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2009年8月31日 (月)

中村紘子デビュー50周年
記念リサイタルVol.1

9/19(土)pm6:00 サントリーホール
9/27
(日)pm2:00 横浜みなとみらいホール090919

 日本音楽コンクールに史上最年少で第1位特賞を受賞したのが中学3年、その翌年の1960年に、いきなり二つの交響楽団と立て続けに共演し、2曲の協奏曲を弾くという鮮烈なデビューを果たした中村紘子。しかも同じ年の秋には「NHK放送開始35周年記念世界一周演奏旅行」に随行と、前代未聞の出来事が続いたから、文字どおり話題をさらったのだった。
 今年がそのデビュー50周年、記念すべき年にあたるのだ。この公演は、その記念リサイタルの第1弾となる。これを皮切りに、様々な会場で、多彩な催しを計画しているという。第1回は題して、
『輝かしい50年の集大成 中村紘子の“今”!』
 チラシには、こう謳われている。
 …このVol.1では、静寂を表現できる作曲家、武満徹の“死”のオマージュ「リタニ」、武満亡き後日本を代表する作曲家 一柳慧の「雲の表情」 そしてショパンの二大ソナタ! 中村紘子の“今”を表現する意欲的なプログラムで輝かしい50年の集大成をお届けします!
 というウリだが、演目のトップに掲げられているのは、シューベルトの「4つの即興曲」作品90。“静寂を表現できる作曲家”といったらシューベルトは外せない。CDではピリス、ブレンデルなど何人かの演奏で親しんでいるが、ライブで4曲纏めて聴く機会は滅多にない。
 ところで、これまでズ~と、彼女は先輩だと思ってきた。早くから大人として遇されていたからだろうが、15歳でデビューして50年たつというと、ちょうど60代半ば。ちょっと後輩だということがわかった。下記のHPには、読みでのある詳細なプロフィールが載っているので、是非、御覧ください。
http://www.japanarts.co.jp/
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2009年8月30日 (日)

東響 シベリウスのヴァイオリン協奏曲 二題
9/22(火)pm2:00 府中の森 どりーむホール
10/11(日)pm2:00 東京芸術劇場

 シベリウス唯一のヴァイオリン協奏曲は超難曲のようで、丁寧に弾いただけでは面白くも何ともない。これが超絶技巧を感じさせない名手の手にかかると、突然、超名曲に変身する。私のその初体験は、小林美恵の飯森/東響公演。2001年4月14日、日本音楽コンクールのガラ・コンサートで、忘れることが出来ない感動モノの超名演だった。その後、記憶に刻まれているのは丁々発止のラクリン、次いで練達のクレーメルだ。以来、それに続く名演奏を探し求めて…。
 そんな私にとって、吉報。今秋、2公演を見つけたのだ。どちらも東響交響楽団だが、まず9月がソリスト川畠成道で広上淳一指揮、10月はジェニファー・ギルバート&大友直人。それぞれ経緯を伺った。

9/22 「どりーむコンサート・シンフォニーの祭典」
川畠成道&広上淳一“シベリウス&シューベルト”
090922_2  「共催のホールからの希望で、まず指揮者の広上淳一さんが決まり、次いで、今回のソリストは会場の前後の公演内容から‘弦楽器奏者’に絞られ、ヴァイオリンの川畠成道さんに白羽の矢が…次いで川畠さんと相談した結果、シベリウスのヴァイオリン協奏曲という選曲に行きついた」という。指揮の広上氏は私が“ダンシング・コンダクター”と渾名する名匠。シューベルトの『未完成』と併せ、“名曲を本格的な指揮者・ソリストで演奏する”という企画意図に最適の人選といえよう。

10/11 東京芸術劇場シリーズ第102回091011
ジェニファー・ギルバート&大友直人

 「今回はソリスト、曲目とも、このシリーズのプロデューサー大友直人の提案で決定しました」という。ヴァイオリンのジェニファー・ギルバートは両親ともニューヨーク・フィルのヴァイオリン奏者で、兄アランも今年、ニューヨーク・フィルの音楽監督に就任という音楽家一家に生まれ、現在、フランス国立リヨン管弦楽団のコンサートミストレスを務めている。「大友氏とギルバート一家は、公私ともに長いおつきあい。ジェニファーさんの実力が最も発揮できる曲目を選んだ」と云うから、願ってもないカプリングといえよう。休憩後は、『オルガン・シンフォニー』とも云われるこれまた華やかなサン=サンサーンスの交響曲第3番。エンターテイメントづくしの一日だ。
 出演者のプロフィールなど両公演の詳細は下記のHPでどうぞ。
http://www.tokyosymphony.com/concerts/concert2009.html
http://www.tokyosymphony.com/concerts/20091011geijutsu.html
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2009年8月28日 (金)

ウィーン・トロンボーン四重奏団
“ウィーン発、新しい音の万華鏡”090920qtt

9/20(日)pm2:30
JTアートホール

アフィニス

 私がトロンボーンのアンサンブルを初めて聴いたのは40年ほど前、初めて行った上野の文化会館小ホールでだった。聴衆に横顔を見せて左右に向かい合ったN響メンバーのトロンボーン奏者数人が、王様の入場さながらにファンファーレを奏でた。対向面のない扇形の斬新な空間に、荘厳な響きが鳴り渡った。音が宙を舞うとはまさにこのことだ。
「トロンボーンアンサンブルという編成の音楽は、ルネッサンス期、バロック期から教会音楽の中に2群、3群を対話的に展開した作品が多い」というのは、ウィーン・トロンボーン四重奏団の招聘元の原社長。
 この四重奏団は1992年ウィーン・フィルやウィーン交響楽団など、オーストリアを代表する楽団の首席らによって結成された。トロンボーンを、“室内楽を奏でる楽器”として、質の高い音楽を提供することを目的に演奏活動を始めた。2005年にメンバーを変更し、今は名門ウィーン交響楽団のメンバーで編成し、高い評価を得ている。
 この四重奏団の最大の特徴は、「緻密かつ大胆なアンサンブル能力、音楽感や様式感、テクニックや音色の多彩さと統一感など、アンサンブルを行う上での重要な要素を高い水準で確立している」という。通常、彼らのために作曲された作品や編曲された作品を演奏している。ヨハン&ヨゼフ・シュトラウスの作品をはじめ、ウィーン古典派時代の作品は特に高い評価を得ている。特筆すべきは、「オリジナル版を越えた躍動感溢れる演奏で、一瞬たりとも聴衆を飽き?させる事がない」…まさに、“ウィーン発、新しい音の万華鏡”なのだ。
 オーストリア国内外での演奏活動のほか、CDでもその活動は世界中に知られている。01年の初来日で高い評価を得、今回は04年に続く3度目の来日。日本でもNHK-BSテレビで放映され広く知られるようになった。
 今回の演目は、ハイドンの「天地創造」に始まり、バッハ、クライスラー、ワーグナー、チャイコフスキー、ブラームスなど著名な作家がずらり。だが、馴染みの薄い、しかし凄い作曲家も数名いる。
C・モラーレス(1500頃-53):スペイン・ルネッサンス期を代表する作曲家。その大半が宗教曲ですべて声楽曲。声部を器楽に置き換えて演奏されることが多い。その作品は欧州全域で販売され、多くは新大陸にも渡っていった。
J.G.アルブレヒツベルガー(1736-1809):ウィーンで活躍した作曲家、オルガン奏者、音楽教育者。ベートーヴェンの師で、当時は対位法の大家として名をとどろかせ、シュテファン聖堂の楽長を勤めるほどだった。アルト・トロンボーン協奏曲は奏者のレパートリーに欠かせない。
H.トマジ(1901-71):フランスの作曲家、指揮者。27年にはカンタータ「コリオラン」でローマ賞作曲部門と指揮部門で1位を獲得。1946年から1年間モンテカルロ管弦楽団の音楽監督を務めた。トロンボーン協奏曲は奏者には難曲だが名曲。また、シェイクスピアの「ハムレット」のテーマ「生きるべきか死すべきか」はバス・トロンボーンの独奏用として書かれた心理的作品でリサイタル・プログラムに度々登場する。
T・モンク(1917- 82):アメリカのジャズ・ピアニストで、独特のスタイルの即興演奏と数多くのスタンダード・ナンバーの作曲で知られる。ラウンド・ミッドナイトはジャズファンならずとも知る名曲で同名の映画を思い起こす人もいるだろう。といった具合だ。
 優れた演奏で一度感動すると止まらなくなるのが金管アンサンブルだ。ご用心!
http://www.proarte.co.jp/artists_detail11.html
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2009年8月27日 (木)

