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2007年5月30日 (水)

三戸素子 無伴奏ヴァイオリンの夕べ

J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンソナタ 全3曲
6/6(水)pm7:00 
自由学園 明日館20070606_3   

 通常、この明日館というと、講堂を会場にするのだが、今回の公演は、旧帝国ホテルを手掛けたライト設計のホールで催される。窓枠から椅子に至るまで、彼のデザインのまま残されていて、現在、重要文化財に指定されている。「グランドピアノを置くことは想定されていないので、今回のようなヴァイオリン1本の演目になります」と三戸さん。
 ここでの演奏は今回が2度目、最初は2003年でパルティータ全3曲だった。「本当は、作品番号順にソナタとパルティータを交互に1番から順に演奏するのが最善なのですが、でも、取り組み始めると1曲だけでも大変な内容なのです。ソナタには必ず4声のフーガの楽章があるのですが、ちょうどヴァイオリンの弦4本で弾ける最大限の規模で書かれているのです」
「タテの和音だけ合っているという演奏が多いのですが、本当はヨコに連なるテーマも表現したいのです。タテもヨコも、そして大きな枠組みも、、、、四苦八苦の毎日です」
60席しかない小さな会場なので、既に満席に近いそうです。
http://www.ozawa-y.com/Motoko_j.html
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2007年5月22日 (火)

蘇る鬼才・実相寺昭雄の演出

東京二期会オペラ劇場
モーツァルト『魔笛』20070726_3
7/26(木)pm6:30
   27(金)pm4:00
    28(土)pm3:00
    29(日)pm2:00

新国立劇場オペラ劇場

 映画監督の実相寺昭雄が二期会のオペラの演出を手掛けたのは、2000年2月の『魔笛』がはじめてだ。パパゲーノが舞台の縁に腰掛けて、「二日酔いだ~、昨日の晩はすっかり飲み過ぎて不覚にも上野のガード下で酔いつぶれてしまった」といったアドリブ風の台詞に吹き出したことを鮮明に憶えている。歌は原語のドイツ語で台詞が日本語という公演がブッファには最適のように思えた。
 その後、アニメ風にヴァージンアップしたのがの2005年公演。実相寺監督は昨年11月に亡くなられたが、今回はその再演。まさに“蘇る鬼才の再演”というわけだ。
 このブログ“Music a la Carte”のご縁では、つい先月リサイタルを開催したソプラノ品田昭子さんが夜の女王に抜擢されていることを声高に告げたい。そのリサイタル終演後、間近にご挨拶することができたのだが、彼女、何とも小柄で、私より背が低いのだ。見事な押し出しの舞台からは思いもよらない。そもそも私より背が低いプロの歌手さんなんて初めてお会いした。それが主役を演じるというのだから、半端なことではない。希有な存在だ。
 そう、もう40年以上前のことだが、噺家の文楽師匠の舞台を思い出した。昨年取り壊されてしまったが、渋谷の東急文化会館の大劇場の、舞台の真ん中におかれた一枚の座布団に、師匠はちょこんと座って話し始める。それが、話が進むに従って舞台いっぱいの巨人に膨らんでいくから不思議だ。
 つい、話が脱線してしまった。今回の公演は夏休みということもあって、子ども席、子供料金(小中学生)も設けられており、“大人も子供も楽しめる最高のオペラファンタジー”がウリ。孫が、小学生になる日が待ち遠しい。
http://www.nikikai.net/lineup/mateki/index.html
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2007年5月15日 (火)

