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2007年11月 4日 (日)

5世紀を跳ぶヴァイオリン

 16世紀イタリアで誕生し、殆ど改良されることなくその形を現代まで保ってきた楽器、ヴァイオリン。製作者、そして弾き手によって命が吹き込まれ、その息吹は世界中の人々を魅了し、愛され、受け継がれている。
「5世紀を跳ぶヴァイオリン」とは、17世紀から21世紀の現代までに生まれた無伴奏ヴァイオリンの傑作を、計3挺のヴァイオリン、全く個性の違う2人のアーティストが奏でるイベントだ。

ネマニャ・ラドゥロヴィッチ
12/1(土)pm2:00
ステファニー=マリー・ドゥガン
12/2(日)pm2:00
いずれも、すみだトリフォニーホール071201vn

 最近パリで活躍する若手演奏家の話題にはこと欠かない。が、なかでも彼らは強烈な個性を発揮している。
「同世代、なのにスタイルは全く違うふたりが、同じ曲目をぶつけ、且つ彼らの個性を楽しむ企画」これが、今回のウリだ。
 初日のネマニャは、今春のラ・フォル・ジュルネで話題をさらい、東響とチャイコフスキーの協奏曲でファンを得た。
 二日目のステファニーは、モダンとバロックの両方を弾きこなすというのが一番の魅力。ほかいいないわけではないが、一つのリサイタルで両方を引き分けるというコンサートは恐らく国内では初めてだろう。「モダンもピリオド楽器も一流、その上十分に個性的。これ以上何も言うことはない。」と絶賛する評論家もいる。両日の演目は以下の通りだ。
ネマニャ(12/1)
*J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番、無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番
*イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番、第3番
*ミレティチ:ダンス
ステファニー(12/2)
*ビーバー:パッサカリア ト短調(「ロザリオのソナタ集」より)
*J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番
*ギユマン:無伴奏ヴァイオリンのための12のカプリスop.18より
*イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番 op.27-3「バラード」
*タンギー:ソナタ・ブレーヴェ<ステファニー=マリー・ドゥガンのために>
 聞き比べのポイントは、パルティータの2番はネマニャがモダン、ステファニーがバロック・ヴァイオリンで、イザイの3番は二人ともモダンで、というわけで、それぞれ聞き比べが楽しめる。ステファニーはタンギーもモダンで演奏。ギユマンは取上げられることが少ないので、貴重な演奏になるだろう。
 と云うわけで、“二人合わせて5世紀分の傑作”を聴くので、できれば二日通して通いたいものだ。
両者のプロフィールなど詳細は下記のHPでご覧ください。
http://www.nikkyo.jp/ticket/20071201.html
注:写真は、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、全画面見られます。

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