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2009年7月30日 (木)

アンドレ・ワッツ来日40周年コンサート

 アンドレ・ワッツが彗星のごとく音楽界に登場したのは16歳の時だった。レナード・バーンスタインがニューヨーク・フィルの青少年コンサートで彼をデビューさせた。このコンサートはCBSテレビで全米に放映されたが、その2週間後、病気で出演できなくなったグレン・グールドの代役に急遽ワッツが抜擢された。リストのピアノ協奏曲第1番をバーンスタイン指揮のニューヨーク・フィルと共演することになった彼は、まるでおとぎ話のように演奏家の道を歩みだした。それから47年、今年は69年の初来日から40周年という記念の年に当たる。私たちは天才少年の成熟ぶりにこの秋、出会うのだ。

ピアノリサイタル東京公演
9/16(水)pm7:00090916
東京オペラシティ

コンサートホール

 リサイタルは、全国6公演。演目はチラシにある如くシューベルトとリスト(名古屋のみ別演目・下記HP参照)。お得意のリストはロ短調のソナタ。この長大な単一楽章のソナタはピアノのための交響詩とも云われるが、スケールの大きな演奏が期待できる。シューベルトは幻想曲ハ長調「さすらい人」。幻想曲というがこれは実質的に4楽章のソナタで、シューベルトにしては珍しく演奏技巧が要求される。それに私が愛してやまない即興曲作品90から1曲。他にリストの小品とリスト編のシューベルトの小品。絶妙のプログラミングといえよう。
http://www.kajimotomusic.com/concert/index.php?main_content_exp=34#ja

スクロヴァチェフスキ指揮 読売日
ベートーヴェン ピアノ協奏曲第4番
9/23(水)pm2:00 東京芸術劇場
9/24:サントリーホール
(完売)090923_3
 スクロヴァチェフスキは1923年10月生まれというから、間もなく86歳。ベテランのワッツの親に近いお歳だが、長年の友人という。「また、ワッツとやりたい」という彼の念願が叶った。もう1曲はブルックーナー交響曲第9番。ブルックナーの交響曲の解釈と演奏で余人をもって代え難い存在のマエストロは未だに譜読みを怠ることなく、絶えず新しい感動を私たちに与えてくれる。彼ほど歳を感じさせない指揮者も珍しい。これも外せない公演だ。この月の他の公演も彼が振る。
http://yomikyo.or.jp/info/concert.php?ym=200909
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。





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2009年7月28日 (火)

ムジカ・ヴィッツ
サマーコンサート2009

*
アンサンブルの躍動*
8/21
(金)pm6:45
ルーテル市ヶ谷センター09082122
8/22
(土)pm6:00
ザ コンサートホール

(名古屋・電気文化会館)

 どこの海だろう…、見るからに“サマーコンサート”そのもののチラシ。でも、よく見ると水着姿ではない…。
 ムジカ・ヴィッツは、1999年、当時大学院生だった室内楽の大好きなメンバーが、シューベルトの「鱒」を演奏しようと結成。2004年の名古屋でのコンサートがきっかけで、以来、東京と名古屋でサマーコンサートを開くことになったという。
「様々な楽器編成の室内楽を、質の高い演奏で楽しめるコンサート」をモットーとし、これまで、広く親しまれている名曲だけでなく、演奏される機会の少なかった楽器編成の特異な知られざる名曲や、プログラミングの統一が難しいため演奏されなかった曲など、20世紀の作曲家の名曲も、演奏者を流動的にすることで、数多くの演奏をこなしており、「わが国でも稀有で特異な存在のグループ」だという自負を持っている。
 弦+ピアノに管楽器を加えてクラシックから現代曲まで、幅広く様々なジャンルに挑戦してきたが、発足10年の節目に当たる今年は管楽器にホルンとクラリネットを加えてプログラムを組んでいる。「委嘱作品の鈴木さんの曲ではホルン、クラリネット、チェロ、コントラバスという、珍しい編成(恐らくこの編成の曲は他にない)で書かれている。最後のオンスローのピアノ五重奏曲は、Vn、Va、Vc、Cb+Pfの編成で何か曲はないかと探した結果、この団体で初めて演奏会を開くきっかけになった<鱒>と同じ編成、同じ時代の作曲家としてオンスローを選んだ」という。キャッチコピーの“アンサンブルの躍動”は看板に偽り無し、これも外せない催しだ。
http://musikerwitz.com/
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2009年7月24日 (金)