ベートーヴェン チェロソナタ全5曲

ベーレンライター新版による
小澤洋介&ティム・レーベンスクロフト
チェロリサイタル20070528v
5/28(月)pm6:30
東京文化会館

 小澤のベートーヴェン チェロソナタ全曲演奏会は、1998年6月ロンドン、同年と99年の10月と、これまでに3回あった。今回は4度目だ。
 ことの発端は、2004年にベーレンライター社から改訂版が出版されたことに始まる。これまでは3回ともヘンレ版をつかってきたのだそうだ。真っ先に彼に知らせてきたのは、盟友のピアニスト、ティム・レーベンスクロフトだった。
 「今回の改訂版は思いのほか改訂箇所が多いのでびっくりしました。また、これまでの改訂の道筋もしっかりと説明されている、よりベートーヴェンのオリジナルに近づいた大変素晴らしい楽譜です。二人で時間をかけて、ひとつひとつ検証し、多くの興奮を味わいました」
 「この新鮮な楽譜を聴衆の皆さまにお届けしたい。巨人ベートーヴェンの凄まじい想像力と健康な精神を、よりストレートに表現したい」、、、小澤が語り出したら止まらなくなる、かも。
http://www.ozawa-y.com/yosuke_j.html
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ファッジョーニ演出のオペラを再演

マスネ作曲『ドン・キショット』
7/15(日)pm3:0020070715_1
7/18(水)pm6:30
7/21(土)pm3:00

新国立劇場 中劇場

 バス歌手を主人公にした珍しいオペラ「ドン・キショット」は、「ドン・キホーテ」のフランス語読みだが、セルバンテスの原作を洗練された音楽で綴るマスネの隠れた名作。というウリだが、「マノン」や「ウェルテル」などに比べて上演の機会は少ない。しかし、音楽は、舞台となるスペインの情緒を漂わせた生き生きとした調べに満ちている。
 今回の公演は、新国立劇場が2000年に日本初演した時の演出家・指揮者のコンビで再演される。特に演出のピエロ・ファッジョーニは演出・美術・衣裳・照明の4役をひとりで手がけ、その舞台は語りぐさになっている。
 彼は、イタリアのカッラーラ生まれ、ミラノ育ち。音楽と法学を修めた後、演劇を修める。ヴィスコンティやストレーレルのもとで俳優と演出助手として活躍した後、オペラの演出家としてデビューする。演劇、映画、オペラの各分野で活躍し、ヴィラールの演出助手を務めた後は、全面的にオペラの演出に身を捧げ120を越す公演を手がける、世界の主要劇場で最も長期に渡って活躍している演出家。ドミンゴやライモンディとの35年以上に渡る長い芸術的つながりもオペラ界では良く知られている。ビデオに残されている作品も数多い。主催のラ ヴォーチェは、公演をDVDに収録して広く配布する。これまでの公演の「ルチア」と「椿姫」(5/20発売)などに、今回の公演も加わることだろう。
http://www.la-voce.net/page/concert.html
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2007年5月14日 (月)

二期会の12研究会が初の合同演奏会

二期会研究会駅伝コンサート
6/16(土)pm3:00
東京文化会館
小ホール20070616

 二期会が邦人歌手の国内最大の会員組織だということは皆さんも御存知だろうが、会員の自発的な研究会が12もあるとは知らなかった。その全研究会が一堂に会し、20分ずつのステージを繋いでいく、リレー・コンサートだが、それを“駅伝”というところが、いかにも二期会らしい。
 第1ランナー「日本歌曲研究会」に次いで、「ロシア歌曲」、「ドイツ歌曲」、「フランス歌曲」、「イタリア歌曲」、ときて最初の休憩。
 続いて、「バッハ・バロック研」、「オペラワークショップ研」、「イタリアオペラ研」、「ロシア東欧オペラ研」で、二回目の休憩。
 ラストコーナーは、「スペイン音楽研」、「オペレッタ研」、最終ランナーは、「英語の歌研究会」という展開だ。
 このうち、このブログ“Music a la Carte”で紹介したことのある歌い手さん、お二人から案内が届きました。
 一人はソプラノ山本富美さん(日本歌曲)で、畑中良輔の曲を、もう一人はメゾの飯島由利江さん(イタリア歌曲)で、チェスティのオペラ「オロンテーア」より「私の偶像である人の回りに」を歌うとのことです。
詳しくは、以下の二期会のHPをご覧ください。http://www.nikikai.net/concert/20070616.html
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2007年5月 7日 (月)

