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2009年9月28日 (月)

郡 愛子リサイタル2009
KORI AIKO RECITAL 2009
~いちばん大切なもの~
10/27(火)pm7:00091027
紀尾井ホール

 オペラの稽古場で知った。郡愛子と云えば「蝶々夫人」のスズキ役は十八番。その郡さんが稽古場に現れると、他の出演者らは、あたかも留守番をしていた子供たちが帰ってきた母親を迎えるように、きらきらと目を輝かせ、稽古場が和やかな雰囲気に包まれるのだ。
 その郡さん、一方で、1994年から現在までの15年間、ほとんど毎年のように自主リサイタルを重ねていて、今や見事なまでに『郡愛子の歌の世界』を創り上げている。昨年、Hakujuホールの「母の日に寄せて」というリサイタルでは、彼女が登場すると、聴衆が和むのが分かる。「見て、この衣装、私がつくったの…」と舞台が始まるのだが、まったく嫌味がなく、和やかそのもの。
 聴衆の心と体までをも包み込んでしまうような温かくもボリューム感いっぱいの中高音、そして心の奥底まで沁み込むピアニッシモの歌声がファンの心をとらえて離さない。おそらく、オペラ・クラシック界に籍を置き、尚かつ第一線で活躍を続ける歌い手の中で、彼女のようなタイプの歌い手はほかに例を見ない。
 郡さんがだいじにしてきた自主リサイタルは、「ジャンルの垣根を超え、様々な歌を通して、今を生きる人間同士が感じる不安や心の痛みを分かち合い、快い涙を心ゆくまで流していただき、また、お腹を抱えて笑っていただき、足を運んでくださるお客様方の“心のマッサージ”となるコンサート」がコンセプト。そのため、選曲、構成、お喋り、リサイタルのタイトルにいたるまで徹底的に拘るのだという。
 今回のリサイタルのタイトル<いちばん大切なもの>について…
「座右の格言集に書かれている “なにをいちばん愛しているかは、失ったときにわかる” という、おそろしくも的確なことばに数年前から刺激を受け、これは “なにがいちばん大切かは、失ったときにわかる” という意味だと感じました。以来、判断の岐路に立ったときはこのことばを思い出し、いちばん大切なものを失って後々後悔しないようにと心がけています。よく言われることですが、正に昨今は世の中が混沌としていて、なにがいちばん大切かということが見失われがちです。お客様に押し付けることなく、おそらく自然にコンサートの流れの中で“いちばん大切なもの”を、感じ取っていただけるのではないかと思います」。
 また郡さんは、作詞、訳詞も手がける。自身がリサイタルのたびに送りたいメッセージ作りの作業の一環として始めたのだという。
 今回は、フランクのラテン語の歌曲「天使の糧」に独自の歌詞を付け、曲名を「神の恵みを」とした。ショパン作曲「ノクターン第2番」にも詞を付け、歌としての曲名は「いちばん大切なもの」。サラサーテ作曲「ツィゴイネルワイゼン」のメロディーの一部分にも詞を付けて、「出会い」というタイトルの歌に変身させている。
 郡さんのプロフィールについては、下記のHPで、DNAなどプライバシーに及ぶ楽しいエピソードまでご覧いただけます。
http://www.koriaiko.com/profile.html
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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