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2008年12月 6日 (土)

モーツァルト命日<ジュピター>絶品
飯森範親/神奈川フィル(12/5)秀演

 “感動に震える”という表現がある。ひとつの譬えだと思っていたが、この日、ジュピターの最終楽章のクライマックスで、この文字通りの表現が体の中から沸いてきた。
 最初のハイドンでウォーミング・アップを終え、休憩前のピアノ協奏曲が始まった辺りから、何とも不思議な想いが駆けめぐった。久元祐子さんが弾くモーツァルトの23番だった。
 この曲はナマのコンサートなどに全く行けない現役の会社人間の時代、レコードやCDでよく聴いてきた大好きな曲。なのだが、この日の管弦楽の響きが、それら過去の名演奏と寸分たがわぬフレーズが次々とホールを駆けめぐるのだ。かつてのウィーン・フィルの幸せな時代の名演奏。あのしなやかな管弦楽の響きが目の前に生演奏で繰りひろげられているではないか…
 何としなやかなホールの響きだろう…。それは、休憩後に更に磨きがかかって、交響曲第41番「ジュピター」が演じきられた。モーツァルトが作曲したのは、こういう曲だったのか こんな名演奏、果たして今後ナマで聴く機会があるだろうか。。。
 こうした名曲の秀演に出会ったのは、今年これが3回目だ。
 その1は、ホーネック/紀尾井シンフォニエッタ東京(5/17)。この日、弾き振りもしたホーネックが「未完成」を指揮した。この超名曲が初演されたのはシューベルトの死後ずーと経ってから…。と云うことは、彼も彼を知る仲間たちも、何と、この名曲の演奏を聞いていない。そう思ったら、不覚にも落涙してしまった。シューベルトに聴いてもらいたい、彼と一緒に聴きたかった。この日のことは、以下のURLで書いた。
http://musicalacarte.cocolog-nifty.com/blog/2008/06/post_ae31.html
 2度目は、つい先月末、オズモ・ヴァンスカ/読売日響「田園」(11/28)。過去の名演奏の録音が山ほどある。でも、それらの演奏はナマで行くことは出来ない。そかし、それらを超えた優れた演奏を聴けるチャンスがあるのだ。生きていてよがったと思う。で、つい、柄にもなく、いつもは書かないアト記事を書いてしまった。

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