マーラー開眼まで40年!?
ヘンデル組曲「王宮の花火の音楽」
マーラー交響曲第5番
ハ短調
読響8/26公演に酔う

 いつもは書かない後記事です…真夏の夜の夢ごこち…090826_2
 転勤先の旭川のあばら屋に友人らの結婚祝いで買ったステレオが鳴る。夜はシュワルツコップがうたうシューベルトの歌曲などだが、たまの休日は朝から景気づけに大きな音で鳴らした。ヘンデルの「王宮の花火の音楽」や「水上の音楽」、それにハイドンの「トランペット協奏曲」だった。
 筋向かいに音楽教師のやはり新婚のご夫婦が居られた。家内は奥方と近所づきあいの仲。「お隣の大好物はマーラーなのですって…」、「へー進んでるね~流石に音楽の先生のお宅だけあるね」と、お住まいまで格上に見えてきたりした。…ヘンデルの華やかな祝典曲を聴きながら思いが巡った…娘が生まれる前なので、もう40年も前のことだ。
 休憩後のマーラーは、未だもってロマン派までで停滞している我が家だから、どちらかというと食わず嫌い。それが何と、第一音が鳴ったところから、息を呑む静寂な佇まい。我が家の指定席はサントリーホールの最後列だから聴衆も丸見え。その聴衆が楽団と見えざる糸によって結ばれているかのようだ。金管楽器をピアニッシモで演奏するって大変だろうな~。歩留まりの良い楽団だと選んだからこそ年間シリーズ会員なのだが、ここまでやるとは、楽章ごとに家内と顔を見合わせ、口の形で「いいね~」。恐らく年間会員になっていなかったら、この公演を選ぶことはなかっただろう。
 3年ほど前だったか、サイモン・ラトルがウィーン・フィルを率いて来日した際に、インタビューでこう答えていた。
  「フォルテッシモはめいっぱいに演奏するので自ずと限界がある。しかし、ピアニッシモは限りなくゼロに近づけるのだから、限界がない。オーケストラのダイナミックレンジはピアニッシモ次第で決まるのです。如何に艶やかでささくれず滑らかなピアニッシモで奏でるか、それが私の仕事です」
 配布冊子のプログラムノーツによると、20世紀の初年、1901年から翌年にかけて作曲されたそうだが、マーラーは42歳、このころ20歳近くも年下の女性と結婚。間もなく長女が誕生。奥さんは仕事の良きパートナーでもあり、とても幸福な時期に作曲されているのだ。…またしても旭川のお隣の新婚さんとダブってくる。…いや、我が家のことだったか? 何しろ夢のなかだから…
 この日の指揮者は高関健。読響の常任ではない。残念ながら配布冊子のプロフィールには、これまで読響を客演したことがあるのかどうか書かれていない。桐朋在学中の1977年「カラヤン指揮者コンクールジャパンで優勝し、ベルリン・フィルのアカデミーで85年までカラヤンのアシスタントを務めるが、この間の84年ハンス・スワロフスキー国際指揮者コンクール優勝…その後諸々あって、2003年から札幌響の正指揮者を務めている。東京で彼の指揮を聞くことができたのは幸運だった。
http://yomikyo.or.jp/index.php
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西野薫オペラハイライトシリーズ『カルメン』
9/6(日)
pm2:00090906
シアターX
(カイ)

カルメン:加賀ひとみ
ミカエラ:西野薫
ドン・ホセ:大澤一彰
エスカミーリョ:薮内俊弥
フラスキータ:前田奈央子
メルセデス:紺野由香里
レメンダード:志田雄二
ダンカイロ:新井健士
ピアノ:真島圭
ヴァイオリン:廣川抄子
ナレーション:西尾仁美

 両国駅の南にある演劇ホール「シアターX」へ初めて足を運んだ。「大山大輔がパパゲーノとザラストロの二役」という奇妙なチラシ“子供も楽しめる本格オペラ『魔笛』”に惹かれてだ。
 シアターXは1992年、現代演劇と現代舞台芸術を創造・上演をめざす劇場として発足した、客席数が最大300という小劇場だ。クラシックファンには馴染みのない劇場だが、新国立劇場小劇場の庶民版と思っていただかればいいだろう。間近に迫る舞台で演じられるモーツァルト劇。ひょっとして当時の見せ方に近いのでは…と思わせる舞台だった。そこで手にしたのが、このカルメンのチラシだ。
 西野薫さんが主催する“オペラハイライトシリーズ”は、「こうもり」、「ヘンゼルとグレーテル」に続く第3弾だ。
 音楽中心で、聴きどころのアリアなどはほとんど歌い、2時間以内に収めるのだが、簡単なナレーションで繋いでわかりやすく。ピアノにオブリガードでヴァイオリンも入るが、これが意外に乙なもの。「小さな劇場で歌い手の熱演を身近に感じてもらいたく思います。それに、特筆すべきは…」と西野さん。
 このシリーズの特徴は、オペラの途中に劇中劇的なテーマを持ったガラコンサートを挿入してます。今回はスペインにちなんで スペインの作曲家の曲をバイオリン1曲と歌2曲はさみます。歌はグラナドスの夜うぐいすとテナーの有名なグラナダです。
 ドン・ホセのテナーは日伊コンコルソ1位になった大澤一彰。カルメンは若手の加賀ひとみ。西野さんはソプラノ歌手なのでミカエラ役で出演する。
http://www.k-arts.sakura.ne.jp/index.html
問い合わせ:ケイ・アーツ・オフィス(直前割引き 5,000→4,500 
Tel/FAX:047-324-6613 mobile:090-1503-7352
Eメールinfo@k-arts-office.jp
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2009年8月26日 (水)

通崎睦美の木琴とマリンバ
横浜開港150周年記念
名曲を楽しむ午後のひととき
横浜みなとみらいクラシック・クルーズvol..6

9/9(水
):みなとみらいホール 大ホール090909
ランチタイム・クルーズ
pm
12:10-12:50
ティータイム・クルーズ
pm14:30-15:10


