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2008年4月28日 (月)

東京歌劇団、旗揚げ公演

ショスタコーヴィチ作曲
『ムツェンスク郡のマクベス夫人』

5/4(日) 5/5(月・祝)pm2:00080505
サンパール荒川
都電・荒川区役所前下車1分

 きわどいデザインのチラシが飛び込んできた。オペラの公演告知だった。
 バス歌手の岸本力、バリトン歌手の田辺とおる、指揮の珠川秀夫、演出の大島尚志の4人が中心になって発足した東京歌劇団が、旗揚げ公演に選んだのが5/4・5、このショスタコーヴィチのオペラ「ムツェンスク郡のマクベス夫人」なのだ。
 日本人キャストでは本格的なオペラ上演されたことのない「ムツェンスク…」に挑戦したいと、田辺がロシア声楽曲の第一人者の岸本に持ちかけたのが始まりだという。
「旧ソ連を代表する作曲家のこの作品は、海外の音楽祭や名門歌劇場では、既に重要なレパートリーとして定着している。それが日本で上演されないのは、もったいない」と、海外経験の長い田辺。受けた岸本は「長くロシアの歌を歌い続けてきた私にとって、この作品は悲願」だった。
 オペラの主役は家庭生活に倦怠感を感じているカテリーナ。ふとしたことでセルゲイとの浮気にのめりこみ、舅ボリスと夫ジノーヴィーまで殺して、セルゲイとの結婚式にこぎつける。(シェクスピアの「マクベス夫人」そっくり)
 
大島は「今回の演出では、主人公カテリーナを、命をかけて人間らしく生きようとした女性としてとらえています。そのための性描写であり、殺人シーンです」
 映画音楽にも長けていたショスタコーヴィチならではのエンタテイメント。過激な音楽描写でも知られ、初演から話題を呼んだが、2年後の1936年正月にスターリンが観劇、激昂して途中で退席。その後、体制批判の烙印を押され、20年以上、封印されてしまった。
 が、「政治批判的な面ももちろんありますが、ロシア民謡の旋律も使われていて、全編にわたって、哀愁を感じます」と岸本氏。
 今回ボリス役を歌う田辺、岸本をはじめ、主要役には、実力派が出演する。カテリーナの菊地美奈、黒木真弓は、目下上昇株、期待のソプラノだ。
http://www.tanabe.de/t/TokyoOpera.htm
注:写真は、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、全画面見られます。

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