無料ブログはココログ

« 2008年1月 | トップページ | 2008年3月 »

2008年2月29日 (金)

深沢亮子ピアノリサイタル

恵藤久美子(ヴァイオリン) 安田謙一郎(チェロ)
5/22
(木)
pm7:00
紀尾井ホール
080622

 深沢亮子さんのピアノをそうは聴いてきているわけではない。しかし、忘れがたい催しがある。もう10年以上も前のことになるが、ヴァイオリンの天満敦子さんとのリサイタルだ。一時期、天満さんの公演を続けて聴く機会があったのだが、ピアノの共演者がその都度違い、ピアニストによって趣の違う催しになっていた。そのなかでもっとも印象深かったのが深沢さんとのデュオだった。丁々発止というのともちがい、決して突出することがないのだが、ヴァイオリンを引き立て、しかもあの天満節に負けていない。楽壇生活50年余というキャリアは重い。
 今回の公演は、ソロに加えて、永年の盟友お二人を迎えてのピアノトリオが聴ける。深沢さん曰く。
 日本音楽舞踊会議(1962年創立)の主催で20年以上前からコンサートを開催しています。最初はピアノソロ、その後バリトンの吉江忠男さんと、そして6年前から、会員の恵藤久美子さん、安田謙一郎さんと共演することになり、3人で演奏会を続けてきました。
 せっかく度々共演しているのだし、3人でCDを作ろうということになり、昨年9月にそのお二人と「深沢亮子と室内楽の仲間たち」というCDをリリースしました。
 今回のリサイタルでは、そのCDに入っているハイドンのピアノトリオ第39番、それにドヴォルザークの「ドゥムキー」とピアノソロもという要望に答えて、自身お好きなモーツァルトのソナタK.330とシューベルトの「楽興の時」から3曲というプログラムだ。
http://www5c.biglobe.ne.jp/~onbukai/kai-info/con18.htm
注:写真は、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、全画面見られます。

.

2008年2月28日 (木)

第19回 京都フランス音楽アカデミー

アンサンブル・スペシャル・コンサート2008
4/1(火)pm6:30京都府民ホール “アルティ”
4/5
(土)pm2:00横浜みなとみらい 小ホール

08040105 京都フランス音楽アカデミーは、フランス外務省芸術文化活動協会(現フランス政府キュルチュールフランス)などの支援で1990年に創設された日仏音楽交流事業で、毎春、フランスからトップクラスの教授陣を招聘し、関西日仏学館内で2週間のマスタークラスを開講している。その規模、歴史、高い水準から、フランス国外で行われる最も重要なフランス音楽教育の場とされている。アカデミーの創設に携わり、音楽監督を務めるのは、長岡京室内アンサンブルの設立者でもあるヴァイオリニストの森悠子、芸術顧問はパリ・エコール・ノルマル音楽院の教育顧問、クリスチャン・イヴァルディだ。今年は、日仏交流150周年記念、京都市-パリ市友情盟約締結50周年記念の年に当たる。
 招聘される教授陣は、同時に第一級のソリストでもある。彼らによるこのアンサンブル・スペシャル・コンサートも、このアカデミーの恒例の行事となっている。
 私が目を留めたのは、ジャン=ピエール・ヴァレーズが、ヴァイオリン奏者として名を連ねていることを知ったからだ。彼は、今月15日の東京藝大チャンバー・オーケストラ定期演奏会で指揮者として登場し、学生オケを見事に束ねるさまを目の当たりにした。一曲目のモーツァルト「ディヴェルツメントK136」は、10代の時に最初に手にしたLPレコード、忘れもしない「ミュンヒンガー指揮シュツゥットガルト室内管弦楽団」を思い出させる清楚な音色が導き出されたのだった。
 今回の教授陣は、ヴァレーズ、森らヴァイオリン奏者が3人、ピアノ2、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、フルート、クラリネット、筝、打楽器の計12人。演目はドビュッシーとサン=サーンスをメインに、三木稔「五段の調べ」他、宮城道雄「春の海」。
 出演者のプロフィールなど詳細は以下のHPでご覧ください。
http://www.ifjkansai.or.jp/fracam/_top.htm
横浜公演(4/5)の案内は、下記のHPです。
http://www.proarte.co.jp/c_detail.php?cate=26&fileid=139350
注:写真は、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、全画面見られます。

