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2007年9月28日 (金)

三石+ユニフィル 渾身の「復活」

東京ユニバーサル・フィルハーモニー管弦楽団
創立10周年記念・第22回定期公演
マーラー/交響曲第2番
10/21(日)pm3:00071021
東京芸術劇場

 東京オペラ・プロデュースの公演で、オケピットでいつも公演を支えている通称“ユニフィル”。73年結成の日本新交響楽団が97年に三石精一を音楽監督に迎えて改称し、「名曲を質の高い演奏で供し、クラシック音楽愛好家の拡大」をモットーとし、学校音楽鑑賞会で青少年の情操教育にも貢献。今年10年を迎えた。
 三石は、東京芸大指揮科卒後、ウィーンとミュンヘンで研鑽を積んだ。79年から7年間、読売日響の専任指揮者を務め、81年のヨーロッパ公演を成功に導いた。「東京芸大の手堅い方式を身に付けていて、レパートリーの基本はドイツ系だが、フランスものとか邦人作品、劇音楽などにも的確に対応できる指揮者だった」(読響・月刊オーケストラ9月号)
 今春に続き、今回も10周年の記念公演で、演目は、マーラー「復活」。私にとっては、先月、コバケンの指揮で聴いたばかりの大曲だ。共演者のソプラノ佐藤しのぶは、イタリアオペラの第一人者だが、87年から4年間連続でNHKの「紅白」に出演してクラシック音楽を身近にした功績もある。98年11月、「蝶々夫人」でウィーン国立歌劇場に主役デビューして話題をさらった。私は、ソフィア歌劇場「トゥーランドット」の来日公演で聴いたリュウ、数年間に渡る読響の「第九」は、忘れがたい。
 アルトの伊原直子は、69年「ラインの黄金」のエルダ役でオペラ・デビュー。71年ミュンヘンへ留学し、ヘフリガーに師事というから、往年のファンにしか、その凄さはわかりにくいかもしれないが、91年の「神々の黄昏」に出演し、二期会の「リング」四部作全てに出演した唯一の邦人歌手となった。コンサートでは「復活」「マタイ受難曲」などが多いが、特に「復活」は、89年にボストン交響楽団と米国のほか、香港、日本でソリストとして出演して注目された。
http://www.uniphil.gr.jp/index.html
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音楽監督シュナイト指揮の神フィル定期

神奈川フィルハーモニー管弦楽団
第239回 定期演奏会

10/12(金)pm7:00 071012
横浜みなとみらいホール

 今年4月、音楽監督に就任した、ハンス=マルティン・シュナイト。「現在はドイツでの活動を休止し、日本での活動にのみその力を注いでいる」とインターネット百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』にある。彼の名を冠した合唱団があるほどだから、さもありなん。そういえば、秋葉原で見かけたなどという話も聞こえてくる。
 紅葉坂の県立音楽堂での古典派の催しで、石田コンマスにことのほか惚れ込んでいる様を拝見してきたが、今回は大ホールで、シューベルト「未完成」、それにR.シュトラウスと、堂々、ドイツ・ロマン派だ。
 このところ、85歳のボッセ、読響の常任スクロヴァチェフスキ(84)と老練な巨匠の偉大さに圧倒されているのだが、シュナイトは今年12月で77歳と、ボッセの弟分ともいえるキャリアだ。
 R.シュトラウスの「4つの最後の歌」を歌うソプラノは松田奈緒美だが、師事した師匠の名に世界的歌手エリザベート・シュワルツコップを見つけてしまったので、私には、それだけで出掛ける価値がある。NHKFM「名曲リサイタル」ソロ出演。2004年から去年までの3年間、チョン・ミョンフン指揮によるNHKニューイヤー・オペラ・コンサートに出演と、超人気の若手だ。
http://www.kanaphil.com/intro/prf_hanns_martin.html
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2007年9月27日 (木)

ボッセの念力がアマオケに及ぶ?

