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2008年11月13日 (木)

イェルク・デームス 傘寿を祝って
80歳バースデー・ピアノ・リサイタル
12/2(火)pm7:00
東京文化会館 小ホール

 1928年12月2日、オーストリア南部のサンクト・ペールテンに生まれたデームスは、ウィーン音楽院に在学中の14歳の081202pとき、ウィーン楽友協会でデビュー。チラシに謳われているが、文字通り、“ウィーン・ロマン派、最後の巨匠”、間違いなし。その後のプロフィールは下記のHPでご覧いただくとして、彼が師事した先達の名に、イーヴ・ナット、ギーゼキング、ケンプ、ミケランジェリ、フィッシャーの名が連なっている。いずれも敗戦後の日本にレコードで登場した、知る人ぞ知る巨匠たちだ。
 パウル=スコダ、グルダと共に、“ウィーンの三羽ガラス”と宣伝されたりしたが、一番元気だと思われていたグルダが2000年に他界し、ひょうひょうとした佇まいのデームスさんが今もって現役なのだ。
 共演した指揮者には、カラヤン、クリップス、クリュイタンス、サバリッシュの名が連なる。しかし、こうした中で、彼をもっとも信頼したのは、歌手たちだそうだ。シュヴァルツコップ、フィッシャー=ディスカウ、アメリンクらは、共演者として第一に彼を選んだという。
 その話の一端を、彼と共演した若いヴァイオリン奏者から聞いたことがある。「そこは、もっと歌わなきゃダメ!…シュワルツコップだったら、こう歌う…」と叱咤し、ピアノを奏でる。その彼の、歌手との豊富な共演経験は他では得られない貴重な教えだと。
 その彼の、この日の演目が、また凄い。
*J.S.バッハ:半音階的幻想曲とフーガ ニ短調
*W.A.モーツァルト:幻想曲 ハ短調
*L.v.ベートーヴェン:ピアノソナタ第32番
*R.シューマン:子供の情景
*F.シューベルト:ピアノソナタ第21番
 5人の作曲家の作品を、それぞれ1曲、デームスが選ぶとこうなる。ここにデームスの奇を衒うことのない人柄がすべて顕れている。そういえば、チラシの端っこに、こうある。
“溢れる詩情、限りなく美しい抒情性、作品に対する真摯な情熱”
 主催者の想いがすべて、この一行に込められている。
http://www.proarte.co.jp/artists2007-10.html
*チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、全画面見られます。

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