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2008年11月 3日 (月)

谷本潤 ヴァイオリン・リサイタル
11/15(土)pm5:30
ウラディーミル・ブードニコフ
ピアノ・リサイタル

11/15(土)pm2:00081115pf

いずれも音楽の友ホール

 谷本潤はロシアもののオーソリティとして、知る人ぞ知るヴァイオリニスト。ブードニコフと組んで東京とハバロフスクで、ここ8年共演を重ねている。思索的な人柄がブードニコフとの相性のよさの一因となっている。
 今回の前半は無伴奏曲。ロシア音楽の開明期の作曲家ハンドシュキンと、ショスタコーヴィチと並びソ連体制下に晦渋な作風を強いられたヴァインベルグの取り合わせは、ロシア史をたどるような興味を感じさせる。
 後半はうって変わって親しみやすい小品を並べている。ここではグレチャニノフが珍しい。またフランス文化にも造詣の深いブードニコフとのショーソンの「ポエム」は、「ポエムはもう聴き飽きた」という方にも、この曲の魅力を再認識してもらえそうだ。
 マチネのヴラジーミル・ブードニコフは、ハバロフスク交響楽団専属のピアニストで、東京でのピアノリサイタルは昨年に続き2回目。昨年はチャイコフスキーの小品とラフマニノフの小品だったが、今回は本人たっての会心のプログラムだという。谷本氏曰く。
「聴きどころは、まず前半のブラームス。内面的な音楽的掘り下げが真骨頂の氏の解釈を楽しみにしている。後半はやはりメットネル作品。来春難曲のメットネルのコンチェルト3番をハバロフスク響と共演するだけに期待される」
 先般、谷本とミッテンヴァルトレーベルよりロシアの隠れた作曲家カトワールのヴァイオリンソナタ集をリリースし「2008年度文化庁芸術祭参加作品」CDに選定されたことからも察せられるように、「お国ものプラスアルファの、深い楽譜の読みを聴きとっていただきたい。モスクワやペテルブルグが拠点のピアニストなら、とっくに話題になっていておかしくない本格派ピアニスト」なのだ。
 日本海側の自治体が既に官民一体で極東ロシアとの経済、文化交流をすすめている昨今、これからが彼の出番かも知れない。
http://homepage3.nifty.com/mittenwald/mtwdcd/cd-catoire.html
注:写真は、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、全画面見られます。

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