東京アマデウス管弦楽団 第68回演奏会
(9/23)070923

  昨年、新装オープンした杉並公会堂へ行く機会を探していて、9/23(日)のマチネを見つけた。指揮はゲルハルト・ボッセ。9/18にオススメ公演として配信したのでご記憶の方もおられよう。私の問い合わせに、以下のような謙虚なご返事を頂いた。が、その演奏は、名演奏を絵に描いたような秀逸な催しだった。
「私たちは限られた時間の中で精一杯練習をし、音楽に喜びを感じながら活動を致しております。平日の日中時間帯は一社会人として勤めているということをご理解ください」
 ゲルハルト・ボッセは1922年ライプツィッヒ近郊に生まれ、今年なんと85歳の高齢。指揮台までソロリソロリと足を運ぶ様は肩ががっくりと丸まって、痛々しい翁(おきな)そのもの。その彼が、ひとたび指揮台に立つと、この写真のように壮年の表情に一変する。この楽団との共演は3回目とのことだ。
 演目は、第1曲目が、序曲などの前置きナシで、いきなりの「田園」も凄いが、後半のウエーバー/歌劇『オイリアンテ』序曲、次いでワーグナーの弦楽合奏曲「ジークフリート牧歌」と、楽劇『ニュルンベルクのマイスタージンガー』第1幕への前奏曲は圧巻だった。
 一曲目の「田園」は、楽団員が練習の時のように平常心を取り戻すのに時間を要したのか、どちらかと云うと無難な演奏だった。
 それが休憩後は一転する。ウエーバーは初めて聞く曲だったが、あれよあれよと目を見張っている間に、息のあった管弦楽が終了。ワーグナーの牧歌は弦楽アンサンブルだが、その澄み切ったしなやかな音色は、首都圏のプロの楽団でも滅多に聞くことができない秀逸な出来。マイスタージンガーの前奏曲は、弦のみならず、管楽器も実にしなやかなアンアンブルを聞かせ、弦とのバランスも絶妙だった。文字通り、華々しいドラマの幕開けを演じてみせた。
 プロの楽団が見習ったら良いのに、などと思いながら、ふと、いや、これは指揮者のオーラが楽団員を包み込んで、会場がひとつのオルゴールと化したので、プロの指揮者こそ見習って、鼻の脂でも、爪の垢でも分けてもらったよいのではないだろうか、と思った。終演時、楽団のみんなが充実感に浸っているのまでが見て取れるのだ。このこの体験を、皆に知ってもらいたい。書いたってとても伝えられるモノではない、と思うのだった。http://homepage2.nifty.com/amadeus-tokyo/
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2007年9月21日 (金)

東京トロイカ合唱団

ラフマニノフ 『晩祷』 全曲演奏会
ロシア革命により存在を否定された壮大な無伴奏合唱曲
10/19(金)pm7:00
東京カテドラル聖マリア大聖堂071019_2