ムシカ・ポエティカ
本郷教会サマーコンサート

バッハ・プログラム
フォルテ・ピアノ[ジルバーマン・モデル]と共に

8/23(日)pm5:00090823
本郷教会 礼拝堂

(入場無料)
東京・杉並区 JR西荻窪駅下車

  「ムシカ・ポエティカ」の4月の武蔵野公演を告知する際に、彼らの設立意図を紹介したが、17世紀に活躍したシュッツ(1585-1672)の作品を中心に据え、ヨーロッパの中世から現代音楽に至る道筋を研究し、演奏している音楽グループ。「Musica poetica」とは「音楽詩学」「音楽創作学」などと訳されるラテン語で、簡単にいうと「作曲」、なのだそうだ。シュッツの音楽は、北ドイツのプロテスタント音楽を担った人々に受け継がれ、バッハはもとよりメンデルスゾーン、ブラームス、レーガーらを経て20世紀に至る欧州の音楽の強靭な流れを生み出したという。 これが、「ムシカ・ポエティカ」がシュッツに拘る由縁だ。器楽アンアンブルの「ユビキタス・バッハ」と「シュッツ合唱団・東京」はこの組織の演奏グループ
http://www.musicapoetica.jp/musicapoetica.php
 創立者の淡野弓子は東京藝大卒後、ドイツ・ヴェストファーレン州立教会音楽院に留学し、シュッツの音楽に出会う。1968年東京にハインリッヒ・シュッツ合唱団を設立、84年に音楽グループ「Musica poetica」を組織して日本とドイツで演奏活動を展開している。「シュッツの音楽」や、今秋10/2に東京カテドラル聖マリア大聖堂で公演予定のメンデルスゾーンのオラトリオ「パウロ」などのCDを聴けば、その真意を聴き取ることができる。
 今回はオール・バッハ・プログラム。教会主催の無料コンサートなのでチラシも文字情報だけだが、かえって見易く、拡大してご覧いただくと演目が読みとれる。最初と最後の曲の通奏低音はオルガンだが、注目して欲しいのは2曲目と3曲目のフォルテ・ピアノだ。バッハと同時代の鍵盤楽器製作者ジルバーマンがバッハの意を汲んで製作した“ジルバーマン・モデル”。今回共演する鍵盤楽器奏者の権威,武久源造氏が、自ら新進気鋭の製作家深町研太氏に“バッハ=ジルバーマン型”をと、製作依頼したレプリカだ。
 今回、会場となる本郷教会の案内はこのURLでご覧ください。
http://www.musicapoetica.jp/hongou.php
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2009年7月14日 (火)

安達朋博&桑原怜子
2台ピアノ・リサイタル
8/12(水)pm7:00090812
杉並公会堂
小ホール

 昨秋に続く若い二人の2台ピアノ・リサイタル、その第二弾。欧州のコンクール会場で出会った二人、互いに同国人だろうと思って挨拶したら、何とどちらも京都弁。同郷と分かって意気投合した。
 公演意図、選曲についてのコメントが届いた。
 今回の演目は以下の通り、とても魅力的だ。チャイコフスキーまでは、第1ピアノを桑原怜子が、第2ピアノを安達朋博が弾くという。だが、つい目がいってしまうのは最後のラフマニノフの協奏曲第2番だ。独奏ピアノを安達朋博、オーケストラ部を桑原怜子が弾く。

J.S.バッハ:カンタータ第147番から、コラール「主よ、人の望みの喜びよ」
L.v.ベートーヴェン:バガテル「エリーゼのために」WoO59
J.ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲 作品56b
P.I.チャイコフスキー:バレエ音楽組曲「くるみわり人形」より、「花のワルツ」
A.ヒナステラ:3つのアルゼンチン舞曲 作品2 (桑原怜子 独奏)
S.ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 作品18(安達朋博 独奏/桑原怜子 伴奏)

