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2007年9月27日 (木)

ボッセの念力がアマオケに及ぶ?

東京アマデウス管弦楽団 第68回演奏会
(9/23)070923

  昨年、新装オープンした杉並公会堂へ行く機会を探していて、9/23(日)のマチネを見つけた。指揮はゲルハルト・ボッセ。9/18にオススメ公演として配信したのでご記憶の方もおられよう。私の問い合わせに、以下のような謙虚なご返事を頂いた。が、その演奏は、名演奏を絵に描いたような秀逸な催しだった。
「私たちは限られた時間の中で精一杯練習をし、音楽に喜びを感じながら活動を致しております。平日の日中時間帯は一社会人として勤めているということをご理解ください」
 ゲルハルト・ボッセは1922年ライプツィッヒ近郊に生まれ、今年なんと85歳の高齢。指揮台までソロリソロリと足を運ぶ様は肩ががっくりと丸まって、痛々しい翁(おきな)そのもの。その彼が、ひとたび指揮台に立つと、この写真のように壮年の表情に一変する。この楽団との共演は3回目とのことだ。
 演目は、第1曲目が、序曲などの前置きナシで、いきなりの「田園」も凄いが、後半のウエーバー/歌劇『オイリアンテ』序曲、次いでワーグナーの弦楽合奏曲「ジークフリート牧歌」と、楽劇『ニュルンベルクのマイスタージンガー』第1幕への前奏曲は圧巻だった。
 一曲目の「田園」は、楽団員が練習の時のように平常心を取り戻すのに時間を要したのか、どちらかと云うと無難な演奏だった。
 それが休憩後は一転する。ウエーバーは初めて聞く曲だったが、あれよあれよと目を見張っている間に、息のあった管弦楽が終了。ワーグナーの牧歌は弦楽アンサンブルだが、その澄み切ったしなやかな音色は、首都圏のプロの楽団でも滅多に聞くことができない秀逸な出来。マイスタージンガーの前奏曲は、弦のみならず、管楽器も実にしなやかなアンアンブルを聞かせ、弦とのバランスも絶妙だった。文字通り、華々しいドラマの幕開けを演じてみせた。
 プロの楽団が見習ったら良いのに、などと思いながら、ふと、いや、これは指揮者のオーラが楽団員を包み込んで、会場がひとつのオルゴールと化したので、プロの指揮者こそ見習って、鼻の脂でも、爪の垢でも分けてもらったよいのではないだろうか、と思った。終演時、楽団のみんなが充実感に浸っているのまでが見て取れるのだ。このこの体験を、皆に知ってもらいたい。書いたってとても伝えられるモノではない、と思うのだった。http://homepage2.nifty.com/amadeus-tokyo/
注:写真は、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、全画面見られます。

 

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