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2009年9月28日 (月)

郡 愛子リサイタル2009
KORI AIKO RECITAL 2009
~いちばん大切なもの~
10/27(火)pm7:00091027
紀尾井ホール

 オペラの稽古場で知った。郡愛子と云えば「蝶々夫人」のスズキ役は十八番。その郡さんが稽古場に現れると、他の出演者らは、あたかも留守番をしていた子供たちが帰ってきた母親を迎えるように、きらきらと目を輝かせ、稽古場が和やかな雰囲気に包まれるのだ。
 その郡さん、一方で、1994年から現在までの15年間、ほとんど毎年のように自主リサイタルを重ねていて、今や見事なまでに『郡愛子の歌の世界』を創り上げている。昨年、Hakujuホールの「母の日に寄せて」というリサイタルでは、彼女が登場すると、聴衆が和むのが分かる。「見て、この衣装、私がつくったの…」と舞台が始まるのだが、まったく嫌味がなく、和やかそのもの。
 聴衆の心と体までをも包み込んでしまうような温かくもボリューム感いっぱいの中高音、そして心の奥底まで沁み込むピアニッシモの歌声がファンの心をとらえて離さない。おそらく、オペラ・クラシック界に籍を置き、尚かつ第一線で活躍を続ける歌い手の中で、彼女のようなタイプの歌い手はほかに例を見ない。
 郡さんがだいじにしてきた自主リサイタルは、「ジャンルの垣根を超え、様々な歌を通して、今を生きる人間同士が感じる不安や心の痛みを分かち合い、快い涙を心ゆくまで流していただき、また、お腹を抱えて笑っていただき、足を運んでくださるお客様方の“心のマッサージ”となるコンサート」がコンセプト。そのため、選曲、構成、お喋り、リサイタルのタイトルにいたるまで徹底的に拘るのだという。
 今回のリサイタルのタイトル<いちばん大切なもの>について…
「座右の格言集に書かれている “なにをいちばん愛しているかは、失ったときにわかる” という、おそろしくも的確なことばに数年前から刺激を受け、これは “なにがいちばん大切かは、失ったときにわかる” という意味だと感じました。以来、判断の岐路に立ったときはこのことばを思い出し、いちばん大切なものを失って後々後悔しないようにと心がけています。よく言われることですが、正に昨今は世の中が混沌としていて、なにがいちばん大切かということが見失われがちです。お客様に押し付けることなく、おそらく自然にコンサートの流れの中で“いちばん大切なもの”を、感じ取っていただけるのではないかと思います」。
 また郡さんは、作詞、訳詞も手がける。自身がリサイタルのたびに送りたいメッセージ作りの作業の一環として始めたのだという。
 今回は、フランクのラテン語の歌曲「天使の糧」に独自の歌詞を付け、曲名を「神の恵みを」とした。ショパン作曲「ノクターン第2番」にも詞を付け、歌としての曲名は「いちばん大切なもの」。サラサーテ作曲「ツィゴイネルワイゼン」のメロディーの一部分にも詞を付けて、「出会い」というタイトルの歌に変身させている。
 郡さんのプロフィールについては、下記のHPで、DNAなどプライバシーに及ぶ楽しいエピソードまでご覧いただけます。
http://www.koriaiko.com/profile.html
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2009年9月25日 (金)

岡田博美 ピアノ・リサイタル
ふらんすplus 2009091003p_3

10/3(土)pm7:00
東京文化会館
小ホール

 音の綺麗なピアニスト。ピアニッシモで人を惹きつけることができるピアニスト…未だ五指に満たないが、岡田博美は、その得難いピアニストの一人だ。その彼が、リサイタルでは4曲纏めて聴く機会が滅多にないシューベルトの「4つの即興曲」op90を弾く。
 これを聞きかんがために、先日の中村紘子50周年記念リサイタルにも出向いた。 が、リサイタルの会場はどこでもいいというわけにはいかないことが分かった。二千人収容のサントリーホール。1階のVIP席には自民党の国会議員夫妻が3組、カーテンコールには熱烈なファンに混じって幹事長もデカイ花束を引っ提げて…。どうやら熱烈なファンはブラボーするためにひたすら演奏が終わるのを待っていて、演奏を聴いていないようだ。音楽会は会場もさることながら聴衆が大切だ。
 いつぞや、ある演奏会の休憩中にマエストロ下野竜也とこの滅多に聴けない…という話になった。彼曰く、「一人で静かに聴きたいでしょ。弾く方だって同じなのですよ…」
 そうです、演奏家と聴衆が同じ思いを共有できる空間に居合わせたいのです。もし、それを願うなら、この10/3の上野の文化会館小ホールは是非ものです。このリサイタルに主催者が付けたコピーは“繊細な光の中にたたずむ透徹したピアニズム”。演題に「ふらんすplus 2009」とあるように、フランスものも併せて聞くことができるのです。
・シューベルトの「4つの即興曲」Op90
・シューベルト:幻想曲 ハ長調(さすらい人幻想曲)Op15
・ミヨー:ブラジルの思い出 Op.67 第1集
・プーランク:村人たち(子どものための小品)
・プーランク:ナゼルの夜

http://www.camerata.co.jp/J/concert/f_OKADA.html
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2009年9月24日 (木)

