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2009年10月 4日 (日)

山口佳子 ソプラノ・リサイタル
 
~ふるさと八王子を歌う~

11/1(日)pm7:00
八王子市芸術文化会館
091101sop
いちょうホール・小

 「日本を離れて知る、ふるさとのあたたかさ」…イタリアで研鑽を積んだ八王子出身の山口佳子が、ふるさとへの想いをこめて歌う。今回は、イタリア研修に一旦区切りをつけての帰国後初のソロ・リサイタル。その思いの丈を語ってもらった。
 留学中、オペラの舞台に立つ経験を何度かさせて頂き、国際色豊かな現場で、やはりイタリア人の血がなせるイタリアならではの表現というものに非常に感銘を受けました。…簡単に言えば打ちのめされました。
 それは結局、日本人の私が真似しきれるものではない、と言うのが私の結論です。音楽はやはり生まれたその土地の歴史や気候風土、宗教感、価値観などさまざまな要素、取り分け「声楽」の分野はそれを支える「言語」にものすごく密接に結びついたものだと思いました。
 ただ、ひとつ間違いないと思ったのは、であるならばやはり、日本人にしか歌えない日本の歌があるではないか。イタリアオペラは素晴らしく歌えるけど、日本歌曲が上手くない日本人歌手には決してなりたくないと思いました。それが、ほんとの意味で国際社会に通用する芸術家ではなかろうか…
 そこで今回はさらに一つ踏み込んで、いっそのこと自分自身の生まれ育った町「八王子」をテーマに作品を創ってしまおう思ったのです。「他を知り、己を知る」、まずは自分のルーツをたどりたい。留学や海外での仕事の経験のある方ならきっと誰しも通る道だと思いますが。
 つまり私は「私だからこそ歌える歌」を探してみたくなったのです。
 今回、作曲家の仙道作三氏に新曲を委嘱いたしました。氏とは、声楽曲「利根川322」を通じて知り合いました。地域密着で、その土地の歴史を紐解きながら、これまでにも沢山の作品を作ってらっしゃいます。今回は万葉集に詠まれた八王子、伝統工芸である多摩織の昔から伝わる「機織り歌」、北原白秋の詠んだ八王子、などをテーマに連作歌曲を書いて頂きました。
 前半は、山田耕筰・團伊久磨などの日本歌曲の名曲。後半はイタリアで勉強して来た事を皆さんに伝えたい気持ちを込めて、耳馴染みのあるカンツォーネ、それにレパートリーの中心であるイタリアオペラから数曲、ドニゼッティのブッファを中心にセレクトしました。とにかく明るく、楽しい曲を用意しています。
 後半に共演してくれてるバリトンの与那城君、またピアニストの仲田君は、気心の知れたミラノでの留学仲間です。二人とも帰国して以来、二期会や新国立劇場、あちこちのオペラの現場から、引っ張りだこで大活躍中です。特に与那城君との共演は久しぶり、ニ期会でタイトルロールを務めるまでに成長した彼から、沢山の刺激が貰えることをとても楽しみにしています。
彼女のプロフィールは下記のHPでご覧ください。
http://members.jcom.home.ne.jp/amici/yamaguchi.html
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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