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2009年11月29日 (日)

ゲヴァントハウス弦楽四重奏団 来日公演  
メンデルスゾーン生誕200年特別企画
=国際メンデルスゾーン基金会長 クルト・マズアを迎えて=
12/19(土)PM7:00091219q
日経ホール


 今年はドイツの大作曲家メンデルスゾーンの生誕200年の記念の年。これはご存知でも、「世界的指揮者クルト・マズアが1991年国際メンデルスゾーン基金を設立し、ライプツィヒ市で荒廃したまま残されていたメンデルスゾーンの家を記念館として再建すると共に、ユダヤ人であったが故に不当に過小評価されている、この偉大な作曲家を音楽史の上で本来あるべき正当な位置に戻すべく、世界中に支援を求めている」ことはあまり知られていないと思う。
 今回、マズア氏がN響指揮のために来日する機をとらえ、メンデルスゾーン歌曲の解釈の第一人者ペーター・シュライヤーとメンデルスゾーンに最もゆかりのある弦楽四重奏団、ゲヴァントハウス弦楽四重奏団、それに、岡山潔弦楽四重奏団が集い、夢の一夜が実現した。幕間にはマズア/シュライヤー/岡山の鼎談も開催される。演目は以下の2曲。
*メンデルスゾーン/弦楽四重奏曲 第6番 ヘ短調 作品80(ゲヴァントハウス弦楽四重奏団)
*弦楽八重奏曲 変ホ長調 作品20(ゲヴァントハウス弦楽四重奏団&岡山潔弦楽四重奏団)
 ゲヴァントハウス弦楽四重奏団は、1809年に世界最古の市民オーケストラ、ゲヴァントハウス管弦楽団のコンサートマスターのアウグスト・マッティと同管弦楽団の3人の首席奏者によって誕生した。この年はベートーヴェンが弦楽四重奏曲の第10番「ハープ」を作曲した年に当たる。
 以来、同オーケストラの首席奏者により、今日に至るまで途切れることなく引き継がれ、国内外で音楽活動を追求し続けている。一般に言われるような古楽器奏法、現代奏法という区別は、ここでは出来ない。真の意味での伝統を継承しながら現代に生きる、稀有の存在なのだ。
出演者のプロフィールなど詳細は、主催者のHPで。
http://www.classic.or.jp/2009/03/200.php
主催/申込み:日経ホール主催公演事務局 Tel 03-5281-8074
協力:フェリックス・メンデルスゾーン・バルトルディ基金
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2009年11月28日 (土)

10人のミラクル・トランペッター
クリスマス・コンサート

12/23(水・祝)pm2:00
東京オペラシティ
コンサートホール091223

クリスマス・ファンファーレ
G線上のアリア
ザ・リトル・ドラマー・ボーイ
アウェイ・イン・ア・メインジャー
シルバー・ベル/もろびとこぞりて
ホワット・チャイルド・イズ・ディス
ジングル・ベル
きよしこの夜
御身が共にいるならば
トランペット・トッカータ
トルコ行進曲
ラルゴ

 [交響曲 第9番「新世界より」第2楽章 から]
ヴェニスの謝肉祭
マリア
[「ウエスト・サイド・ストーリー」から]
ハロー・ドリー!
心の愛
サンチェスの子供たち
マイ・ウェイ


 世界的なトランペッター10人が顔を揃えた豪華でユニークなアンサンブル、「10人のミラクルトランペッター」は1991年に結成された。
 オーストリア3、スウェーデン2、ドイツ2、オランダ、チェコ、アメリカ。ピッコロ、ロータリー、フリューゲル、バスを加えた5種類のトランペットを駆使して、バロックからジャズ、ポップまで、メンバーそれぞれの得意分野を生かした洗練されたアレンジで…フル編成のようなブリリアントなサウンドは、日本公演の度に人気が高まっているという。
 もともとトランペット10台のために作曲された音楽があるわけではないので、功を奏するか否かは、アレンジ次第。ピアノとドラム、ベースがサポートして、列記したしたように誰でも知っている名曲の数々が息もつかせず繰りだされる。
 “難しいこと抜き!とにかく楽しい!”がウリ。この<音楽アラカルト>が目指す「音楽のガクは学問の学にあらず、‘音を楽しむ’の楽」に通ずるではありませんか!
 この東京公演の他に、北九州、新潟、福山で公演がある。
http://www.kajimotomusic.com/concert/index.php?main_content_exp=356#ja
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2009年11月27日 (金)

浦山純子 ピアノリサイタル 続報
クリスマス・スペシャル・コンサート
Junko Urayama with Friends Vol.1
ゲスト:伊藤亮太郎(ヴァイオリン)
     古川展生(チェロ)
12/20(日)pm2:00
東京文化会館
小ホール

 朝日新聞をお取りの方、11/25の朝刊にクラシックの音楽会情報だけを集めた珍しい全面広告が載ったことにお気づきでしょうか? 「ミュージック・プラザ」と題して、N響や読響、来日公演からバレエ、オペラ、労音
(スミマセンこれ演歌やポピュラーでした)まで。その右下の隅に見つけました、我らが「浦山純子ピアノクリスマス・スペシャル・コンサート」。なんと、〆というか、トリを務めている!
 この特異なピアニストは何としても外せない。彼女は、全世界で約1300人のピアニスト
(クラシックからジャズにいたる)が登録されている〔スタインウェイアーテイスト〕の一人なのだ。
 ほぼ100年近くにわたり、パデレフスキーをはじめ、ラフマニノフ、ホロヴィッツ、ルービンシュタイン、グレン・グールドなど、往年の大ピアニストたちが〔スタインウェイアーテイスト〕であることを生前誇りにしていた。現在でも多くのピアニストが、それを誇りに思っている。最近は希望者が多く、国際コンクールで優勝か複数コンクールの上位入賞者でないと承認されない。現在は、ブレンデル、ツィメルマン、キーシン、アルゲリッチ、アシュケナージ、ポリーニをはじめ、ほとんどの第一線のピアニストが登録されている。日本人では、内田光子、小川典子、小山実稚恵、若林顕、松浦豊明など30人ほどが登録されている。浦山さんはロンドンに滞在中に登録されました」
(スタインウェイ・ジャパン)091220
  今月初めに配信した第一弾で、彼女がロンドンでリリースしたCDに触れた。3枚あるのだが、彼女の凄さが誰にも分かるのが、『ソアレ』と題した1枚だ。ドビュッシー2曲の次にベートーヴェンの「エリーゼのために」、次いでショパン2曲、シューマン、ラフマニノフ編曲のクライスラー「愛の悲しみ」、リムスキー…「熊蜂の飛行」、リスト「青の夢」、平井康三郎の幻想曲「さくらさくら」、バッハ「主よ、人の望みの喜びを」。この演目が、聴き進んでいくと、こうでなくてはならないことに納得する。但し、よく知っているはずの曲が、初めて聴く曲のように新鮮そのもの。“目から鱗”、新しい人生を貰ったような気になってくるから不思議だ。
 今回のリサイタルの演目は、ショパンのノクターンとスケルッツォ、チャイコフスキー(プレトニョフ編)の組曲「くるみ割り人形」、そして、ゲスト二人を加えてメンデルスゾーンのピアノ三重奏曲第1番。新しいシリーズのスタート、満を持しての選曲だ。で、いつものことだが、彼女は当日配布するプログラムノーツを自らの手で丁寧につづる。聴く前に読むか聴いてから読むか。それが問題だ。プロフィールなど詳細はHPで。
http://www.junkourayama.jp/index.htm
http://www.1002.co.jp/Urayama%20with%20Friends/
この公演の告知第1弾は、以下のURLでご覧いただけます。
http://musicalacarte.cocolog-nifty.com/blog/2009/11/post-7d4b.html
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2009年11月25日 (水)

金子 浩 バロック・リュートリサイタル
~バッハからのメッセージ~

12/10(木)pm7:00091210
近江楽堂

 桐朋学園大の古楽器科を卒業後、オランダのデン・ハーグ王立音楽院に留学し、バロック・リュート一筋。国際古楽コンクールに入選。オランダを中心に活躍してきた金子浩。故国後もソロ、アンアンブル奏者として幅広く活躍している。キングレコードからソロ・アルバムCD「ハートランド」をリリース。ソプラノの名倉亜矢子とリリースした「やすらぎの歌」も好評。
 その金子氏から今回のリサイタルに当たってメッセージが届いた。
 以前、上野学園所蔵のバッハの「プレリュード、フーガ&アレグロ」BWV998の自筆譜そのものを拝見させていただく機会がありました。しばらくの間、彼がつくったインクのシミ、筆圧、実際に彼が手にとって眺めていた様子などを想像して見ているうちに、「わたしはこの曲(プレリュード、フーガ、アレグロ)をお前に残したぞ!」と、バッハが私の目の前で腕を組んだように思われました。彼からメッセージをいただいたような気がいたしまして、「では、演奏させていただきます」と思った次第であります。
 バッハの作品をリュートで演奏することは、けっして易しいことではありませんが、リュートで演奏することでこの作品の本来の響きの美しさを共に味わうことができれば幸いです。
 バッハはリュートの音色は愛したものの、自身で弾けたかどうかはわかりません(恐らく弾けなかっただろうと言われています)。しかし、バッハのリュート曲はどれも難易度が高く、音楽的な完成度も高いという事実は変わりません。
主催:オフィス サワイ Tel:042-394-0100 Fax:042-394-9040
http://www.officesawai.com/
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2009年11月24日 (火)

ハンス・ガンシュ トランペットリサイタル
Hans Gansch Trumpet Recital

091201tp12/
1(火)pm7:00
浜離宮朝日ホール

ハイドン:トランペット協奏曲 Hob.VIIe-1
ベートーヴェン:
創作主題による6つの変奏曲*
ビッチ:
スカルラッティの主題による4つの変奏曲
ヴィズッティ:
トランペット・ソロのためのカスケイズ
フォーレ:ノクターン第3番*
ベーメ:トランペット協奏曲
(* ピアノ・ソロ:島紀子)


