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2009年1月31日 (土)

アルキュオン・ピアノ トリオ
室内楽コンサート090301
ヴァイオリン 安田紀生子
チェロ
高群輝夫
ピアノ
 蓼沼明子
3/1(日)pm2:00
日野市・七生公会堂

(京王線 高幡不動駅から歩5分)

 日野市に住まうアーティストが一昨年、市の後押しで演奏会を催した。そのなかから昨秋、ピアノトリオが誕生した。“アルキュオン”とは、カワセミのギリシャ語。カワセミは日野市の「市の鳥」なのだという。今回が、この楽団名では初めての公演だ。
 前回は、前半に気軽に聴ける小品を並べ、休憩後にピアノ・トリオでは恐らくもっとも長大なチャイコフスキーの「ある偉大な芸術家の思い出のために」(40分弱)を披露したが、そこには、聴衆に迎合しない、表現力に裏付けられた自信のほどがうかがえる。今回も充実した演目が用意されている。
 今回の演目は、クライスラーの小品数曲とメンデルスゾーンの1番のトリオで前半を終え、後半は、まずヴァイオリンとピアノでドボルザークのロマンティックな小品から2曲、次いでチェロとピアノでシューマンの「アダージョとアレグロ」。最後はチェリスト・カサド作曲のトリオで締めくくる。チェリストが書いた曲だけに、チェロの聴かせどころが一杯、という。
 ヴァイオリン奏者の安田さんは、子供のころにNHK教育テレビ「ヴァイオリンのお稽古」で久保田良作氏らの模範生として度々出演したいわば天才少女。桐朋学園大ディプロマコース進学後も久保田氏に師事、その薫陶を受けて自ら「アンサンブル・レスナンス」を結成し、アンサンブルやソリストとして、また在京オケのコンサートマスターとして、意欲的な活動を続けている。2000年には現代音楽団体「アンサンブル・ダーム」と共に欧州へ演奏旅行。ルクセンブルクの作曲家クロード=ラナースの作品などを演奏して国際的な評価を得た。
 チェロの高群さんは、桐朋学園大から東京藝大大学院古楽科ヘ進み、チェロを毛利伯郎、バロック・チェロを鈴木秀美氏に師事。古楽団体「ラ・ファンテーヌ」のメンバーとしてブルージュ国際古楽コンクール第2位など受賞し、以来、欧州の音楽祭などに招聘されている。現在、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団のフォアシュピーラー奏者
 ピアノの蓼沼さんは、東京藝大・同大大学院修了、手塚敏子、原智恵子の両氏に師事。ソロ活動のほか、声楽・器楽などとのアンサンブル、合唱の伴奏など、地元の日野市を中心に演奏活動に就いている。
主催:AK企画 予約・問い合わせ:Tel 042-587-5050
alkyon2009trio@hotomail.co.jp
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2009年1月30日 (金)

ロン・ティボー国際音楽コンクール
ガラ・コンサート

2/5(木)pm7:00090205
サントリーホール

 昨年11/15に開催されたロン・ディボー国際音楽コンクールの優勝者シン・ヒョンスと日本から出演して5位に入賞した長尾春花が、それぞれ入賞時の曲を演奏。さらにゲストとして2005年に2位入賞の南紫音がゲスト出演する、ガラ・コンサートだ。
 このコンクールは、若い才能を育み、世界へ羽ばたくチャンスを与える必要性を痛感していたフランスの名演奏家、マルグリット・ロンとジャック・ティボーによって1943年にパリでスタートした。3年を周期に毎年、ピアノ部門、ヴァイオリン部門、過去の優勝・入賞者を迎えたガラ・コンサートの3つに分けて行われるのが本コンクールの特徴で、本年はヴァイオリン部門の年にあたる。
 近年では山田晃子や南紫音をはじめ、多くの日本人アーティストを輩出し、07年度ピアノ部門では、日本人として15年ぶり5人目となる、田村響が優勝を果たし、衆目を集めた。
 本年度は、ヴァイオリン部門の年で、パリで行われた最終審査に、世界各国から厳選された4人の俊英ヴァイオリニストが残り、「情熱的かつ感情豊かな表現」で、パリの聴衆を熱狂させた韓国出身のシン・ヒョンスが優勝した。また、日本から出場した長尾春花は第5位入賞を果たした。
 この“ガラ・コンサート”は、毎年のことだが、パリ・コンクールの熱演を東京で味わうことができる、“華麗なる一夜限りの饗宴”。今年は広上淳一指揮の東京フィルがサポートする。「日本製紙グループスペシャル」の冠を戴いているためか、リーズナブルな価格設定なのが嬉しい。
http://www.long-thibaud.jp/
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2009年1月28日 (水)