 以下、選曲についての彼のコメントです。
 今回は「2台ピアノ、四手の可能性への挑戦!」と題して開催します。そのため、選曲も、2台ピアノへの編曲物も積極的に組み込んで工夫しました。
 2台のピアノのために書かれた作品は、意外にも数多いのですが、今回はオリジナル作品はブラームスだけです。
 バッハとチャイコフスキーの作品は、2台ピアノ用に編曲されたものですが、オリジナルは、大規模な声楽曲(バッハ)、バレエ音楽(チャイコフスキー)です。本来、大きな会場でしか聞くことの出来ない作品を、2台のピアノで、小さな空間でもその音楽を楽しんで頂ければ、と思います。
 ベートーヴェンの「エリーゼのために」はピアノ独奏曲としてあまりにも有名ですが、第1ピアノが「エリーゼのために」のオリジナルを普通に独奏し、第2ピアノがそれに即興的な伴奏をつける、というような形になっています。ピアノ独奏曲にわざわざピアノ伴奏をつける、ということなのですが、意外にも面白く、ちょっと変わったピアノ曲の楽しみ方になるかも知れません。
 ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番は、ラフマニノフ本人の手による2台ピアノ版なのですが、第2ピアノにあたる伴奏パートはもともとオーケストラのスケッチとして書かれたものといわれており、2台のピアノでの演奏は、オーケストラで聴くより細部がよく見えるので、曲の構造がはっきりと分かり、なかなか興味深いものです。
 と、伺うと興味津々、そそられます。
出演者のプロフィールなどは、彼らのHPでご覧いただけます。
http://www.h4.dion.ne.jp/~tomo.pf/index.html
http://www.geocities.jp/reico_piano/
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2009年7月10日 (金)

スコダ、都響とモーツァルト24番を共演
ピアノ協奏曲の自作のカデンツァを披露
9/29(火)pm7:00 サントリーホール
9/30(水)pm7:00 東京文化会館

指揮:アンドリュー・リットン
ピアノ:パウル・バドゥラ=スコダ0909
東京都交響楽団 定期演奏会

 チラシのキャッチ・コピーに“ストラヴィンスキーの描いた世界…象・トランプ・民話をもとに…”とある。最初の「…ポルカ」がサーカス団の若い象をテーマに描き、「カルタ遊び」はポーカー・ゲームをバレエ音楽で表し、…「火の鳥」はロシア民話を題材とした、言わずとしれた色彩豊かなバレエ音楽。
 だが、これだけでは表しきれないのが今回の公演だ。まず、今年ちょうど50歳の指揮者アンドリュー・リットン。ニューヨーク出身、ジュリアード音楽院で学び、ダラス響とボーンマス響の音楽監督を歴任、シカゴ響、ニューヨークフィル、バーミンガム響などで客演し、現在はノルウェーのベルゲン・フィルの音楽監督を務める。ジュリアード音楽院といえば、戦後渡米したロシアの著名な音楽家を多数教官に迎えていたことで知られる。そのリットンが「ストラヴィンスキーが1910年、彼の評判を確立させた<火の鳥>を、最終改訂版の1945年版でお届けします。この最終判では、美しい色彩、神秘的な響きが美しく捉えられています」というメッセージを寄せている。
 それもさることながら、もうひとつのお楽しみ、これも凄い。モーツァルトのピアノ協奏曲は27曲のうち2曲だけ短調だ。が、日本でしばしば演奏されるのは何故かニ短調の20番ばかり。私が最高傑作だと疑わないもうひとつの24番ハ短調を、スコダが演奏する。しかも彼のオリジナルのカデンツァ、その初演だというのだ。
 パウル・バドゥラ=スコダPaul Badura-Skodaといえば、イェルク・デームスやフリードリヒ・グルダとともに、いわゆる「ウィーン三羽鳥」として知られ、LPレコード世代には懐かしい巨匠。私は当時は即興性にとむ、グルダにばかり気を取られていたが、一番元気だと思われていたグルダが先に逝ってしまった。残った二人は今や“老匠”と呼ばれているそうだ。
 スコダは、1927年10月6日ウィーンに生まれ、47年にオーストリア音楽コンクールに優勝し、その後、エトヴィン・フィッシャーの薫陶を受ける。1949年にヴィルヘルム・フルトヴェングラーやヘルベルト・フォン・カラヤンといった著名な指揮者と共演する。「自筆譜や歴史的楽器の蒐集家としても知られ、エヴァ夫人ともども碩学をもって名高く、揃って『新モーツァルト全集』において、ピアノ協奏曲第17番、第18番、第19番の校訂者を務めた」とウィキペディアにある。そのスコダが曰く。
「10歳の誕生日に先生にもらったプレゼントが、ハ短調の協奏曲の楽譜だった。それ以来、このピアノ協奏曲が大好きになり、生涯を通じて演奏してきました。…今では若い頃よりも劇的で情熱的に表現するようになりました。そのうちに、カデンツァを自作する必要があると思うようになったのです。どれも長大でロマンチックすぎるものばかりだったからです。モーツァルトのK.608の大胆な転調に触発されて新しいカデンツァを創作しました…それを披露するのは今回が初めてです」
 これはもう事件と云わざるを得ない。
http://www.tmso.or.jp/j/concert_ticket/by_month/
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2009年7月 7日 (火)

