無料ブログはココログ

« | トップページ | »

2009年6月14日 (日)

石川 滋 コントラバス リサイタル2009 
世界の‘Shigeru’を聴く!
7/14(火)pm7:00 才能教育会館(松本)
7/17
(金)pm7:00
東京オペラシティPhoto_3
リサイタルホール

 先ほどこの催しを配信したばかりだが、「石川滋氏は、ヨーロッパとアメリカで首席を務めた唯一の日本人コントラバス奏者です」…彼の祖母からピアノを習ったという、いわば幼なじみから、連絡が入った。
 滋さんは、スズキ・メソードの創始者鈴木鎮一氏を大伯父として誕生。祖父は鎮一氏と共に『鈴木カルテット』の一員、祖母は諏訪根自子の伴奏者も務めたピアニスト・ピアノ指導者。母はヴァイオリニスト。叔父は日本のジャズ界を代表するジャズベース奏者&作曲家鈴木良雄という音楽的環境の中で育ち…「王冠の宝石」と評した新聞評がありますが、言い得て妙とはこのことです。彼の演奏は、まさしく「王冠の宝石」の、「血」と「風格」と「輝き」に溢れていることを、演奏会で体感しました。
 滋さんご自身は、「ジュリアードで4年師事したユージン・レヴィンソン氏の教えが、今の演奏スタイルの核になってる」と申してます。
 とんでもないDNAを背負っているサラブレッドなのだが、当のご本人は、首都なのに静かな佇まいのベルンで、音楽を文字通り楽しんでいる。先のメールで街のポスターと一緒に写っている写真を紹介したが、今や街の“人気者”。今回はそのアップ。
 以下は、石川さんから届いた今回の公演意図のさわりです。
 コントラバスのソロのためのオリジナル曲、それも質の高い曲は数が限られており、コントラバスでソロをやっていこうとすると、まずぶつかる壁です。そこで他の楽器の曲をやるという道を選択すると、今度は技術的な困難さやコントラバスという楽器の性格への向き不向きという壁が現れます。多くのコントラバス奏者は、そんな中で弾き易い調に替えてしまったり、必要以上にやさしくアレンジしたり、オリジナルの作品に対するリスペクトが足りないケースもよく見かけます。
 今回は、これまでと少し傾向を変えて、前半は厳選したコントラバスオリジナル曲、後半は編曲物といたしました。
 ヒンデミットのソナタもグリエールの4つの小品も、おそらく現存するコントラバスオリジナル曲の中では、トップクラスのクオリティーの作品です。一度じっくりと取り組みたいと以前から考えていました。
 今回初めてニューヨークから来ていただくアーカスさんとは初共演ですが、彼の演奏を以前から知っており、今回念願の共演が実現するというわけで、良い機会なので、コントラバスの比較的長い、重量級のオリジナル作品をきちんと演奏したいという思いで、迷わずにこの選曲をしました。グリエールは、小品として幾度もコンサートで弾いてきましたが、4曲全部を通して演奏するのは初めてです。全曲を演奏することで見えてくる作品像が楽しみです。
 ヒンデミットは、ソナタとしてはコンパクトなものですが、それだけにエッセンスのつまった、密度の濃い作品で、アーカスさんとのコラボレーションでどのような世界になっていくのか、ある意味で本番よりもまずリハーサルが楽しみというところです。ヒンデミットは、ジュリアードの修士の卒業リサイタル以来の演奏です。15年以上経っています。
 フランクのソナタは、今までに何度か弾いてきました。音楽的には非常に懐の深い曲で、楽器を限定しない不思議な魅力があります。弦楽器すべてはもちろん管楽器でも積極的にとりあげられています。コントラバスによる演奏は、もちろん技術的困難さをまず克服しなければなりませんが、僕は特別気に入っていて、他の弦楽器とはまた違った魅力が引き出せるのではないかと信じています。日本でのリサイタルで弾くのは3度目ですが、今までの演奏は必ずしもハッピーではなかったので、今回こそ、の思いです。ピアノパートも非常に重要で、アーカスさんがどう出るか、これも楽しみです。
 また、自分のレパートリーを広げようと、いつもは新しく取り上げる曲をかなり入れるのですが、今回はすべて今までに演奏したことのある曲です。ベストを尽くすのはいつもと一緒ですが、過去に演奏したことがあるだけに、この3曲はいずれも自分の演奏の「決定版」にしたいと、ひそかに決意しています。
http://grandline.org/~shigebassclub/
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

.

« | トップページ | »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« | トップページ | »