2008年2月22日 (金)

神奈川フィルハーモニー管弦楽団 特別演奏会

シュナイト音楽堂シリーズ、
“シューマン”に挑戦0804

 ハンス=マルティン・シュナイトが音楽監督に就いて2年目の今春、神奈川フィルは、県立音楽堂のシリーズで、“シューマン・シリーズ”を立ち上げる。
 シュナイトが初めて客演したのが2001年6月というから、神フィルとのつき合いは、はや7年になろうとしている。この間、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンといったウィーン古典派の奥義を余すところなく伝授されてきた神フィルだが、その次が、何と、シューマンとは!
 というのも、シューマンのオーケストラ曲は“イマイチ”と云うのが通説となっているからだ。ピアニストが書いた曲の限界とまで云われている。普通なら「できれば避けて通りたい」はずなので、このシューマン・シリーズには他の楽団もビックリだろう。
 しかし、その一方で、下野竜也が、読売日響の正指揮者に就任したときの記者会見で、“シューマンに拘りたい”と洩らしているのだ。感動を呼ぶ演奏まで昇華させるのが至難の曲、挑戦しがいがあるということだろう。
 これまでの神フィルの県立音楽堂シリーズは、みなとみらいホールでの定期演奏会とは一味違う趣だった。このシリーズは、食わず嫌いだった私にとって、願ってもない機会だ。神フィルは、マエストロ・シュナイトと、新たな関係を築く段階に入ったとお見受けしたが、如何だろうか?
第14回 4/12(土)pm3:00
序曲,スケルツォと終曲、
ヴァイオリン協奏曲、交響曲第1番「春」

第15回 5/10(土)pm3:00
交響曲第2番、ブラームス:セレナード第2番

第16回 6/7(土)pm3:00
チェロ協奏曲、交響曲第3番「ライン」、
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲

 人気のコンマス石田泰尚をソリストに迎えてのヴァイオリン協奏曲にも注目したい。国立音大卒の翌年、22歳で新星日響の副コンマス、24歳でコンマスに就任して注目され、2001年から神フィルのソロ・コンサートマスター。舞台を見ていると、シュナイトが絶大な信頼をおいていることが、一目瞭然だ。
 5月と6月の公演にはブラームスも登場する。6月の「ハイドンの主題による変奏曲」は他でも聴く機会があるだろうが、5月の「セレナード第2番」は、ヴァイオリン・パートが全くないという変わった編成の室内管弦楽曲なので、ブラームスの交響曲などの演奏会ではまず聴く機会のない曲だ。
 6月のソリスト山本裕康は神フィルの首席チェロ奏者。桐朋大在学中の1987年、第56回日本音楽コンクール優勝。91年都響の首席に就任するも思うところあって3年で辞し、全国行脚の放浪生活。97年、流れ着いた島が神フィルという。HPで「日本全国チェロ1本、バッハ無伴奏デリバリー」と名打って出前を宣伝する、見かけによらぬ無頼漢だ。
 交響曲第4番はどうするの? と、お思いだろう。もちろん、予定されていると思うのだ
が、この音楽堂が今秋から今年度一杯、改修工事に入るとのこと。第4回は来春以降に持ち越すことになる。
http://www.kanaphil.com/
注:写真は、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、全画面見られます。

 


 

2008年2月19日 (火)