石田泰尚がモーツァルトの協奏曲

モーツァルト室内管弦楽団
指揮:角 岳史 第44回 定期演奏会
6/10(日)pm2:0020070610
日本橋公会堂

 アマチュアのオーケストラだから、『ぶらあぼ』にも載っていないだろう、この記事は特ダネです。
 一昨年、贔屓のメゾソプラノ澤村翔子さんがゲストだったので、紹介したのだがご記憶あろうか? 今回のゲストは、何と神奈川フィルのソロ・コンサートマスター石田泰尚。モーツァルトのヴァイオリン協奏曲第4番を弾く。彼は国立音大卒後、新星日響に入団し、2年後24歳の若さでコンマスとなる。新星日響が東フィルに吸収された際に神フィルに移籍した。
 後先になったが、このモーツァルト室内管弦楽団は、モーツァルトの音楽を専門に演奏するアマチュアオーケストラとして1972年に設立され,現在、毎年2回の定期演会を中心に活動を続けている。演奏会にとりあげてきたモーツァルトの作品は交響曲,協奏曲,管弦楽曲,オペラ,声楽曲,宗教音楽など70曲以上になるという。ほかに,ベートーヴェン,シューベルト,ハイドン等の作品も随時とりあげている。
 特定の学校や企業または地域を拠点として結成された団体ではなく,モーツァルトの音楽の愛好者がメンバーとなって自主運営をしているところが、ほかのアマオケと一線を画すところ。メンバーの定着率は高く、在籍10年以上のメンバーが3分の1近くいて、年齢層も20代から70代まで幅広く参加している。「顔ぶれはさまざまですが、皆“Mostly Mozart”な音楽を楽しんでいます」という。
 今回は、ベートーヴェンの交響曲第7番も聴ける。神奈川県の星、石田のモーツァルトも聴けて、何と1000円。毎回、満席になるので、早めに行って並ばなくてはならないほどだ。
http://orchestra.musicinfo.co.jp/~mco/index.html  
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2007年5月 3日 (木)

知られざる作品を広めるコンサート

アガーテ・バッケル=グレンダール
没後100年記念 
ソプラノ:本島阿佐子
ピアノ:三輪郁・新井博江20070604_1

6/4(月)pm7:00
東京文化会館
小ホール

 ノルウェーの女性作曲家グレンダールが59歳の生を終えて今年100年になる。その命日に、「知られざる作品を広める会」(代表・谷戸基岩)が、記念のコンサートを開く。グレンダールは、地元ではグリーク弾きのピアニストとして知られているとのことだが、未知の作曲家といってよいだろう。もっとも、偉業をなした幾多の才能はどの時代にもいるのだろう。バッハ、モーツァルト、ベートーヴェンなどが活躍した時代も然り。忘れ去られた逸材は、このように掘り起こし“再発見”することで、私たちの知るところとなる。
 この会は、2002年「レベッカ・クラークとアンリエット・ルニエ」のコンサートで立ち上げ、昨年は4回目、「アントン・アレンスキー没後100年記念」のコンサートを開いている。代表の谷戸氏は、現代のような情報化時代には今まで以上に、ある特定の情報が流布され、されなかった情報との格差は昔以上なのだという。
 今回は、代表的な所産の歌曲とピアノ曲で偲ぶ。いったん、忘れ去られた作品を復活再評価させるには、優れた演奏で披露することが不可欠だ。主催者の眼鏡にかなったのが、上記の3人だ。ソプラノの本島は、ドイツで国際コンクールに優勝・入賞を獲得しているリートのスペシャリスト。ことばに拘る歌唱スタイルが魅力。ノルウェー語の特訓を積んでの出演だそうだ。ピアニストの二人も主催者が選りすぐった逸材だ。
主催:知られざる作品を広める会
Tel:03-3331-4010 Fax:03-3331-4478

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