マリエッラ・デヴィーア
       
 JOINT CONCERT
ジュゼッペ・フィリアノーティ

Mariella Devia & Giuseppe Filianoti

8/19(水)pm6:30090819
サントリーホール

 2006年ラ ヴォーチェ公演、オペラ「La Traviata~椿姫~」で共演したソプラノとテノール歌手ふたりが再来日、オペラの名曲の数々を歌う。心震える感動が期待できるコンサートだ。
 主催のラ ヴォーチェは、クオリティの高いコンサートやオペラ公演を開催し、収録した映像・音源をDVDやCDなどのコンテンツとして販売して、感動の追体験を促し、また会場に出向けなかったファンにも喜ばれている。
 マリエッラ・デヴィーアは、世界の檜舞台で活躍を続ける現代最高のベルカント・ソプラノ。美しい舞台姿と寸分の狂いもない完璧なテクニックと、その精緻で豊かな歌唱表現は至高の芸術として絶賛されている。ラヴォーチェ公演では「ルチア」(04年)でも圧倒的な歌唱力で客席を魅了した。
 ジュゼッペ・フィリアノーティは、伸びやかな高音と透明感のある歌声、正確なテクニックを持つ歌唱力で世界の歌劇場でますます活躍の場を広げている注目の若手テノール。ラヴォーチェ公演「椿姫」(06年)では瑞々しい歌声と豊かな表現力で観客の心を捉えた。
 東京フィルハーモニーをサポートする指揮者ステファノ・ランザーニは、幅広いレパートリーで世界の主要劇場の指揮台に立ち、ラヴォーチェ公演では「ルチア」(04年)で来日。歌い手の魅力を最大限に引き出しながら彩りとめりはりのある音作りを実現、わが国でもおなじみの指揮者だ。
 こうした役者が出そろい、「ノルマ」の“清らかな女神”、「愛の妙薬」の“人知れぬ涙”など、お馴染みのオペラアリア…、それにチラシには謳われていないが、「椿姫」のデュエット“ パリを離れて”が予定されているそうだ。これはもう、“真夏の夜の(正)夢”だ。ただ身をゆだねて<音・楽>するほかあるまい。
http://www.la-voce.net/page/concert200908.html
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2009年7月 5日 (日)

瀬﨑明日香、EMQとブルッフのVn協奏曲
Ensemble MUSIKQUELLCHEN 第15回演奏会
8/9
(日)pm1:45開演
杉並公会堂大ホール090809
入場無料