 往年の木琴奏者平岡養一(1907-81)は「世界一の木琴奏者になるべく、昭和5年、横浜港から日本郵船「秩父丸」でアメリカに渡り、戦前のニューヨークで大成功をおさめた。
 その平岡氏が使っていた木琴を託されたマリンビスト通崎睦美。一昨年9月の「平岡養一生誕100年記念リサイタル」を告知したが、そこで彼女は平岡氏との御縁を語っている。
 …2005年に東フィルの定期演奏会(指揮/井上道義)で、平岡養一が初演した紙恭輔「木琴協奏曲」(1944)を平岡養一の木琴で演奏したのがきっかけで、その木琴と500曲以上にのぼる楽譜などを譲り受け、以来、マリンバ奏者通崎睦美の、演奏家としての第二の人生が始まった…。
http://musicalacarte.cocolog-nifty.com/blog/2007/09/post_a7c0.html
 しかし、彼女は京都を拠点にしているので首都園ではなかなかチャンスがない。久々にお知らせが届いた…平日の午後なので、現役のかたにはゴメンナサイです…
 ところで、マリンバの演奏を聞いたことのない人に、この楽器の素晴らしさを伝えるのは難しいのですが、もしピアノが立って弾くように出来ている楽器だったら…と、想像してみてください。楽器越しに演奏者の足が見えるのです。
 名手が弾くと、こうも見えます。バレリーナが湖上をゆく白鳥を演じているとき、誰も足を上下に動かしているとは思わないでしょう。湖上を滑るようにしなやかに泳ぎます。マリンバもバチを上下に動かす打楽器などとは異次元のメロディ楽器に変身するのです。
 “1935年製の木琴と現代のマリンバ 2つの楽器の聞き比べ”-今回は、昼のランチタイムと午後のティータイムの2公演に分かれている。昼が木琴、午後がマリンバだ。
ランチタイム・クルーズの演目
“往年の名木琴奏者平岡養一のレパートリー、そして…”
B.ブルックジー・ウィズ、G.マリー金婚式、本居長世(野田雅巳編曲)赤い靴、港大尋そんなアマリリス、J.V.アイク「笛の楽園」より、F.ショパンノクターン第20番(遺作)、ロシア民謡(平岡養一編曲)ロシアン・ジプシー・メロディーズ
ティー・タイム・クルーズの演目
“ダイナミックに、のびやかに。色とりどりマリンバの響き”
伝承曲クレズマー・ダンス組曲、野田雅巳「アジアのうた」より、W.A.モーツァルト3つのコントルダンス、イギリス民謡フォークソング・ソナタ、A.ピアソラリベルタンゴ、天使の死
 というわけで、「マリンバと木琴 どこが違うの?」と思っておられる方には、通し券がおすすめです。2公演目まで1時間半も間があるけど、ランチボックス(飲み物・サンドイッチ・焼き菓子:500円)も予約できます。
全席指定 各回800円 通し券1,400円
http://tsuuzaki.j-spirit.com/blog/profile.html
↑通崎さんのプロフィールなど。 申込みは↓
http://www.yaf.or.jp/mmh/schedule/200909.html
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2009年8月25日 (火)

第15回江副育英会コンサート
10/10(土)pm1:30091010
紀尾井ホール

 江副育英会の奨学生が、国内外で修業研鑽を重ねた1年間の成果を披露する演奏会。
 今回、演奏するのは、特別出演の中野翔太を含めてピアノ3人、ヴァイオリンとチェロが各1人の計5人。フレッシュな演奏が楽しめる。
 全演目は、以下の通り。
*中野翔太:
ラヴェル/「水の戯れ」、「ラ・ヴァルス」
*宮田 大(チェロ):
バッハ/無伴奏チェロ組曲第6番「プリュード」と「ジーグ」
リゲティ/無伴奏チェロソナタ  カザルス/「鳥の歌」
*黒川 侑(ヴァイオリン):
武満徹/妖精の距離
サラサーテ/カルメン幻想曲 作品25
*北村朋幹(ピアノ):
バッハ~ブゾーニ/シャコンヌ(無伴奏ヴァイオリンための
            パルティータ第2番ニ短調より)
マルチェッロ~バッハ/アダージョ(オーボエ協 ニ短調より第2楽章)
*髙木竜馬(ピアノ):
ラフマニノフ/ピアノソナタ第2番 変ロ短調 作品36(ホロヴィッツ版)
[出演者のプロフィール]
 中野 翔太 Shota Nakano(特別出演/ピアノ):1984年生まれ。96年「第50回全日本学生音楽コンクール」小学生の部全国1位及び野村賞受賞。2005年「第15回出光音楽賞」受賞。99年よりジュリアード音楽院プレ・カレッジに留学。2000年飯守泰次郎指揮東京シティ・フィル定期演奏会に出演、その後、シャルル・デュトワ指揮N響、小林研一郎指揮読響、小澤征爾指揮ウィーンフィル、大山平一郎指揮読響などと共演。国内だけでなくアメリカ、フランスでも演奏会に多数出演。ジュリアード音楽院マスターコース卒業。 10年ぶりにアメリカより帰国。日本を基点とし演奏活動に励む。江副育英会卒業生
 宮田 大 Dai Miyata(チェロ):1986年生まれ。2004年「ビバホールチェロコンクール」1位。05年「第74回日本音楽コンクール」1位、他多数1位受賞。「第6回齋藤秀雄メモリアル基金賞」、ドイツから「モリッツ・フォン・ヘッセン賞」他を受賞。小澤オペラプロジェクト、水戸室内管弦楽団、オペラの森等に出演。SINFONIETTA FRANKFURT、都響、東京フィル、日フィル、新日フィル、栃響他と共演。ギドン・クレーメル、ユーリ・バシュメット、リン・ハレルと共演。桐朋学園大学ソリストディプロマ卒業。ジュネーヴ音楽院とクロンベルクアカデミーに在籍。第35回江副育英会奨学生
 黒川 侑 Yu Kurokawa(ヴァイオリン):1990年生まれ。2003年「第10回ドイツ国際ヴァイオリンコンクール」ジュニア部門第2位。併せて最優秀バッハ賞受賞。06年「第75回日本音楽コンクール」第1位、及び岩谷賞(聴衆賞)・レウカディア賞・鷲見賞・黒柳賞受賞。プラハ室内交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団他と共演。ウィーン・コンセルヴァトリウム音楽大学在籍。第37回江副育英会奨学生
 北村朋幹 Tomoki Kitamura(ピアノ):1991年生まれ。2004年「第9回エトリンゲン国際青少年ピアノコンクール」カテゴリーA(15歳以下)第5位。05年「第3回東京音楽コンクール」第1位・審査員大賞受賞。06年「第6回浜松国際ピアノコンクール」第3位。08年「第9回シドニー国際ピアノコンクール」第5位及び3つの特別賞受賞。東京交響楽団などの定期演奏会に出演するほか、数多くのオーケストラと共演。また国内でリサイタルを行う。09年1月、フランス・パリ市内2ヶ所にてリサイタルを行う。愛知県立明和高等学校音楽科在学。第36回江副育英会奨学生
 髙木竜馬  Ryoma Takagi(ピアノ):1992年生まれ。2002年「第1回日本チャイコフスキーコンクール」小学生の部、03年「モスクワ第2回ネイガウスフェスティバル」12歳以下、04年「第15回国際ピアノコンペティション“ローマ2004”」18歳以下、05年「キエフ第6回ホロヴィッツ記念国際ピアノコンクール」14歳以下で第1位。第23回<東京の夏>音楽祭2007に出演。ウクライナ国立交響楽団、ロシアヤロスラブリ交響楽団、東京交響楽団、セプトニスちば他と共演。渋谷教育学園幕張高等学校在学。第35回江副育英会奨学生
http://www.la-voce.net/page/concert200910.html
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2009年8月23日 (日)

