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2008年3月 8日 (土)

佐藤久成ヴァイオリン・リサイタル

HISAYA SATO VIOLIN RECITAL
オール・ロマンティック・プログラム080506vn

5/6(火・祝)pm2:00
東京文化会館
小ホール

 ライフワークとして、知られざる作曲家や忘れられた作品、未知の絶版楽譜の収集・発掘に力を注ぎ、それらの紹介・初演・レコーディングを積極的に行っている佐藤久成は、長いこと欧州で活躍していたが、最近、日本に拠点を移し、年に数回リサイタルを開いている。最近は、ヴィルヘルミー、オンドリチェク、ヴェチェイ、フバイなど往年のヴィルトゥオーゾ作品やワインガルトナーをはじめとするソナタの初演などを行っている。
 一昨年、このHPでフルトヴェングラーのヴァイオリン・ソナタ2曲の公演を紹介したのでご記憶の方もおられようが、何しろ上記のような“本邦初演”を旨とする奇特な催しだけに、誰にもお勧めとはいかない。フルヴェンのソナタは、それぞれ1時間弱と1時間強という、超大作だった。しかし今回は、本邦初演といっても、“オール・ロマンティック・プログラム”と題し、チャルダッシュなど楽しめる作品だし、シューベルトやグリークもあるので、安心してお勧めできる。
  ヴィクトル・ヴルース(1876~1944) は、フランクとルクーに勝るとも劣らないベルギーの作曲家。もともとヴァイオリニスト、指揮者としての活動が主だったが、作曲家として歌曲や管弦楽作品のほか数曲のオペラも書いている。ヴルースの作風は、「同じベルギーの先輩作曲家であるフランクの伝統、ルクーの熱情と叙情性、あるいはショーソンの詩的な響き、マニャールの内的精神性などにも近いように思います。また、ワーグナーの半音階技法や大胆な管弦楽法の影響も見受けられます」。
 もう一人のイェネー・フバイ(1858~1937)は、ハンガリー人ヨアヒムの弟子で、今年生誕150年にあたる。.リストとデュオを組んで欧州各地で公演を続けたが、強烈な愛国心から故郷のブダペストに帰り、ブダペストのリスト音楽院で多くの優れた弟子を育て、数多くの作品を書き残した。近代ハンガリー・ヴァイオリン流派の確立は、彼の教育によって成された。「その作品の特徴を一言で表すなら、正に“ハンガリー・ジプシー音楽”の濃い情念が強烈に見られるということでしょう」。
 以上は、彼の蘊蓄のごく一部。彼の略歴も含めて、以下のURLでじっくりご覧ください。
http://www.hisayasato.com/projects-kaisetsu.html
注:写真は、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、全画面見られます。

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