オラトリオ“パウロ”
メンデルスゾーン生誕200年を記念して
Musica Poetica 2009
10/2(金)pm6:30091002
東京カテドラル
聖マリア大聖堂

 ムシカポエティカMusica Poetica主催の公演チラシ中面に、今回の指揮者、淡野太郎がメッセージを載せている。とても平易で、これを読んだらクリスチャンでなくとも、聴きに行きたくなると思うので、その大意を紹介することにした。(このオモテ面には「パウロ」で歌われるテキストがすべて描かれているそうだ)
 「目からうろこが落ちる」という慣用句が聖書由来だということをご存知でしょうか?初代キリスト教伝道者の筆頭格たるパウロその人に起こったことなのです。
 パウロは熱心なユダヤ教の信者で、キリスト教迫害の急先鋒として活動していました。その迫害のために出かける途上でイエスの声を聞き、目が見えなくなってしまいました。が、その後回心したところ、「目からうろこのようなものが落ち(使徒言行録9章18節)」、元通り目が見えるようになり、キリスト教の伝道者としての活動を開始します。
 フェリックス・メンデルスゾーンはユダヤ人からプロテスタントに改宗した家系に生まれ育ちました。そういう複雑な事情から、同じくユダヤ教からの改宗者であるパウロに対して格別の思いがあったことは想像に難くありません。この<パウロ>の楽譜のどこを開いても、繊細な旋律でありながら重厚な和声は、彼らしく隅々まで丹念に作り込まれており、その驚異的といえるほどの仕事ぶりに圧倒されます。作曲に際し、並々ならぬ熱意で取り組んだであろうことが窺い知れます。
 例の「目からうろこ」の場面はこのオラトリオでは、第1部の終盤でソプラノにより華々しくかつ活き活きと語られ、この奇跡を見事に表現しています。
 このオラトリオは大変な成功を収め、初演後わずか1年半の間に50回以上も演奏されたといいます。普遍性と閃きが不自然なく同居するこの作品に、おそらく当時の聴衆たちも「目からうろこ」の連続であったのではないでしょうか。
 我々ムシカポエティカの以前の<パウロ>公演(1993年)では、メンデルスゾーンが指示した、当時のセルパン(蛇状の管楽器)が手に入らずチューバを使ったのですが、今回はセルバンを使用し、他の金管楽器も、ほとんどピリオド楽器です。金管の音色にご期待ください。(上記の93年公演は、2枚組のCDに収録されている)
 申込み、演奏団体「ムシカポエティカ」については、
http://www.musicapoetica.jp/musicapoetica.php
会場の「東京カテドラル聖マリア教会」の案内は以下を御覧ください。http://www.tokyo.catholic.jp/text/cathedral/map.htm
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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ベルリン・フィルハーモニー
ホルン・カルテット

横浜開港150周年記念
名曲を楽しむ午後のひととき
みなとみらいクラシック・クルーズvol..7

10/5(月):
横浜みなとみらいホール大ホール
ランチタイム・クルーズ091005hrq
pm12:10-12:50
ティータイム・クルーズ
pm14:30-15:10

 昼のランチタイムと午後のティータイムの2公演に分かれている、横浜みなとみらいホール主催の公演。先月は「木琴とマリンバ」を楽しんだが、今回は、世界屈指のオーケストラ、ベルリン・フィルハーモニーから4人のホルン奏者がやってくる、スペシャル公演。
 今回もランチタイムは「狩のイメージ」、ティータイムは「オペラの名シーン」と演目が違う。どちらも40分の公演で各回1,000円、その間が1時間半ほど空いているのだが、通し券1,800円がオススメ。みなとみらい地区の散策や何処かでゆっくり食事したり…くつろいだ午後を過ごすことができる。
 ランチボックス(飲み物・サンドイッチ・焼き菓子:500円・要予約限定150個・)も用意されている。
ランチタイムクルーズの演目
・ロッシーニ: ホルン合奏のための狩の集い 
・4つの狩の作品集 “シャソマニエI”から
・ケックラン: 4本のホルンのための2つの作品
・4つの狩の作品集 “シャソマニエII” から
・ミェフラ: ボヘミアの狩猟祭のための音楽

ティータイムクルーズの演目
・ビゼー: 歌劇「カルメン」組曲
・プッチーニ: 歌劇「トゥーランドット」より 誰も寝てはならぬ
・.シュトラウスII世: 喜歌劇「こうもり」組曲
・モーツァルト: オペラ・メドレー
  「ドン・ジョヴァンニ」、「フィガロの結婚」、「後宮からの逃走」、「魔笛」より

申込み:ホールチケットセンターTel045-682-2000(10:00-18:00)
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2009年9月22日 (火)