 ハイドン・フィル来日公演にソリストとして同行する名トランペッター、ハンス・ガンシュのソロ・リサイタルが決定した。ガンシュは、ウィーンフィルと数々の名演奏を残し、全世界のブラス・プレーヤーが憧れて止まない名手。熱望されたリサイタルが遂に実現。既に告知しているハイドン・フィルの公演でも吹くハイドンの協奏曲をピアノ伴奏で演奏する。トランペット協奏曲の中でも、ハイドンの曲が別格なのには訳がある。
 ハイドンは、24歳若輩のモーツァルトが、オペラと協奏曲に卓越した才能を発揮しているのを目の当たりにして、その分野には足を踏み入れなかったのだが、トランペット協奏曲は、長年の友人が発明した画期的なトランペットを駆使するために作曲したという。当時、この新しい楽器なくしてはあり得ない、逸品なのだ。
 ガンシュは、1974年から76年までリンツ・ブルックナー管の首席奏者、76年からはオーストリア放送響首席奏者に就任。その後82年にはウィーン国立劇場管及びウィーン・フィルにソロ・トランペット奏者として15年間在籍し、数々の名演を生んだ。
 ウィーン・フィル在籍中から特筆すべきテクニック、抜きんでるパワーで"ウィーン・フィルにガンシュあり"とその名を轟かせ、退団後も幅広い分野にてソロ活動を展開し、今なお世界中で絶大な人気を誇る。97年からはザルツブルグ・モーツァルテウム音楽大学にて後進の指導にもあたっている。ソリストとして多くのオーケストラと協演の他、「プロ・プラス」や「アート・オブ・ブラス・ウィーン」など室内楽でも国内外で活発な活動を行っている。
http://www.proarte.co.jp/c_detail.php?cate=3&fileid=217854
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2009年11月23日 (月)

芸劇パイプオルガンコンサート・12
     4台のオルガンとテノールが
                 奏でる
         
響きのクリスマス
          12/17(木)pm7:00
          東京芸術劇場
大ホール

091217 毎年クリスマスシーズンに行われる東京芸術劇場の「パイプオルガンコンサート」。12回目を迎える今年は、劇場の大オルガンと3台のポジティフ・オルガン、計4台のオルガンが会場を音のハーモニーで包み、テノール歌手も共演する豪華なプログラム。家族揃って行かれる手頃な値段だ。

テノール:根岸 一郎
オルガン:
 小林 英之、新山 恵理、
 平井 靖子、湯口 依子

[曲目]
・オルガン独奏・
 E.ジグー:ノエルによるラプソディー
・複数のオルガン・
 ベルガモのダヴィデ神父:6声のパストラーレ
 M.ミュラー:4台のオルガンのための
ソナタ・パストラーレ
 G.F.ヘンデル:組曲
・オルガン連弾・
 J.シュナイダー:コラール「暁の星はいと美しきかな」による変奏曲
・歌とオルガン・
 A.C.アダム:さやかに星はきらめき
 D.ミヨー:5つの祈り
 P.コルネリウス:王たち
 J.-J.ボーヴァルレ・シャルパンティエ:マニフィカート第7旋法
       

 東京芸術劇場のパイプオルガンは、約9,000本のパイプから成る世界最大級の規模を誇り、また歴史上のいくつかの違うスタイルのオルガンを1つにまとめてみようという発想で設計された他に例をみない貴重な楽器だ。背中合わせにオルガンケースが2つ作られ、第1の面はヨーロッパの伝統に沿ったデザイン、第2の面は当劇場大ホールとの調和を図った現代的なデザインとなり、2面のオルガンはコンピュータ作動により回転する。
 第1の面にはルネッサンス様式とバロック様式という2台のオルガンがはめ込まれ、第2の面にはフランス古典期と19世紀フランス・ロマン派を中心に20世紀の音楽にも対応できるようにしたオルガンが組み込まれている。オルガニストは弾こうとする曲に応じてオルガンを選び、音楽学の立場から最もオリジナルに近い演奏をすることが可能となのだ。
 ポジティフ・オルガンは、パイプオルガンと同じマルク・ガルニエ社製(フランス)2台と、草刈オルガン工房製(日本)の計3台を使用。コンサート時には、ポジティフ・オルガンはステージ上に1台、3階客席の左右に1台づつ設置される。…こうなると、どんな音の響宴が始まるのか興味津々。
 ちなみに、チラシ中央のオルガンがルネッサンス様式とバロック様式を背負った伝統的な形状、チラシ右下に見えるのがモダーンな形状のオルガン。左肩に見えるのがポジティブオルガンの形状。
問い合わせ・申込み:東京芸術劇場企画課 Tel 03-5391-2111
http://www.geigeki.jp/saiji_061.html
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オレグ・クリサ ヴァイオリン・リサイタル
ピアノ:タチアナ・チェキーナ

11/28(土)pm3:00091128
サロン・デュオ

(JR代々木駅徒歩3分・チラシ参照)

ヴィターリ/シャリルエ編:
  シャコンヌ
ブラームス:
  ヴァイオリン・ソナタ第3番
ショスタコーヴィチ/ツィガーノフ編:
  6つの前奏曲
チャイコフスキー:
  瞑想曲、ワルツスケルツォ
グリエール:ロマンス
ラヴェル:ツィガーヌ


 ダヴィッド・オイストラフの愛弟子として名高いオレグ・クリサ氏。今回はショスタコーヴィチ、チャイコフスキー、グリエールと、十八番のロシアの作曲家を弾く。ロシア奏法の正統派として、また細君タチアナ・チェキーナ(Pf)との息の合ったコラボレーションでどのような演奏が繰り広げられるのか…日本では馴染みの薄い曲も弾くのだが、クリサの透明感のある繊細で美しい音色は、一聴の価値ありだ。
 近年、演奏家としてだけでなく、指導者としても人気が高く、秋期セミナーの合間を縫って急遽開催されることになった貴重なリサイタルだ。
 オレグ・クリサは、旧ソビエト連邦共和国では特別なソリストで、室内楽奏者として、また指導者として尊重されていた。1971年のカーネギーホールでのアメリカデビューで一躍国際的に認められ、評論家は絶賛し、その勝利は不動のものとなった。ヴィエニアフスキ国際コンクール第2位、パガニー二国際コンクール優勝、チャイコフスキー国際コンクール第3位ほか、数多くの国際コンクールで上位入賞。現代作曲家のシュニトケはクリサのために、数多くの作品を書いている。また優秀な指導者として、キエフ音楽院、モスクワ音楽院などで後進の指導にあたり、現在もニューヨークのイーストマン音楽学校の教授を務めている。
 世界各地で演奏活動を行い、「モスクワの星」「プラハの春」「ワルシャワの秋」「ウィーン・フェスティヴァル」「国際バッハアカデミー」「アスペン音楽祭」ほか、世界各国の音楽祭に登場している。パガニー二国際コンクールなどの審査員、オイストラフ国際コンクールの審査委員長も務め、チャイコフスキー国際コンクールの現審査員。
 日本には「イーストマン音楽学校夏季セミナーin浜松」、長野国際音楽祭、いしかわミュージックアカデミーなどの講師として、また日本の各音楽大学にも指導のため度々来日している。2009年春からJ.プーレの後任として東京藝大音楽学部に客員教授として招聘されている。
 タチアナ・チェキーナは、モスクワの声楽家の家庭に生まれ、キエフとモスクワの音楽院で学ぶ。1967年以降ソロ活動に加え、室内楽では夫のオレグ・クリサと共にカーネギーホールやケネディセンターをはじめ.世界中で演奏会を行い国際的評価を得ている。モスクワの星、プラハの春、ワルシャワの秋、オーストリアのWiener Festなど各国の有名な音楽祭へたびたび出演している。
http://www.nipponviolin.com/
http://coalte.jugem.jp/
入場料:3,000円※学生券2,000円
主催・問合せ:コンサートオフィスアルテ 03-3352-7310
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2009年11月22日 (日)

バッハ『クリスマス オラトリオ』ほか
ブルーメンコール第9回定期演奏会
12/12(土)pm2:00091212_2
第一生命ホール

 合唱指導で秀逸な手腕を発揮する吉田真康が束ねるブルーメンコールの定期演奏会。管弦楽はアンサンブル・レゾナンス(主宰・安田紀生子)が共演し、バッハの大曲『クリスマス オラトリオ』に挑む。ただし今回は前半の3部まで。最初にフランス・キャロル『死すべきものたちよ』、ラター『キリスト降誕のキャロル』、ハーライン『星に願いを』などをピアノ伴奏で歌う。
 ブルーメンコールは1996年創立、団員約70名の混声合唱団。主なレパートリーはバロック、古典派宗教合唱曲。ブルーメンとは独語で「花」を意味するが、「花の美しさや息吹が人々の心を和ませ、生活を彩るように、私たちの歌声もそうありたい」という願いが込められているという。吉田氏に語ってもらった。
 我がブルーメンコールは、墨田区合唱連盟30余団体の中ではかなり本格志向の合唱団である。過去の演奏曲目を見ただけでもそう思わせる。
 私にとって三年目の99年からは、自分が理想とする西欧の宗教合唱音楽を演奏している。バロック期のヴィヴァルディ「グローリア」やヘンデル「メサイア」、バッハ「クリスマス オラトリオ」、そして古典派のモーツァルト「レクイエム」、ロマン派後期のラインベルガー「スタバト・マーテル」などである。ただし団員数をにらみ、経済面を考慮して、決して2管編成以上のものや特殊楽器が使われる曲は取り上げない。上述のラインベルガーは弦楽合奏とオルガンだけという編成だから演奏可能なのである。おそらく今後もバロック期のものを中心にプログラムしていくであろう。例えばヴィヴァルディの「マニフィカート」やバッハの残りの二つのオラトリオ、すなわち「復活祭オラトリオ」や「昇天祭オラトリオ」などを。
 今回演奏される「クリスマス・オラトリオ」は全6部からなる一連の作品で、六つの教会カンタータの集合体である。全曲を演奏するとおよそ3時間。これは同じバッハの「マタイ受難曲」に匹敵する長さである。これまでにブルーメンコールは2003年トッパンホールで「第4部と第5部」を、06年に第一生命ホールで「第1部と第6部」というふうに、二回に分けて演奏してきた。
 この曲は教会暦に従って別々の日に演奏されるように書かれたものであるから、一曲ずつの演奏でもなんら問題はない。
http://www.dai-ichi-seimei-hall.jp/cgi-bin/schedule/schedule.cgi?cur_year=2009&cur_mon=12&mode= 
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2009年11月20日 (金)