高橋礼恵ピアノ・リサイタル
ベートーヴェン ピアノソナタの夕べ
2/22
(日)pm2:00090222pf
王子ホール

 2005年の第1回ボン国際ベートーヴェン・コンクールで2位入賞。以来ベートーヴェン弾きとして欧州各地でリサイタルを開催、各地の音楽祭に呼ばれている、ベルリン在住のピアニスト、高橋礼恵。
 数々の演奏会をこなしてきているが、「今年はドイツに渡って節目の10年。どうしても、ベートーヴェンのソナタだけのリサイタルをやりたかった」と、今回の公演が決まった。第32番のソナタは、ボンのベートーヴェン・コンクールでも弾いた彼女にとってはとっておきの曲だ。「弾きたい曲を並べたら、偶然、初期、中期、後期の作品が並んだ」
 第8番の「悲愴」は象徴的なハ短調、21番「ワルトシュタイン」は円熟した中期の、24番「テレーゼ」は中期と後期のあいだの過渡期の作品。最後の32番は「天国的な境地に達している後期の代表作」
 仙台市に生まれ、6歳から桐朋学園子どものための音楽教室で学び、桐朋学園大を経て、2000年にベルリン芸術大に留学。5年後に冒頭のコンクール入賞と報われた。
 オーケストラとの共演は、ボン・ベートーヴェン、プラハ放送響、ベルギー・ナショナル、ケルン室内・オケなど、国内では、九州響、仙台フィル、大阪シンフォニカーなどで、昨年10月の読売日響とベートーヴェンの協奏曲第1番は記憶に新しい。CDは、03年の東京デビューリサイタルのライブ(アクスティカ)とベートーヴェンの第4番(NAXOS)がある。
 詳細なプロフィールは下記のURLでご覧いただけます。
http://www.ne.jp/asahi/pianist/norie-takahashi/
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2009年1月24日 (土)

シューベルト完全全曲演奏会・第5回
佐伯周子ピアノ リサイタル

ベーレンライター新シューベルト全集ピアノソロ全7巻完成を機に
ウィーンの名ピアノ、ベーゼンドルファーインペリアル97鍵を弾く
2/12(木)pm7:00090212
東京文化会館
小ホール

ピアノソナタ第17番 ニ長調D850
即興曲集作品90D899
10のエコセーズD977+D145
他 2曲の舞曲

 チラシの束の中から、いまどき珍しいモノクロのチラシが顕れた。その文字情報は盛りだくさんで、さながら主催者のメモといった様相。その中から“即興曲集D899 作品90”の曲名が飛び込んできた。シューベルトのピアノ曲で一番好きなのが、この即興曲集と、もう一つ対をなすD935作品142。もっぱらブレンデルなどのCDで聴いている。演奏会で全曲弾かれることはまず無い。そういえば、指揮者の下野竜也さんが「聴くほうがそうなら弾く方だって同じように、静かにひとりで弾きたいからでしょう」と云っていた。今回のような全曲演奏会でなければナマで聴く機会はまず無いだろう。
 この演奏会は、見出しに謳っているとおり、シューベルトの全ピアノ曲の新しい楽譜が敢行されたのを機に、2004年夏にスタートした。
「未完の断片を含む壮大な企画なので、完結するのがいつのことになるのか予測がつかない。この97鍵のベーゼンドルファーでしかシューベルトの幅広いダイナミックス“fff~ppp”は出せない」と第2回から実現させた。このピアノは、都内の公共ホールでは上野の文化会館と初台のオペラシティにしかないそうだ。
 そして、「全曲弾けるのは、佐伯周子しかいない」。彼女のシューベルトの魅力は、これまでの「来場者アンケート」でも窺うことができるという。
*「シューベルトの指示通り」のダイナミクス&アーティキュレーション
*難しいパッセージも「シューベルトの指示通り」弾き切る卓越した技巧
*ベートーヴェンを手本としたシューベルトの意図を、再現する構成力
☆この告知を見て注文すると\3000円→\2000円に。

momma-y@parkcity.ne.jpへメール、もしくは
主催者(044-271-7027)に電話で。

http://blog.goo.ne.jp/piano_music/
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2009年1月23日 (金)

