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2008年7月 8日 (火)

プッチーニ生誕150年フェスティバル・オペラ

歌劇 『三部作』
外套/修道女アンジェリカ/ジャンニスキッキ

8/10(日)pm3:00080810
東京文化会館

 「三部作」は、プッチーニがパリでダンテの「神曲」を観て構想を得たとされる。いずれも1時間弱とオペラとしては短い作品なので、1919年12月14日、ニューヨークのメトロポリタン歌劇場での初演も、三作が一挙に上演された。以後、三作とも一晩に上演される機会もあるが、最近では、他の短めの作品、例えば、レオンカヴァルロの「道化師」、マスカーニの「カヴァレリア・ルスティカーナ」などと「ジャンニスキッキ」といった具合に2本立てのことも多い。今回は、初演当時と同じ順に3本立てで上演される。
 チラシのウリは“生誕150年”だが、私が外せないのは、第一に、演出に粟國淳を据えているからだ。例えば、これまで観た二期会公演で私が秀逸だと思っている『仮面舞踏会』、これは彼の演出だ。この“黒いキャンバスに絵が描ける天才画家”粟國を起用したのは、誰だ? 主催が実行委員会となっているが、実質は労音。聞くところによると、仕掛け人は「外套」にルイージで出演するテノール歌手の井ノ上了吏。彼は今回、芸術監督に据えられている。
 第二に、ヴェテラン歌手が大勢出演することだ。3本立てなのだから、主役とその共演者は当然だが「×3」。「外套」のミケーレ佐野正一、「修道女…」のタイトルロール井ノ上ひろみ、公爵夫人の岩森美里、「ジャンニ…」の直野資、ラウレッタ高橋薫子といったベテラン揃い。それに若手の新鋭も加わる。「外套」のジョルジェッタに大山亜紀子、「修道女…」には森美代子、「ジャンニ…」のリヌチョに樋口達哉、といった具合だ。
 ところで、ダンテの「神曲」を知らないためか、私には共通点があるとは思えない。“一日に三通り楽しめる”、超オススメの催しなのである。
 一作目の「外套」は最もヴェリスモ(現代劇)風。「修道女アンジェリカ」は奇蹟の顛末…という宗教神秘劇で、しかも登場人物が全て女声、プッチーニのオペラとして、とても珍しい作品だ。三作目の「ジャンニスキッキ」はかなりポピュラーな遺産相続をめぐるオペラ・ブッファ。ご存知の方も居られましょうが、演出と役者の演技次第で抱腹絶倒の喜歌劇となる。キャストの一覧などは下記のHPで。
http://www.ro-on.jp/Puchieny/T-20080810.htm
注:写真は、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、全画面見られます。

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コメント

この度は、三部作掲載有難うございます。

門馬様
本日、「外套」の初立ち稽古を迎え感無量であります。最初に演出家粟國さんの「外套」に出てくる各キャラクターの説明と演出のコンセプトについてお話があり、その後いよいよ立ちとなりました。楽しみです。
今後ともよろしくお願いいたします。

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