アッコモダンテ オペラ・ガラ・コンサート
Accomodante  Opera Gala Concert
9/7(月)pm7:00090907_2
大泉学園 
ゆめりあホール

 素敵なチラシを見つけた。二期会のアフタヌーン・コンサートで見かけたニューフェースも参加している。チラシの裏面に、こんな看板がぶら下がっていて、その下に挨拶文が載っている。
Il ristorante Accomodannte
  -気楽なレストラン-
「同じ志を持った、歌い手の卵による、オペラ ガラ コンサート。今回は、何気ない町の、何気ないレストランが舞台。友情、女の火花、甘酸っぱい恋など、様々なオペラの一場面をお送りします」
“Accomodante”はイタリア語で「気楽な」という意味だそうだ。その語呂からほのぼのとした香りが漂ってきて、そそられる。…美味しい食事がでるような錯覚さえ…でも入場料が1500円だから、彼らの溌剌とした重唱が聞かれれば御の字だ。
 演目は以下の通り。
・チマローザ『秘密の結婚』より
三重唱「上品な伯爵夫人にご挨拶しましょう」(須田、新井、高橋)
・モーツァルト『魔笛』より
二重唱「恋を感ずる男たちには」(本田、町田)
・マスカーニ『友人フリッツ』より
二重唱「スゼル、おはよう」(橘、出沼)
・ニコライ『ウィンザーの陽気な女房たち』より
二重唱「まぁ何てあつかましい奴」(師岡、高橋)
・ベッリーニ『清教徒』より
二重唱「私の胸に炎が燃えているのをご存じでしょう」(新井、町田)
・ヴェルディ『リゴレット』より
二重唱「愛こそ命、心の太陽」(須田、出沼)
・ドニゼッティ『ドン・パスクワーレ』より
二重唱「お嬢さん、そんなに急いでどちらへ?」(師岡、町田)
・ビゼー『カルメン』より
五重唱「うまい話があるぞ」(町田、出沼、高橋、橘、本田)
・他、数曲…
090907
「まだ駆け出しの集まりです。今回の演奏会は、まずは披露の場を作って、最初の一歩を踏み出そう、前進、成長できたら…と企画いたしました」
 この“Music a la Carte”での告知も一時は辞退したいと云うほど、ナイーブな面々なのだ。 
 まだ主催者のHPもこれからなので、チラシの裏面も載せておこう。出演者の氏名に加えて、会場への案内も載っているので、拡大してご覧ください。
チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。
申込み:アッコモダンテ
accomodante@gmail.com 090-9957-1506

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フィリップ・アントルモン 指揮・ピアノ
ニュルンベルク交響楽団 初来日

9/27(日)pm2:00 すみだトリフォニー大ホール
10/3
(土)pm7:00 横浜みなとみらい大ホール
10/6
(火)pm7:00 浜離宮朝日ホール

Phil クラシック音楽でニュルンベルクというと、まず思い浮かぶのはワーグナーの『ニュルンベルクのマイスタージンガー』だろう。村を挙げての素朴な歌合戦をオペラに仕立てた名作だ。
 そんなドイツの地方都市に1946年に発足したニュルンベルク交響楽団が、93年のグラミー賞授賞式にマイケル・ジャクソンやバーンスタイン指揮のベルリン・フィルと共に参列し、一躍メジャーに躍り出た。TVシリーズ「美女と野獣」のテーマ曲のレコーディングに対し、最優秀ポップス器楽演奏賞が授与されたのだ。
 それから16年、今ではドイツ有数の管弦楽団として欧州で確固たる地位を築き、今回、初来日をはたすことになった。
 同行する指揮者はピアニストの巨匠フィリップ・アントルモン。彼は、この夏、地元の音楽祭を取り仕切る大任を背負っている。その勢いをかって、ピアノ協奏曲を自ら弾き指揮者も兼ねる<弾き振り>も披露する。
アントルモン指揮『運命』ほか(9/27)
 お家芸、『・・・マイスタージンガー』の前奏曲で幕を開け、ゲストにリスト弾きの第一人者、福井直昭を迎えてリストのピアノ協奏曲。ベートーヴェンの『運命』で締め、アントルモンは指揮に専念する。
 福井は慶応大経済学部卒後、武蔵野音大大学院へ進み、その後、ミュンヘン国立音楽大学で研鑽を積む。99年ブルガリア国際コンクールでソリスト部門第1位、全部門グランプリ大賞受賞の栄冠を手にする。
弾き振り『モーツァルト:協奏曲20番』 (10/3)
 アントルモン指揮・ピアノは、この日だけ。幕開けの前奏曲と『運命』は同じだが、モーツァルトのピアノ協奏曲20番を弾く。彼の弾き振りを初めて聴いたのは、十数年前、自ら音楽監督を務めていたウィーン室内管弦楽団の来日公演で、同じ20番の協奏曲だった。まだ50代だった彼も今や円熟の75歳。巧みの技に期待は高まるばかりだ。
アントルモン ピアノリサイタル(10/6)
 1934年、フランス・ランス生まれのアントルモンは、8歳でマルグリット・ロンに師事、2年後にパリ音楽院に入学し、17歳でエリザベート王妃国際音楽コンクールに入賞、18歳にしてニューヨークのカーネギーホールデビューを果たし、翌53年のロン=ティボー国際コンクールでは最高位の2位と最高月桂冠賞を受賞。以来、フランスを代表するピアニスト・指揮者として活躍している。初来日は66年。今回のリサイタルの演目はベートーヴェンの『月光』と『熱情』、それにショパンだ。
http://www.proarte.co.jp/
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2009年8月22日 (土)

瀬﨑明日香日下知奈
ベートーヴェン ヴァイオリンソナタ全曲演奏会Vol.2

L.V.Beethoven Sonate Klavier und Violine
9/18(金)pm7:00090918
MUSICASA
ムジカーザ
(代々木上原)

 今夏、7月に「イオス・カルテット」で弦楽四重奏、8月にはブルッフとチャイコフスキーの協奏曲と精力的に演奏活動を展開している瀬崎明日香さん。秋に入ると早速、昨暮に続くベートーウ゛ェンのソナタ全曲演奏会の第2弾だ。演目は、2・3・6・7番の4曲。
「3回シリーズにすると、どこかで4曲演奏しなくてはならず、今回最もハードな演奏会になります。ですが、前期とその後の曲を2曲づつセットで演奏することになり、とてもいいバランスで、休憩を挟んで対照的な作品が並びました。モーツァルトの様なオペラの部分、ベートーウ゛ェンの変奏の妙技など、様々な要素が見え隠れします。創作過程の冒険を体感しています」と瀬﨑さん。
 ベートーヴェンが付けた曲名は「クラヴィーアとヴァイオリンのためのソナタ」。“ヴァイオリン付きクラヴィーア・ソナタ”の様相だったモーツァルトのころの流れを汲む2番と3番。前回弾いた4・5番を経て、6番以降でヴァイオリンが対等の役を演じるようになったとされている。
 共演するピアニストの日下知奈さんは、「東京藝大附属高校からの同級生で、留学中ケルンで一緒に室内楽も学んだ旧知の間柄です」 
 瀬﨑さんは、芸大卒業後、パリ国立高等音楽院大学院で研鑽を積み、パスキエ、カントロフらに師事、国内外の数々のコンクールで上位入賞。などなど、瀬崎さんの経歴は下記のHPでご覧いただくとして、私は昨年リリースされたイザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタのCD(レコード芸術特選)に度肝を抜かれた。このCDを聴くまで、この曲を名曲とは思えなかったからだ。それまで聞いたどの演奏会もCDも、「みな何故この曲を弾きたがるのか」、首をかしげる演奏ばかりだったのだ。…今年30代になった瀬﨑さん。今後、着実に歩を進めていかれることを望んでやまない。
申込み:Fax:043-274-1480 askvn@hotmail.com
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%80%AC%E5%B4%8E%E6%98%8E%E6%97%A5%E9%A6%99
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2009年8月18日 (火)

