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2008年3月 3日 (月)

大島まり子 ピアノ リサイタル

APAISER
MARIKO OHSHIMA PIANO RECITAL
4/4(金)pm7:00080404pf
浜離宮朝日ホール

 毎回テーマを定めてリサイタルを催す大島まり子さんだが、今回の「APAISER」は、フランス語「アペゼ」で、“癒す”の意という。演目が決まる経緯を語ってもらいました。
 世紀が変わって間もないのに、私たちの周りは日々、目眩く移り変わっていく。しかし、一方で、毎年の春の訪れのように変わらないものもある。そうした漠然とした思いを抱いていた大島さんだが、NHKのアーカイブでベートーヴェンの「テンペスト」を弾く巨匠ケンプに出会った時に、突然、そうした思いが自分の前に立ちはだかった。いまの私たちの弾き方とはおよそ違うのだが、それは強烈な印象だった。
 その一方で、大島さんは一昨年のリサイタルの直後に母親を亡くしたのだが、その悲しみから立ち直らせてくれたのは、やはり音楽だった。特にラフマニノフの「エレジー」に救われた。芸術には人の心を癒す力があるということを身をもって体験したという。
 今回の演目の軸は、こうして決まった。「テンペスト」の前にスカルラッティで心の準備を、そして、「エレジー」のあとにはリストを配した。
 愛知県立芸術大学音楽学部ピアノ科を卒業後、神奈川の県立高校の音楽教諭の職に就き、音楽教育と共に演奏活動を開始し、1980年、第一生命ホールでデビューリサイタル。以降、古典派、ロマン派を中心に活動している。一昨年の前回のリサイタルでは、「音楽から絵画へ」と題して、同僚の美術の教師の屏風絵とのコラボレーションを試みている。
 現在、寒川高校の教諭の大島さん。特に音楽を学びに来ているわけではない普通高校の生徒に音楽を教えている。
「演奏会も特別な人ではなく、普通の人に聴きに来てもらいたいと思っています。収益金は少しですが、世界自然保護基金(WWF)に寄付させて頂きます」
http://www.proarte.co.jp/c_detail.php?cate=26&fileid=149886
注:写真は、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、全画面見られます。

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コメント

私が通っていた某神奈川県立高校で音楽の教師をされていた方だ。授業の合間や放課後、音楽室でダイナミックにピアノを弾いておられたことを思い出した。当時、私の拙い指揮者論にも耳を傾けてくれた。カラヤンのレコードを音楽の授業で聴かせてくれたが、私は反発し、カール・ベームの方が名演だ!などと言って困らせた記憶があります。髪の毛が長く、美人の先生でした。あれから30年、どんなピアニストになられたのか。

10数年前、数年間同じ職場で仕事をさせていただいていました。
フリードリヒ・グルダの最後の来日公演を聴きに、大島さんを囲んでクラシック音楽好きの同僚数名とオーチャード・ホールへ出かけ、素晴らしいベートーベンやシューベルトの演奏を楽しみ、帰りに音楽についてあれこれ語り合ったことを今でもはっきり覚えています。
響きの美しいホールでの彼女の演奏を楽しみにしています。

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