 ラフマニノフの最高傑作は「晩祷」をおいてないと、この曲だけ歌う合唱団がある。そんなこと知っていましたか?
 ラフマニノフの名作といえばピアノ協奏曲とばかり思っていた私だが、その「晩祷」のCDを聴いてしまったら、もう、そんなこと云ってられないのです。
 「晩祷」は、ロシア正教の典礼曲で、大きな祝日、主日の前夜に夜を徹して行われる礼拝のために書かれた、15曲からなる無伴奏の混声合唱曲だ(「徹夜祷」とすべき?)。東方正教会は、楽器の使用を認めないので、教会音楽は必然的に無伴奏の合唱曲になる。
 ロシアの作曲家セルゲイ・ラフマニノフ(1873~1943)のこの作品は、1915年に完成し大好評を博するのだが、2年後にロシア革命が勃発し、ロシアは、あらゆる宗教(特にそれまでの国家宗教であったロシア正教)を抑圧し宗教曲の存在を禁止するソビエト政権下におかれた。ロシアの合唱芸術は「民謡」だけが認められ、宗教曲は人々の前から消えた。以後、70年間、ロシア音楽に長い空白の時が来る。
 日本でのこの15曲の全曲演奏会は、東京トロイカ合唱団による95年が最初だという。この合唱団は89年の発足以来、ロシア民謡をレパートリーの大きな柱としていたが、「晩祷」を紹介する機会を確実に増やすため、2000年から演奏活動をこの作品だけに集中し、以来、毎年全曲演奏会を続けていて、今年の演奏は14回目になる。「いつの日か、<第九>のように、皆がこぞって歌う日が来ることを願ってやまない」というが、現在はモスクワでも全曲演奏会は年に1回あればいいほうだという。レベルの高い大編成の合唱団とオクタビスト(オクターブ低いバス唱者)が欠かせないためだという。
 こうしたなか、この合唱団は、04年にロシアへ演奏旅行を敢行。モスクワとサンクトペテルブルクで歌って、大好評だったというから、恐れいる。
 この合唱団は、他にラフマニノフ、バラキエフ、チャイコフスキーなどの「近代ロシア聖歌集」という希有なCDも出しているが、これらを聞くと、やはり聖歌は聖堂で、ナマを聞きたくなるのだ。 
http://tokyo-troika.jp/
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2007年9月19日 (水)

第11回 相曽賢一朗ヴァイオリン・リサイタル

KEN AISO Violin Recital 2007
10/11(木)pm7:00071011vn
東京文化会館
 小ホール

 昨年11月の第10回のリサイタルでモーツァルトとベートーヴェンのソナタを聴いのが最初だったが、“イギリス仕立て”という先入観を見事に払拭してくれた。心に染み込んでくる音色なので、今回のようにエネスコ、バルトークといった初めて聴く曲でも、彼なら抵抗なく聴けそう、と思えるのだ。演目について、次のようなコメントを頂いた。
 バルトークの無伴奏ヴァイオリン・ソナタは、メニューヒンが作曲を依頼したそうだが、彼の演奏によるバッハの無伴奏ヴァイオリンソナタ第3番から影響を受けて作曲されたという。メニューヒンはご存知の通りエネスコの愛弟子ですから、プログラム全体を通して脈打つ流れがあると思います。モーツァルトのヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲ト長調では、ロンドンの王立音楽院時代からの友人、松実健太さんとの久しぶりの共演を楽しみにしています。
 相曽は、芸大在学中に奨学金を得てアメリカ留学、卒業後、1992年の文化庁の研修生として英国へ渡り、そのまま住みついてしまった。いうなれば天才。イギリス国内で活動し、日本でも毎秋公演している。教鞭もとるかたわら、子どもたちの教育活動にも力を入れているという。コンクールの入賞歴なども数々あるが、最初に私が聴きに行く気になったのは、師事した師匠の名に、イヴリー・ギトリスとイダ・ヘンデルの名があったからだ。
 東京公演の前に、高崎、大宮、浜松、所沢でも公演がある。詳細は、以下のHPでご覧いただけます。
http://www.rr.iij4u.or.jp/~aiso/index.shtml
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2007年9月18日 (火)