ICU「第九」プロジェクト2009
ベートーヴェン交響曲第9番

2/22(日)
pm8:00 入場無料
杉並公会堂 大ホール

オーケストラ・ICU第九プロジェクト2009管弦楽団

合唱・ICU第九プロジェクト2009合唱団090222icu
指揮・ 木村康人
ソプラノ・中村初恵
アルト・錦織まりあ
テノール・萩野領介
バリトン・Jeffrey Trambley 


 昨暮、リサイタルを告知したばかりのソプラノ中村初恵の名を見つけた。彼女のノンビブラートの歌唱は類い希なる逸品。今回の第九は、何と入場無料。これはもう、外せません。 
 ICU「第九」プロジェクトは、2001年2月にICU(国際基督教大学)の学生有志によって結成され、以来、年に一回、ICU礼拝堂でコンサートを開催してきた。今回、初めて本格的なコンサートホールでの開催となった。
 当初は最も有名な「第九」の第四楽章だけを演奏していたが、05年1月の第4回のコンサートで初めて全楽章演奏を達成。その後、W.A.モーツァルト作曲の“レクイエム”にも挑戦するなど、活動の幅を広げている。
 今回は、ICU混声合唱団主催のもとメンバーが集まり、新たに“ICU第九プロジェクト2009”を結成、通算7回目のコンサートとなった。「前回の演奏会でオーケストラ音楽監督を担当して下さいました木村康人氏を指揮者に、前回同様萩野領介氏を合唱音楽監督に迎え、現在、鋭意練習を重ねております。これまでとはまた一味違う、新たな第九をお届けできるよう精進してまいります」と主催者。
主催・ICU混声合唱団
http://www14.atwiki.jp/no9project/
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2009年1月17日 (土)

延原武春 指揮
日本フィル アフタヌーン・コンサート

2/4(水)pm2:00090204
杉並公会堂

“現代日本を代表する「古楽」のスペシャリストによる、特別な午後”…言い得て妙とはこのことだ。このシリーズは2回目の登場で、前回、「軽妙なトークとともに華麗なバロック音楽の真髄を聴かせてくれた延原武春」だった。
 延原武春といっても、関東では往年のオーボエ・ファンしか御存じないかもしれない。が、大阪で日本テレマン協会を束ねており、私が“浪速のヴィンシャーマン”と渾名するオーボエ奏者の草分け。近年は精力的に指揮活動を展開しており、協会創立45周年の昨年は、クラシカル楽器の楽団でベートーヴェンの全交響曲とミサ「ソレムニス」を振った。また、オーケストラ・アンサンブル金沢などにも客演している。
 渾名のキッカケは、70年代にドイツ・バッハ・ゾリステンを率いて頻繁に来日していたヴィンシャーマンの公演を聴いたことに始まる。その直後に大阪転勤。西梅田から中之島に通う途中に協会の事務所があった。チケットを買いに立ち寄ったとき、受付嬢に冗談で「浪速のヴィンシャーマンはお元気ですか?」と問うたのが奥に聞こえて、「ハイ、この通り!」と、御大が顔を出した。それが初対面で、以来、東京に戻ってからもご縁が続いている。
 今回の演目は、チラシにある如く、いずれも延原氏の十八番(おはこ)。この公演を逃すと、彼の東京での指揮はテレマン・アンサンブルの11/15公演まで待つことになってしまうから、どうしても外せないのだ。
http://www.japanphil.or.jp/cgi-bin/concert.cgi
http://www.cafe-telemann.com/top/topframe.htm
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2009年1月15日 (木)

