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2007年3月30日 (金)

松田理奈CDデビュー記念
ヴァイオリン リサイタル2007

4/17(土)みなとみらい 小ホール
4/20(金)トッパンホール20070420vn_3

(いずれも開演pm7:00)

 2月上旬、神奈川県出身の若手の一人としてヴァイオリンの松田理奈を紹介したミューザ川崎の公演、ご記憶あられようか?神奈川フィルをバックにチャイコフスキーの協奏曲を弾いた。その時は少々緊張気味で健気(けなげ)な演奏だった。が、今回のCDデビューの案内で、改めて彼女のプロフィールを見直し感じ入った。
 1985年横浜生まれで、89年に桐朋子供のための音楽教室入室、97年に日本クラシック音楽コンクール全国大会小学生の部1位、翌98年には全日本学生音楽コンクール大阪大会中学の部1位、99年14歳で初リサイタル。2001年日本モーツァルト音楽コンクール最年少優勝。04年日本音楽コンクール1位。成人してから(といってもまだ22歳)の輝かしい舞台歴は下記のHPでご覧いただくとして、東京芸大付属高校から桐朋学園のディプロマコースへ進学という経歴も並みではない。
 私が同じ神奈川県育ちというだけなのだが、なぜか人ごとに思えない。天才が、こんなに身近にいるんだ! そして、とうとう、『ぶらあぼ』3月号の表紙に登場してしまった。
 今回のツアーは、表題の2公演はほぼ完売のようだが、他に、札幌、広島、大阪、名古屋と、計6カ所を回る。
 演目は、ソナタが中心だが、CD収録と同じ曲はモーツァルトのソナタだけで、フランクのソナタとラヴェルのティガーヌは両会場共通、他は会場によってブラームスだったりフランクだったりする。 
http://www.jvcmusic.co.jp/lina/
注:写真は、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、全画面見られます。

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2007年3月28日 (水)

銀座十字屋から春の調べ

ウィーンの春~日本の春
“フルート・チェロ・ピアノ”トリオ・コンサート

4/2(月)pm7:0020070402
銀座十字屋ホール

 ウィーン国立音楽大学伴奏専任講師を勤めるピアニスト森美加が同僚のフルーティストと新進チェリストを引き連れて、ウィーンの春を運んでくる。
 “フルート・チェロ・ピアノ”の三重奏は、そういつも聞けるものではない。それに、この楽器の組み合わせの曲がそれほどあるわけでもない。だから、何が聞けるのか、実は興味津々。手慣れた森さんのお話しも楽しみだ。
 一曲目のハイドン「フルート・トリオ ニ長調」は、元はフルート・ヴァイオリン・チェロのための三重奏曲。ヴァイオリンをそのままピアノが弾くというわけではなかろう。その趣向は如何に?待ち遠しい。
 次のベートーヴェンのトリオは、原曲はピアノとフルートとファゴットの三重奏曲だ。
 三善晃は、フルートとチェロとピアノのためのソナタと、原曲どおり。
 最後のメンデルスゾーンは、ピアノ三重奏曲のヴァイオリン・パートをフルートが奏でる。
 といった具合に、実に変化に富んだ演目で、演奏者のキャリアがモノをいう。
 森は、東京芸大からウィーン国立音大に留学し、在学中からコンツェルトハウスや楽友協会ブラームスザールなどでリサイタルや室内楽の演奏会を行う。共演者の高い評価を得て現職に就き、ウィーンで活躍している。
 フルートのギゼラ・マシャエキ=ベアは、ドイツ生まれ、サルツブルク・モーツァルテウム音楽院から、森と同じウィーン国立音大へ進み、ウィーン室内管やチューリッヒ歌劇場管などの首席奏者を経て、ウィーン国立音大教授の職に就いた。
 チェロのベルンハルト・直樹・ヘーデンゴルグは、ザルツブルク生まれで、12歳でモーツァルテウム管と共演し、ハインリッヒ・シフに認められて同音楽院に入学し8年彼の許で学ぶ。以後ソリストとしてプラハ、ウィーン、ザルツブルクで演奏し、ウィーンに住んで在欧の多数の楽団と共演している。
http://www.jujiya.co.jp/event/other.html