東京アマデウス管弦楽団

第68回演奏会 指揮/ゲルハルト・ボッセ
9/23(日)pm2:00070923_2
杉並公会堂

 1973年に東京大学音楽部管弦楽団OBを中心として結成され、都内を中心に活動するアマチュアオーケストラ。来年が創立35周年という恐るべきアマ・オケだ。小編成の室内アンサンブルからスタートしたが、この10数年はフル編成の管弦楽団で、“アマデウス管弦楽団”といいながら、最近は演目にモーツァルトが見当たらないこともしばしばだ。今回は、ベートーヴェン『田園』に、なんとワーグナーまで!
 客演指揮者にゲルハルト・ボッセさんを迎えるのは2004年、06年に続き今回が3回目という。私は新日フィルに客演したカザルスホール公演のハイドン・シリーズ、すみだトリフォニーに移ってからのベートーヴェン・シリーズ以来で、久しぶりのボッセさんだ。来月末の都響のハイドンを楽しみにしていたが、9月のこの公演を見つけた。地味なチラシで見落としそうになったが、まだ残席が少々あるとのことだったので、紹介することにした。
「ボッセ氏の高度な音楽性を体感しつつステージを共有できることは、大きな喜びです。いわゆる“ドイツ物”を得意とするアマデウスとしてはこれ以上考えられないプログラムです。ウェーバーの『オイリアンテ』序曲はウィーン楽友協会で演奏した懐かしい曲」とのこと。
 杉並公会堂は1980年代にほぼ毎回使っていた懐かしいホールだそうだが、昨年新装オープンし、美しさと音響の良さで話題のホールだ。私も初めて出向くので、それも楽しみだ。
 来年は楽団創立35周年なので、格別力の入った催しが企画されている。その様子は楽団のHPでうかがい知ることができる。
http://homepage2.nifty.com/amadeus-tokyo/
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2007年9月16日 (日)

9月上旬に遭遇した名演奏

チューリッヒ歌劇場『ばらの騎士』(9/4)
二期会『仮面舞踏会』
(9/7)
東京アンサンブル第5回東京公演
(9/8)
三戸素子ヴァイオリンリサイタル(9/11)

 シーズン開幕の今月上旬、立て続けに素晴らしい演奏会に出会った。こんな幸せは過去に記憶がない。いつもは演奏評など後記事は書かないのだけれど、ひと言、記録に残しておくことにした。
 
チューリッヒ歌劇場『ばらの騎士』は、カサロヴァのオクタヴィアンを目当てに今年一番期待して出向いた催しだった。結果は期待した以上。カサロヴァはむろんのこと、元帥夫人、オックス男爵、ゾフィーの主役4人が全て名演技を披露する秀逸な公演だった。オケピットで手勢の歌劇場管弦楽団を束ねるのは、2010年からウィーン国立歌劇場の音楽監督に就任することが決まっているフランツ・ウェルザー=メスト。弦のアンサンブルは云うに及ばず管楽器のしなやかな音色は絶品。オーチャードホールはキャパ2000余の大ホールで、彼らがいつも演奏している1100人のチューリッヒ歌劇場より一回り大きいので心配したのだが、全くの杞憂だった。
 
二期会『仮面舞踏会』は、3日前の「ばらの騎士」の呪縛がまだ解けないうちに出向くことになったので、実は全く期待していなかった。が、どうやらそれが良かったようだ。陰影に富んだ照明に浮かび上がる舞台は、あたかも“真っ黒に塗り潰されたキャンバスに描かれた名画の連続”だった。すっかり失念していたのだが、この公演の演出は、あの粟国巨匠のご子息、粟国淳。さもありなん。彼の演出は、新国立劇場中劇場での『イル・カンピエッロ』(2001年)で、その垢抜けた力量を目の当たりにしたが、それ以来だ。樋口達哉の健気なリッカルド、それに初めて聞くアメーリア役の大山亜紀子は、大輪を予感させた。
 