バイロイト祝祭ヴァイオリン・クァルテット
Bayreuth-Festival Violinquartett 
10/16(金)pm7:00
浜離宮朝日ホール

 ワーグナーの聖地、バイロイト音楽祭に長年出演している
    ヴァイオリニストたちによるハーモニーの醍醐味091016vq

 弦楽四重奏(ストリングス・クァルテット)といえば普通はヴァイオリン2、ヴォオラ、チェロの4人だ。ヴァイオリン4人のクァルテットなど、前代未聞。だが、ホントにあるのだ。
 バイロイト祝祭ヴァイオリン・クァルテットは、バイロイト音楽祭を支える祝祭管弦楽団の第1ヴァイオリン奏者4人によって2005年に結成された。メンバーは、以下、次の通り。
ベルンハルト・ハルトーク
 
(同祝祭管コンサートマスター、ベルリン・ドイツ響第1コンサートマスター)

ミヒャエル・フレンツェル(ドレスデン・シュターツカペレ第2コンサートマスター)
ウルフ・クラウゼニッツァー(ニュルンベルク・アウクスブルク音楽大学教授)
真峰紀一郎(元ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団)

と、いずれも豊富な経験を誇る腕利きブレーヤーばかりだ。
 その真峰氏から、今回の来日公演についてメッセージを頂いた。少々長いがほぼそのまま紹介しよう。演目が一部チラシと異なるが、こちらが最新とのことだ。
 私たちのクァルテットは、ヴァイオリン4本で編成され、通常のヴァイオリン2本,ヴィオラ、チェロで編成される弦楽四重奏団とは異なります。メンバーは皆、ドイツ国内で確固たるポジションを持ち、経験豊かな素晴らしい音楽家で、長年バイロイトの祝祭オーケストラにも参加する、第一ヴァイオリンの中核メンバーでもあります。
 2005年夏、皆で「今までやったことが無い、何か変わった編成でアンサンブルをしよう」と話し合い、発足しました。以来、毎年夏バイロイトとその近郊でコンサートをもち、好評を得ています。たまたま、それを日本の評論家、音楽マネージャーの方々が知って「日本ではこれまで聴くことができなかった、楽しく、しかも充実した演奏だ」と気に入ってくださり、その方々の友情とご尽力で、今回の日本演奏旅行が実現の運びとなりました。
 今回のコンサートのプログラムは、8曲から成り立ちますが、その内4曲は、この編成のために作曲された、オリジナルの作品です。
 先ず、<テレマン>の四つのヴァイオリンの協奏曲は、この編成のために書かれた最もポピュラーな曲と云えるでしょう。ハ、ニ、ト、の長調が3曲ありますが、今回私たちは<ト長調>を演奏します。
  <ダンクラ>のクァルテットは、<キラキラ星>をテーマとし、8つのヴァリエーションで構成された、とても楽しい作品です。
 <ラッヒナー>は、ウイーンで晩年のシューベルトと親交があった作曲家ですが、シューベルトよりずっと長生きして、沢山の作品を残しました。この作品は、確かにその影響の感じられる明るい曲です。
 <バシェーヴィッチ>は20世紀半ばに亡くなったポーランドの女性作曲家で、この作品はとても情熱に満ちています。
 私たちのアンサンブルは、上記の如く<バイロイトのワーグナー音楽祭>で生まれました。そこで、その関係を強調するべく、現存の著名な作曲家二人に次の2曲を委嘱しました。
 ラディスラウ・クプコヴィッチ:4つのヴァイオリンのための"ローエングリュン・ヴァリエーション"(2008)と、フォルカー・ダヴィッド・キルヒナー:4つのヴァイオリンのためのエレジー "エッコ ヴェネツィアーノ" (2009)です。
 “ローエングリュンヴァリエーション”は、<ローエングリン>のメロディをテーマとした明るく、機知に富んだ楽しい曲です。それと対照的に、キルヒナーの作品は、ヴェニスで亡くなったワーグナーを偲び、<トリスタンとイゾルデ>の半音階を用いた、とても静かで落ちついたエレジーです。
 次に<ヴィヴァルディ>の、四つのヴァイオリンのロ短調の協奏曲は、バッハが4台のチェンバロの協奏曲にアレンジしたほど知られた曲です。ハルトーク君の楽団を定年になった第一ヴァイオリンの仲間 ゲルハルト・ロイター君が、私たちのカルテットのために昨年編曲してくれたものです。通奏低音やオーケストラのトウッティのパートも、四人に分担されています。
 <魔笛>は、モーツアルト没の翌年、1792年に当時の作曲家が匿名で、2本のヴァイオリン又は2本のフルートに編曲したものを基に、1998年二人の日本人を含む、4人のチームが4本のヴァイオリンのためにアレンジしたものです。9曲のアリアから成り立っていますが、私たちは今回そこから6曲選んで演奏します。
今回の来日公演は他に、10/11玉川高島屋、10/12名古屋、14/14大阪、10/18松本で予定されている。
問い合わせ:KAJIMOTO・03-3547-0969
http://www.kajimotomusic.com/concert/index.php?main_content_exp=299#ja
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2009年9月21日 (月)

優しき修道院-聖なる仲間
☆オペレッタ座☆“リーベ・クロスター Liebe Kloster”
10/13(火)~16(金):
マチネpm2:00・ソワレpm7:00
座・高円寺2091013