竹澤 恭子 ヴァイオリン・リサイタル
デビュー20周年シリーズⅢ 敬愛なるブラームス
ピアノ:イタマール・ゴラン091205vn

12/5(土)pm7:00
サントリーホール


ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ(
全曲)
第1番ト長調「雨の歌」op.78
第2番イ長調 op.100
第3番ニ短調 op.108

 
 初めて竹澤恭子に感動したのは10数年前、オーチャードホール上手のバルコニー席から見おろしたベートーヴェンの協奏曲だった。フレーズを弾き終えてオーケストラに渡すとき、あたかも釣竿を狙ったところに投げるが如く、ヴァイオリンの柄をフワッと左のほうに振る。その先には管楽器奏者がいて、彼女からフレーズを引き継ぐ。背中についた眼(まなこ)で奏者とアイコンタクトを取っているよう。ライブの醍醐味に心を揺さぶられた。これ以来、CDなどで聴くオーディオマニアから遠ざかった。
 …二十歳のころ、訳知り顔の知人に「ブラームスは40過ぎないと解らない」といわれ、ほっとして、待つことにした。以来、会社人間を続けて、気がついたら50になろうとしていた。
 今回は、2007年にスタートした、デビュー20周年シリーズの最終回。「約20年前に日本での本格的なデビュー・リサイタルを果たした、ゆかりのサントリーホールで、ブラームスの3大ソナタを演奏します。共演者には、多くの世界的ソリストから厚い信頼を寄せられているイタマール・ゴランを迎え、華麗なステージをお届けします」…と、彼女のオフィシャルサイトにある。
「素晴らしいピアニストイタマール・ゴラン氏をお迎えしてのブラームスソナタ全曲リサイタル、この20年の経験から培ってきたすべてを音楽に注ぎ込みたいと思っております。私の音楽生涯で忘れられないリサイタルツアーになると存じます。皆様にいらしていただけましたら、こんな嬉しいことはございません!」
「皆様にご報告させていただきますが、今年の6月末より長年本拠地を置いておりましたNYから、パリに移住いたしました! これは以前より願っておりましたヨーロッパ移住の夢が、たくさんの方々のご支援により実現しましたもので、本当に心より感謝申し上げます。これまでアメリカで学び経験しましたたくさんの物事を基盤にし、これから受けるであろう素晴らしい刺激からできるだけ多くのことを吸収していけたらと思っております」
 3歳からヴァイオリンを始め、才能教育研究会(スズキ・メソード)東海支部の山村晶一に師事。1973年、大府市立大府小学校に入学、1年生で「スズキ・チルドレン」に選ばれ、4年連続で欧米への演奏旅行に出かけた。その後、小林健次に師事。小学校5年生の77年、第31回全日本学生音楽コンクール全国大会小学生の部で第1位。79年、大府市立大府中学校に進み、2年生の時、名古屋市内でデビューリサイタルを開いた。(ウィキペディア)…天才と云うべき大器なのだ。
 11/29の名古屋を皮切りに、大阪、浜松、東京、松本、札幌、京都と、7公演が予定されているという。
http://www.kajimotomusic.com/concert/index.php?main_content_exp=339#ja
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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ジェラール・プーレ 博物館 コンサート
ピアノ:川島余里

12/12(土)pm2:00
東京国立博物館
平成館ラウンジ091212

モーツァルト:
  ソナタ 変ホ長調 K.481
クライスラー:
  ジプシー奇想曲、
  スラヴ舞曲
(ドボルザーク原曲)
  ハンガリー舞曲(ブラームス原曲)
チャイコフスキー:憂鬱なセレナード
ベートーヴェン:ソナタ第10番 ト長調

 今秋、フランスのヴァイオリニスト、巨匠ジェラール・プーレのリサイタルをお知らせするのは、これが3公演目だ。今回は上野の東京国立博物館 平成館ラウンジでのロビー・コンサート。ピアノは、プーレが厚い信頼を寄せる川島余里。
 ジェラール・プーレの何が凄いのか。往年のLPレコードファンならお分りだろうが、師事した師匠に、フランチェスカッティ、メニューイン、ミルシュテイン等の巨匠の名が連なり、とりわけヘンリック・シェリングが彼の精神の父となった、という。
 天才少年期を送り11才でパリ国立音楽院に入学し、2年後に審査員全員一致の首席で卒業。18才の時に、イタリア・ジェノヴァでのパガニーニ・コンクールで優賞。父、ガストン・プーレはドビュッシーのヴァイオリン・ソナタを作曲家自身のピアノで1917年に初演した、というDNAを背負っている。その後の経歴はHPにお任せするとして、プーレは世界的に活躍する演奏家であり、その卓越した技術による演奏が薫り高いのはもちろんだが、一方で教育者としても名高く、世界各国で教鞭を執っていて、彼の音楽に対する姿勢や人柄は多くの弟子らに敬愛されている。今年3月まで4年間、東京藝大の客員・招聘教授を務める間に指導を受けた数多くの子弟がコンクールで上位入賞という実績は高く評価されている。日本音楽コンクール(通称「毎コン」)では、3年連続で4人の優勝者が出て、何と、ついこの間の本選で、1位が2人、プーレの弟子だったという。
「70歳を越えた今も進歩を続けるバリバリの現役プレーヤーで、恐らく学生たちよりも練習量が多いだろう。そして、彼が日本に惹きつけられるのは、指導を受ける学生たちのレベルが高く、かつ礼儀正しく、温かい心をもっているから。彼は“今が人生で最高”と云っている」と共演者の川島余里。
www.gerard-poulet.com
 川島は東京藝大作曲科卒、同大学院終了後、1989年渡仏、パリ国立地方音楽院にてピアノ科とピアノ伴奏科のプルミエ・プリを取得。トップクラスのソリストから伴奏を依頼されており、とりわけヴァイオリンの巨匠ジェラール・プーレに最も信頼されるピアニストとなる。パリのロン・ティボー・ヴァイオリン・コンクールの公式伴奏者。現在は東京藝大と昭和音大でソルフェージュの講師を務めている。
http://musiker100.com/musician/solo/204000/post-64.html
公演詳細・会場については下記、博物館のHPをご覧ください。
http://www.tnm.go.jp/jp/servlet/Con?pageId=C01&processId=00&event_id=6915
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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デプリースト指揮 東京都交響楽団12月公演
横浜スペシャル公演
12/11(金)pm7:00横浜みなとみらいホール
東京定期演奏会2公演
12/16(水)
pm7:00東京文化会館
12/18(金)pm7:00サントリーホールTrim

 昨春までの3年間、東京都交響楽団(都響)の常任指揮者を務めたジェームズ・デプリースト。クラシック音楽に関心おありの方は、電動式車イスで登場し、そのまま指揮をする黒人指揮者をご記憶かも知れない。彼が、一年半ぶりに都響に帰ってくる。
 1936年フィラデルフィア生まれ、名コントラルト歌手マリアン・アンダーソンは伯母に当たる。今年73歳になるが、同年代に日本で知られた、デュトワ、メータ、インバル(現都響プリンシパル)などがおり、小澤征爾は1歳年上、アシュケナージは一歳後輩。という世代だが、その生い立ちは彼らとはちょっと違う。
 修士号や名誉博士号を13も持っているそうだが、最初に得たのはペンシルヴァニア大学の経済学と科学、映画等の修士号という。22歳でフィラデルフィア音楽院に入学し、指揮者を志す。卒業翌年の62年米国務省主催のバンコク・ツアー中に小児麻痺に犯される。両足麻痺で車イス生活を余儀なくされるが克服。2年後のミトロプーロス国際指揮者コンクールに優勝(アメリカ人初)。バーンスタインが音楽監督を務めるニューヨーク・フィルの副指揮者に就任し、プロの指揮者の道を歩む。しかし、本格的なクラシック・コンサートで起用されたかったことから奮起、欧州に渡って69年ロッテルダム・フィルでヨーロッパ・デビューを果たす。以後ストックホルム、アムステルダム、ベルリン、ミュンヘン、シュトゥットガルトなどの楽団を客演し、72年に生まれ故郷フィラデルフィア管弦楽団の指揮台に立つ。同時にワシントン・ナショナル交響楽団の准指揮者に就任し、その後カナダのケベック交響楽団の音楽監督を76年から7年間務めた。
 80年から23年間のオレゴン交響楽団音楽監督時代に、世界トップクラスの定期会員契約率が話題になり、聴衆から支持される人気指揮者として注目された。北米の主要オーケストラを数多く客演し、99年にはタングルウッド音楽祭やアスペン音楽祭50周年記念オープニング公演など華々しい場で活躍した。2004年ジュリアード音楽院の指揮科とオーケストラ科の監督に就任し、その後、都響の常任指揮者就任という次第だ。
都響スペシャル「横浜公演」(12/11)
 デプリーストの1年半ぶりの都響再会イベントは、モーツァルト最後の交響曲41番『ジュピター』とホルストの組曲『惑星』で開幕する。ジュピターはギリシャ神話の最高神であり、太陽系最大の第5惑星ジュピター「土星」。ホルストの組曲では4曲目に登場する。由来は違うが同じ“ジュピター”という心憎い選曲。「実は5年前に別の指揮者で完売したという御縁がある演目」と守屋チーフプロデューサー。「モーツァルトの堂々たる風格とホルストの神秘的なサウンドをマエストロが、端正に表出してくれるはず。新たな作品像との出会いをお楽しみください」
 女声合唱に栗友会合唱団が共演する。
定期演奏会Aシリーズ(12/16)・Bシリーズ(12/18)
 東京文化会館(A)・サントリーホール(B)共通プログラム。この公演は曰く付きの演目だ。まず、シューマン晩年の名作ヴァイオリン協奏曲(1853年)だが、作曲家から献呈されたヨアヒムが封印。1937年ベルリン図書館で発見、初演されるまで84年を要した。しかも、おり悪くナチス政権時代とあって国策に利用されるなど不遇を託った。曲はロマンティックな陰影と演奏困難な技巧が交錯する逸品。2曲目はブルックナー交響曲第7番。彼が大家として認められた初の成功作。「明るく壮麗な曲調からワーグナーへの哀悼の意が込められた厳かな葬送の調べまで、変化に富んだ楽想に魅了されたい」
 入場料など詳細は下記のHPでごらんくだだい。
http://www.tmso.or.jp/j/concert_ticket/by_month/index.php?year=2009&month=12
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2009年11月18日 (水)