アンサンブル東風(こち)
第10回記念定期演奏会
~愛、そして祈りの時へ~
2/6(金)pm7:00
第一生命ホール090206

      
マウンマウン・ゾーティエ(ミャンマー)
サウンガウク協奏曲『愛と疑惑』委嘱

エレル・パツ
(イスラエル)
『一閃のエレジー』委嘱
松下 功
《祈り三部作》
「陀羅尼」「天空の光」「祈りの時へ」


ヴァイオリン

:ジェラール・プーレ、澤和樹
サウンミャンマー・ハープ
:ザー・ザー・ウィン・マウン

 アンサンブル東風は、韓国、ミャンマー、タイ、オランダでの公演を通じて、各国の人々と多くの交流を重ねてきた。その交流から互いの文化を尊重することの重要性を再認識させられ、これまでに世界の新しい音楽・伝統音楽・民族楽器と共演してきた。これはその第10回の記念すべき定期演奏会なのだ。
 今回の記念演奏会は、「愛、そして祈りの時へ」と題して、ミャンマー、イスラエル、日本の作曲家たちの「祈り」をテーマにした作品を初演する。20世紀から21世紀へと時が移り、世界の人々は平和な時代が来ることを祈った。しかし、世界各地で繰り広げられている紛争は、ますます激化の一途を辿っている。
 ミャンマーの作曲家マウン・マウン・ゾーティエは、東京藝術大学大学院で作曲を学び、現在ミャンマーの文化省で後進の指導にあたっている。彼は、日本在住中も常にミャンマーの人々の平和な暮らしを願っていた。イスラエルの若手作曲家・エレル・パツは常に平和を願いつつ意欲的な作品を書き続けている。そして、以下、主宰の松下功、曰く。
 長年のテーマ「祈り」に基づいた《祈り三部作》を完成しました。交響曲「陀羅尼」、詩曲「天空の光」、2つのヴァイオリンのための協奏曲「祈りの時へ」の3曲で、演奏時間は合計50分の大作になりました。協奏曲はジェラール・プーレ、澤和樹両巨匠の共演が聞きものです。出演者のプロフィールなど詳細は下記のHPでご覧いただけます。
  当日pm6:00から、松下らのプレ・プレトーク「アジアの作曲家の今」がある。
http://www14.ocn.ne.jp/~isaomtst/Kochiconcert.htm
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2009年1月11日 (日)

今こそ伝えたい日本の歌・こころ-1
三木露風生誕120周年記念
稲村なおこ こころを紡ぐ日コンサート
2/15(日)pm2:00090215
三鷹市芸術文化センター

風のホール

 私の住まいの隣町、三鷹市の風のホールでは、地元ゆかりの公演が催されている。開館時に発足したトウキョウ・モーツァルトプレーヤーズは、地元出身のマエストロ沼尻竜典が束ねている。その団員の指導を受けて育っている小学生から高校生までの「みたかジュニア・オーケストラ」は今年10周年、といった具合。いずれも他に類のないユニークな試みだが、今年、また新しいシリーズがスタートする。
 “赤とんぼ”は日本人なら皆が知っている山田耕筰の曲。しかし、その詩を綴った文芸家三木露風に数多くの童謡があることを知っている人は少ないだろう。しかも、兵庫県・龍野出身の露風が、昭和3年に三鷹市に転居し、75歳で亡くなるまで35年間を過ごしたということは、私も知らなかった。
 今年は、その三木露風の生誕120年。その記念コンサートが、「今こそ伝えたい日本の歌・こころ」の“その1”「こころを紡ぐ日コンサート」と題してスタートする。
 親から子へ、子から孫へ日本の美しい歌を歌い継いでいきたい。そんな願いを込めたコンサート、とある。その歌い手に、元NHK歌のおねえさん、近年では童謡、叙情歌、昭和歌謡などの演奏活動も行う稲村なおこを起用してスタート、という采配に感服した。“美しい発音とみずみずしい歌声によって、歌詞の情景がまるで映画のワンシーンのように心によみがえります”と謳われているのだが、『三木露風童謡詩集赤とんぼ』のCDを聞いて納得した。
 第1部では、「朧月夜」「早春賦」など懐かしい歌や、お洒落で活気あふれた大正時代の流行歌。
 第2部では、三木露風の生誕120年を記念して、日本人が好きな歌No.1に輝く「赤とんぼ」ほかを詩の朗読やお話しと音楽で綴る。
 最後に、「みなさんもご一緒に」と、聴衆も一緒に歌うコーナーがある。その事前練習が交流会を兼ねて用意されている。
「歌の交流会」 稲村さんと一緒にステージで歌いましょう !
 稲村さんとともにステージで歌っていただく方を募集しています。
【日 時】 1/29(木) pm2:00-3:30  【会 場】 風のホール
【練習曲目】 山桜(三木露風作詞)、誰にだってお誕生日(露風120歳をお祝いして)、天王桜(稲村なおこ作詞)
【参加条件】 本公演のチケットをお持ちの方。
 経験や年齢は不問、お子様連れの方もどうぞご参加ください。
【参加費(教材費のみ)】 三木露風童謡詩集「赤とんぼ」(ネット武蔵野)CD付き 1,600円
【申込み】 芸術文化センター(Tel: 0422-47-5122)へ公演チケットと併せてお申込みください。
http://mitaka.jpn.org/ticket/0902150/
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2009年1月 9日 (金)

