無料ブログはココログ

« オーケストラ・アンサンブル金沢、東京公演 | トップページ | 漆原啓子デビュー25周年 コンサート »

2007年9月 1日 (土)

木琴とマリンバ

平岡養一生誕100年記念 
通崎睦美リサイタル
Tsuuzaki Mutsumi  Recital
9/27(木)pm7:00 070927

浜離宮朝日ホール

 2年前、東フィルの定期演奏会(指揮/井上道義)で、平岡養一が初演した紙恭輔「木琴協奏曲」(1944)を平岡養一の木琴で演奏したのがきっかけで、その木琴と500曲以上にのぼる楽譜などを譲り受け、以来、マリンバ奏者通崎睦美の、演奏家としての第二の人生が始まった。というと、ちと大げさだと思われる御仁もおられよう。だが、以下のような彼女の呟きを知ると、やはり、これは、ただ事ではないのだ。
 平岡養一の木琴がうちにやってきて、2年が過ぎた。それでも弾く度に、しみじみ「いいなぁ」と、初めて弾いたときの感激が薄れることはない。この楽器は平岡氏が1935年シカゴのディーガン社に特注。その後、音域拡大など改良を重ねながら晩年まで使用されていた。氏の没後30年近く眠っている間に時代はすっかりマリンバに取って代わられていた。<中略> 和服が洋服に、木造建築が鉄筋コンクリートに変わっていった「時代の変化」がきこえてくるようだ。どちらにも持ち味がある。かくして今回のリサイタルは「木琴とマリンバ」になった。
 今回の公演は、何度も共演している京都フィルハーモニー室内合奏団をバックに、前半は、この夏リリースされた木琴のCDの演目を、後半はマリンバを弾く。
 というわけだ。が、そのCDの解説に、彼女と平岡氏とのご縁は、77年に遡るとある。平岡養一デビュー50年全国ツアーの京都公演で、児童合唱団員として同じ舞台に立ったのだが、その時、木琴が弾けるからと、なんと飛び入りで平岡と共演することになったのだ。数奇なご縁としか云いようがない。
 67年京都市生まれ。5才のときマリンバを始める。ということは今年はマリンバ歴35年ということになる。92年京都市立芸術大学大学院音楽研究科修了。91年のデビューコンサート以降、自身でコンサートをプロデュースし、毎回新しい試みに取り組んできた。作曲や編曲の委嘱も活発に行い、独自のレパートリーを開拓。ピアノ、ヴァイオリン、アコーディオン、箏、三絃を始めとする様々な楽器やダンスとのデュオ、マリンバ・トリオ、室内楽やオーケストラとの共演など、多様な形態で演奏活動を行っている。
 平岡の木琴に出会ってからは、彼の軌跡をたどりながら、木琴の新たな可能性を探る活動も始める。最近の活躍やCDの内容などは以下のHPでご覧いただけます。
http://kumi-web.co.jp/music/tuzaki/index.html
注:写真は、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、全画面見られます。

« オーケストラ・アンサンブル金沢、東京公演 | トップページ | 漆原啓子デビュー25周年 コンサート »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« オーケストラ・アンサンブル金沢、東京公演 | トップページ | 漆原啓子デビュー25周年 コンサート »