毎年レクイエム 第4回
〜弔いのモーツァルト・親愛なる友へ〜
モーツァルト・アカデミー・トウキョウ091204_2
12/4(金)pm7:00
淀橋教会

JR総武線大久保駅下車、徒歩1分

 モーツァルトのレクエムを彼の命日近くの日に演奏するモーツァルト・アカデミー・トウキョウの12月恒例「毎年レクイエム」は今年4回目を迎える。今年の公演日の翌日はモーツァルト218年目の命日。併せてハイドン兄弟の教会音楽も演奏するという。その訳は…音楽監督の坂本徹からメッセージが届いた。
 ヨーゼフ・ハイドン没後200年の今年、さまざまな機会に交響曲や「四季」などのオラトリオが演奏されています。また当時、教会音楽の大家としてその名を轟かせていた弟のミヒャエルの作品にも光が当てられようとしています。
 しかし、これまで、その教会音楽が演奏される機会はほとんどありませんでした。第4回の今年は、その2人の教会音楽を取り上げます。
 若きヨーゼフの「サルヴェ・レジナ」は多感様式時代の情熱的な作品。ミヒャエルのコンプレトリウム「終課」は円熟の巨匠による、衒いのない明るい作品です。この2人が亡くなったときに演奏されたのがモーツァルトの「レクイエム」であったことを思い起こし、彼らの友情に思いを馳せたいと思います。
 会場はJR大久保駅近くの淀橋教会です。教会の雰囲気と豊かな残響、東京近辺ではなかなか得られない、この曲に相応しい場と言えるでしょう。
 演奏はモーツァルト・アカデミー・トウキョウ。普段からソリストとして活躍するメンバーがソロも歌います。もちろんオリジナル楽器を使用します。指揮は私、坂本徹が務めます。12月といえば「第九」や「メサイア」が定番ですが、モーツァルトの「レクイエム」を聴きながら、年の瀬に懐かしい人を偲ぶ、美しい時間を共有できれば幸いです。
 モーツァルト・アカデミー・トウキョウ(MAT)は、音楽監督坂本徹が束ねる合唱&オーケストラで、古典派音楽を専門としている。彼は、先日配信した「クラリネット100年」のクラリネット奏者で、クラリネット属の古楽器も製造するというマルチタレントだ、
 会場へのアクセスは、下記のURLで御確認ください。
http://www.yodobashi-church.com/
主催:沢井音楽事務所 Tel:042-394-0100 Fax:042-394-9040
http://www.officesawai.com/
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

2009年11月17日 (火)

レクイエムの集い ムシカポエティカ2009
~魂の慰めのために~

11/18(水)pm7:00091118
三鷹市芸術文化センター
風のホール

メゾソプラノ 羽鳥典子(伊)
メゾソプラノ 永島陽子(独)
テノール  武田正雄(仏)
ピアノ 須江太郎(伊・仏)
    
菅野万利子(独)
指 揮  淡野弓子
合唱 ハインリヒ・シュッツ合唱団・東京
カンタータ<天地創造>)

「毎年、すでに召された皆様の大切な方々を、音楽とともに偲ぶひとときでございます。…」と、チラシのご挨拶は始まる。チラシの下方には「追悼なさりたい方の御名前をプログラムに掲載させて戴きます」初めてこのチラシを見たが、さっぱり解らない。
 で、主催者に問うたら、1984年に始まり、今回で25年目と、発案の経緯を綴ってくださった。
「1985年は、シュッツ生誕400年、バッハ、ヘンデル生誕300年が重なった大騒ぎの年でした。私たち「シュッツ合唱団・東京」は、この年、ドレスデンのゼンパー歌劇場で何日にも亘って開催されたハインリヒ・シュッツ祭で演奏するという栄誉を与えられました。この栄えある行事を前にして、当合唱団が大変お世話になった方々が亡くなられておりましたので、せめて<レクイエムの集い>というような趣旨のコンサートを開いて、感謝を捧げたいと思いました。そしてシュッツ祭の前年の1984年に、第一回を聖路加国際病院のチャペルで開催したのです。
 もう一つのきっかけは、長年在日されたあるドイツのご婦人が「私が死んだら一体誰がレクイエムを歌ってくれるのでしょう」と呟かれた、というのを耳にしたことです。ああ、こういう思いで異国で亡くなることを心配しておられる方もいらっしゃるのだ、ということに初めて気付かされ、このような方々も共にお慰め出来たら、と親しい方を亡くされたご家族、ご友人に呼びかけ、『追悼』というページで逝かれた方々のお名前を掲載させて戴くこととなったのです。こうして毎年一回、万霊節(11月2日)の前後に催されることとなりました」
 今回プログラム前半では、あまり馴染みの無い‘近代歌曲’による「追悼の調べ」をお聴き戴きたく、それもヨーロッパという中に位置しながら、それぞれに独特の芸術、文化を育んできたイタリア、ドイツ、フランスの歌を選んでみました。時代はブラームスの生まれた1833年からプーランクの亡くなった1963年までの130年間です。それぞれの分野のスペシャリストたちが歌います。
 後半は「永遠の生命」をテーマに、神の発せられた言葉とそれに従って次から次へ生まれた生命を歌ったカンタータ、武久源造作曲<創造>を歌います。この作品は1994年9月7日、淡野弓子指揮 ハインリヒ・シュッツ合唱団・東京によりに東京カテドラル聖マリア大聖堂において初演されました。その後ドイツのゾースト市で開催された国際ハインリヒ・シュッツ祭ほかベルリ ン、カッセル、エンガーで演奏され、熱狂的な支持を受けた作品です。
 出演者と演目の関係など詳細は以下のHPでご覧ください。
http://www.musicapoetica.jp/
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2009年11月15日 (日)

足立さつき ソプラノリサイタル
12/6(日)pm2:00091206
紀尾井ホール


「今回は、日本とフランスのコラボレーションのプログラムを組みました」という足立さつきさん。前回は3年前のデビュー20周年記念だった。クラリネット赤坂達三、ピアノ斎藤雅広と組んだ“スーパートリオ”を立ちあげたのもその頃で、抱腹絶倒の舞台を楽しませてもらったが、このトリオ、全国で引っ張りだことかで最近都内ではきけない。というわけで、久しぶりのリサイタルだ。
 「前半は、山田耕筰の曲など、これまでも歌い続けてきた愛しい日本の歌を数曲、そして今回のリサイタルのために作曲していただいた新作を歌います。委嘱をお願いした中西覚氏は、私と同郷、丹波ご出身の作曲家であり、器楽曲から歌曲、オペラまで数々の作品を生み出されています。実は私の幼少の頃からのピアノとソルフェージュの先生で、私の音楽への道をつくって下さった大恩師です。これまでの想いを込めながら歌わせていただきます」
「後半は、10年ほど前から歌ってきたドビュッシーなどフランス歌曲、そして今回あまり知られていないフランスのオペレッタ、メサジェのアリアを新たに取り上げます。人生の試練や恋の苦悩を、事も無げに明るくコケティッシュに乗り切ってしまうような音の連なりに、自分の身をゆだねることができれば何よりと思っております…」。
 憂さを忘れて、日曜日の午後のひとときを過ごすことができれば御の字だ。申込みは、
http://www.japanarts.co.jp/html/2009/vocal/adachi/index.htm
 足立さんは1986年第3回ニッカ椿姫新人賞第1位を受賞。1987年「椿姫」のヴィオレッタ役でオペラ・デビュー。以後、「こうもり」のアデーレ、「フィガロの結婚」のスザンナ、「リゴレット」のジルダなど様々なオペラに出演し…「実は今年、私は年女!」…??
 ミラノ留学などその後のプロフィールの詳細は、下記のURLでご覧いただけます。http://adachisatsuki.seesaa.net/article/110880126.html
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2009年11月14日 (土)

オラトリオ『四季』 ハイドン没後200年記念
東京ユニバーサル・フィルハーモニー管弦楽団
第26回定期演奏会
091205
三石精一:指揮・チェンバロ
佐々木典子:ソプラノ
経種 廉彦:テノール
久保 和範:バス
12/5(土)pm2:00
東京芸術劇場
大ホール