4/5(木)pm7:00
東京文化会館小ホール

 演目は、ヘンデルがフランセなど、一部変更になるが、同様の催し。詳しくは下記のHPでご確認ください。
http://www.camerata.co.jp/J/concert/f_MORI.html 
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2007年3月17日 (土)

パーカッション・ミュージアム Vol.11

菅原淳とその仲間たちによる
白鳥の湖20070408_3
4/8(日)pm5:00
紀尾井ホール

 実にカラフルなチラシで、つい見とれていてしまう。今年11年を迎える、この世界ではよく知られた楽団。長らく読売日響のティンパニーで首席を務めている菅原淳のもとに集う打楽器・マリンバオーケストラだ。
 演目を見て馴染みがないからと、腰が退ける向きもおられようが、マリンバが登場する‘パーカッション’は、まず退屈することがない。 のだが、今回は、それどころではない、酒肴は色とりどりで、実に変化に富んだ催しなのだ。
 まず、初の試み。前回募集した「プロアマを問わぬ作品募集」の採用作品(当然だけど世界初演!)
 次いで、今年生誕90年を迎えるアメリカの民俗音楽家ルー・ハリソンのヴァイオリン協奏曲。彼は2003年2月2日、彼を祝う音楽祭へ向かう途中レストランで倒れ(ウィキペディア)、惜しまれて逝った。
 そして毎回の委嘱作品。今回は生物物理学者でもある現代音楽の重鎮・松平頼暁(1931年3月27日生)の「トロクロイズム」(当然だけど世界初演!)
 そしてメインエベント「白鳥の湖」。初演から130年を迎えるのだそうで、「チャイコフスキーが遺した3大バレエ音楽の中でもっとも人気の高い曲。このバレエ音楽がもっている民族的なリズムやメロディーを、打楽器アンサンブルによる新たな色彩でお楽しみいただきたい」と菅原氏。
 公募作品の選考経緯やチケットのネット割引など、下記のHPでご覧いただけます。
http://homepage3.nifty.com/perc-museum/
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St.フローリアン三重奏団、20周年

ピアノ三重奏
ブラームス1番&ドヴォルザーク3番

4/8(日)pm2:00 20070408_001
東京文化会館

 毎回、意表を衝くチラシで目が離せないのが、このサンクト・フローリアン三重奏団。今回は、何と、オモテの面に大きな文字を使っていない。が、ちゃんと、というより、これまで以上に、実に簡潔に演目を謳っている。
 ブラームスは、その作風からベートーヴェンの後継者というイメージが強烈なので、つい生きた時代を錯覚してしまいがちだ。実はロマン派の時代に生きており、何と、ドヴォルザークとは8歳しか年が違わない。「ドヴォルザークは魅力的な音楽家だ」と高く評価し、世に送り出すべく支援したのだという。20070408_1
  実は、こうしたことはチラシのウラ面に載っているのだ。じゃ、ウラ面は、、、と、お見せしないわけにはいかないことになるが、こちらは、自問自答方式で、これまでになく、実に分かり易く、自らの“演奏者プロフィール”を載せている。で、何と、小さな文字で、「20周年」とある。
 ザルツブルクのモーツァルテウム音楽大学で出会った3人が、1978年に結成以来、欧州・北米・日本の各地で演奏活動を続けている国際派トリオなのだ。ピアニストがアメリカ人なので、三人の外国語、ドイツ語で話し合う音楽仲間だという。
 ちなみに、ウラ面の背景に使われている写真は、四重奏の時に第2ヴァイオリンで登場する相原千興が鎌倉・円覚寺で撮影した三人の記念写真だ、ということまでチラシに載っている。
 と、ここまで来て、演奏について何も書いていないことに気がついた。この数年聴き続けて、ハズレがない。言わずもがな、なのだ。 
http://ozaway.exblog.jp/5087897
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2007年3月16日 (金)

