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2007年7月14日 (土)

たった一人の舞台 SOLO in Hakuju

  Hakuju Hall は、300席のシューボックス型のホールだが、2つの特徴がある。そのひとつは、リラックスして聞くことができるリクライニングシートを設置してあることだ。開館以来の“リクライニング・コンサート・シリーズ”は好評で、今秋41回目を迎えるほど。
  これに対して、今回スタートする“SOLO in Hakuju”は、20070914117solo_in_hakuju全曲無伴奏のプログラムで貫くシリアスな企画。狙いは“奏者と聴衆との究極のコミュニケーション”。これが可能なのは、このホールの第2の特徴、絶妙な響きだ。弦楽器は高温多湿の梅雨時の演奏会は苦手だ。響きが鈍くなるからなのだが、梅雨の最中の7/12に催された、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団のコンサートマスター、リヴィウ・プルナール氏のリサイタルは、切れの良いそれでいて豊かな響きを放っていた。この欄でも紹介したので聞かれた方もおられようが、ヘンデル原曲のヴィオラとの二重奏は、ヴィオラの金丸葉子ともども暗譜だったこともあってか、聴衆を圧倒する絶妙のアンサンブルだった。このホールならではの公演だったといえよう。
 そのホールでの無伴奏シリーズは、今秋、次の2公演が発表されている。
 
第1回渡辺玲子 - 白熱のソロ
9/14(金)pm7:00
 トップバッターの渡辺玲子は、ニューヨークを拠点に活躍する国際的ヴァイオリニスト。その特徴は、最初の一音で聴衆の心をつかむことができる希有な存在といえよう。演目は、ヴァイオリン奏者にとって究極のレパートリーだ。不滅の傑作として知られるバッハの名作から、ヒンデミット、イザイ、それに現代作曲家のホープ佐藤眞の作品まで、計4曲。最初の一音から心して拝聴したいと思う。
第2回長谷川陽子 - 天衣無縫のバッハ
第一夜11/7(水) 第二夜11/14(水) いずれもpm7:00
 高校入学の15歳で、いきなり日本音楽コンクール第2位と注目され、いまや日本を代表するといえる長谷川陽子が二日がかりで挑むのは、古今のチェロのために作られた曲のなかで最高峰とされるバッハの無伴奏チェロ組曲、全6曲。聖典ともいえる無伴奏チェロ曲の傑作で、神格化した感のある逸品だが、彼女が奏でると、たちまちふくよかな音色がホールを包み込み、やさしく心に響く。期待が膨らむこと必至だ。
http://www.hakujuhall.jp/top/concert/index.html
注:写真は、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、全画面見られます。
 

 

 

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