 今春の“メンデルスゾーン生誕200年記念”の25回定期演奏会で、序曲、ヴァイオリン協奏曲、交響曲の3つの分野の代表曲すべてを暗譜で振った三石精一。今回は没後200年記念、ハイドンのオラトリオ『四季』。このオラトリオは、『天地創造』(3部33曲)の3年後、ハイドン69歳、1801年に初演された晩年の名作。前作を上回る4部44曲の大作だ。
 三石氏は今回の公演について、いつもながら確固たる意図を持って臨むと、次のようにコメントを寄せてくれた。
「これまでの演奏は、荘重な発音とテンポが殆どで、ハイドンの明快でウィットに富んだ躍動感が溢れる、楽しく軽快な音楽の良さを伝えていないものが多かった。今回は、素早いパッセージを可能にする、Schlank(シュランク)と呼ぶ細いスリムな発音で、かなり早めのテンポを設定し、明るく楽しく軽快な「四季」を皆さんに聴いて頂きたいと思っております。『神は私に朗らかな性格を与えて下さったから、私が朗らかに神を讃えることをお許しになるだろう』とハイドン自身が語るように、この曲を、正にその言葉通りに演奏したいと思っております」
 今回はソプラノの娘ハンネ役に二期会の第一人者佐々木典子を迎えている。彼女はこの秋、何と、リサイタルCDでは初リリースというニュースが飛び込んできている。演目は彼女が拘るR.シュトラウス。1885年21歳の「8つの歌」Op.10と、死の前年の1948年に作曲された「4つの最後の歌」。
http://www.geidai.ac.jp/staff/fm012j.html
 テノールの若い農夫には経種廉彦。彼は東京芸大の大学院修了後、1989年イタリア声楽コンコルソにて金賞を受賞。90年モーツァルトのオペラ「後宮からの逃走」のベルモンテ役でデビュー後、イタリアに留学という二期会の中堅。
http://homepage3.nifty.com/i-dane/starthp/subpage03.html
 バスの小作人シモンには久保和範。彼も東京芸大の大学院修了で、ニューヨークに留学。新国立劇場開館公演「建・TEKERU」で注目された。
http://www.chamber-opera.jp/cgi-bin/artist.cgi?artid=107
 東京ユニバーサル・フィルハーモニー管弦楽団(通称ユニフィル・前身は1973年結成の日本新交響楽団)は、97年に三石精一を音楽監督・常任指揮者に迎えて、4月に第1回定期演奏会を開き、在京の10番目のオーケストラとして参入すべく発足した。
 2007年、設立10周年を迎えるに当り、ユニフィル自主公演運営機構が従来の主催者であった東京音楽事業センタ-から定期公演の実施に関する一切の責任と業務を受け継ぎ、コンサ-トを続行することになった。同年、日本オーケストラ連盟に準会員として加盟し、自主運営機構はNPO法人格を取得している。4月には東京芸術劇場で、楽団設立10周年記念コンサ-トの一環として、佐藤しのぶ、錦織建両氏を迎えてイタリアオペラ・ガラコンサートを開催し、同劇場の邦人オーケストラの最高入場者数を記録し大成功を収めた。また、10月に佐藤しのぶ、伊原直子両氏をソリストに迎えてのマ-ラ-の交響曲第2番「復活」はこの曲の記念碑的秀演と絶賛を博した。
 楽団、合唱団については、下記のURLでご覧いただけます。
http://www.mitsuishiseiichi-uniphil.com/
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2009年11月13日 (金)

エフゲニー・ザラフィアンツ、
至高のピアノFAZIORIを弾く

11/29(日)pm2:00
仙川アヴェニューホール091129pf

 またまた急な話が飛び込んできた。初来日から12年になるエフゲニー・ザラフィアンツだが、今回のリサイタルは格別だ。
 ひとつは、“ピアノのフェラーリ”といわれる芸術品ファツィオリが東京では初めて弾かれる本格的なリサイタル。http://www.fazioli.co.jp/
で、その東京初お目見えの会場は仙川アヴェニューホール。http://vqh.jp/
 小ホールでは空間の音響を味わうことができにくいが、このホールはキャパ約160席ながら、最大高6.5mの丸天井に残響が広がる仕掛け。充実した空間そのものが楽器として堪能できるというウリだ。上質な音響空間に最高のピアノをと、世界一の新名器、ヨーロッパで高く評価されているFAZIOLIピアノを都内初常設、という次第だ。ファツィオリはイタリアの製造技術の粋を尽くし、スタインウェイに追いつけ追い越せとピアノを芸術品の域まで高めた逸品。
 ザラフィアンツは1959年生まれだが、故国ソ連で恵まれず、ロシアになってようやく演奏活動が認められ、93年米カルフォルニアのボゴレリッチ国際コンクールで2位入賞を果たしてようやく広く知られるようになり、以降クロアチアに居住。主にドイツと日本を中心に演奏活動をおこなっている。が、この間に国内で13枚のCDをリリース。『レコード芸術』誌で特選盤に選ばれるなど好評続き。
 今回のプログラムは、日本では初披露となるショパンのソナタ2番、それに十八番のラフマニノフのソナタ2番とバッハ=ブゾーニ編曲のシャコンヌ。それに加えてハイドンとリストなど、聴き応えのある構成で、個性派を代表する演奏。これは外せない。
http://www.zarafiants.com/ 
http://www.concertrex.jp/
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ロシア国立モスクワ・アカデミー合唱団
    
ファンタスティック・コンサート
~ロシア伝統の歌とオペラ名曲集~

12/8(火)pm7:00091208
日経ホール

第1部 ロシア伝統の歌
古代ロシア聖歌から民謡まで
・古代ロシア聖歌/黒い海で
・キエフ修道院歌/やすらぎ
・ラフマニノフ/神の御母よ喜べ
・ロシア民謡/暗い森で、夕べの鐘、
 カリンカほか

第2部 オペラ名曲集
心弾む珠玉のアリアと合唱
・ワーグナー/「タンホイザー」より
  巡礼の合唱
・プッチーニ/「蝶々夫人」より
  “さあ、もうひとあしよ”
・ビゼー/「カルメン」より ハバネラ 
・ムソルグスキー/「ボリス・ゴドノフ」より “太陽も月も光を消して”
・ヴェルディ/「椿姫」より 乾杯の歌 ほか

 モスクワ・アカデミー合唱団をクリスマス・シーズンに迎え、美しいハーモニーと重厚な響きで、ロシア伝統の歌(古代聖歌から民謡まで)と心弾む珠玉のオペラの名曲を楽しむ。 
 この合唱団は、かつて日本にロシア・ブームを巻き起こしたロシアの重鎮、アレクサンドル・スベシニコフが設立した“モスクワ合唱アカデミー”の精鋭による合唱団だ。このアカデミーは、小中高(11年間)短大(2年間)大学院(4年間)で構成された国立の音楽専門教育機関で、音感、リズム感、声の美しさなど厳しい審査に合格した者だけが入学を認められるという。1993年以降は、短大、大学院のみ女性の入学が認められるようになった。小中高生が少年だけとなっている理由は、ロシアの伝統的合唱スタイル、男声だけのパートのア・カペラをこの合唱団が基本方針にしているからだ。アカデミーは、数多くの有数な音楽家を輩出し、ロシアの合唱界の中でも現在なお重要な位置を占めている。当初この合唱団は少年だけだったが、その後青年も加わり、近年では上演するプログラムによって、女声パートも加わることによって、さらにレパートリーは広がっている。ロシア国内の公演はもちろん海外公演も多く、ドイツをはじめとしたヨーロッパの国々には毎年招かれている。
問い合せ:日経ホール Tel 03-5281-8074
http://www.nikkei-hall.com/event/?act=detail&id=107
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2009年11月12日 (木)

オペラ『小町百年の恋』(全3幕)
ハイライト版 東京初演 演奏会形式(衣装付き)
原作:佐賀純一「筑波山愛ものがたり」
作曲・台本・指揮:平井秀明
小野小町/およし:佐藤篤子
深草少将/高橋虫麻呂:猪村浩之
11/26(木)pm7:00091126
聖ヶ丘教会

(渋谷駅歩8分)

 急な話が飛び込んできた。昨秋、「国民文化祭いばらき2008」の催しとして、つくば市で初演された創作オペラ『小町百年の恋』のハイライト版が、東京で初演されるというのだ。筑波山周辺に残る“小野小町”伝説をもとに男女の愛の力を描いたオペラで、原作は土浦市在住の作家佐賀純一の「筑波山愛のものがたり」、作曲はオペラ「かぐや姫」で知られる平井秀明。今回の東京初演は、衣装を着けたコンサート形式で、指揮も平井氏。既に知る人ぞ知る、残席僅かとのこと…
 こんなあらすじだ。
「時は千数百年前の常陸の国、『常陸国風土記』編纂のために旅をする高橋虫麻呂が、土地の娘、およしに一目惚れし、筑波山頂で会う約束をするが、およしは現れなかった。その後、虫麻呂はおよしに瓜二つの美女に会うが、夢枕に立つ仙人からその美女が小野小町であると告げられる。虫麻呂は夢の世界で地獄の使者に閻魔庁に連れて行かれ、そこで百夜(ももよ)通い伝説で知られる深草少将の怨念が虫麻呂に乗り移り、小町との間に愛が芽生え、地獄の使者と闘い、愛の勝利を得、共に常陸の国で永遠を誓い合う」というもの。
 主催の茨城県民オペラ協会・足立寛作会長は、「これほど早く待望の東京公演が実現し望外の喜びです。楊貴妃、クレオパトラと並び世界三大美人と称せられる小野小町。茨城の地でその美しい生涯を閉じた彼女を、オペラを通じて再び蘇らせたい…そんな夢に向かって、一人でも多くの方の耳に残り、口ずさんでいただける作品になりますよう心から願っております」とのメッセージが届いた。
 茨城オペラ協会は、75年、オペラ研究会として発足し、89年組織の強化・拡充を図るためいまの形に改組。98年から小中学生にオペラ鑑賞の場を提供。新作オペラの公演は昨年が初めて。
http://www.civic.jp/operanetwork/company/PDF/011.pdf
会場の聖ヶ丘教会への道順は、下記のHPをご覧ください。
http://www.hijirigaoka.jp/
お問い合せ:ミリオンコンサート協会Tel 03-3501-5638
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2009年11月 9日 (月)