東京アンサンブルは、ウィーン育ちの服部譲二が音楽仲間と2001年に立ち上げた室内合奏団。「聴衆を幸せにするアンサンブル」と謳われている。聴くまではどこか青臭いキャッチ・コピーだと思っていたのだが、いやいやどうして、それが本当なのだ。ショパンのピアノ協奏曲2番をフル編成の管弦楽ではなく弦楽合奏版で披露したのだが、ピアノがやたらに頑張らなくてよいからなのか、何ともフレンドリーなのだ。後半のブルックナー弦楽五重奏のアダージョとショスタコーヴィチの室内交響曲もしかり。これなど、フル編成の交響曲だったらまず聴きに行く気にならなかったろう。服部も子供のころ親に連れられていったウィーンフィルの演目がブルックナーと知ると、「行きたくない」とごねたそうだ。
 三戸素子ヴァイオリンリサイタル、これも、これまでのご縁がなかったら、まず聴きに行かないだろう、後半の演目がチェコとロシアの20世紀音楽で、ヤナーチェク晩年のソナタ、それにプロコフィエフのソナタ第2番。ひと言もわからないチェコ語のオペラをプラハで観た三戸は、“ドラマの劇的な瞬間はその音楽が持つ抑揚ですべて理解できた”という特異な経験をしたそうだが、そのヤナーチェクの独特の声色が楽器で表現できなければ、「この曲はただの不協和音の連続である」と云う。が、私は拒絶反応を起こすどころか、光と影が醸しだすヤナーチェク独特の世界に引き込まれたのだった。プロコフィエフも然り。三戸が、「プロコフィエフが楽譜に書いた音のもっと外側で彼には聞こえている美しい現実離れした響きをたぐり寄せられれば・・・」と云う意味が、わかったような気にしてくれる演奏だった。

2007年9月 9日 (日)

ピアニスト斎藤雅広

デビュー30周年記念コンサート
豪華スター共演によるフランス音楽の夕べ071003
10/3(水)pm6:30
東京文化会館
小ホール

 何とも意表をつくユニークなチラシだが、彼の人となりを少しでも知る人は、‘さもありなん’と許してしまうだろう。昨年結成したスーパートリオの盟友、クラリネットの赤坂達三が「まるで生前葬みたい」といったそうだ。
 私の地元、武蔵野市のアルテで催される来日歌手リサイタルの恐らく半数は、彼が共演している。そこも今回のような小ホールなので、彼が髪に小さなビーズをきらめかせるなど、やりすぎ寸前のオシャレさんなのが判る。
 伴奏者として弾くときには喋ることはまずないが、実はトークも上手い。だからだろう、レッスンプロとしての人気も半端じゃない。
 シーズン真っ最中に、第一線で活躍する音楽家がこれだけ一堂に会するのは、彼の人徳ゆえというほかない。
 その演目は、国内では滅多に企画されることのないフランス音楽づくしだ。演目とそれぞれの共演者を挙げておこう。
[第1部]
赤坂達三:ドビュッシー/クラリネットのためのラプソディー第1番 
足立さつき:ドビュッシー/グリーン(水彩画)、月の光、未練(ヴァニエ歌曲集から)
萩原貴子:ガロワ=モンブラン/ディヴェルティメント
斎藤のソロ:フォーレ/舟歌第8番 変ニ長調
ドビュッシー弦楽四重奏団:フォーレ/ ピアノ五重奏曲第2番 ハ短調
[第2部]
国府弘子:コスマ/ 枯葉(2台ピアノ)
高嶋ちさ子:サティ/あなたが欲しい~プーランク/ 愛の小路(メドレー)
林美智子:プーランク/ オルクニーズの歌、ホテル、パリへの旅(以上:歌曲集「よしなし草」より)、C(セー)
三舩優子:ラヴェル/ 序奏とアレグロ(2台ピアノ)
宮本益光:ラヴェル/ ドゥルシネア姫を想うドン・キホーテ
広瀬悦子:ラヴェル/ ラ・ヴァルス(2台ピアノ)

http://homepage3.nifty.com/masahiroclub/indexmenu.html
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2007年9月 3日 (月)

