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2009年8月 8日 (土)

音楽になったエドガー・アラン・ポー
ドビュッシー『アッシャー家の崩壊』を巡って
9/24(木)pm7:00090924
浜離宮朝日ホール

 チラシに「企画・構成・製作/青柳いづみこ」とある。青柳さんはドビュッシー(1862-1918)に傾倒するピアニストであると共に、「ドビュッシーと世紀末の美学」で学術博士号を持つ文筆家でもある。
 従って、ドビュッシーがポー、とりわけ未完の『アッシャー家の崩壊』に惹かれた如く、青柳さんがポーに魅せられるのも必然か。演奏会のチラシにこうある。
<ドビュッシーが、若き日から死の前年まで心にかけていた『アッシャー家の崩壊』。ポーに基づく未完のオペラと、主題を共有する『弦楽四重奏』、カプレなど周辺の作曲家のポーにもとづく作品をとおして、「音楽における苦悩への前進」のあとをたどる>
 1893年作の『弦楽四重奏曲』から始まるのだが、それは「テーマが後の“アッシャー家…”の主題に酷似しているから。次のピアノ曲は“アッシャー家…”と同時進行していて、同様のテーマが使われていたり、別の笑劇『鐘楼の悪魔』のテーマで書かれているから」だそうだ。そして、同じくポーに魅せられた二人の作曲家も登場する。アンリエット・ルニエのハープ曲、ドビュッシーの弟分アンドレ・カプレのハープと弦楽四重奏のための逸品が続くのだ。(「三田文学」☆月号 参照)
 オペラ『アッシャー家の崩壊』は、脚色・台本ともドビュッシーで、こちらは早々に出来たのだが、作曲の方がさっぱり進まず、あちこちの断片とラスト、全体の三分の二ほどしか残されておらず、チリの作曲家アジェンデ=ブリンが補完して1977年に初演されている。
ちなみに今年は、ポーの生誕200年にあたり、『アッシャー家の崩壊』の新訳も出版されたそうだ。
 出演者などの詳細は、主催者のHPでご覧いただけます。
http://www.millionconcert.co.jp/monthly2.html#_9 
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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