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2009年9月24日 (木)

オラトリオ“パウロ”
メンデルスゾーン生誕200年を記念して
Musica Poetica 2009
10/2(金)pm6:30091002
東京カテドラル
聖マリア大聖堂

 ムシカポエティカMusica Poetica主催の公演チラシ中面に、今回の指揮者、淡野太郎がメッセージを載せている。とても平易で、これを読んだらクリスチャンでなくとも、聴きに行きたくなると思うので、その大意を紹介することにした。(このオモテ面には「パウロ」で歌われるテキストがすべて描かれているそうだ)
 「目からうろこが落ちる」という慣用句が聖書由来だということをご存知でしょうか?初代キリスト教伝道者の筆頭格たるパウロその人に起こったことなのです。
 パウロは熱心なユダヤ教の信者で、キリスト教迫害の急先鋒として活動していました。その迫害のために出かける途上でイエスの声を聞き、目が見えなくなってしまいました。が、その後回心したところ、「目からうろこのようなものが落ち(使徒言行録9章18節)」、元通り目が見えるようになり、キリスト教の伝道者としての活動を開始します。
 フェリックス・メンデルスゾーンはユダヤ人からプロテスタントに改宗した家系に生まれ育ちました。そういう複雑な事情から、同じくユダヤ教からの改宗者であるパウロに対して格別の思いがあったことは想像に難くありません。この<パウロ>の楽譜のどこを開いても、繊細な旋律でありながら重厚な和声は、彼らしく隅々まで丹念に作り込まれており、その驚異的といえるほどの仕事ぶりに圧倒されます。作曲に際し、並々ならぬ熱意で取り組んだであろうことが窺い知れます。
 例の「目からうろこ」の場面はこのオラトリオでは、第1部の終盤でソプラノにより華々しくかつ活き活きと語られ、この奇跡を見事に表現しています。
 このオラトリオは大変な成功を収め、初演後わずか1年半の間に50回以上も演奏されたといいます。普遍性と閃きが不自然なく同居するこの作品に、おそらく当時の聴衆たちも「目からうろこ」の連続であったのではないでしょうか。
 我々ムシカポエティカの以前の<パウロ>公演(1993年)では、メンデルスゾーンが指示した、当時のセルパン(蛇状の管楽器)が手に入らずチューバを使ったのですが、今回はセルバンを使用し、他の金管楽器も、ほとんどピリオド楽器です。金管の音色にご期待ください。(上記の93年公演は、2枚組のCDに収録されている)
 申込み、演奏団体「ムシカポエティカ」については、
http://www.musicapoetica.jp/musicapoetica.php
会場の「東京カテドラル聖マリア教会」の案内は以下を御覧ください。http://www.tokyo.catholic.jp/text/cathedral/map.htm
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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