 ある国のある修道院に、ある日ある母娘が恋の相談に訪れる。すると修道女らの過去が徐々に露わに…人との関わりやふれあい、優しさを考えさせられる涙と笑いのコメディなのである。この面白さをどう伝えようか…迷ったが、チラシ裏面を見てもらうことにした。出演者の顔写真、いつもの済まし顔は1枚も無い。修道女らの役柄名と併せて、とくと御覧あれ。 この裏面には、ダブル・キャストの4日間8公演の日程、申込先も載っています。
(注・チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます)
 二期会オペレッタ研究会のメンバーが中心になって、オリジナルのオペレッタに挑む「☆オペレッタ座☆」の公演。過去の名作オペレッタを原語で歌うと字幕が必要だし、訳詞で歌うと不自然さが残るし…で生まれたのがこの『優しき修道院Liebe Kloster』。黒田晋也の原作・台本、加賀清孝が作曲と、製作は現役のプロのオペラ歌手。「黒田君のイメージをみんなで具体化した」と加賀氏。
091013_4  初演は2003年暮れ、40分間の1幕ものでスタートし、現在の2時間2幕に完成されたのは06年2月の吉祥寺公演(10回公演)。以来、北海道(3カ所)、神奈川、静岡(2カ所)、青森、浜松(3公演)などと、これまでに計28公演を重ねている。ということは、今や知る人ぞ知る隠れた名作なのだ。が、今回大きく改善された。加賀氏が大奮闘し、これまでピアノ1台だった楽団に、ヴァイオリン、チェロ、フルート、クラリネット、ホルンを加え計6人にブラッシュアップしたのだ。
 会場の「座・高円寺」は、今春開館した出来たてホヤホヤの劇場だ。‘座・高円寺2’は300人弱のオペレッタには最適の空間。「出演者は全員オペラ歌手だから歌唱は大ホールでも大丈夫だが、お芝居の台詞のことを考えると、このサイズが最適」と、加賀氏。…水を得たメス魚たちが文字通り、舞台狭しと飛び回ります。会場の案内は下記のHPをご覧ください。
http://za-koenji.jp/guide/index.html#link2
オペレッタ座のURLは、以下のとおりです。http://www.geocities.jp/liebeoperetta/top.html

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2009年9月20日 (日)

アトリウム弦楽四重奏団、初来日!
10/5(月)pm7:00091005sq_2
トッパンホール

  アトリウム弦楽四重奏団は、ロシア出身としては初めて、世界で有数の弦楽四重奏の国際コンクール2つに優勝したグループだ。まずは、2003年4月、ロンドン国際弦楽四重奏コンクールで1位と聴衆賞を獲得、いっきに国際的に頭角を現した。ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲5番を演奏し、BBCラジオ3でのデビューも果たし、EMIからデビューCDも実現。次いで、07年、第5回ボルドー国際弦楽四重奏コンクールで、優勝とMMSG賞を受賞とあって、欧州の話題をさらった。
 サンクト・ペテルブルク音楽大学で同窓4人が2000年秋に結成し、アルバン・ベルク弦楽四重奏団、フェルメール・クァルテット、ダニエル弦楽四重奏団のメンバー、そしてベルリン芸術大学のフェルツ教授らの指導を受けた。
 ロンドン国際弦楽四重奏コンクールで優勝したことで国際的に知名度が拡大し、ベートーヴェン・フェスティバル、シュヴェツィンゲン、オルランドなどの音楽祭に招かれるだけでなく、イタリア、フランス、デンマーク、スペイン、オランダ、イギリスなど各地で演奏会ツアーに招かれるようになった。さらに、06年2月から1年間、オランダ弦楽四重奏アカデミーのレジデント・カルテットを務めた。オランダでは、オルランド弦楽四重奏団の創設者でありチェリストのシュテファン・メッツの指導を受けた。現在、ベルリンに拠点を置いている。
 今回の演目について彼らからコメントが届いた。
 「私たちは、初めて訪れる国でロシアの優れた作品を紹介するのがとても好きです。私たちの演奏家としてのキャリアのスタートとなったショスタコーヴィチ弦楽四重奏曲第5番、そしてロシアの偉大な作曲家チャイコフスキー、それにボロディンの代表作を日本の皆様にご披露できることは大きな歓びです。どうか気に入っていただけますように!」
http://www.tvumd.com/artists/artistprofile/atriumprof.htm
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2009年9月15日 (火)

ワーグナー音楽祭
「あらかわバイロイト」特別演奏会

指揮:クリスティアン・ハンマー(前ロストック国民劇場第一指揮者)
公演監督:田辺とおる 管弦楽:TIAAフィルハーモニー管弦楽団

10/12(月・祝)pm1:3009101217
10/17
(土)pm1:30
サンパール荒川
大ホール


 今年5月、ワーグナーの<パルシファル>でスタートしたワーグナー音楽祭「あらかわバイロイト」、次回は来年4月24・25日、<トリスタンとイゾルデ>を予定しているのだそうだが、公演監督の田辺とおる氏曰く、「せっかちな僕に1年先は長すぎて待てない。でも、さすがにオペラの舞台上演を増やすことは無理。で、半年後にオーケストラ演奏会を…」と云う次第。演目は以下の通りだ。
10/12(月)
第1部 協奏曲
メンデルスゾーン作曲:ヴァイオリン協奏曲  阪本玲歌
メンデルスゾーン作曲:ピアノ協奏曲1番  林 雅子
第2部 ワーグナーオペラの抜粋
「タンホイザー」 第1幕前奏曲と第1幕
「ワルキューレ」 第3幕前奏曲と第3幕
10/17(土)
第1部 協奏曲
ベートーヴェン作曲:ピアノ協奏曲3番  中村紗代子
第2部 ワーグナーオペラの抜粋(10/12に同じ)
「タンホイザー」 第1幕前奏曲と第1幕
「ワルキューレ」 第3幕前奏曲と第3幕

