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2009年10月 8日 (木)

1960年N響世界一周ツアー再現
中村紘子デビュー50周年
NHK交響楽団 ピアノ協奏曲の夕べ

11/5
(木)pm7:00091105
NHKホール

 中村紘子さんのデビュー50周年記念ピアノ協奏曲の公演は、1960年のN響世界一周ツアーを再現しようという試みだ。
 日本音楽コンクールに史上最年少で第1位特賞を受賞したのが中学3年、その翌年の1960年に、いきなり2つの交響楽団と立て続けに共演し、2曲の協奏曲を弾くという鮮烈なデビュー。しかも同じ年の秋には「NHK放送開始35周年記念世界一周演奏旅行」に随行と、前代未聞の出来事が続いた。文字どおり話題をさらったのだった。デビューというと、リサイタルで世に出るのが通例だから、世間が驚いたのはもっともなことなのだ。
 この催しは、50年前のツアーで彼女が弾いた二曲を一晩で披露するという、彼女にとってもモニュメントの演奏会をベテラン秋山和慶指揮のNHK交響楽団で再現しようというものだ。
 まず一曲が、岩城宏之指揮東京フィルハーモニー交響楽団と共演したベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番。これは、彼女の正式デビューとなった公演だ。そして、もう一曲はN響の定期演奏会で、常任指揮者ヴィルヘルム・シュヒターと共演したショパンのピアノ協奏曲第1番だ。
 世界一周演奏旅行は、9月1日から2カ月間に、12カ国の24都市で公演を行った。指揮者は岩城と外山雄三、それに常任のシュヒター。ソリストは彼女のほかに、チェリストの堤剛。中村は振り袖でピアノを弾き、その際の着付けを岩城、外山が手伝ったというエピソードが伝わっている。
 このツアー中に彼女が出演したのは8回。その内訳は、ショパンが外山の指揮で2回、岩城で1回、シュヒターで3回。ベートーヴェンは外山が1回、岩城で1回。そのほかにBBCによるスタジオでのテレビ収録が1回あったそうだ。彼女が如何に強靱な心身の持ち主だと云うことが、おわかりいただけよう。
 50年も前のことなのに、中村さんはこのツアーで最初に演奏した時のことは、今でも鮮明に覚えているという。
 ナポリのサン・カルロ劇場でした。とても豪華で綺麗なホールで、ショパンを演奏後、大歓声と鳴り止まない「ビス!ビス!ビス!(アンコールの要求)」の声に、当時、副理事長でした有馬大五郎先生が、「あの時、紘子ちゃんが、アンコールでリゴレット・パラフレーズを弾いていたら、もっと大変なことになっていただろうに…」と、亡くなるまでおっしゃっていたことが、今でも忘れられません。
…今回の公演は、いわば50年ぶりの再演。逃す訳にはいかない。公演情報や彼女の略歴は、以下のHPでご覧いただけます。 
http://www.japanarts.co.jp/html/2009/piano/nakamura_nhk/index.htm
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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