Hakuju Hall 2008/2009 シーズン後期
リクライニング・コンサート・シリーズ
 09035660

 “あなたは聴きますか、それとも眠りますか?”のキャッチフレーズで、Hakuju Hallが開館時にスタートさせ、昨秋、6年目に入った名シリーズ。今日ご案内するのは、56回から60回の5公演。ユニークなリクライニング席で、最高の演奏をリラックスした雰囲気で聴ける、マチネとソアレの2公演、いずれも休憩なしの60分コンサート。今回は主催者の弁をほぼそのままお伝えします。

第56回 ハープとフルートの日
-期待のホープ、夢の共演!-
3/7〈土〉pm2:00 pm5:00
篠﨑和子(ハープ) 小山裕幾(フルート)
 ハープ界の若き実力者篠﨑和子と、驚異の新人小山裕幾の夢の共演。ハープ界の重鎮篠﨑史子を母に持ち、まさにハープの申し子というに相応しい確固たる技巧と典雅さを兼ね備えている篠﨑和子。小山は慶應大学理工学部に在籍しながら日本人初の神戸国際コンクールを制覇した実力派。この夢のデュオで、ハープとフルートならではの優しい響きを、数々の名曲とともにお楽しみください。

第57回 メゾ・ソプラノの日
-いま最も輝くヴォーカリスト-

4/4(土)pm2:00 pm5:00
林美智子(メゾ・ソプラノ) 加藤昌則(ピアノ)
 美貌と才能を兼ね備えた歌姫・林美智子は、2006年に「赤と黒」でCDデビューを果たし、08年8月、「地球はマルイぜー武満徹:SONGS―」をリリースしたばかり。類まれな才能は演奏だけにとどまらず、コンサートやCDのプロデュースにまでおよぶ。人懐っこいキャラクターで得意とする数々のズボン役の名演を残し、最大級の賛辞を受けている。今世紀の声楽界を担うメゾ・ソプラノとして、いま最も注目を集めている彼女がリクライニング・コンサートに登場!気鋭の作曲家としても活躍する加藤昌則の伴奏で彼女の表現豊かなパフォーマンスをお楽しみください。

第58回 フラメンコギターの日
-情熱のフラメンコ~パッション!-

5/9〈土〉pm2:00 pm5:00
沖仁(フラメンコギター)
 NHKのトップランナーにとりあげられるなど、評判のフラメンコ・ギタリスト、沖仁。2007年の第2回「Hakujuギター・フェスタ」では、驚きの超絶技巧を披露してくれた。華麗な超絶技巧と内なるパッションは、スペイン仕込みの沖ならではのもの。日本人離れした感性は、演奏のみならず、卓越したオリジナル曲にもあらわれている。ギターの響きにぴったりのHakuju Hallの空間で、沖仁のパッションに包まれてください。

第59回 ピアノの日
-ショパンへの想い-

6/26(金)pm3:00 pm7:30
宮谷理香(ピアノ)
 1995年に第13回ショパン国際ピアノコンクールで入賞を果たして以来、国内外で活躍する実力派ピアニスト宮谷理香によるショパン。バラードを中心にショパンの美しい作品の中でも、特に響きの美しいノーブルな作品を選び、リクライニングに初登場!スケールの大きな構成力と細部にわたる繊細なニュアンスに富んだ、宮谷ならではの美しく深遠なショパン。それぞれの曲の物語をお楽しみください。

第60回 チェロの日
-端正なチェロの響きに包まれて-
7/24(金)pm3:00 pm7:30
植木昭雄(チェロ) 山田武彦(ピアノ)
 心に響く、数々の美しいチェロの小品の素晴らしさを認識させてくれた、2005年秋のリクライニング・シリーズ初登場から3年。07年6月に、初CD『AKIO UEKI~ラフマニノフ チェロ・ソナタ』をリリース。室内楽、ソロなどさらなる活躍をひろげ、円熟味を増してきた植木昭雄が、名手山田武彦のサポートを得て繰り広げる新しい世界にご期待ください。
http://www.hakujuhall.jp/top/concert/index.html
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2009年1月 5日 (月)