 選曲の経緯を田辺監督に聞いた。
 まず決まったのが、管弦楽曲として日本中に親しまれているワーグナーの「タンホイザー」と「ワルキューレ」のハイライト。どちらもテレビCMやドラマ、ドキュメンタリーのBGMなど、とにかく劇的興奮を煽る音楽として人気が高い。「格好いいクラシック曲」の代表格なのだ。歌手を加えたコンサート形式で上演する。
 それだけでも、大規模で贅沢な演奏会といえるだろう。でも僕は、せっかちな上に欲張りなのだ。で、協奏曲を加えた。1日目は、今年生誕200年記念で注目されているメンデルスゾーンの有名なヴァイオリン協奏曲と華麗な技巧が躍動するピアノ協奏曲。2日目はベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番だ。
 実は、これらの曲はいずれも、ワーグナーと縁の深い曲なのだ。メンデルスゾーンは同年代(ちなみにワーグナーの生誕200年は4年後だ)の好敵手、ベートーヴェンは彼がもっとも私淑して深く研究した作家だ。
 あらかわバイロイトは、どんどん進化する。僕たちとクリスティアン・ハンマーとの2回目の出会い、という成果を是非聞きに来てください。
http://www.tiaa-jp.com/tiaa_opera/
ご予約・お問合せ:東京国際芸術協会03-3809-9712
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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フィオーレ・オペラ「椿姫」“水を得た魚の如く”
市川市文化会館小ホール9/13公演

Trm1040546_3  これまで多彩な役をこなしてきているソプラノ西正子さんが昨年、「トスカ」公演を皮切りに立ちあげたオペラ団体「フィオーレ・オペラ協会」の第2回公演。Trm1040568
 タイトルロールで出演し、自ら演出も手掛けた西さんは、秀逸な歌唱で会場を圧した。つい最近、若い歌手さんらに「ピアニッシモで惹きつけられる巧みの技を焦らず身につけていけば…」なんて訓を垂れましたが、西さんは見事にそれを身につけておられました。470人収容という手頃な会場が幸いしていると思う。
 各幕に相応しい舞台装置が据えられ、スポットライトを使わず、客席の左右側面からの照明が登場人物を浮き上がらせる滑らかな色調も見事だ。    Trm1040731
 今回、共演したアルフレードの笛田博昭とジェルモン須藤慎吾は、どちらも西さんとデュエットのCDをリリースしている仲。 「今回、演出まで手掛けることにしたのは、色々な演出家の舞台で様々な椿姫を演じてきましたが、共演者の方々、特にアルフレードとジェルモン役のベテランお二人は演技も達者な方で、自分の役柄を熟知しておられます。 Trm1040842共通の舞台イメージをいわばトロイカ方式で…」という西さんの目論見は見事に結実した。気心知れた役者の充実した演技が次々と展開。手に汗握るドラマを楽しませてもらった。…読み返すと誉めすぎにも見えるが、でもその通りの舞台だった。
 で、最後にひとつ、今後のために…楽団の編成は、下手寄りの客席を10個ほど取り除いて、弦5部と打楽器、それにアップライト・ピアノで、管楽器のパートをピアノが受け持っていました。ピアノがエレクトーンだと、通称“ハイブリッド・オーケストラ”となって、オペラなのに時々ピアノが聞こえてくるという違和感はなくなるとおもいます。 
*写真は、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2009年9月13日 (日)

