下記のURLでご覧ください。
http://www.usuki-world.com/concert/index.html
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20061123k0000m040150000c.html
注:写真は、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、全画面見られます。

« 銀座2丁目ミキモト新館でオペレッタ | トップページ | イヴイヴのマチネはサントリーホールで »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/82111/4305643

この記事へのトラックバック一覧です: 宇宿允人の楽団はここが違う:

« 銀座2丁目ミキモト新館でオペレッタ | トップページ | イヴイヴのマチネはサントリーホールで »