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2008年2月22日 (金)

神奈川フィルハーモニー管弦楽団 特別演奏会

シュナイト音楽堂シリーズ、
“シューマン”に挑戦0804

 ハンス=マルティン・シュナイトが音楽監督に就いて2年目の今春、神奈川フィルは、県立音楽堂のシリーズで、“シューマン・シリーズ”を立ち上げる。
 シュナイトが初めて客演したのが2001年6月というから、神フィルとのつき合いは、はや7年になろうとしている。この間、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンといったウィーン古典派の奥義を余すところなく伝授されてきた神フィルだが、その次が、何と、シューマンとは!
 というのも、シューマンのオーケストラ曲は“イマイチ”と云うのが通説となっているからだ。ピアニストが書いた曲の限界とまで云われている。普通なら「できれば避けて通りたい」はずなので、このシューマン・シリーズには他の楽団もビックリだろう。
 しかし、その一方で、下野竜也が、読売日響の正指揮者に就任したときの記者会見で、“シューマンに拘りたい”と洩らしているのだ。感動を呼ぶ演奏まで昇華させるのが至難の曲、挑戦しがいがあるということだろう。
 これまでの神フィルの県立音楽堂シリーズは、みなとみらいホールでの定期演奏会とは一味違う趣だった。このシリーズは、食わず嫌いだった私にとって、願ってもない機会だ。神フィルは、マエストロ・シュナイトと、新たな関係を築く段階に入ったとお見受けしたが、如何だろうか?
第14回 4/12(土)pm3:00
序曲,スケルツォと終曲、
ヴァイオリン協奏曲、交響曲第1番「春」

第15回 5/10(土)pm3:00
交響曲第2番、ブラームス:セレナード第2番

第16回 6/7(土)pm3:00
チェロ協奏曲、交響曲第3番「ライン」、
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲

 人気のコンマス石田泰尚をソリストに迎えてのヴァイオリン協奏曲にも注目したい。国立音大卒の翌年、22歳で新星日響の副コンマス、24歳でコンマスに就任して注目され、2001年から神フィルのソロ・コンサートマスター。舞台を見ていると、シュナイトが絶大な信頼をおいていることが、一目瞭然だ。
 5月と6月の公演にはブラームスも登場する。6月の「ハイドンの主題による変奏曲」は他でも聴く機会があるだろうが、5月の「セレナード第2番」は、ヴァイオリン・パートが全くないという変わった編成の室内管弦楽曲なので、ブラームスの交響曲などの演奏会ではまず聴く機会のない曲だ。
 6月のソリスト山本裕康は神フィルの首席チェロ奏者。桐朋大在学中の1987年、第56回日本音楽コンクール優勝。91年都響の首席に就任するも思うところあって3年で辞し、全国行脚の放浪生活。97年、流れ着いた島が神フィルという。HPで「日本全国チェロ1本、バッハ無伴奏デリバリー」と名打って出前を宣伝する、見かけによらぬ無頼漢だ。
 交響曲第4番はどうするの? と、お思いだろう。もちろん、予定されていると思うのだ
が、この音楽堂が今秋から今年度一杯、改修工事に入るとのこと。第4回は来春以降に持ち越すことになる。
http://www.kanaphil.com/
注:写真は、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、全画面見られます。

 


 

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