ヘンデル没後250周年記念公演
ヘンデル オペラ オットーネ090923
9/23(水・祝)pm4:00
北とぴあ・さくらホール

 ヘンデル(1685-1759) の没後250年記念の今年、さまざまな催しが散見されたが、日本ヘンデル協会主催のオペラ《オットーネ》全曲上演は記念の年の中核となる企画だ。
 主人公《オットーネ》はドイツ王(ザクセン朝)、第2代神聖ローマ皇帝(在位973-983)のオットー2世(ドイツ語オットーのイタリア名がオットーネ)。神聖ローマ帝国初代皇帝オットー1世(オットー大帝・在位962-973)の子。
 ヘンデル時代の歴史ものオペラは、オペラ台本の内容はある程度史実を反映しつつも、登場人物を生かしながら新たなストーリーが展開するという。 
 《オットーネ》は、ヘンデルの生前屈指の人気を誇ったオペラ。中世の神聖ローマ皇帝オットー2世の古事をうたうことで、ハノーヴァー侯からイギリス国王となったジョージ1世を称えようという狙いのオペラなのだ。
 演奏にあたってはイギリス古楽界でメキメキ頭角を現している気鋭の指揮者・チェンバロ奏者のローレンス・カミングズを指揮者として迎える。キャストには、オットーネ上杉清仁(CT)を始め、春日保人(Br)、藤井あや(S)ほか若手実力派の歌手陣。また力強い管弦楽が身上のカミングズの意向を踏まえ、古楽としては大き目の編成(4-4-3-2-1)を組み、コンサート・マスターに桐山建志、チェンバロに平井み帆など第一線の古楽奏者のメンバーで記念公演に臨む。
 日本ヘンデル協会The Handel Institute Japanは、ヘンデルの音楽を愛する研究者・演奏家・愛好家の集まりで、研究・演奏を通じてヘンデルの作品に親しみ、普及に努める団体として、1998年に日本を代表するヘンデル研究者渡部惠一郎(故人)によって設立された。現在は藤江効子(音楽学、桐朋学園大学名誉教授)が会長を務めている。
http://www1.neweb.ne.jp/wb/h-i-j/index.htm
この協会のHP↑から、You Tube にリンク、映像付きのあらすじで予習することができる。↓
http://www.youtube.com/watch?v=W5m90jqxDOI&feature=channel_page
ヘンデル・ファンのHPには平易な相関図も。↓
http://handel.at.webry.info/200908/article_2.html
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2009年9月11日 (金)

イダ・ヘンデルCD発売記念リサイタル2009
10/5(月)pm7:00
王子ホール

08042255jpg  1926年12月15日生まれとパスポートにあるので、今年83歳を迎えることになるが、この生年月日はポーランドからイギリスへ帰化する際に、当局へ申告した年齢で、1924年生まれなどという説もあるそうだ。いずれにしても、最長老の女性ヴァイオリニストであることに違いはない。
 左上のイダさんは昨春フィリア・ホールの楽屋に押しかけてきたファンに挨拶しているところだが、とてもリサイタル終演直後の80代の御仁とは思えない、真に壮年の佇まいだった。091005
  ワルシャワ音楽院に学んだ後の丁寧なプロフィールは、文末のHPでご覧いただくとして、ベルリンでカール・フレッシュに、またパリでジョルジュ・エネスコにも師事。影響を受けた音楽家は数多いとのことだが、チェリビダッケへの傾倒が決定的だったという。
 先年、ウラジミール・アシュケナージとの共演によるCD制作によって見事な復活を果たした。1998年のサイモン・ラトルとバーミンガム市交響楽団との来日公演は注目を集めた。その後、2006年秋と昨春、フィリアホールでリサイタルを開催し、東響と共演しているが、年齢を知らなければ、彼女の舞台は壮年演奏家としか見えないだろう。現在は、アメリカ在住の伝説のヴァイオリニスト、、、などというより、欧米の若い人にはデイヴィッド・ギャレットの師匠というほうが分かりやすいかもしれない。だが、イダ・ヘンデル自身は、「私は彼の(最初の)ファンであって、師匠ではない」といっているそうだ。
091005_cd_2 今回は、CD発売記念リサイタルとのこと。今、出来たてほやほやのCDが鳴っている。真に「ニュアンスに富んだ音色、気品よりは感情表出の激しさは女性ヴァイオリニストの中でも一頭地を抜いている」というしかない。CDのモーツァルトの34番のソナタが、リサイタルではベートーヴェンの8番になる。それに、CDでは二人のピアニストと共演しているが、リサイタルでは、また新しいピアニスト、ホロヴィッツの再来と評されたミーシャ・ダシック(1978年1月生)と共演するという。文字通り“一期一会”なのである。
*プロフィールなど詳細は、http://doria-international.com/?p=255
*チケット申込みは、http://doria.shop-pro.jp/
注:写真は、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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二期会研究会 駅伝コンサート
10/31(土)pm3:00
(終演予定7:30)
東京文化会館 小ホール091031_2 

 二期会の10の研究会が一同に会し、延々4時間半。次々と舞台に上がって歌う、“駅伝コンサート”。毎回このサイトでもオススメ公演として告知しているが、今年3回目を迎える。
 今年の特徴は、中ほどに設けた7カ国の民謡を歌う「民謡コーナー」。これも加えて、20分間の舞台が合計11公演。3回の休憩があり、4時間半を要するオペラなみの公演時間だが、文字通り、取っかえ引っかえなので、眠気が襲う閑もない。以下にタイムテーブルと出演者を列記しましたが、お目当ての歌い手さんが何処かにいるはずです。とくとご覧ください。

15:00~ イタリアオペラ研究会
G.ドニゼッティ『ランメルモールのルチア』
P.マスカーニ『カヴァレリア・ルスティカーナ』
三浦五百江、石橋佳子、松尾順二、伊藤 潤 中山ちあき(ピアノ)

15:20~ ロシア東欧オペラ研究会
<チャイコフスキーのオペラより>
『イオランタ』より「レネのアリア」「イオランタのアリア」
『エフゲニー・オネーギン』より「オリガのアリア」 ほか
福成紀美子、筧 聰子、大野 隆 相庭尚子(ピアノ)