二期会イタリア歌曲研究会XXXVI

オリジナルによるイタリア古典歌曲の夕べ
バロック・ヴェネツィア楽派の調べ
4/13(金)pm6:3020070413
旧・奏楽堂

 バロックの声楽曲を、バロック楽器の伴奏で歌うというコンサート。大御所の嶺貞子の門下生が中心になっているので、ゲスト格の辻裕久を除いて、若手は皆モダンの唱法で、ピッチもモダン。「なので、楽器のスタイルとは少々異なるようだが、原点に近い楽譜を使ってバロック様式を尊重して演奏することを目指している」とは、チェンバロでサポートする岡田龍之介氏の弁。古楽アンアンブルは、弦楽四重奏+チェンバロ。バロック・ヴァイオリンの渡邊慶子はチェンバリスト渡邊順生氏の夫人で、ブリュッヘン指揮18世紀オーケストラにもたびたび参加している。第2ヴァイオリンとバロック・ヴィオラは渡辺慶子の門下生、バロック・チェロは一昨年ブリュッセルから帰国した高橋弘治、といった布陣。
 演目の前半は、17世紀に活躍したF.カヴァッリ、M.A.チェスティ、G.L.レグレンツィらで、恐らく初めて聞く曲ばかりだろう。18世紀前半に活躍したアルビノーニとヴィヴァルディも登場するが、ヴィヴァルディの本邦初演も飛び出すという。楽しみだ。
http://www.nikikai.net/block.html
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2007年3月14日 (水)

ツェルニー没150年記念公演

新東京室内オーケストラ第22回定期公演
4/5(木)pm7:0020070405
紀尾井ホール

 この楽団名に馴染みのない方もおられよう。読売日響のホルン山岸博主宰・藤原浜雄コンマスに従う読響の精鋭が1990年、常任指揮者前田二生のもとに集まった。ウィーン楽友協会の資料室とタイアップして、埋もれた名作を発掘する“ウィーン古典派の系譜”と銘打って、定期演奏会を続けている。
 ツェルニーといえば、ピアノ教則本。私も彼の管弦楽曲を聴くのは、今回が初めてになる。そのツェルニーを、この楽団は1999年に恐らく本邦初演している。当時は欧州でも珍しいことだったが、最近かなり取り上げられるようになったそうだ。指揮者の前田は今春も「ウィーン春の音楽祭」に呼ばれ、またまた「ツェルニーとその師ベートーヴェン」を演奏するという。
 カール・ツェルニー作曲は以下の3曲だが、いずれも初めて聞く曲だ。
*序曲 ニ長調「アイルランド」
*ソプラノとオーケストラのためのアヴェ・マリア
*交響曲 第2番 ニ長調
 それに、師ベートーヴェンの「交響曲 第4番 変ロ長調」とシューベルトの歌劇「双児の兄弟」からバスのアリア「愛する故郷よ」
 ソプラノ赤地優は、東京芸大声楽科卒。バッハ、ヘンデル、ハイドン、フォーレの宗教曲や、モーツァルト、ビゼーのオペラやシュトラウスのオペレッタで活躍している。
 バスの松平敬については、彼のHPでご覧ください。
http://www.jvf.gr.jp/01matudaira-takashi.htm
http://www.maedaoffice.com/schedule.html
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2007年3月11日 (日)

苦節25年、東京J.S.バッハ合唱団

20070331_2 マタイ受難曲
3/31(土)pm1:30
すみだトリフォニーホール

 一人の指導者に師事して25年間も続く合唱団は、そうはないだろう。山形出身の高橋誠也は、東京芸大オペラ科の講師のかたわら、数多くのオペラ制作に係わり、指揮者デビューは1968年の神奈川フィルだという。82年に請われてバッハだけを演奏する合唱団を立ち上げた。バッハの大曲に取り組んだのは、当時まだあまり知られていなかった「ヨハネ受難曲」から。10年かけた東京カテドラル聖マリア大聖堂の92年公演は語りぐさになっている。以来、ほぼ毎年定期演奏会を催し、近年は「マタイ受難曲」「ミサ曲ロ短調」「ヨハネ受難曲」を毎年連続で上演している。今回の合唱団は、90人の精鋭で望む。
 今回のエヴァンゲリストの水越啓(テノール)は、同じ小林道夫の芸大バッハカンタータクラブ出身の高橋節子(ソプラノ)、イエス役の小原浄二(バス)の中では、中堅ながら最若手。浦野智行(バス)や、マタイ16回、ヨハネ26回という桐朋出身の永島陽子(アルト)ら、ベテランぞろいの布陣なのだ。
 こうした万全な布陣ではあるが、今回、公演日がシュナイト・バッハ合唱団の公演とかち合っている。ハンス=マルティン・シュナイトが今春、神フィルの音楽監督就任で話題になったためか、こちらの公演は早々完売だという。真のバッハ・ファン、永年の‘マタイ・・・’ファンは是非、地道な活動を続ける‘J.S.バッハ合唱団’に目を向けて欲しい。
http://www.sound.jp/bachchor/frame.htm
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2007年3月 6日 (火)