漆原啓子デビュー25周年 コンサート

第5回 ヴァイオリン リサイタル
9/28(金)pm7:00070928
Hakuju Hall

 毎回、永年の演奏活動でご縁のあったゲストが共演するのだが、今回はチェンバロにフルート、それにチェロのお三方。
 チェンバロの小林道夫氏は「まさに尊敬する<先生>」、フルートの佐久間由美子嬢は芸大付属高校の後輩だが、「これまでなかなか共演の機会がなかった」、チェロの菊地知也氏も芸高・芸大の後輩で、「昔も今も、とても仲良くしていただいています」
 今回も“オール・バッハ”のプログラムだ。これまでの4回は、無伴奏の曲からはじめたが、今回は賑やかにみんなでトリオ・ソナタ ト長調で幕を開ける。そのあとの無伴奏ソナタ第3番は、無伴奏のパルティータとソナタ6曲の中でもっとも長大なフーガをもっている。次のチェンバロとのソナタは、チェンバロが単に伴奏楽器としてではなくヴァイオリンと同じく主要な旋律受け持っている、バッハならではの曲。最後は、フルートとチェロも加わって、音楽の捧げものから。
 という次第で、今回も漆原さんのメッセージからそのままをお届けすることになりました。最後に、ご本人自らが「聴きどころ満載の第5回、どうぞお楽しみに!」と申しております。
http://www.japanarts.co.jp/
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2007年9月 1日 (土)

木琴とマリンバ

平岡養一生誕100年記念 
通崎睦美リサイタル
Tsuuzaki Mutsumi  Recital
9/27(木)pm7:00 070927

浜離宮朝日ホール

 2年前、東フィルの定期演奏会(指揮/井上道義)で、平岡養一が初演した紙恭輔「木琴協奏曲」(1944)を平岡養一の木琴で演奏したのがきっかけで、その木琴と500曲以上にのぼる楽譜などを譲り受け、以来、マリンバ奏者通崎睦美の、演奏家としての第二の人生が始まった。というと、ちと大げさだと思われる御仁もおられよう。だが、以下のような彼女の呟きを知ると、やはり、これは、ただ事ではないのだ。
 平岡養一の木琴がうちにやってきて、2年が過ぎた。それでも弾く度に、しみじみ「いいなぁ」と、初めて弾いたときの感激が薄れることはない。この楽器は平岡氏が1935年シカゴのディーガン社に特注。その後、音域拡大など改良を重ねながら晩年まで使用されていた。氏の没後30年近く眠っている間に時代はすっかりマリンバに取って代わられていた。<中略> 和服が洋服に、木造建築が鉄筋コンクリートに変わっていった「時代の変化」がきこえてくるようだ。どちらにも持ち味がある。かくして今回のリサイタルは「木琴とマリンバ」になった。
 今回の公演は、何度も共演している京都フィルハーモニー室内合奏団をバックに、前半は、この夏リリースされた木琴のCDの演目を、後半はマリンバを弾く。
 というわけだ。が、そのCDの解説に、彼女と平岡氏とのご縁は、77年に遡るとある。平岡養一デビュー50年全国ツアーの京都公演で、児童合唱団員として同じ舞台に立ったのだが、その時、木琴が弾けるからと、なんと飛び入りで平岡と共演することになったのだ。数奇なご縁としか云いようがない。
 67年京都市生まれ。5才のときマリンバを始める。ということは今年はマリンバ歴35年ということになる。92年京都市立芸術大学大学院音楽研究科修了。91年のデビューコンサート以降、自身でコンサートをプロデュースし、毎回新しい試みに取り組んできた。作曲や編曲の委嘱も活発に行い、独自のレパートリーを開拓。ピアノ、ヴァイオリン、アコーディオン、箏、三絃を始めとする様々な楽器やダンスとのデュオ、マリンバ・トリオ、室内楽やオーケストラとの共演など、多様な形態で演奏活動を行っている。
 平岡の木琴に出会ってからは、彼の軌跡をたどりながら、木琴の新たな可能性を探る活動も始める。最近の活躍やCDの内容などは以下のHPでご覧いただけます。
http://kumi-web.co.jp/music/tuzaki/index.html
注:写真は、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、全画面見られます。

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