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2008年7月19日 (土)

栗國淳演出の歌劇三部作「外套」の稽古

立ち稽古始まる
プッチーニ生誕150年フェスティバル・オペラ

8/10(日)pm3:00開演・東京文化会館


P1040367at_2  8/10の本番まで1カ月を切った7/17、他の2作より一歩先に進んでいる「外套」の稽古場を覗かせてもらった。
 特に、この日の「外套」はヴェリズモ・オペラだから、男と女、夫と愛人との間の、女の葛藤などは、いつの世も同じ。だからソリストはまず、現代劇の役者でなければならない。栗國は、P1040289at イタリア語の台詞をネイティブのように対話するようアドバイスする。対話は、単に会話ではない。感情の機微に触れるちょっとした所作の不自然さを正す。その上、歌わなくてはならないのだから、新人にはむりな仕事だ。
 私はこの日、最初だったので下見のつもりで出向いたのだが、演出家栗國が席を立って自ら出演者の立ち 位置で、P1040292at演技を始め、イタリア語の台詞の合間に、「だから…」、「…でしょっ」と、日本語が飛び交う様を目の当たりにして、その一端をお見せしたくなり、配信することにした。
 見ているうちに、7年ほど前に見たヴォルフ・フェラーリの「イル・カンピエッロ」を思い出した。アリアと言えるアリアはないし、だれが主演というわけでもない。典型的なヴェリズモ・オペラなので、登場人物全員が同じ力量を持ってないとうまくいかない。また、それ以上に演出次第で面白さがまるで違ってくるのだ。私はこのオペラで栗國淳を知ったのだ。P1040338atそう、このオペラ、栗國によって、私はヴェリズモ・オペラに開眼したのだった。それまで贔屓の歌手がお目当てだったオペラから、歌劇という演劇を観ることを憶えた。例えばモーツァルトの「フィガロの結婚」などは、演出によって何通りもの「フィガロ…」があるのだ。脱線はここまで。
 個々の写真を説明している暇(いとま)はないが、茶色のシャツの細身の出で立ちが栗國。是非、写真を拡大して御覧いただきたい。この日の出演者は、ジョルジェッタ大山亜紀子、ルイージ井ノ上了吏、ミケーレ佐野正一、タルパ黒木純、フルゴーラ清水華澄と、そうそうたるメンバーだ。
http://www.ro-on.jp/Puchieny/T-20080810.htm
注:写真は、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。


 

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