ニューヨーク・フィルの仲間たち2009
Chamber Concert featuring musicians of New York Philharmonic
心の癒し~室内楽特別演奏会

10/7(水)pm7:00091007
日本大学カザルスホール

 アメリカ最高峰のオーケストラ、ニューヨーク・フィルのトップ・クラスの奏者による特別な室内楽演奏会。ニューヨーク・フィル2009年日本ツアーに先駆けて、選抜メンバーが来日する。
 今回は3年振り・2度目の開催だが、同オーケストラのアソシエイト・コンサートマスターを始め、アシスタント・コンサートマスター、ヴィオラ首席、チェロ首席、それにクラリネット副首席など、オーケストラの屋台骨を支えるトップ奏者5名。管弦楽とまたひと味違ったな室内楽の醍醐味を堪能することができる。前回(06年)は日本初披091007m露のニューヨーク・フィル木管五重奏団だったが、斬新な響きで多くの聴衆を魅了した。
 なお、今回来日する第2ヴァイオリン奏者が、チラシに載っているリサ・G・キムからミシェル・M・キム(写真左)に変わった。
 今回の演目はオール・ブラームス。前半はニューヨーク・フィルのメンバーと気鋭の日本人ピアニストとで、クラリネット・ソナタ第2番とピアノ五重奏曲。後半はニューヨーク・フィルのメンバーだけでクラリネット五重奏曲だ。
 共演するピアニストは、小林有沙。現在もベルリン芸術大学で研鑽を積んでいる22歳の若手だが、前回、ニューヨーク・フィルのメンバーとメンデルスゾーンのピアノ三重奏曲を共演し、その堂々とした演奏と音楽的才能はメンバーからも絶賛を博し、今回2度目の共演が実現した。近年ではシューマン没後150年記念コンサートや、「ジャズinクラシック」などに出演し、メシアン生誕100年の記念コンサートに「幼子イエスに注ぐ20のまなざし」全曲を披露するなど活躍している。
来日する出演者のプロフィールなどはこのHPでご覧いただけます。
http://www.1002.co.jp:80/NYP_Chamber2009/
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IFACオペラ ゼウスの化身
怪人「ドン・ジョヴァンニ」

作曲:W.A モーツァルト
9/27(日)pm5:30090927
9/30(水)pm6:30
新宿文化センター

大ホール

 IFACオペラは、2002年の新作オペラ『聖徳太子』以来、“日本文化でオペラを読み解く”と云う一貫したテーマを持って、ユニークなオペラを魅せてくれた。昨年の“大江戸歌舞伎風狂言回し『ファルスタッフ』”など、その最たるものだった。
 今回は一転、「ドン・ジョヴァンニを“永遠なる愛の怪人”としてとらえ、“時空を越えた女性遍歴ぶり”を描きます」と演出の大島尚志氏。
  「ドン・ジョヴァンニは“ゼウスの生まれ変わり”との仮説を立てました。戦国時代のドンナ・アンナの元へ姿を現したり、21世紀の東京に暮らすツェルリーナを誘惑したりと、変幻自在、神出鬼没、奇想天外に動き回ります」…全能の神だから、何でもありなのだ。
 ドン・ジョヴァンニが天上界の血を引くとするなら、死後の騎士長は、“炎の明王の化身”ということになる。クライマックスは、もちろんドン・ジョヴァンニが騎士長と繰り広げる“最後の晩餐”。まさに天国と地獄だ。
 ドン・ジョヴァンニの後を追い続けるエルヴィラの執念的愛憎。嫉妬心にさいなまれるマゼット。更には、道化に徹したレポレッロが事態をかき混ぜる。前回のファルスタッフとはまた一味違った切り口で、しかし、「モーッアルトが仕掛けた“完璧な人間喜劇”を大胆不敵に再現したいと目論んでいます」
 主催の世界芸術文化振興協会( The International Foundation for Arts and Culture:IFAC )は、音楽および芸術関連イベントを通じて社会福祉活動の支援を行うために、 1996 年に設立された公益団体で、99 年に東京都より特定非営利活動法人(NPO法人)の認証を受けた。会長自らが深見東州の芸名で主役を演じる。設立趣旨など彼の蘊蓄はHPでご覧頂けます。
主催:NPO法人 世界芸術文化振興協会(IFAC)
http://www.ifac.or.jp/index.html
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2009年8月17日 (月)

第17回ユーオーディア賛美の夕べ
9/12(土)pm2:00090912
東京オペラシティ

「ユーオーディアEUODIA」とはギリシャ語で「最上の香り」の意。聖書の中では「キリストの香り」という意味で使われるという。キリスト者の間では「私たちは神の前にかぐわしいキリストのかおりなのです。(Ⅱコリント2:15)」という具合に使われるそうだ。
 ユーオーディアは,今から22年前に‘クリスチャン音楽家の集い’という小さな集会に端を発し、今では東京を本部として、関西、沖縄、ホノルルに支部を持つ大きな組織に育っている。折しも今年、「社団法人ユーオーディア」を設立、新たな歩みを始めるに至った。
 演奏するのはユーオーディア管弦楽団と合唱団。メンバーは全員クリスチャンで、音楽を通して、キリストの香り、 神の愛の香りを届けたいという願いで1990年に結成された。
「賛美の夕べ」は、毎回新曲を演奏するのが特徴だという。楽団事務局の森裕亮氏に聞いた。
 今回は台湾の世界的作曲家であり指揮者でもある金希文氏作曲のクラリネットのための協奏曲“浄夜”を演奏します。この曲はウォルト・ホイットマンの詩をもとに作られています。
 また、金氏によるオペラ“The Bible Man”は、昨年台湾で初演され、台湾語による初めてのオペラとして世界的な注目を集めました。その中から、アリアの抜粋を演奏します。金氏とユーオーディア管弦楽団・合唱団は長い交流を持ち、度々客演していただいております。また同氏が率いる音契(インチー)合唱団管弦楽団とは姉妹関係にあります。
 出演するソリストの多くは、「ユーオーディア」を長年リードしてきた一流の音楽家たちですが、新たに若いメンバーが加わったことも今回の特徴です。ヴァイオリンの水谷晃氏は昨年ミュンヘン国際音楽コンクールでの入賞(日本人では38年ぶり)という経歴の持ち主であり、各地のオーケストラでも活躍するなど、次世代を担う注目の演奏家です。
 また、最後に演奏される賛美歌はユーオーディアのメンバーの柳瀬佐和子氏による編曲ですが、冒頭の「私は山に向かって」は詩篇121編からインスピレーションを得て作曲されたオリジナルの賛美歌です。ご期待ください。
 そのほかにも、メンデルスゾーンの「主よ、わが祈りを聞きたまえ」、バッハの「2つのヴァイオリンのための協奏曲」などヴァリエーション豊かなプログラムとなっています。総勢100名を超えるフルオーケストラでの賛美を是非ご堪能ください。
http://euodia.jp/
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2009年8月13日 (木)