アルブレヒ、読響常任9年間、有終のタクト

ベートーヴェン<運命>ブラームス「第1番」
3/19(月)サントリーホール
3/20(火)東京芸術劇場
いずれも開演Pm7:00

マーラー交響曲第9番
3/29(木)pm7:00 サントリーホール
3/31(土)pm2:00 東京芸術劇場2007031931_3

 常任指揮者のポストを9年間というのは、最近では異例のことだろう。 この間、ドイツ・オーストリアの古典派から現代音楽まで幅広いレパートリーで聴衆を魅了し、オペラ、日本人作曲家への作品委嘱、数々のレコーディング、2度にわたるヨーロッパ公演、さらに、次代のクラシック・ファンを育てる教育プログラムの「響きの博物館」や各種のレクチャー・コンサートなどにも積極的に取り組んできた。
 今回のマーラー9番は、初めて客演したとき時の演目、もう一方のベートーヴェンとブラームスは、常任指揮者就任の披露コンサートの演目だそうだ。
 以降は、桂冠指揮者の肩書きで、2年に一度の割で来日、共演するという。
http://yomikyo.yomiuri.co.jp/keikan.htm
写真は、クリックすると拡大してご覧いただけます。

2007年3月 1日 (木)

アンサンブル金沢、東京公演

ペーター・シュライヤー指揮 第23回東京定期公演
3/22(木)pm7:0020070322
サントリーホール

 オーケストラ・アンサンブル金沢とシュライヤーの共演で特筆すべき催しがある。最後のリサイタルと謳って来日した2005年2月、金沢で一夜限りの『マタイ受難曲』が催された。彼が指揮者とテノール歌手兼ねて出演。指揮をしながら福音史家を演じたのだ。器楽奏者の‘弾き振り’というのはしばしばあるが、‘歌い振り’は、恐らく国内では前代未聞ではないだろうか。
 『マタイ・・・』は、管弦楽団が上手と下手、2群に分かれて配置され、中央後方に合唱団、その手前に独唱者が座る。歌手は歌うとき、立って前に出るが、シュライヤーは、その位置に立って指揮、歌うときには客席を向く。彼は、演奏が始まると最後まで立ちっぱなしだ。指揮者なら当たり前、かもしれないが、立ちっぱなしのソリストというのも前代未聞だろう。しかも、暗譜。これには驚いた。宗教曲はソリストも合唱団も通常、楽譜を使用するのだが、彼には指揮者用のスコアも歌手用のパート譜も一切不要なのだ。(翌日の帰路、羽田行きが同じ便だったので、サインを頂くことができた)
 しかし、この驚きも、彼のプロフィールを知れば、さもありなん、なのだ。1935年、ザクセン州マイセンで、教会の楽長の家に生まれ、8歳でドレスデン聖十字架合唱団に入団。45年の連合軍のドレスデン空爆時には郊外の地下室で生き延び、以来、本格的な音楽教育を受ける。
 59年(29歳)、ベートーヴェン「フィデリオ」の第1囚人役でオペラデビュー、以降モーツァルト「魔笛」のタミーノ役を皮切りに、東ドイツ領のベルリン歌劇場、ウィーン国立歌劇場、バイロイト音楽祭、ザルツブルク音楽祭と快進撃を続けた。西ドイツ領ミュンヘンのバイエルン国立歌劇場に出演して物議を醸したりした。
 2000年に「魔笛」のタミーノを最後にオペラの舞台から引退したが、「もはや、若い王子に相応しい演技はできない」というのが理由だったそうだ。
 この間、バッハは彼のライフワークで、福音史家は他の追従を許さない、はまり役だった。
 で、今回の演目は、シューベルトの「未完成」とモーツァルトの「レクイエム」など。指揮者としてのシュライヤーを見届けるにはもってこい。(いや、いずれはベートーヴェンも、、、)
http://www.orchestra-ensemble-kanazawa.jp/
注:写真は、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、全画面見られます。

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