沼尻竜典&
トウキョウ・モーツァルトプレーヤーズ

TMP 第49回 風のホール定期演奏会
1/25(日)pm3:00
三鷹市芸術文化センター 風のホール090125tmp

 暮れの第48回公演に続く、とっておきの企画だ。今回は“沼尻竜典が弾く! 振る! 魅せる!”で、彼のピアノ協奏曲全曲シリーズ第6弾、モーツァルトの25番のコンチェルトを弾き振りする。TMPは、1995年三鷹市芸術文化センター開館時に市内出身の俊英指揮者、沼尻竜典の呼びかけによって結成された室内オーケストラで、 メンバーは国内外で活躍する演奏家で編成され、精緻なアンサンブルを特徴とする。 風のホールを拠点に、最近ではラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン(東京)や滋賀県びわ湖ホールなどにも出演し活動の場を広げる。
 今回は彼の弾き振りに加えて、沼尻氏が音楽監督を務めているびわ湖ホール声楽アンサンブル専属メンバー出身のソプラノ谷村由美子が共演し、モーツァルトのモテット「踊れ、喜べ、幸いな魂よ」を歌う。京都出身で、2001年からパリに留学。現在は日本とヨーロッパを往復しながら活動。一昨年から母校の京都市立芸術大学で後進の専任講師も勤めている。パリ留学中に宗教音楽の巨匠ミシェル・コルボに認められて欧州デビュー。2004年エリザベト王妃国際コンクールでセミファイナリストに選出され、その声と音楽性を絶賛された。巨匠好みの「まさに“美声”。清楚で凛とした、声そのものが持つ純粋な美しさ」、ミッシェル・コルボの秘蔵っ子的存在として彼と共演を重ねている。
http://mitaka.jpn.org/ticket/0901250/
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。






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小林五月 ピアノリサイタル
シューマン・チクルスVol.5

2/17(火)pm7:00090217
東京文化会館
小ホール

 このリサイタルは、2005年にスタートした“シューマン・チクルス”の第5回公演だ。昨年3/24の第4回演奏会では、「幻想小曲集」の前半の4曲、その後に「パガニーニの奇想曲による演奏会用練習曲集」の最初の3曲、休憩を挟んで残りの3曲、最後に「幻想小曲集」の後半の4曲、という順に弾いた。
 この催しについて、この欄で私はこう書いている。「しかも、休憩の前も後も、途中で一度も立ち上がらず7曲を一気呵成に弾いた。演奏会ならではの意表を衝く、演出?などではなく、シューマンが彼女をそうさせたとしか思えない、一期一会、と思う。シューマンを消化し昇華して、シューマンと同化している。会場内は、五月シューマンの靄に包まれた。ピアノを聴いてあのような体験は初めてだ」
 今度の第5回の演目について、彼女からコメントを頂いた。とても肝心なことを仰っているので、是非お聴きください。
 メイン・ディッシュは「交響的練習曲 作品13」(遺作含む)です。その名の通り、まさにシンフォニック的な壮大なスケールを持った作品で、シューマンのピアノ曲の中では最もポピュラーな作品の一つです。
 興味深いことは、1837年に出版された「12のピアノのための交響的練習曲」のタイトルに落ち着くまでにシューマンは、「悲劇的変奏曲、ド・フリッケン男爵の主題による幻想曲とフィナーレ」、「フロレスタンとオイゼビウスによるピアノのための交響的性格の練習曲」、「12のダヴィッド同盟練習曲」といったようにタイトルを何度も変えており、曲集の中で挿入される曲もそれに伴って変化していったことです。そして、52年に「変奏曲形式の練習曲集」というタイトルで出版されたのが<第2版>で、37年の初版のときに曲集に含まれていた、主題とは直接関係の無い2曲の練習曲を除外し、さらにフィナーレも短くカットされました。のちの73年に、ブラームスの手によって「シューマン全集」が刊行された際には、初版には含まれてなかった5曲の変奏曲が「遺作」として出版されました。
 今回のチクルスでは、除外された練習曲を元に戻して<第2版>を用い、遺作5曲をそれぞればらして曲集の中に差し込んで演奏いたします。この遺作5曲は、束の間の夢のような極めて即興性の高い「オイゼビウス的」な作品であり、シューマン自身が一時期「フロレスタンとオイゼビウスによるピアノのための交響的性格の練習曲」とタイトルを付けていたことは、非常に注目されるべき点だと思います。この、どちらかというと「フロレスタン的」要素の濃い壮大な曲集に、遺作をばらして散りばめることによって、この作品が更に色濃く、また豊かなバランスをも保ったシナリオになるのではないでしょうか。
 私にとって、シューマンを演奏することはある種、自分の心根(こころね)をえぐり、さらけ出すことでもあります。今回は第5回目のチクルスを迎えることとなりますが、わたし自身のオリジナリティーをこの「シューマン・チクルス」によって全身全霊ぶつけていきたいと思っています。
 彼女の略歴などは、以下のHPでご覧いただけます
http://www7b.biglobe.ne.jp/~satsuki-klavier/
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2009年1月 3日 (土)