パドヴァ・トリオ in TOKYO
秋・イタリアの音が舞い響く 芸術の街・パドヴァから
ピアノ・トリオ版ヴィヴァルディ『四季』ほか

9/11(金)pm7:00090911
イタリア文化会館

 アニェッリホール

 父と娘によるパドヴァ・トリオは1993年にイタリアで演奏を開始した。ヨーロッパ在住29年の父は、イタリアを代表し世界的に活躍するヴェネツィア合奏団(I SOLISTI VENETI)首席奏者のヴァイオリニスト佐々木一樹。彼が同じくパドヴァで育ち、国際的に活躍するピアニストのウララ・ササキ、ベルリン国立歌劇場管弦楽団チェリストのマルモ・ササキと共に結成したピアノトリオだ。
 日本デビューは95年で、2002年から東京公演を定期的に開催し、今回で7回目を迎える。
 今回の演目は第1曲目から気が抜けない。エルガーの「愛のあいさつ」といえば元はピアノ曲で、知られているのは管弦楽曲。だが、今回はピアノ・トリオで書かれたバイリス版だ。
 2曲目のヴァイオリン・ソナタの作曲家マルトゥッチは、イタリア器楽音楽に欠かせない存在だそうで、「2年前にトリオを初演した。今回のヴァイオリン・ソナタ作品22は幻想的で甘美なメロディによって親しみやすい作品に仕上がっている」と一樹氏。これは本邦初演だという。
 B.オールの「カルメン幻想曲」は、1985年ニューヨークで初演され話題になったチェロとピアノのための曲。「ドラマティックで且つヴィルトゥオーゾ的で多彩、技巧を要する至難な曲として知られている」
 最も注目すべきは、終曲のピアノ・トリオ版『四季』。以下、一樹氏曰く。
 言わずと知れた北イタリアのヴェネト地方の四季の移り変わりを表したヴィヴァルディの『四季』だが、これをイタリア・バロック界の権威の一人、E.メルリーニが、ヴェネト地方在住の我らがパドヴァ・トリオのために書いてくれた、初のピアノ・トリオ版なのだ。『四季』に新しい光を与えたと評され、この曲を収めたCDはイタリアの音楽誌「CD CLASSIC」で最高位に評価されました。
http://www.padovatrio.com/
http://www.proarte.co.jp/artists_detail182.html
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2009年8月12日 (水)

日経ミューズサロン  ハイドン没後200年記念コンサート
モナ=飛鳥・オット090903year
          

       
ノエ・乾
       
with
      
フレンズ

  9/3(木)pm6:30
      日経ホール

モナ=飛鳥・オット(ピアノ)
ノエ・乾(ヴァイオリン)
齋藤麻衣子(ヴァイオリン)
御法川雄矢(ヴィオラ)
宮坂拡志(チェロ)

 ヨーロッパで話題の若手日系ミュージシャンによる、ハイドン・アニバーサリー・コンサート。 ドイツのピアニスト18歳のモナ=飛鳥・オットと、ギリシャ系の清涼感あふれる23歳のヴァイオリニスト、ノエ・乾。ヨーロッパの権威ある最大の音楽専門誌「フォノフォルム」が絶賛するピアニストとナポリ・キュルチ国際コンクールで第1位桂冠ほか多数の受賞歴を誇るヴァイオリニストだ。注目の二人の初共演が、新装なった日経ホールオープニングシリーズで実現した。
*ハイドン:弦楽四重奏曲第17番「セレナード」から第2楽章
*シューベルト:3つのピアノ曲 D.946 からNo.1
*モーツァルト:ピアノ協奏曲第12番K.414(弦楽合奏版)
*マルティヌー:弦楽三重奏曲第1番
*ハイドン:弦楽四重奏曲第77番「皇帝」Hob.Ⅲ77作品76-3
 齋藤、宮坂、御法川は、桐朋在学中、一緒にアンサンブルを数多く行っており、卒業後もN響アンサンブルでしばしば同じ舞台に乗っている、いわば“勝手知ったる仲”。室内楽が得意なノエとの弦楽四重奏が待ち遠しい。
 ノエは、1985年ブリュッセルに生まれ、同地のコンセルヴァトワールを12歳で卒業後、2001年パリ国立高等音楽院に進学…2005年シベリウス国際コンクール特別賞受賞を皮切りに受賞歴を重ねている。
 モナはミュンヘンに生まれ、非凡な才能を秘めて4歳でデビュー。やはり数々の受賞歴を経て欧州で活躍し、日本では昨年読売日響と共演している。今回はシューベルトの小品と、弦楽合奏版のモーツァルトのピアノ協奏曲第12番に登場する。
http://www.nikkei-hall.com/event/?act=detail&id=87
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三戸素子 ヴァイオリン リサイタル
with アンドレアス・レンチュ
(ピアノ)

9/2(水)pm7:00090902vn
東京文化会館
小ホール

「毎年9月、恒例のリサイタルは、私の一年を通じてのメイン・イベントです。どの曲を選ぶか、自分でも理解しがたいものが湧きあがってきて、プログラムの骨格を作り、肉づけします。決まったら曲に取組む目標が定まり、集中するし、またそれが楽しいのです」…こんな残暑見舞いが飛び込んできた。クライネスコンツェルトハウスを主宰し、室内楽の楽しみを提供してくれる三戸素子さん。彼女の根幹をなす催しのようだ。
 今年は、22年ぶりにR.シュトラウスのソナタをメインにすることにしました。22年前はヨーロッパでもこのソナタはほとんど弾かれておらず、行く先々で珍しがられました。R.シュトラウスの音楽に対しては「難しくて大曲」というイメージが強く、弾くだけでもてはやされたものでした。
 その後、年月を経て、私のR.シュトラウス経験も豊かになり、この曲をオペラや歌曲のようにとらえてみたい、と思うようになってきました。“ウィーン世紀末の美と「薔薇の騎士」の華麗なるシュトラウス”とチラシに謳いました。新しいピアニストのレンチュは、ウィーン音楽の様々な駆け引きを心得た人で、世紀末の妄想も共有できるのです。
 このリッチなシュトラウスの前に、空気をひきしめるために小粒で辛いルトスワフスキの「スビト」を置きました。プログラムの前半は固すぎない「知的な洗練」が欲しくて、モーツァルトの中から特に斬新なソナタと、前からやりたかったラヴェルです。
 ピアニストのレンチュはウィーンフィルと親しく、オーケストラ曲も歌曲も良く知っています。彼と一緒にやっていると、まるで申し分のない社交ダンスのパートナーとやっているような気がします。
 お二人のプロフィールなど詳細はHpでご覧ください。
http://www.kleines-k.com/mito/
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2009年8月11日 (火)