ピアノ新人会 第109回
50周年記念 協奏曲の夕べ
北原 幸男/東京交響楽団
11/24(火)pm6:30
東京芸術劇場
大ホール
Program
村上直行:シューマン/ピアノ協奏曲 イ短調 作品54
酒井起世子:サン=サーンス/ピアノ協奏曲 第2番 ト短調 作品22
小柳信道:ブラームス/ピアノ協奏曲 第1番 ニ短調 作品15

091124 「ピアノ新人会」って、何のこっちゃ?」…どう見ても新人には見えないソリスト…50周年、第109回というと、50年間、年に2回ずつ、凄い数になる。チラシの裏面を見て納得した。
 武蔵野音大を卒業し、後に母校に奉職したピアニストが、互いに切磋琢磨、研鑽を積むべく1959年に結成・発足。現在、約100人の会員の大半が同音楽学園に奉職しているという。「常に新人の時の心構えを忘れずに、いつまでも清新な情熱を燃やして音楽の道を歩み続けたい」という意が込められている。協奏曲は5年ごとに開催されるという。
 シューマンを弾く村上直行は、卒業後リスト音楽院に留学し、音楽院で93年、初のソロリサイタルを行って帰国。これまでの5回のソロリサイタルを開催ししている。この「ピアノ新人会」にはこれまで室内楽の夕べに出演してドヴァオルザークのピアノ五重奏曲を披露。現在、武蔵野音大他講師。
 サン=サーンスの酒井起世子は、在学中に東京文化会館推薦オーディション、NHK新人オーディションに合格し、74年同大学院研究科を修了しクロイツァー賞を受賞。95年までにブルガリア各地でリサイタル、、ソフィア・フィルなどと共演、07年までにアテネやパリでリサイタルを開催。ギリシャとイタリアではマスタークラスなど講習会で指導。武蔵野音大教授。
 ブラームスの小柳信道は、卒業後89年ハンブルク音楽院に留学し、91年ドイツ国家演奏家資格試験に首席で合格、卒業。ハンブルクのオルガン奏者も務める。帰国後、東響とプロコフィエフの協奏曲3番、新星日響とモーツァルトの20番を共演。映画のピアノ演奏も担当し、神田征二郎監督の映画「月光の夏」のサウンドトラックCDが発売されている。武蔵野音大他講師。
http://www.shin-en.jp/sub9.htm
問合せ:新演奏家協会Tel 03-3561-5012
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2009年11月 8日 (日)

オーストリア・ハンガリー
ハイドン・フィルハーモニー

指揮:アダム・フィッシャー
ハイドン没200年記念来日
12/3(木)pm7:00091203_2
サントリーホール


 これ以上長い楽団名が他にあるだろうか。「オーストリア・ハンガリー・ハイドン・フィルハーモニー」(以下「ハイドン・フィル」)が、ハイドン没200年の記念で来日する。まずは楽団名の由来からご説明しよう。
 ウィーンの南方50㌔にハイドンが30年間も仕えた領主エステルハージ家の本拠地アイゼンシュタットがある。1987年、そのアイゼンシュタットで開催されたハイドンフェスティバルを主宰したのが指揮者アダム・フィッシャー。「ハイドン・フィル」は、その時に設立された祝祭管弦楽団が母胎となっている。
 以来、エステルハージ宮殿内のハイドン・ザールで、ハイドン時代の音楽を中心に演奏活動を続け、今では広く欧州各地のホールや音楽祭に招かれ、高い評価を得ている。 そもそもエステルハージ家は、ハプスブルク帝国、後のオーストリア・ハンガリー帝国に忠誠を誓った最大の領主。また、指揮者のフィッシャーは、ブダペストに生まれ、リスト音楽院で学んだ後、ウィーンで研さんを積み、欧州の多くの指揮者のように数々の劇場でオペラを指揮してきた。
 その彼の考えは、「オーストリアとハンガリー両国から優れた音楽家を集め、ハイドンの作品を共に演奏することで音楽的に国境を克服しよう」というもの。東西冷戦時代、「鉄のカーテン」が崩壊する2年前のことだ。フィッシャーのこだわり、お分かりでしょうか。 ハイドンはエステルハージ家で3代の領主に仕えた。が、彼を召し抱えた次の代は音楽を解さず、楽団は解散され、ハイドンは年金生活者にされてしまった。でも、全くしばられずに生活していかれるありがたい身分ともいえる。ウィーンで学び、1791年から2度、ロンドンへ渡り、大成功を収めた。ハイドンの有名な作品の多くは、このイギリス滞在中に作曲されている。104曲残した交響曲のうち93番以降は特筆されてよい。
 今回演奏される2曲の交響曲はいずれもこの時期に完成している。第101番の初演は1794年のロンドン。第2楽章のリズムが時計の振り子を思わせることから後年「時計」の愛称が付けられた。 交響曲第104番は、翌年、当地で作曲され、「ロンドン」の愛称で知られる。
 彼より24歳若輩のモーツァルトが、オペラと協奏曲に卓越した才能を発揮しているのを目の当たりにして、その分野には足を踏み入れなかったのだが、トランペット協奏曲は、長年の友人が発明した画期的なトランペットを駆使するために作曲したという。この新しい楽器なくしてはあり得ない、逸品なのだ。今回はウィーン・フィルにトランペットソロ首席として15年在籍したハンス・ガンシュが共演する。
 さらに、今回はシュミーディンガーに委嘱したバイオリン協奏曲「ハイドンへのオマージュ」が初演される。その独奏者にはカナダ在住の小林響が起用された。彼女は14歳のとき来日したイスラエル・フィルに感銘して単身イスラエルに留学した才女だ。 http://www.proarte.co.jp/
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2009年11月 5日 (木)

浦山純子
クリスマス・スペシャル・コンサート
Junko Urayama with Friends Vol.1
ゲスト:伊藤亮太郎(ヴァイオリン)091220
     古川展生(チェロ)
12/20(日)pm2:00
東京文化会館
小ホール

 「もう今年のクリスマス、何か予定してますか? 何があっても12月の第3日曜日は、このコンサートを予定に入れてください! 新しいシリーズをスタートさせました」と、浦山純子さんからメッセージが届いた。
 彼女の演奏を初めて聴いたのは、ちょうど一年前の10月、ロンドンで研鑽を積み、帰国後最初の自主リサイタルだった。ここで不思議な体験をした。武満徹のあと、2曲目のモーツァルトの時だった。これまでに、モーツァルトが出てきて「いま作った曲、チョット聴いて…」と彼が弾いているような錯覚に陥ることは希にある。作曲家の意を汲んで弾いているから起きるのだろうと思う。
 が、この浦山さんの時はそれとはチョット違った。弾けっこないのに、何故か自分が弾いているような錯覚が起きたのだ。私の体の中で鳴り響いているといったほうが正しいかもしれない。ピアノの足の間に潜り込んで戯れている映画の中のアマデウス? 終演後ロビーでの立ち話でその感想を洩らしたのだが、後日お会いしたとき、「その後ピアノ弾いてますか?」  これには絶句した。立ち話を覚えておいでなのだ。
 その後、今年7月には、年1回・3年かけて完結させるリサイタル・シリーズ「心の旅への誘い」の第1 回公演を開催した。「奥の細道」から発想して作曲された『芭蕉の奥の細道による気紛れなパラフレーズ』を取り上げる独創的な企画だ。実は、さきのモーツァルトの時にもアンコールで、このパラフレーズから1曲弾いたそうだが、その時はモーツァルトに翻弄されてしまって、3曲目以降の記憶がほとんどないのだ。
 「浦山純子 with Friends」は、クリスマス・シーズンに開催する特別コンサートで、毎回第一線で活躍する同世代のアーティストをスペシャル・ゲストに迎える、浦山さん「初」の試みでもある“アンサンブルを主軸とした”聴き応えのある華やかなプログラムが組まれている。
  「今回は、桐朋時代の素晴らしい後輩、古川君と伊藤君を特別ゲストにお迎えできることは、大きな喜びです。彼らとのメンデルスゾーンのピアノ三重奏は、エキサイティングで白熱した演奏となるでしょう!
 クリスマスといえば、全世界の人々に愛され毎年各国で上演されるバレエ‘くるみ割り人形’。名ピアニストでもあるプレトニョフの華麗なアレンジと共に、夢溢れるおとぎの国へお連れいたします。
 そして、私の留学先ワルシャワでの初めてのクリスマス・イブの夜、教会に足を踏み入れた途端、聞き覚えのあるメロディーが響き渡りました。なんとショパンは、ポーランドの賛美歌を‘スケルツォ第1番’の中間部に導入していたのです! この驚きと感動…思い出の曲を、彼の優美な晩年のノクターンと共に、その時の空気を再現すべく、思いを込めてお届けします」
 彼女も、私が日ごろ唱える“音の綺麗なピアニスト”の一人だ。ロンドンでリリースした3枚のCDを聴くと、それはもちろんのこと、聞き知ったつもりの曲が、“装いも新たに”目の前に忽然と現れる。<ま>とも<ため>ともいえる独特なテンポの揺れに、ハッとすることしばしば。「そうか、そうだったのか、知らなかったな~」、まさに“目から鱗”、目の前が明るく開けるのだ。台本を元に演技する演劇は役者によって当たり前のことだが表現が同じということはあり得ない。音楽だってそうだろう。楽譜に秘められた作者の意を汲みとって音に表す本物の演奏家。彼女の演奏を聴くとそう思えるのだ。これはもう、外せない。それに、彼女のCDは会場でしか手に入らないのですぞ。
 プロフィールなど詳細は以下のHPでご覧ください。
http://www.junkourayama.jp/index.htm
http://www.1002.co.jp/Urayama%20with%20Friends/
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

吉川隆弘 ピアノ・リサイタル
ゲスト:ソプラノ 山口佳子
11/29(日)pm7:00
サントリーホール
ブルーローズ091129pf

モーツァル:きらきら星変奏曲
ショパン:子犬のワルツ
ドビュッシー:
 「ベルガマスク組曲」より月の光
リスト:
 「巡礼の年 第2年 イタリア」より
   ペトラルカのソネット 104番
ストラヴィンスキー:
  ペトルーシュカから3楽章
チマーラ:郷愁