クライネス・コンツェルトハウスop.26
卓越した18人の弦楽器奏者による
弦楽合奏団の夕べ

1/26
(月)pm7:00
東京文化会館
小ホール090126

 チェロの小澤洋介とヴァイオリンの三戸素子が1994年に結成した管・弦・ピアノのアンアンブル“クライネス・コンツェルトハウス”。その第26回公演は、“卓越した18人の弦楽器奏者による弦楽合奏団の夕べ”。この合奏団は、チェロとコントラバスのボリュームアップをはかり、より豊かな弦楽の響きを目指して97年夏に結成された。チラシの写真はその第1回公演だが、文化会館の小ホールがよく似合う楽団だ。
 今回は、モーツァルトとバルトークのディヴェルティメントに加えて、俊英作曲家・西澤健一に委嘱した“弦楽のためのセレナーデ”が初演される。
 西澤は、このコンツェルトハウスから様々なアンサンブル曲を委嘱されているが、昨年2月に初演された弦楽四重奏曲は出色だった。今回の“セレナーデ”について、コメントを寄せてくれた。
 私が深い信頼を捧げているクライネス・コンツェルトハウスのために作曲したこの作品は、3つの楽章から構成されています。平穏でメランコリックなテーマが情熱的なフゲッタとして展開するソナタ形式の第1楽章。ワルツ、スケルツォ、メヌエットとキャラクターの違う3つの舞曲が交錯する第2楽章。 第3楽章は瞑想的で緩徐楽章的な序奏と、活動的で幸福感のある主部からなっています。全編を通し、肌理(きめ)細やかで叙情的な表現で統一されながらも、弦楽合奏らしい、空間に拡がっていく豊かな響きを活かした作品となっていると自負しております。
http://www.kleines-k.com/t-bunka.html
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2009年1月 2日 (金)

印田千裕 ヴァイオリン・リサイタル
ピアノ:堀江真理子

2/10(火)pm7:00
東京文化会館 小ホール090210vn

 3歳からスズキ・メソードでヴァイオリンを始め、東京藝大附属音楽高校を経て、同大学卒業。2004年から3年余、イギリスに留学して、エルガーを始め近現代のイギリス音楽に数多く触れた印田は、それらが「他国から取り込んだのではなく、イギリスで生まれた文化だということに気づかされ、我らが日本を顧みることを余儀なくされた。日本文化、日本音楽への慕情がむくむくと膨らんだ」という。
 文明開化に伴い西洋音楽が日本に流入し、定着した経緯を知るにつれて、最初に留学を成し遂げた幸田延の偉大さに、日本で最初のソナタ形式のヴァイオリン曲をもって知るところとなった。また今年が生誕100周年を迎える貴志康一は28歳で夭折するまでヴァイオリニストとして数多くの作品を残した。ドイツへ渡り、指揮者として、また自身の作品がベルリン・フィルに演奏されたことにも思いを馳せることとなった。また、シューベルトの数少ないヴァイオリン曲の中から最難曲の幻想曲、留学先イギリスへの想いを託して、エルガーも取り上げている。
 留学中の修行の遍歴やコンクール歴、コンチェルトの共演歴などについてはHPに詳しいが、ロンドン留学中に結成したBellarti Piano Trioは昨年ミッテンヴァルトからCDがリリースされている。
 共演するピアニストについても触れなければならない。堀江真理子さんは昨年、日本人の作曲家のピアノ曲だけでCDをものにし、そのお披露目リサイタルも開催しているツワモノなのだ。
http://chihiroinda.web.fc2.com/index.htm
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