フィオーレ・オペラ協会 チャリティ公演
ヴェルディ作曲オペラ「椿姫」
(字幕付き原語上演)090913
9/13(日)pm3:00
市川市文化会館

小ホール

 「椿姫」の後ろ姿だろうか…目を惹く素敵なチラシだ。 
 「魔笛」夜の女王、「ドン・ジョヴァンニ」のドンナ・アンナ、「ヘンゼルとグレーテル」の魔女、「メリー・ウィドウ」ハンナ、「こうもり」のロザリンデ、「リゴレット」ジルダ、「ナクソス島のアリアドネ」と「修道女アンジェリカ」のタイトルロール…などなど、これまで多彩な役をこなしてきているソプラノ西正子さんが昨年、「トスカ」公演を皮切りにオペラ団体「フィオーレ・オペラ協会」を立ちあげた。「椿姫」はその第2回公演だが、タイトルロールで出演し、自ら演出も手掛ける。
 西さんは、桐朋学園の声楽専攻を卒業し同研究科終了後イタリア・ミラノ音楽院に留学。結婚を機に市川市民となった。
「地元出身の演奏家を中心に、良質なオペラ公演やコンサートなどを実施、市川市や近隣の市民の皆様に音楽を楽しんでいただくことを目的としています」
 今回、共演するアルフレードの笛田博昭とジェルモン須藤慎吾は、どちらも西さんとデュエットのCDをリリースしている仲。笛田は昨年の「トスカ」でカヴァラドッシを演じている。須藤は今春、和光市のオペラ彩「オテロ」公演で凄みの利いたイヤーゴを演じていた。
 「今回、演出まで手掛けることにしたのは、色々な演出家の舞台で様々な椿姫を演じてきましたが、共演者の方々、特にアルフレードとジェルモン役のベテランお二人は演技も達者な方で、自分の役柄を熟知しておられます。共通の舞台イメージをいわばトロイカ方式で…」と、西さん。気心知れた役者の充実した舞台が楽しみだ。
http://www.tekona.net/contents/event-details.php?3447
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2009年8月 9日 (日)

読売日響 夏休みコンサート
下野竜也の指揮・解説で贈る090829
名曲なるほど発見隊 
8/29(土)pm2:00
東京芸術劇場

“誰もが知っている名曲から、あの大作まで超盛りだくさんの90分! 易しい解説と充実の演奏で、この大作曲家の人生に迫る!”と、クラシックの名曲に親しんでもらい、好きな楽器を手にして教えてもらうこともできるという企画。
 そこへ、新たなチラシが飛び込んできた。
“このコンサートの主役、私は誰でしょう?”
“クイズに答えて豪華賞品をもらおう!”
 賞品の特賞は、先ごろ「第13回ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール」に優勝して話題を集めているピアニスト・辻井伸行さんが共演する12/3公演(完売)のペアチケット!
 仕掛け人の読売日響 正指揮者 下野達也が、小学生のころを振り返っている。
…僕が音楽を好きになったのは、小学4年生の時、先生が吹かせてくださったトランペット。全然吹けなかったけど、ピカピカの楽器を持つて、とても興奮したことを憶えています…この日、開場前に好きな楽器を体験できる『楽器の体験ひろば』(AM10:00~12:30の間)も設けられるので、素敵な出会いがるかもしれませんよ…。
 曲目は当日発表!何が聴けるのか当日までのお楽しみ~♪(もしかして、あの大作曲家の“あの”名曲も…?) しかも、今回の共演者は“ピアノ界の篤姫?”小川典子。演奏は子供だましとは一線を画す。ホンモノを体験すことになるのだ。
 会場には、オーケストラや作曲家のことがよく分かるパネルがずらりと並び、世界的指揮者ならではの超おもしろ解説で、“君もオーケストラ博士になれる!”というわけだ。
大人が同伴すると、小学生500円、中高生1000円で楽しめる。
http://yomikyo.or.jp/2009/06/post-101.php
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2009年8月 8日 (土)

音楽になったエドガー・アラン・ポー
ドビュッシー『アッシャー家の崩壊』を巡って
9/24(木)pm7:00090924
浜離宮朝日ホール

 チラシに「企画・構成・製作/青柳いづみこ」とある。青柳さんはドビュッシー(1862-1918)に傾倒するピアニストであると共に、「ドビュッシーと世紀末の美学」で学術博士号を持つ文筆家でもある。
 従って、ドビュッシーがポー、とりわけ未完の『アッシャー家の崩壊』に惹かれた如く、青柳さんがポーに魅せられるのも必然か。演奏会のチラシにこうある。
<ドビュッシーが、若き日から死の前年まで心にかけていた『アッシャー家の崩壊』。ポーに基づく未完のオペラと、主題を共有する『弦楽四重奏』、カプレなど周辺の作曲家のポーにもとづく作品をとおして、「音楽における苦悩への前進」のあとをたどる>
 1893年作の『弦楽四重奏曲』から始まるのだが、それは「テーマが後の“アッシャー家…”の主題に酷似しているから。次のピアノ曲は“アッシャー家…”と同時進行していて、同様のテーマが使われていたり、別の笑劇『鐘楼の悪魔』のテーマで書かれているから」だそうだ。そして、同じくポーに魅せられた二人の作曲家も登場する。アンリエット・ルニエのハープ曲、ドビュッシーの弟分アンドレ・カプレのハープと弦楽四重奏のための逸品が続くのだ。(「三田文学」☆月号 参照)
 オペラ『アッシャー家の崩壊』は、脚色・台本ともドビュッシーで、こちらは早々に出来たのだが、作曲の方がさっぱり進まず、あちこちの断片とラスト、全体の三分の二ほどしか残されておらず、チリの作曲家アジェンデ=ブリンが補完して1977年に初演されている。
ちなみに今年は、ポーの生誕200年にあたり、『アッシャー家の崩壊』の新訳も出版されたそうだ。
 出演者などの詳細は、主催者のHPでご覧いただけます。
http://www.millionconcert.co.jp/monthly2.html#_9 
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2009年8月 6日 (木)

立教女学院 聖マーガレット礼拝堂
オルガン レクチャーコンサート  声とオルガン
Vox humana ヴォクス・ヒュマーナ
第2回「マニフィカトとアヴェ・マリア」090926

9/26(土)pm2:00
2,000円(全席自由)

 何とも長い表題だが、これでもまだ「文化財で聴く」を省略している。「この礼拝堂は1932年、当時としては最先端の鉄筋コンクリート構造が用いられ、窓が小さいロマネスク様式…2006年、杉並区指定有形文化財に指定された。創建から4分の3世紀を過ぎた現在でも、生徒たちの毎日の礼拝に用いられ…」由緒ある会場なのだ。
 1998年に新しいパイプ・オルガンが導入されてからオルガンを使ったコンサートを開催してきたが、2005年からPhoto_3年2回、学院オルガニストの岩崎真実子さんを案内役にレクチャーコンサートを行っている。
 今回は、ソプラノ歌手山本富美さんを迎えて、聖母マリアにまつわる曲を集めたコンサート。岩崎さんが“マニフィカト”(「マリアの賛歌」、夕の礼拝で用いられるお祈り)に加えて、マリア自身の祈り、マリアへの祈り、アベマリアなどについてのレクチャーと演奏、山本さんの美声でバッハのマグニフィカトのアリアや、カッチーニ、マスカーニ、グノーのアベマリアを聴く。
 表題にある「Vox humana ヴォクス・ヒュマーナ」はオルガンの音色ストップのひとつで、「人の話す声」(司祭の声?)を模しているそうだ。山本さんのプロフィールなど公演の情報は下記のURLで、ご覧いただけます。
http://www.rikkyo.ne.jp/grp/jogakuin/organconcert7.html
申込み:立教女学院キリスト教センター
Tel/fax:03-5370-3038(月火木金10:00-16:30)
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2009年8月 4日 (火)