ほか(曲目は変更する場合があります)

 吉川隆弘は、イタリア・ミラノを拠点に活躍する若きピアニスト。東京藝大・同大学院を卒業後、欧州へ渡り、数々のコンクールで優勝。2006年には、ミラノ・スカラ座でスカラ座管弦楽団とピアノ・コンチェルトを共演。「まるで歌を歌っているように自然でしなやかな音楽と、明るいタッチで、聴く人魅了。初めて聴く人も虜にします」とチラシに謳われている。
 事前に聴くことができたのは、イタリアでリリースされたオール・ショパンのCDだが、これがチョット凄い。変な言い方かもしれないが、ショパン臭くないのだ。特にショパン好きというわけではない私は、数曲続けて聴くと、またショパン、次もショパン、またしてもショパン…みんな同じに聞こえて飽きてしまうことが多いのだが、彼の演奏は違う。マズルカ、舟歌、夜想曲、バラード、即興曲、ポロネーズ、華麗なる円舞曲(3番のワルツ)。皆ぞれそれ楽しめるのだ。一般に市販されていないから、欲しかったら今度の公演会場で、となる。
 今回のリサイタルは、様々な時代の有名な作品なので、クラシックにはあまり馴染みのない向きにもおすすめだ。前半のプログラムは、子どもの世界・不思議な世界をテーマにあつめ、後半はソプラノ山口佳子の歌も交えて大人の世界…という趣向だ。
 共演の山口は、つい先日、「ふるさと八王子を歌う」と題して帰国後、初のリサイタルを開催、この“Music a la Carte”でも告知したばかりだ。
 ゲストなしのリサイタルが神戸新聞松方ホールで開催される(11/21(土)pm7:00開演)。演目は、クレメンティ:ピアノ・ソナタ嬰へ短調、ブラームス:パガニーニ変奏曲、リスト:巡礼の年第2年より 婚礼、物思いに沈む人 ほか。
http://takahiroyoshikawa.com/j/index_j.html
http://www.office-makina.com/
主催:オフィスマキナ Tel:03-3491-9061
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2009年11月 4日 (水)

Cembalo Duo~チェンバロ・デュオの新たな地平~
Cmb上薗未佳、岡田龍之介
11/20(金)pm7:00
世田谷・松本記念音楽迎賓館091120duo

パスキーニ:
 2台のチェンバロの14のソナタより
ベンダ:
 2台のチェンバロのソナタ ハ長調
ヘンデル:
 オペラ「リナルド」より
バッハ:
 カンタータ、管弦楽曲の編曲
プーランク:「田園の合奏」より 他

「昨年リリースしたデュオのCDが好評だったのに鑑み、今年はかなり思い切った内容の演奏会を企画しました。ひょとすると、どの曲も耳にされるのが始めて、という斬新なプログラムで、チェンバロ・デュオのまさに新地平を目指しました」と気合いが入るチェンバリスト岡田龍之介氏。演目は上記の通り。
 岡田氏曰く…
「普段、滅多に演奏されないパスキーニのユニークな作品(2台のチェンバロの左手パートだけ残され、右手パートは演奏者自身の自由な作曲あるいは即興にゆだねられている)や、楽譜が未出版のベンダの作品、よく知られたバッハの作品や今年没後250年となるヘンデルのオペラ作品を2台チェンバロ用にアレンジしたもの、さらに近代のピアノ作品その他(プーランクの魅力的なチェンバロ協奏曲「田園の合奏」も含まれる)を編曲した作品など、オリジナリティ溢れるプログラムを組んでみた」
 しかも、会場は素晴らしい庭園付きの松本記念音楽迎賓館.。このホールは、(財)音楽鑑賞教育振興会の創設者松本望の居宅だったが、没後ご遺族から財団へ寄贈されたもの、松本氏はパイオニアの前身の福音商会電機製作所の創業者。チラシを拡大すると略図をご覧いただけます。また交通案内は下記のURLで。
http://ongakugeihinkan.jp/access/bus_train.html
問い合わせ:042-750-8160 sakais@pluto.dti.ne.jp
http://www.geocities.jp/okadacembalo/
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ジェラール・プーレ 中澤きみ子
ヴァイオリン・デュオ リサイタル

11/29(日)
pm7:15開演
かなっくホール(横浜市神奈川区民文化センター)
入場料:3,000円(全席自由)091129

ジェラール・プーレ(ヴァイオリン)
中澤きみ子(ヴァイオリン)
丸山萌音揮(ヴィオラ・
賛助出演


 2006年アントルモン指揮・ウィーン室内管とモーツァルトのヴァイオリン協奏曲を全曲演奏、CD収録、翌年には5番の協奏曲の全国ツアーで注目された中澤きみ子。今春はモーツァルトの協奏交響曲をリリースしたばかりだが、この秋は、フランス・ヴァイオリン界の巨匠ジェラール・プーレと、珍しい“2台ヴァイオリン”のリサイタル。ピアノが共演しないから、これも無伴奏ヴァイオリン・ソナタというのだろうか? ルクレールとプロコフィエフの「2つのヴァイオリンのためのソナタ」、バルトークの「デュオより」、それにヴィニャフスキーのエチュードだ。
 お二人は、互いに演奏会は聴いてきており、親しくしていたが、共演は今回が初めてとのこと。どちらもソリストで、かつ教育者であり、なめらかで柔らかな奏法で知られる両者の持ち味が融合する。その上で「ヴァイオリン・デュオというコラボレートによって、ヨーロッパ風の音楽を創りあげたいという思いが一致した」という。2人が第1、第2ヴァイオリンを交代しながらプログラムを繰り広げていくという。
 ドヴォルザークの三重奏曲で共演する丸山萌音揮(モトキ)は、東京芸術大学附属高等学校を経て、同大学器楽科3年在学中。2006年 第8回日本演奏家コンクール弦楽部門高校の部第3位受賞。2007年 第18回レ•スプレンデルコンクール 弦楽部門第2位(最高位)受賞。ヴァイオリンを清水厚師、清水高師の両氏に、ヴィオラを菅沼準ニ、大野かおる、百武由紀、川崎和憲の各氏、現在は川本嘉子氏に師事。という若手ヴィオリスト。
中澤きみ子のプロフィールは、下記のURLで、
http://www.kimiko-vn.net
ジェラール・プーレのプロフィールは、以下のURL。
http://homepage3.nifty.com/gerard-poulet/profile.htm
会場へのアクセスは、
http://kanack-hall.jp/access/index.html
問合せ・予約 :コンサートオフィスアルテTel:03-3352-7310
eーmail:office@musicalte.com
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イェルク・デームス ピアノリサイタル
 ~シューマンのファンタジー~

Joerg Demus Piano Recital
11/28(土)pm2:00
JTアートホール
アフィニス091128pf


R.シューマン:
幻想小曲集 op.12より
 1.夕べに 2.飛翔 3.なぜ? 5.夜に
クライスレリアーナ(8つの幻想曲)
3つの幻想的小曲 op.111
幻想曲 op.17

 1928年12月2日オーストリア生まれというから、このリサイタルの4日後に満81歳の誕生日を迎える。昨年の「80歳バースデー・ピアノリサイタル」がつい昨日のことのように思い出される。この演奏会は文字通り落涙ものだったが、CDに残されている。
 今年は、オール・シューマン・プログラム。シューマン弾きといえば先ず小林五月が思い浮かぶが、“限りなく美しい抒情性、作品に対する真摯な情熱、ウィーン・ロマン派 最後の巨匠”といわれるデームス。彼のシューマンを聴く機会を与えられ感無量のおもいだ。
 デームスは、6歳のとき母の手ほどきでピアノを始め、11歳でウィーン音楽アカデミーに入学し、ピアノと指揮を学ぶ。在学中の14歳の時、ウィーン楽友協会にてデビュー。高校に通う傍ら、ピアノをW.ケルシュバウマーに、オルガンをC.ワルターに、指揮をH.スワロフスキー、J.クリップス、作曲をJ.マルクスに師事。その後51~53年までパリにてY.ナットに師事する。W.ギーゼキング、W.ケンプ、A.B.ミケランジェリ、I. フィッシャーの教えも受ける。
 21歳の時、チューリッヒ、ロンドンにて、コンツェルトハウス・カルテット・ウィーンとの共演でデビューコンサートを行い、翌年の南アメリカツアーでは36回のコンサートを行う。53年ウィーンでデビュー。56年ブゾーニ国際コンクールでの優勝を機に、世界各地で演奏活動を開始する。などなど、その後のプロフィールは下記の主催者のHPでタップリご覧いただけるが、室内楽や歌手の伴奏者を務め、エリーザベト・シュヴァルツコップやディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ、ヨーゼフ・スークらのパートナーとしても知られており、古今のピアノのコレクターとしても知られている。
主催:プロアルテムジケTel:03-3943-6677 FAX:03-3943-6659
http://www.proarte.co.jp/artists2007-10.html
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土屋美寧子&和波孝禧
 つちやみねこ        わなみたかよし
ピアノヴァイオリンリサイタル
2009年 駒場松桜会コンサート
11/21
(土
)pm2:00091121
東京オペラシティ

