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2008年3月19日 (水)

「フィガロの結婚」2公演とイタリア・オペラ

リリカ企画 vol.8 (北とぴあ 3/9)
プッチーニ「ジャンニ・スキッキ」
レオンカヴァッロ「道化師」

サントリーホール オペラ・アカデミー「フィガロの結婚」(3/11)
新国立劇場オペラ研修所「フィガロの結婚」(3/13)
オペラ彩 第24回定期 (和光市民文化センター 3/15・16)
ヴェルディ「ナブッコ」

Photo 「道化師」は、マスカーニ作曲の「カバレリア・ルスティカーナ」との二本立てが一般的だが、今回はプッチーニ唯一の喜劇「ジャンニ・スキッキ」と組まれているのがミソ。13世紀フィレンツェの実在の人物スキッキに遺言を偽造させようという欲の突っ張った、ドタバタ劇だが身に詰まされる一面も。その後に登場する道化師カニオのオンステージとオフステージ。彼はとうとうその一線を越えてしまう。この二本立てはヒットだ。二日目のカニオ役で喝采を浴びた田代誠は「ナブッコ」にも登場した。
「フィガロの結婚」のサントリーホール公演は、オペラ・アカデミーの研修の成果を発表するという意味で、新国立劇場の研修所公演と同様だが、こちらは小ホールでのセミステージ形式。タイトルロールは、今年誕生日が来て26歳という大山大輔で、恐らくこの日の出演者で最年少ではなかろうか。彼のモットー<台詞を最重要視して語る芝居>を見事に演じていた。オケは手慣れた東フィル。チェンバロのパートをフォルテピアノに換えていたが、ホールのキャパが300人強と小さいこともあって、私はチョロロンと可憐にむせぶチェンバロで欲しかった。
 対する新国の研修所修了公演は、第8期から10期の研修生の選抜メンバー。第1期生の林美智子がケルビーノ役でゲスト出演したが、研修生は臆することなく演じていた。オケピットには、三鷹風のホールで見事に成長したトウキョウ・モーツァルト・プレイヤーズ。演出はごくオーソドックスな手法なのだが、幕ごとの転換が中劇場特有の回転する装置を有効に使った見応えのある舞台で、照明の変化が効果を上げていた。Photo_4
  照明と云えば、「ナブッコ」の舞台は見事だった。手抜きのない舞台装置とその転換、過不足のないソリスト陣と大合唱。初日に少々頑張りすぎの管弦楽も、二日目にはしなやかなヴェルディ・サウンドを聴かせてくれた。
注:写真は、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、全画面見られます。

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