東京室内歌劇場第123回定期公演
ヒンデミット『往
きと復かえり』(ドイツ語上演)
マイケル・ナイマン『妻を帽子と間違えた男』
9/5(土)pm6:00         (英語上演)日本初演
9/6(日)pm3:0009090506
第一生命ホール

《往きと復り》は、パウル・ヒンデミットが1927年、32歳に書いた実験的な室内オペラの代表作で、台本の元はイギリスのレヴューのスケッチとのこと。ちょうど映画が新しい芸術として登場し、オペラを旧いジャンルとして脅かすようになっていたころ、オペラがそれに一矢報いようとした。
 妻の浮気を知った夫が銃で彼女を殺してしまうが、神様の力で蘇るという筋書きだが、フィルムの逆回しの技術を、実際のオペラの舞台に持ち込んで、フィードバックの形で逆に進行する。と、どんな珍妙なストーリーができあがるのだろうか。バーデン=バーデンの現代室内音楽祭における室内オペラ特集で初演されたというから、まさに東京室内歌劇場にうってつけ。往きと復り合わせても10分ほど、短いながらもピリリと薬味の利いた一幕ものの小作品だ。
 オーケストラは、フルート、クラリネット、サックス、ファゴット、トランペット、トロンボーンの管楽アンサンブルにピアノ2台(しかも4手!)とハルモニウムという変わった編成だ。

《妻を帽子とまちがえた男》(1987)は、脳神経の異常で、モノを正常に見る能力に欠けた男性の話。大学教授の主人公は、シューマンをこよなく愛すバリトン歌手でもあり、妙に明るいながらも、懸命に病気と闘っているオジサン。彼もわれわれの社会のちゃんとした構成員だと、作曲者ナイマンはしっかりと聴き手の脳裏に焼き付ける。そのとき、彼のミニマル手法は驚くべき効果を上げるている。やはり1幕もので上演時間は約1時間。
 原作者は神経学者のオリヴァー・サックス。映画『レナードの朝』の原作者でもあります。作曲者のナイマンはピーター・グリーナウェイ監督の数々の映画やジェーン・カンビオン監督の『ピアノ・レッスン』でも音楽を担当した人気現代作曲家。
 オペラの中で、シューマンの《詩人の恋》の一節<ぼくは恨みはしない>がそのまま引用されているが、来年のシューマン生誕200年にオペラ<ゲノヴェーヴァ>の日本初演を予定している当劇団の、この作曲家に捧げるちょっと早めのオマージュとか。
 オーケストラは、一転して、 第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、ヴィオラ、第1チェロ、第2チェロの弦5部にハープとピアノという編成だ。こちらも全1幕で約1時間の舞台だという。
 両公演の出演者や指揮者、演出家については、同歌劇場のHPでとくとご覧ください。
http://www.chamber-opera.jp/cgi-bin/newest.cgi?page=shownewestdata&id=53
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2009年8月 3日 (月)

イタリアン オペラ・ウィークinジャパン
9/1(火)~13(日)09090112in
イタリア文化会館 ほか

 才能ある若いオペラ歌手を発掘し、オペラ発祥の国イタリアをはじめとするオペラの舞台に立つ機会を提供するために催されるイベント。3行事からなるが、最大の催しは昨年からはじまった「第2回イタリア・オペラ歌手オーディション」。これは来年、ラトビアのリガ 国立歌劇場とイタリアの2つの歌劇場のオペラ公演に出演する全ソリストを公募する。昨年はイタリア・キエーティ市立マッルチーノ歌劇場の「トゥーランドット」(今年2月公演)に、リュウ役の佐藤亜希子とティームル役の矢田部一弘が選出された。
 また今回初めて実施されるのが、今秋10月にイタリア南部ナポリ県エルコラーノ市で開催される「国際声楽コンクール2009」への参加資格を得るためのアジア予選。
上記の催しは いずれも公開審査(1,000円/日)なので、午前10時から夕刻5時まで、オペラ・アリアを堪能することが出来る。
そして、もう一つは、昨年好評だったオペラ・コーチのパオロ・デ・ナポリ氏によるマスターコース。、これも聴講可(3,000円/日)だ。
 審査・見学とも、問い合わせは下記の主催者へ。

第2回イタリア・オペラ歌手オーディション部門
9/1(火)・2(水)10:00~17:00
イタリア文化会館アニェッリホール
 審査員は、いずれもイタリアとラトビアの歌劇場の芸術監督や芸術顧問など。ニコラ・コラビアンキ(ローマ歌劇場芸術監督)、カルロ・ペスタ(ノヴァーラ・カルロ・コッチャ歌劇場芸術監督)、パオロ・デ・ナポリ(ベッリーニ大劇場、ラトビア国立リガ歌劇場芸術顧問)らが務める。
 出演者を公募しているラトビア国立リガ歌劇場の公演は、Photo_2「椿姫」(来年1月)と「蝶々夫人」(来年5月)、いずれも全キャストで、リハーサルは公演前約1週間とのこと。
 国立リガ歌劇場(写真・右)は、かつては作曲家リヒャルト・ワーグナーも指揮者を務めたことがある、北ヨーロッパの由緒ある劇場。公演回数は年間200回を超え、大変質の高い公演を行っている。
  「リゴレット」公演を予定しているのは、ノヴァーラ・カルロ・コッチャ歌劇場とマントヴァ・ソチャーレ歌劇場で、いずれも来年10月。両劇場で数回ずつの公演が予定されているという。リハーサルは公演前約3週間を予定。Photo_2
 ノヴァーラ・カルロ・コッチャ歌劇場(写真・左)は、1888年に開場したミラノから程近いピエモンテ州にある劇場。劇場の名前にもなっているカルロ・コッチャCarlo Coccia(1782~1873)は、パイジェッロにも師事し広くヨーロッパにも知られた作曲家で、後年ノヴァーラの礼拝堂楽長となりこの地で生涯を終えている。
 マントヴァ・ソチャーレ歌劇場は、リゴレットの舞台にも設定されたマントヴァにある劇場。1822年にメルカダンテのオペラ「アルフォンソとエリーザ」で開場した。座席数は1100。

エルコラーノ国際声楽コンクール2009アジア予選
9/3(木)・4(金)10:00~17:00
イタリア文化会館
アニェッリホール

 イタリア南部ナポリ県エルコラーノ市で開催される「エルコラーノ国際声楽コンクール2009」の準決勝へ直接出場する資格を得るコンクールの予選。性別を問わずアジア諸国の国籍を有するオペラ歌手が対象。準決勝は10/8、決勝は10/10に行われる。

第2回パオロ・デ・ナポリ声楽マスターコース
9/6(日)~13(日)10:00~17:00

リリカ・アート・スクール
 上記審査員の一人として、イタリアから招聘したパオロ・デ・ナポリ氏の“発声や曲の解釈”などを中心とした公開レッスン。最終日に修了コンサートもある。昨年は前記のオーディション選出者も参加し、大好評だった。
 ナポリ氏は、イタリアオペラの様式や朗唱法、解釈などを歌手たちに指導している声楽コーチ。プラハ国立歌劇場やカターニア・ベッリーニ大劇場などで声楽コーチを務めているほか、ウィーン・フォルクスオーパーなどでマスターコースを開くなど、イタリアオペラ指導のエキスパートとして近年ヨーロッパ各地で活躍している。ヴェルディやプッチーニ、ロッシーニなどを始めとするイタリアオペラからモーツァルトやヘンデルのオペラに到るまで膨大なレパートリーを擁する。
主催:日本芸術振興協会 http://jas-npo.org/
注:写真は、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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