 EnsembleMUSIKQUELLCHEN、略称「EMQ」は、早稲田大学フィルハーモニー管絃楽団のOB・OGを中心に、卒業後も室内楽を楽しもうと95年に結成された。
 MUSIKQUELLCHEN とは「音楽の小さな泉」の意。「ささやかで美しく、新鮮な音が次々と満ちてくるようなアンサンブルを理想としたい」との想いから命名されたそうだ。
 第3回演奏会からは、室内楽とオーケストラを同時に取り上げるという形式が定着している。現在では幅広い世代に渡る早稲フィルOB・OG、現役学生のほか、他からのメンバーも加えて活動しており、今回の出演者は約80名となっている。指揮には早稲フィルでトレーナーとして世話になった征矢健之介氏を迎えている。氏は東京シティフィルのヴァイオリン奏者だが、アマチュアオケの指導者として絶大な信頼を得ている。
 ヴァイオリニスト瀬﨑明日香さんは、「マーラーの大曲を是非とも体感したく、シティフィルに乗せて頂いたことがありました。その際、征矢さんのお隣で弾かせて頂き、オーケストラの極意を教わりました。とても気さくな方で、その後、今回の共演のお話を頂きました」というご縁。
 今回の演目については、笹子代表に聞いた。
 室内楽&オケという当団の基本形を踏襲しつつ、第15回記念的な雰囲気を出すべく、会場を杉並公会堂大ホールとし、チラシに謳ったように、スタイルの異なる4曲からなるプログラミングとしました。
・金管+打楽器アンサンブル
「ウィーンフィルハーモニーのためのファンファーレ」
・コントラバス・アンサンブル
・ヴァイオリン協奏曲
・交響曲
 いささか欲張りなプログラムではありますが、ご来場のお客様には多彩な音楽をお楽しみいただけるのではないかと思っております。新鋭ヴァイオリニストの瀬﨑明日香さんとの共演が指揮者の征矢氏とのご縁で実現しました。記念公演に相応しい演奏をご期待ください。
 過去の演奏会のプログラムや、指導者のプロフィールなどは以下のHPでご覧いただけます。
http://www.ne.jp/asahi/wan/wan/emq/top.html
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2009年7月 4日 (土)

シュトラウス一家の音楽会
[オペレッタワルツポルカ行進曲の名曲を集めて]
8/8(土)pm6:00090808
東京芸術劇場
大ホール

 「オペレッタ・ワルツ・ポルカ・行進曲の名曲…」というと、どこかで聞いたことがある…そう、これって、まさにニューイヤーコンサートのプログラムそのものだ!
 で、主催者に訊いてみたら、当たり! こういう答えが返ってきた。
 「この演奏会は、今年、初めて行うものです。毎年ウィーン・フィルが行う「ニューイヤーコンサート」の内容を、真夏にやってみようという企画です。気軽に楽しめる音楽会を考えました」
…演目を見れば一目瞭然だ。
ヨハン・シュトラウスⅡ:オペレッタ「こうもり」序曲
ヨハン・シュトラウスⅡ:オペレッタ
 「こうもり」より“侯爵さま”(ソプラノ)
ヨハン・シュトラウスⅡ:チックタックポルカ
ヨハン・シュトラウスⅡ:ポルカ「雷鳴と電光」
ヨハン・シュトラウスⅡ:オペレッタ
 「こうもり」より“田舎娘の姿で”(ソプラノ)
ヨハン・シュトラウスⅡ:アンネン・ポルカ
ヨハン・シュトラウスⅡ:皇帝円舞曲
          *
ヨハン・シュトラウスⅡ:オペレッタ「ジプシー男爵」行進曲
ヨハン・シュトラウスⅡ:オペレッタ
 「ウィーン気質」より“ウィーン気質”(ソプラノ)
ヨハン・シュトラウスⅡ:シャンペン・ポルカ
ヨゼフ・シュトラウス :鍛冶屋のポルカ
ヨハン・シュトラウスⅡ:ワルツ「春の声」(ソプラノ)
エドアルト・シュトラウス :ポルカ「テープは切られた」
ヨハン・シュトラウスⅡ:ワルツ「美しく青きドナウ」
ヨハン・シュトラウス :ラデツキー行進曲