15:35~ 英語の歌研究会
R.フリム『ローズマリー』より「インディアンラブコール」 ほか
大田中早苗、大森絵理、川畑順子、小針絢子、佐橋美起、塩川嘉奈子、
篠 由美子、
清水由美子、鈴木純子、関根尚美、田代香澄、長濱厚子、
西野伸子、東 裕子、藤平朋子、藤原映子、 守谷由香、山本由佳子、
黒田晋也(賛助出演) 甲斐万喜子(ピアノ)、原島慈子(ピアノ)

16:00~ オペレッタ研究会
加賀清孝作曲・黒田晋也作詞『TSU・MO・RI』より
「ぶれない男」「小さなすずめさえも」 ほか
大上幸子、川原千晶、小林晴美、竹内そのか、辻 由美子、増井めぐみ、
村田ゆう子、山口郁子、栗本詠津子、大森 明、近藤 均 松浦朋子(ピアノ)

   <休憩>
16:40~ 民謡コーナー
MC黒田晋也
日本(日本歌曲研究会):
宮本哲郎
ドイツ(ドイツ歌曲研究会):三上佳子
オーストリー(オペレッタ研究会):小林晴美
イタリア(イタリア歌曲研究会&イタリアオペラ研究会):行天祥晃、伊藤 潤
フランス(フランス歌曲研究会):森 朱美
ロシア(ロシア歌曲研究会&ロシア東欧オペラ研究会):岸本 力
アメリカ(英語の歌研究会)LOVE DIVA 小針絢子、藤原映子、山本由佳子
以上7カ国 順不同 曲目は当日のお楽しみ!!

   <休憩>
17:15~ バッハ・バロック研究会
J.S.バッハ カンタータ「楽しき狩こそわが悦び」BWV208より
J.S.バッハ カンタータ「目覚めよ、と呼ぶ声あり」BWV140より ほか
野崎由美、穴澤ゆう子、佐々木正利、多田羅迪夫  朴 令鈴(ピアノ)

17:35~ ドイツ歌曲研究会
<ドイツ・リートの源流(みなもと)モーツァルト・ベートーヴェン>
W.A.モーツァルト「すみれ」「夕べの想い」
L.v.ベートーヴェン「くちづけ」「アデライーデ」 ほか
岩見真佐子、二見 忍、宮崎義昭、山田俊雄 志茂貴子(ピアノ)
18:00~ イタリア歌曲研究会
G.ゲティーニ「聖なる詞による4つの二重唱」第2曲
G.ロッシーニ「水夫達」
C.モンテヴェルディ「とても綺麗なお嬢さん」 ほか
伊藤晶子、大町加津子、越野麗子、村上洋子、行天祥晃、酒井 崇
山岸茂人(ピアノ)

   <休憩>
18:35~ フランス歌曲研究会
「フランス歌曲の精華」〈美しいアンサンブルの響き〉
ラヴェル「三つのシャンソン」
フォーレ「ラシーヌの雅歌」 ほか
浅木百合子、笠原身奈子、成田淳子、馬場 恵、宮地里実、中村優子、
坂本貴輝、三林輝夫、鎌田直純、佐野正一 高木由雅(ピアノ)

18:55~ ロシア歌曲研究会
<チャイコフスキーの歌曲より>
「告げよ」「騒がしい舞踏会の中で」「カナリヤ」 ほか
清水いずみ、平山恭子、渡部智也 小笠原貞宗(ピアノ)

19:15~ 日本歌曲研究会
<現代日本歌曲選>
香月 修 曲「少年」
朝岡真木子 曲「いとしい子のために」
大熊崇子 曲「歌をください」(初演) ほか
前澤悦子、小林彰英 高木由雅(ピアノ)

http://www.nikikai.net/concert/20091031.html
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2009年9月10日 (木)

