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2008年4月 1日 (火)

土田越子 ベートーヴェン ヴァイオリン・ソナタ   全曲演奏会 Vol.1

ベートーヴェンの美しく個性的な全10曲のソナタ
その足跡を辿る4回シリーズ
080420
ピアノ 加藤洋之
4/20
(日)pm2:00
王子ホール

 コンサート会場の入口でもらうチラシの束が今春はことのほか重い。その中には斬新なデザインに惹かれ、棄てがたいものもある。この土田越子のリサイタルもそのひとつだ。
 桐朋学園からロンドンに留学という経歴で、ウィーン・ドイツ音楽を得意としてきている。それは、アマデウス弦楽四重奏団の故ノーバート・ブレイニンに師事、その薫陶のお陰だという。
 この正月に亡くなった江藤俊哉に、もう20年も前のことだが、「あなたの音楽と音はベートーヴェンに合っている」と云われた。以来、いつかは、と思っていたそうだ。その彼女が、2005年のリサイタルに際して受けたインタビューで、「次は、ベートーヴェンの10曲のソナタ全曲に挑戦したい」と洩らしている。ブレイニンが亡くなった直後のことだ。
 かくして、この春、10曲のソナタに2曲の「ロマンス」を加え、春秋一回のペースで、4回シリーズがスタートする。「4月10日に亡くなったブレイニンの追悼」なのだという。
 初回の演目について語ってもらった。
 ベートーヴェンのソナタは、前期、中期、後期に分けられるが、今回の演目は中期の曲で初期の曲を挟むかたちだ。中期の3曲が書かれた1802年は「ハイリゲンシュタットの遺書」の年なのだが、最初に弾く第6番は、耳に馴染むメロディックな曲。第3楽章が変奏曲なので、2曲目はロンドで終わる初期の第3番、これも長調の曲だ。最後の第7番は、いわくのある‘ハ短調’。しかも、彼にとっては二作目の‘4楽章’建て。メインディッシュに相応しい曲だ。
 原題が「クラヴィーアとヴァイオリンのためのソナタ」なので、ピアノ奏者は伴奏者ではなく共演者でなくてはならない。今回つき合ってもらうのは加藤洋之。全10曲なので、デュオの演奏会を聴きまわって慎重にお願いしたという。藝大在学中に「安宅賞」を受賞という天才肌、ウィーン・フィルの第1コンマスのライナー・キュッヒルと2001年来のデュオ・パートナーだ。
申込み:ヒラサ・オフィス:03-5429-2399
http://www.music.co.jp/classicnews/interview/library97.html#470
注:写真は、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、全画面見られます。

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