受難節コンサート in カトリック吉祥寺教会

ヨーゼフ・ハイドン
「十字架上のキリストの最後の7つの言葉」

3/19(水)pm7:00
カトリック吉祥寺教会080319 聖堂

 ヨーゼフ・ハイドンが54歳の頃スペインの港町ガディスにある大聖堂の司祭から頼まれて書いた礼拝曲。初めに管弦楽曲として発表されたが、翌1787年に弦楽四重奏曲に編曲された。後年、ピアノ版やオラトリオ版も出版されているが、今回は弦楽四重奏で演奏される。
 ガディスの教会の地下の祈祷室に敬虔な信者が集まって行われていた「心霊修行」で演奏されることを想定して作曲されている。十字架に磔にされたキリストの最後の7つの言葉を唱える修行なのだが、司祭が唱えて跪くと、それにあわせて演奏されるのだ。
 序奏と7つのソナタ、それに、キリストが息絶えた時に起こったとされる地震のシーンを描写した音楽で閉じられる。優に一時間を超す大作だが、「宗教音楽を初めて聞くものにも深い感銘を与えずにおかない」というハイドンの自信作なのだ。
 一昨年、クライネスコンチェルトハウスのCDと、奥多摩の御堂での演奏を聞いているが、ハイドンの傑作のひとつであることに間違いない。
 今回は、巨匠イェルク・デムスとのリサイタルなどを昨年告知した若いヴァイオリニスト原田陽君からの、入場無料のお誘いだ。「作曲の目的どおり、司祭によるキリストの言葉の朗読とともに演奏します」という。
http://www.little-ch.com/
注:写真は、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、全画面見られます。

.

2008年2月18日 (月)

ヴェルディ『ナブッコ』

オペラ彩 第24回定期公演
3/15(土)、3/16(日)
いずれもpm2:00開演
和光市民文化セン
ター08031516

 オペラ彩は、1984年に朝霞オペラ振興会として発足し、自主制作によるオペラを23年間連続上演している市民オペラの団体だ。2003年「オペラ彩」に名称変更し、今年度、理事長に和田 タカ子を擁しNPO法人になった。
 創生期には日本のオペラで注目され、モーツァルト・シリーズ、プッチーニ・シリーズを経て、今回から向こう3年間、ヴェルディ・シリーズを開始する。その第一作が、彼の出世作「ナブッコ」だ。
 旧約聖書の話なので馴染みにくいが、エンターテイメント間違いなしのスペクタル・オペラ。囚われのヘブライ人が祖国への憧れを歌う有名な合唱「行けわが想いよ、黄金の翼に乗って」は、初演当時、オーストリアの支配下にあったイタリアで熱狂的に支持された。単独で演奏されることも多い感動的な名曲だ。このために、今回の合唱にはいつもの「オペラ彩合唱団」に男声合唱団の早大グリークラブと慶大ワグネル・ソサエティーの有志が加わり、100人の大合唱団が舞台に乗る。ソリストには、チラシにあるそうそうたる面々が登場し、指揮者にフランスを拠点に活躍する佐藤正浩、演出にはベテランの直井研二があたる。
http://opera-sai.jp/
注:写真は、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、全画面見られます。

.

2008年2月16日 (土)

ENSENBLE OF TOKYO 2008

アンアンブル of  トウキョウ
2008年 定期演奏会080428
 アンアンブル of トウキョウは、フルート奏者の金昌国が束ねる、若手中堅演奏家17名の同人的なアンサンブル。同質の音楽観を持ち、密度の濃いアンサンブルを目指している。プログラムに応じて客演を加え、その都度、編成を変えて演奏を行うことに特徴がある。二重奏、三重奏などから弦楽合奏、協奏曲、交響曲などオーケストラ編成にいたるまでの幅広いレパートリーを持っている。年4回の東京における定期演奏会をはじめ、やまなみ国際音楽祭、さいたまアンサンブルの中心メンバーとして活躍している。
 どんな楽団だって、全ての演奏がハナマルというわけにはいかないが、このアンアンブルはめっぽう歩留まりがよく、特に12月の最後の演奏会はいつも超ハナマルなので、つい、次年度の公演を予約して帰ることになる。
第86回 室内楽の夕べ
4/28(月)pm7:00 東京文化会館小ホール
 ピアノ三重奏、弦楽五重奏、それに、2007年の日本音楽コンクール第1位のフルーティスト上野由恵をゲストに迎えてのトリオなど。
第87回 シュトゥットガルトの名手達
7/16(水)pm7:00 東京文化会館
小ホール
 金のかっての盟友シュトゥットガルト音大教授が同僚2人を伴って来日し、モーツァルトのオーボエ協奏曲とファゴット協奏曲、それにハイドンのトランペット協奏曲と、超名曲を3曲も奮発する。
第88回 バロック音楽の夕べ
9/30(火)pm7:00 紀尾井ホール

 テレマンのトリオソナタ(2本のヴァイオリン、2本のオーボエ)、バッハのチェロとチェンバロのソナタ、それに金のフルート吹き振りでブランデンブルグ協奏曲第5番。
第89回 オーケストラのひととき
12/28(日)pm7:00 紀尾井ホール