 しかも、何と、チラシには全曲目の個々の所要時間まで入っている!  してまたなにゆえに…「初めてクラシック音楽のコンサートに来る方に、時間の目安をお知らせするためです」…何ともヤボな質問をしてしまった!  初めての人には、確かに必要な情報だ。なるほど、巷には“初心者のための…”と謳っている催しはあるが、ここまで徹底した親切な対応は初めてだろう。…目から鱗とはこのことだ。
 かといって、レベルを落とした演奏だったら、話しにならない。実は、今回のお話し、これからが本題なのだ。まずは聞いてください。
 後ろから3番目のポルカ「テープは切られた」の作者エドアルト・シュトラウスの孫にあたるエドアルト・シュトラウス2世が、かつて東京交響楽団を指揮したことがあります。そのおりに、エドアルト2世が使った楽譜が東京交響楽団に残っています。それを秋山先生が深く研究して、本場の音楽を皆様にお届けします。
 …何とシュトラウス家秘伝の楽譜で演奏される。夢のようなホントの話しなのだ。
 念の入ったことに、東響のHPには今回登場するシュトラウス家各人の「生年月日-没年月日」まで載っている。
 秋山和慶氏は東響の常任指揮者を40年も務めた日本を代表する指揮者。以前から白髪だったので相当先輩だと思っていたが、未だ60代。とても都会的で、洒脱。洗練された知的な表現者だ。
 「共演者には、華のあるソプラノであること、ウィーンを初めとしてヨーロッパで活躍している方と、幸田浩子氏に共演をお願いし、華やいだステージを作りたいと考えました。肩のこらない楽しい音楽会です」
http://www.tokyosymphony.com/concerts/20090808special.html
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2009年7月 2日 (木)

ソプラノ三谷結子リサイタル
オーストリア・日本国交樹立140周年記念コンサート
7/29(水)pm7:00
新宿文化センター
小ホール090729

 一昨年正月のリサイタルは、ウィーン市ドナウシュタット区と東京都荒川区の友好都市提携10周年公演だった。今回の公演は、“国交樹立140周年記念”と一気に格上げされた。
 ウィーン在住の三谷結子は欧州で活躍するオペラ歌手だが、同時に地元ウィーンではウィンナーリート歌手といわれている。聞き慣れない言いまわしだが、オーストリアでは人気歌手のことだといってよい。さしずめ日本なら演歌歌手ということになろう。三谷結子は、コブシがきいたとでもいうのだろうか、独特の節回しを持ち合わせている。彼女のドイツ語は、オーストリア人と見まがうばかり、ウィーン訛りが身についているのだそうだ。ウィーンでは知る人ぞ知るオペレッタ歌手だ。
 三重県出身の三谷は、武蔵野音楽大学声楽科卒業後、ウィ-ンに留学し、プライナ-・コンセルバトワ-ル声楽科を最優秀の成績で卒業。碓井士郎、及川慥、宮廷歌手ソ-ナ・ガザリアン、宮廷歌手レナ-テ・ホルム、諸氏に師事。
 在学中にウィ-ンのユ-ゲントスティ-ル劇場にグルック作曲「オルフェオとエウリディ-チェ」の“アモ-レ”役で出演。その後オ-ストリア・バ-デン市立劇場のオ-ディション合格。レハ-ル作曲「微笑みの国」の“ミ-”役で本格デビュ-し、各方面から大好評を得、同劇場で、レハ-ル作曲「ロシア皇太子」の主役“ソニア”に抜擢され、絶賛を浴びた。地元ウィーンではクラシックのみならず、様々なイベントやコンサ-ト、テレビ番組などに出演している。
 今年後半の主な催しを伺った。ハンガリーオーケストラ・ガラコンサート(8/30)、ウィーン民謡コンサート(9/5・12/5)、歌曲の夕べ(9/27・11/15)、クリスマス・コンサート(12/20)。如何に多彩な活動を展開しているか、お分かりいただけるでしょう。
 今回は、ウィーンゆかりのモーツァルト、シューベルト、シュトルツ、マーラーや日本の歌をうたうのだが、シュトルツの曲を日本語で歌ったり、「宵待草」や「さくらさくら」、「ウィーン、わが夢のまち」などを両国語で歌う。彼女ならではの趣向が楽しみだ。
http://www.planet-y.co.jp/
http://www.shinjukubunka.or.jp/bunkainfo/control1/schedule/2009.7.htm
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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