リサイタルホール

 いつもなら「和波孝禧ヴァイオリン・リサイタル ピアノ土屋美寧子」と夫唱婦随なのだが、今回は逆転している。その訳は…土屋さんからとても分かりやすい公演意図が届いたので、披露しましょう。
「懐かしい高校時代!その同窓会からこの秋の主催コンサートに出演依頼をいただきました。当時の都立駒場高校には普通科のほかに、音楽科、美術科、体育科があって、私はその音楽科の卒業生です。卒業以来クラス会にはできるだけ出席していましたが、同窓会に出かけたのは昨年が初めてでした。幹事さんからのお誘いに乗ってのことだったのですが、音楽科からの出席は私一人!初めは「どうしよう」と心細く、早々に退散しようかと思っていたところを、同期の普通科の皆様がお話の輪に入れて下さり、同窓の絆を感じた嬉しい交流ができました。
 11月21日のコンサートでは、皆様に私たちデュオの音楽の輪に入っていただき、音の会話を楽しんでいただけたら幸いです。
 コンサートのプログラムを考えるのは、食事のメニューを考えるのと似てとても楽しい作業です。来て下さるお客様を想像しながら、メインコースは、そして前菜は、デザートは?と二人で相談しながら決めてゆきます。  
 今回のメインはシューベルト「幻想曲」にしました。静かな森から立ち上る霧のような序奏部に続いて、軽やかな舞曲風な部分、彼の歌曲「口づけを送らん」の旋律を主題とする4通りの変奏、序奏を思い出した後、活気のある華やかなフィナーレまで、約25分の長い曲なのですが、切れ目なく演奏されます。シューベルトの得意とする「歌」にあふれ、ピアノとヴァイオリンの華やかな技巧もちりばめられたすばらしい作品です。
 その前にはベートーヴェンの明るく活気のあるソナタ第8番。一般的なベートーヴェンのイメージを覆すような爽快感と、終楽章ではピアノとヴァイオリンの掛け合いに、ユーモラスな一面がのぞきます。
 休憩後はピアノのソロで、シューマンの「暁の歌」。5つの小曲からなり、彼が精神や聴覚の異常に苦しみ、限界すれすれの状況で書かれた作品ですが、どの曲も穏やかな明るさで終わるのが印象的です。実は11月5、6日に、この曲を含めたシューマン作品集のCD録音をします。ソロのCD製作はナント今回初めてなので楽しみでもあり不安でもあり・・・。まな板の上に乗るまであと少しの猶予しかありませんが、生き生きした演奏を残せるように頑張るつもりです。
 話がそれましたが、コンサートの最後は、自身が優れたヴァイオリニストで、古典的なものからジャズっぽいものまでさまざまな雰囲気のヴァイオリン曲を残したクライスラーの作品です。ヴァイオリンのソロと、ピアノ付きの洒落た小品を合わせて5曲お聴きいただきます。
 駒場の同窓生に限らず、多くの皆様と晩秋の午後のひと時をご一緒に過ごせますよう、会場でお待ちしています…。
土屋さんのプロフィールは下記のURLでご覧いただけます。
http://www.music-wanami.com/profile/tsuchiya.html
主催・お問い合わせ:駒場松桜会 Tel/fax:03-3466-7579
email. komaba999@komaba.or.jp
http://www.komaba.or.jp/syooukaiconcert.html
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2009年11月 3日 (火)

チェコ国立ブルノ・フィルハーモニー管弦楽団
追加公演11/21(土)
pm6:30
東京オペラシティ コンサートホール
091121

 2007年の来日公演で約3万人もの日本人を魅了した、ブルノ・フィルが待望の再来日。首都圏で6公演が予定されていたが、都心で早々に“残席僅か”状態となり、急遽、マチネを予定している11/21(土)にソアレが追加された。
「豊かな情感と、大地の恵みに満ちた迫力あるハーモニー! 時に激しく、力強く律動する美しい旋律がホールを揺るがす!」 このウリを見事に具現したブルノ・フィルは、チェコの首都プラハから東南へ直線距離180キロのチェコ第2の都市ブルノに1956年、作曲家ヤナーチェクによって設立された。ブルノの南にあるウィーンとは100キロしか離れていない。
 今回、この管弦楽団を束ねるのは、61年生まれのレオシュ・スワロフスキー。彼は91年にカラヤン基金を授与され、ザルツブルク音楽祭でショルティ、アバドのアシスタントを務め、サルツブルクのモーツァルテウム財団から、その年の最優秀若手指揮者に選ばれ、注目を浴びた。幾世代にもわたって名指揮者を生み出すチェコにあって早くも「未来の巨匠」と折り紙付きで、チェコの歌劇場とだけでなく、度々単独来日して、日本のオーケストラに客演し、その手綱さばきは実証済みだ。ブルノ・フィルには副指揮者を経て91年から首席指揮者を4年間務め、現在はプラハ国立歌劇場のオペラ芸術監督及びパルドゥビツェ室内管弦楽団の音楽監督を務めている。
 今回ラフマニノフのピアノ協奏曲第2判を弾くのは、83年アメリカ・ポートランド生まれの注目の若手ベン・キム。バリバリの職人気質で、飛び切り生きのいいピアニストだ。
 首都圏の他会場の公演、出演者のプロフィールなどは、下記のURLでどうぞ。
http://www.koransha.com/orch_chamber/brno_phil2009/index.html
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2009年11月 1日 (日)

沢亮子 ピアノリサイタル
デビュー55周年記念 Part2
~ブリュッセル弦楽四重奏団と共に~
RYOKO FUKASAWA PIANO RECITAL091109
with The Brussel String Quarte
11/9(月)pm7:00
浜離宮朝日ホール


ラヴェル●弦楽四重奏曲 ヘ長調
ドビュッシー●前奏曲集より(ピアノソロ)
 オンディーヌ、パックの踊り、ミンストレル
ウェーベルン●弦楽四重奏の緩徐楽章 
ドヴォルザーク●ピアノ五重奏曲 作品81
   

 全日本学生コンクール小学生の部で全国第1位、文部大臣賞を受賞。15歳で日本音楽コンクール首位受賞。高校在学中の1956年、ウィーン国立音楽大学に留学、首席で卒業。61年、ジュネーブ国際音楽コンクールで2位受賞(1位なし)。以来…
 女性の現役ピアニストでデビュー55年、他におられるだろうか? 今年巷を沸かせているのはデビュー50年の中村紘子さん。15歳でデビューとのことなので、御歳65歳。ずーっと先輩だと思っていたが若くして知られるようになったので、意外にお若く私の方が少々年長だということが今年わかった。さて深沢さん、小学校の部1位をデビューとするなら60代半ば、15歳の首位受賞からなら御歳70…。今年は〈深沢亮子後援会発足30年記念〉なのだそうだ。その詳細はHPでご覧いただくとして、5月のデビュー55周年記念のソロ・リサイタルに次いで、今秋はピアノ五重奏曲。アンサンブルは彼女にとって欠かせないレパートリーなのだ。
 ブリュッセル弦楽四重奏団は、伝統あるベルギーの室内楽団を代表する四重奏団で、近年日本でも注目を浴びている。深沢さんは2000年から一昨年まで計5回、来日の都度、東京始め全国各地で共演している。4人のメンバーの個性や技量を生かしつつ、伸びやかで統一感あるその演奏ぶりは、ここ数年東京公演のだびに音楽各誌で大好評。フィリップ・コッシュと志田とみ子の二人のヴァイオリニストは、いずれも巨匠アルテュール・グリュミオーの高弟。ヴィオラのイーヴ・コルトヴリント、チェロのリュック・ドゥエーズの名手2人を加え、4人の息の合ったアンサンブルは、日本でもファンを増やしている。「各々の方の音が大変美しく、のびやかでバランスの良さと統一感、そして何よりも品格があるので、自然な気持ちで共演させて頂けることが大きな魅力です」と深沢さん。ドヴォルザークで共演する。詳細は以下のHPで。
http://www2.bbweb-arena.com/carillon/
http://www.shin-en.jp/sub9.htm
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瀬﨑明日香 ヴァイオリン・リサイタル
ピアノ エマニュエル・シュトロッセ
11/23
(月・祝)pm2:00091123vn
一橋大学兼松講堂

 弦楽四重奏では滾る情熱をまき散らし場内をオーラに包んだ瀬﨑明日香さん。その後リリースしたCDでイザイの無伴奏ソナタの本物に初めて遭遇。と思ったら、この8月にはコンチェルトを間をおかずに2公演、10月にはベートーヴェン・ヴァイオリンソナタ第2回。そして、このほど「芸術の秋、いかがお過ごしですか?」で始まるリサイタルの案内が届いた。矢継ぎ早とはこのことだ。
 「トッパンホールのリサイタルや2枚目のサン=サーンスのCDで帰国以来何度も日本にお招きしてご一緒させて頂いております、エマニュエル・シュトロッセさんとリサイタルを致します。ストラスブールご出身ということもあり、いよいよ、念願のドイツものの大ソナタ、ブラームスの“雨の歌”とベートーヴェンの“クロイツェルソナタ”に真正面から挑戦したいと思います。
 東京で初めての大ホールでのリサイタルということも意識して、楽器の生まれたイタリア古典の代名詞的作曲家ヴィターリの“シャコンヌ”で始まり、中間にメインディッシュとして王道のソナタ2曲をじっくりお聴き頂き、最後はフランスオペラの代表作“カルメン”より、演奏される機会の少ないフバイ編で華やかに幕を閉じるプログラムを考えました。
 駅から真っ直ぐ延びる美しい並木道と、イギリスのケンブリッジを思わせる趣のある建物でどのような音を創りだせるのか、今から胸が高鳴ります」
と、瀬﨑さんが意欲を燃やす今回の会場「兼松講堂」は、株式会社兼松商店(現:兼松株式会社)が、 創業者・兼松房治郎(1845-1913)の遺訓に基づいて、房治郎の13回忌にあたる1925年(大正14年)、大学に寄贈された、という経緯の由緒ある建造物で、国の有形文化財に指定されている。2004年3月までに卒業生などの募金で大改修が行われ、耐震、空調などの諸機能を備え、かつお化粧直しの行き届いたシックな内装へと見事な変貌を遂げたという。客席数1040席(1階668席、2階372席)の立派な講堂。瀬﨑さんでなくとも、行ってみたくなる。JR国立駅南口徒歩6分と、大学のHPにある。
http://www.hit-u.ac.jp/hq/vol001/pdf/001-02.pdf
瀬﨑さんのプロフィールは、公式HPでご覧ください。
http://asukasezaki.com/
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