 室内管弦楽団で、モーツァルト「ドン・ジョヴァンニ」序曲、青山聖樹のオーボエでクロンマーの協奏曲、モーツァルトの交響曲第40番と小林美恵と玉井菜採で「2台のヴァイオリンのためのコンチェルトーネ」
http://www.ensembleoftokyo.com/
注:写真は、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、全画面見られます。

2008年2月13日 (水)

伊藤 恵 ピアノ・リサイタル

新・春をはこぶコンサート
8年連続コンサート Vol.1
4/29(火・祝)pm2:00080429pf
紀尾井ホール

 シューベルト弾きとして知られる田部京子が昨暮、「これからシューマンに挑戦します」と書いたばかりだが、ひと様々とはこの事か、シューマン弾きとして知られる伊藤恵が、この春からシューベルトだというのだ。しかも、「シューベルトをコンサートで取り上げることを、ほぼ20年間封印してきた」というのだから、これはただごとではない。さらに、ご託宣は、こう続く。
「先頃20年かけて完成したシューマンのピアノ作品全曲録音ですが、その間いつも心の奥深くにシューベルトへの憧れが存在していました。今考えると、私なりの無意識の方程式ができあがっていたのでしょう。・・・シューベルトの音楽と向き合い、その世界を音で表現するには、どこかのお寺にこもって修行、滝に打たれ身も心も清らかになって…と思っているうちに20年。長生きできるなら、修行終了まであと千年はかかりそうですが、人生の方が先に終わる前に、この8年間で彼の悲しみや孤独、しかし聴き手には希望と慰めをくれる素晴らしい音楽と、真摯に向き合っていきたいと思っています」
 この、“新・春をはこぶコンサート”が、四月末、いよいよ開始される。前回はシューマンを中心とした8年だったが、新たな8年はシューベルトを中心にプログラミングしていくという。例えば、シューベルトとシューマン(忘れるわけにはいきません)、シューベルトとショパン、シューベルトとブラームス…というような選曲になるという。
「死の年に書かれた最後の3つのソナタを1回のコンサートで弾く──この怖しいけれど魅力溢れる試みは長年の夢でした。新シリーズは、第一回をこの遺作ソナタで始め、2015年の最終回も同じプログラムで飾りたいと考えています」
http://kei-itoh.com/
注:写真は、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、全画面見られます。

2008年2月10日 (日)

ヴィオラスペース、                  東京国際ヴィオラコンクールを創設

(1/15)