土田越子 ベートーヴェン
ヴァイオリン・ソナタ091012vn
全曲演奏会Vol.3

ピアノ 藤井一興
10/12(祝・月)pm2:00

日本大学カザルスホール

 ヴァイオリンソナタ全10曲+ロマンス2曲を全4回(Vol.1~4)に分けて演奏するというシリーズだが、年代(作曲)順に演奏するのではなく、「もしも、お客様が1回の演奏会のみお聴きになられたとしても、この合計12曲のおよその推移をわかって頂けるように選曲しました」と土田さん。
 今回はプログラムの前半に第8番のソナタop.30-3と、ト長調op40とヘ長調op.50の2つのロマンスを、後半に第10番のソナタop.96、というように、作品番号順に演奏します。
 別名シャンペンソナタとも呼ばれているソナタ第8番のウィットに富んだ軽快さ、それに、感傷的なものを削ぎ落とした2曲のロマンス。「これらも各々非常に魅力的な作品ですが、何といってもソナタ第10番は、最高傑作のひとつです」と土田さんは強調する。
 10番のソナタの作品番号はop.96ですが、op.127以降の後期の弦楽四重奏曲にも通じるような孤高の美を湛えており、全4楽章を通じて魂が浮遊し昇華されてゆくような、ベートーヴェン独自の音楽境地に至った作品だと思うのです。
 2曲のロマンスは共に優美なメロディーはもとより、協奏曲的な音造りと緻密な構成力を持っています。無駄な音は全く無く、また「ロマンス」という題名から想像する甘く感傷的なものからはかけ離れた雄大な世界がくり広げられます。これこそベートーヴェンであると毎回演奏するたびに思います。
 更に、常々の思いも語ってくれた。
 ベートーヴェンを演奏する時に一番大切にしていることは、これらの歴史的な遺産とも言うべき偉大な作品(楽曲)に常に奉仕するという気持ちです。精神的な深さは時代を超越しています。演奏法としては様式感、ウィーン音楽としての音、モティーフはどこから来ているか、などということは特に重要だし、ヴァイオリンという楽器で“常に歌っていなければならない”ことも重要なことです。
 特に第10番のソナタを演奏するときは、いつも詩的な感情移入と深遠な歌を要求されます。ヴァイオリン・パートの作曲手法はとても繊細で且つ針金のような筋がとおっていて、技術を超えて表現する技法が要求されると思うのです。そこには俗から離れた世界のみが存在しており、このソナタを演奏できる幸せや喜びには格別のものがあります。
 私の中でベートーヴェンは、常に純粋に情熱を傾けさせ、妥協を許さない、要求されるものが次々に変化してゆく特別の音楽なので、一生をかけて追求してゆくものだと思っております。   
 共演ピアニストの藤井一興氏とは13年前に初めてリサイタルで共演させて頂いて以来、何度かご一緒させたいただいております。今回、ベートーヴェンシリーズとしての共演を大変楽しみにしております。
 最後に、ベートーヴェンのヴァイオリンとピアノのデュオ音楽の中にある“自由”と、独立した2つのパートの“合致”をお楽しみいただきたいと思います。皆様、素晴らしいカザルスホール(残念ながら来年閉館となる)という空間での演奏会に、是非いらしてくださいませ。
プロフィールなど詳細は下記のHPでご覧いただけます。
http://www.etsuko-tsuchida.com
http://www.hirasaoffice06.com/files/schedule.htm
申込み・問い合わせ:
ヒラサ・オフィス Tel:03-5429-2399
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2009年9月 3日 (木)

ニュルンベルク交響楽団 初来日
指揮・ピアノ フィリップ・アントルモン 
9/27(日)pm2:00・すみだトリフォニー大ホール
10/3(土)pm7:00・横浜みなとみらい大ホール

10/6(火)pm7:00・浜離宮朝日ホール

090927 クラシック音楽でニュルンベルクというと、まず思い浮かぶのはワーグナーの『ニュルンベルクのマイスタージンガー』だろう。村を挙げての素朴な歌合戦をオペラに仕立てた名作だ。
 そんなドイツの地方都市に1946年に誕生したニュルンベルク交響楽団が、93年のグラミー賞授賞式にマイケル・ジャクソンやバーンスタイン指揮のベルリン・フィルと共に参列し、一躍メジャーに躍り出た。TVシリーズ「美女と野獣」のテーマ曲のレコーディングに対し、最優秀ポップス器楽演奏賞が授与されたのだ。
 それから16年、今ではドイツ有数の管弦楽団として欧州で確固たる地位を築き、今回、初来日をはたすことになった。同行する指揮者はピアニストの巨匠フィリップ・アントルモン。彼は、この夏、地元の音楽祭を取り仕切る大任を果たしたばかりだ。その勢いをかって、ピアノ協奏曲を自ら弾き指揮者も兼ねる<弾き振り>も披露する。

アントルモン指揮『運命』ほか(9/27)
 お家芸、『・・・マイスタージンガー』の前奏曲で幕を開け、ゲストにリスト弾きの第一人者、福井直昭を迎えてリストのピアノ協奏曲。ベートーヴェンの『運命』で締め、アントルモンは指揮に専念する。
 福井は慶応大経済学部卒後、武蔵野音大大学院へ進み、その後、ミュンヘン国立音楽大学で研鑽を積む。99年ブルガリア国際コンクールでソリスト部門第1位、全部門グランプリ大賞受賞の栄冠を手にする。
弾き振り『モーツァルト:協奏曲20番』 (10/3)
 アントルモン指揮・ピアノは、この日だけ。幕開けの前奏曲と『運命』は同じだが、モーツァルトのピアノ協奏曲20番を弾く。彼の弾き振りを初めて聴いたのは、十数年前、自ら音楽監督を務めていたウィーン室内管弦楽団の来日公演で、同じ20番の協奏曲だった。まだ50代だった彼も今や円熟の75歳。巧みの技に期待は高まるばかりだ。
アントルモン ピアノリサイタル(10/6)
 1934年、フランス・ランス生まれのアントルモンは、8歳でマルグリット・ロンに師事、2年後にパリ音楽院に入学し、17歳でエリザベート王妃国際音楽コンクールに入賞、18歳にしてニューヨークのカーネギーホールデビューを果たし、翌53年のロン=ティボー国際コンクールでは最高位の2位と最高月桂冠賞を受賞。以来、フランスを代表するピアニスト・指揮者として活躍している。初来日は66年。今回のリサイタルの演目はベートーヴェンの『月光』と『熱情』、それにショパンだ。
http://www.proarte.co.jp/concert.php?cate=8
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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