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2009年10月 7日 (水)

フィリップ・アントルモン ピアノリサイタル
滅多に書かないアト記事です。
(浜離宮朝日ホール 10/6公演)


フランスの大巨匠091006pf_2
強靱な技巧、
格調高い音色、
清々しい抒情、
円熟を究める
至高の音楽


 レイアウトといい、このキャッチコピーといい、実によできたチラシだと思いませんか?
 この公演は、アントルモンの指揮、弾き振りと合わせて来日3公演を告知したので、その記事にはチラシではなく彼のポートレート写真を載せました。
 公演会場で、改めて手にして、そのデザインの良さに見とれました。素晴らしい演奏会だということを見事にアピールしています。
 でも…、ふと不安がよぎりました。このチラシを見たらよほどの好演でないと聴衆は騙されたと思うに違いない。
 でも、その心配は杞憂に終わりました。
 前半は、「月光」と「熱情」、ベートーヴェンの2曲のソナタでした。「月光」は聞き知ったメロディながらいくぶん骨太。で、これは凄いと思ったのは「熱情」です。右手と左手がそれぞれ紡ぎ出す音色を聞き取ることができるのです。2階の前列から見おろす好みの席で聴くことができたこともあるでしょう。でも、楽器がいつものスタインウエイではなく、ベーゼンドルファーなのです。「ホールには4台のピアノがありました。今回は日程に余裕があったので、事前にアントルモンが出向いて弾き比べる機会をつくることができました。ベートーヴェンのことを考えてベーゼンドルファーを選んだようです」と招聘事務所の原社長。
 後半はショパンでした。ポロネーズ・ワルツ・バラード・ノクターン・スケルツォ…激しい起伏、強烈なダイナミズムを叩きだす曲から滑らかなリリシズムまで、幅広いショパンの作風が一目瞭然。これまでショパンを真面目に聴いてこなかった私にとっては、昨夜は、期せずして、“ショパン事始め”の日になったのでした。
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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コメント

すばらしかったですね!!
演奏を聴く前は、ショパンを前半にして、ベートーヴェンで締めくくる方が良いと思っていましたが、ドスーンと「月光」と「熱情」で打ちのめし、後半で華麗な
ショパンと言うのも意外と良かったです。

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