Photo_2 ビオラ奏者の今井信子が提唱し1992年から開催されている音楽祭「ヴィオラスペース」が、来年5月に「東京国際ヴィオラコンクール」を創設する。1/15、その概要を発表する記者会見を覗いてきた。
 ビオラ単独のコンクールとしてはもちろん国内初。総合コンクールの「ヴィオラ部門」としては、ミュンヘン国際音楽コンクールとジュネーヴ国際音楽コンクールがあるが、単独の国際コンクールとして知られているのは、ライオネル・ターティス国際ヴィオラコンクール(英国)とウィリアム・プリムローズ国際ヴィオラコンクール(米国)ぐらい。国際と名打ったコンクールでは世界でも珍しく、しかも、アジア初だ。
 このコンクールは、優れたビオラ作品の紹介と新作発表、将来性のある優秀な若手の発掘、日本から文化の海外発進などを掲げ、「ヴィオラスペース」の一環として3年ごとに開催される。第1回の応募は今年3月から12月1日まで。審査・発表は東京・四谷の紀尾井ホールで来年5月21日から31日まで行われる。
 この会見で記憶に残る発言が二つあった。ひとつは、ある記者の「過度な競争を煽るという批判がある。なのに、何故コンクールなのか?」という質問。いささか乱暴だと思う。まずコンクールありきではなく、埋もれた逸材を発掘する手だてとして選択されたコンクールだ。国際的に認知されるためにはヨーロッパまで出掛けていかなければならないのが実情だ。だから、アジアでの開催は大いに歓迎されるだろう。アジア地域だけではない、ニュージーランドやオーストラリアからもヨーロッパは遠いのだという。
 何にでも功罪はある。功のほうが大きいから選択するのだ。もし質問するなら、「如何にして罪を減らすのか?」であるべきだ。
 「勝つ負ける、権威を得るというよりは一人ひとりが個性を出し、それが認められる場をつくり、若い人たちに勇気を与えたい」と今井はその意欲を語った。
 ピアノとヴァイオリンばかりがまかり通るクラシック音楽界、縁の下の力持ちなどと云われて甘んじてきたヴィオラだが、オーケストラ音楽を聴いていて、ヴィオラの音が一度も浮き上がってこない演奏会が何回かに1回はある。その度に憤慨して家路につく。(そんなはずがない、必ずどこかに出番があるはずだ) 
 もうひとつ質問、と云うより提言があった。長らく都響の事務局に務め生き字引のような存在だった今村晃氏。何と彼は若き日、コントラバスの奏者だったと打ち明け、「仲間うちで、コントラバスが日の目を浴びる時がいつの日か、必ずやってくると信じてきた。ヴィオラが注目されることになった今日、その日が一歩近づいた。感無量」と云い、また、こうも助言した。「長く続けることが求められる。いま牽引力になっている今井さんが元気でいる間はいいとして、その後のことも視野に入れて運営していって欲しい」という。何と実のある提言だろう。
 というのも、つい先週、今年が第76回という「日本音楽コンクール」の告知記事を書いたばかり。ひと言で76年というが、富国強兵時代、満州事変という名の日中戦争、「欲しがりません勝つまでは」の太平洋戦争、その後の敗戦の動乱期を生き抜いてきたわけで、これは並大抵のことではない。高度経済成長期に村起こしとして乱立した各地の音楽祭がバブルと化して次々に消えていった教訓を、我々は踏まえて生きていくことを求められているのだから。
問い合わせ:東京国際ヴィオラコンクール運営事務局
Tel:03-6418-8617  Fax:03-6418-8740

2008年2月 4日 (月)

第76回日本音楽コンクール

受賞者発表演奏会
3/4(火)pm6:30
東京オペラシティ
 コンサートホール080304

 日本音楽コンクール、1932年に始まって76回ということは、毎年欠かさず開催されてきたということだが、これがどんなに大変なことか、お分かりになるだろうか。
 日中戦争の最中の38年に毎日新聞社の主催となり、大平洋戦争末期、敗戦前年の第13回は「音楽コンクール」という外国語の名称を使うことが出来ず、何と「音楽顕奨」と称された。敗戦の年の第14回は混乱を極めたため翌46年春に延期して「音楽コンクール」の名称を復活させて実施。同じ年秋に第15回を開催したという。何という執念だろう。49年の第18回から日本放送協会との共催となり選考の経過が中継放送されるようになった。
 第76回を迎えた今年度は、予選、本選を経てピアノ、バイオリン、作曲(室内楽)、声楽(オペラアリア)、フルート、オーボエの6部門の入賞者が決定し、才能あふれる若者たちを選出した(オーボエは1位なし)。
 この演奏会は、5部門の第1位受賞者の受賞記念のお披露目コンサートなのだ。
 協奏曲の共演は、飯森範親指揮/東京交響楽団。作曲部門の演奏は、安良岡章夫指揮/アール・レスピラン。
 出演者・演目は以下の通り。
①作曲部門1位:稲森安太己 
 ピエドラ(室内楽作品=受賞作品再演)
②フルート部門1位:井出朋子 
 ジョリヴェ:フルートと弦楽のための協奏曲
③バイオリン部門1位:長尾春花 
 バルトーク:ラプソディー第2番   
④フルート部門1位:上野由恵 
 尾高尚忠:フルート小協奏曲 op.30 
⑤声楽部門1位:廣田美穂 
 マスネ:歌劇「ル・シッド」より、“泣け 泣け わが瞳よ!”
 ヴェルディ:歌劇「2人のフォスカリ」より、“天よ、その全能のまなざしに”   
⑥ピアノ部門1位:佐藤彦大 
 シューマン:ピアノ協奏曲イ短調作品54より第1楽章
http://oncon.mainichi-classic.jp/index.shtml
注:写真は、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、全画面見られます。

.

« 2008年1月 | トップページ | 2008年3月 »