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2009年11月 5日 (木)

浦山純子
クリスマス・スペシャル・コンサート
Junko Urayama with Friends Vol.1
ゲスト:伊藤亮太郎(ヴァイオリン)091220
     古川展生(チェロ)
12/20(日)pm2:00
東京文化会館
小ホール

 「もう今年のクリスマス、何か予定してますか? 何があっても12月の第3日曜日は、このコンサートを予定に入れてください! 新しいシリーズをスタートさせました」と、浦山純子さんからメッセージが届いた。
 彼女の演奏を初めて聴いたのは、ちょうど一年前の10月、ロンドンで研鑽を積み、帰国後最初の自主リサイタルだった。ここで不思議な体験をした。武満徹のあと、2曲目のモーツァルトの時だった。これまでに、モーツァルトが出てきて「いま作った曲、チョット聴いて…」と彼が弾いているような錯覚に陥ることは希にある。作曲家の意を汲んで弾いているから起きるのだろうと思う。
 が、この浦山さんの時はそれとはチョット違った。弾けっこないのに、何故か自分が弾いているような錯覚が起きたのだ。私の体の中で鳴り響いているといったほうが正しいかもしれない。ピアノの足の間に潜り込んで戯れている映画の中のアマデウス? 終演後ロビーでの立ち話でその感想を洩らしたのだが、後日お会いしたとき、「その後ピアノ弾いてますか?」  これには絶句した。立ち話を覚えておいでなのだ。
 その後、今年7月には、年1回・3年かけて完結させるリサイタル・シリーズ「心の旅への誘い」の第1 回公演を開催した。「奥の細道」から発想して作曲された『芭蕉の奥の細道による気紛れなパラフレーズ』を取り上げる独創的な企画だ。実は、さきのモーツァルトの時にもアンコールで、このパラフレーズから1曲弾いたそうだが、その時はモーツァルトに翻弄されてしまって、3曲目以降の記憶がほとんどないのだ。
 「浦山純子 with Friends」は、クリスマス・シーズンに開催する特別コンサートで、毎回第一線で活躍する同世代のアーティストをスペシャル・ゲストに迎える、浦山さん「初」の試みでもある“アンサンブルを主軸とした”聴き応えのある華やかなプログラムが組まれている。
  「今回は、桐朋時代の素晴らしい後輩、古川君と伊藤君を特別ゲストにお迎えできることは、大きな喜びです。彼らとのメンデルスゾーンのピアノ三重奏は、エキサイティングで白熱した演奏となるでしょう!
 クリスマスといえば、全世界の人々に愛され毎年各国で上演されるバレエ‘くるみ割り人形’。名ピアニストでもあるプレトニョフの華麗なアレンジと共に、夢溢れるおとぎの国へお連れいたします。
 そして、私の留学先ワルシャワでの初めてのクリスマス・イブの夜、教会に足を踏み入れた途端、聞き覚えのあるメロディーが響き渡りました。なんとショパンは、ポーランドの賛美歌を‘スケルツォ第1番’の中間部に導入していたのです! この驚きと感動…思い出の曲を、彼の優美な晩年のノクターンと共に、その時の空気を再現すべく、思いを込めてお届けします」
 彼女も、私が日ごろ唱える“音の綺麗なピアニスト”の一人だ。ロンドンでリリースした3枚のCDを聴くと、それはもちろんのこと、聞き知ったつもりの曲が、“装いも新たに”目の前に忽然と現れる。<ま>とも<ため>ともいえる独特なテンポの揺れに、ハッとすることしばしば。「そうか、そうだったのか、知らなかったな~」、まさに“目から鱗”、目の前が明るく開けるのだ。台本を元に演技する演劇は役者によって当たり前のことだが表現が同じということはあり得ない。音楽だってそうだろう。楽譜に秘められた作者の意を汲みとって音に表す本物の演奏家。彼女の演奏を聴くとそう思えるのだ。これはもう、外せない。それに、彼女のCDは会場でしか手に入らないのですぞ。
 プロフィールなど詳細は以下のHPでご覧ください。
http://www.junkourayama.jp/index.htm
http://www.1002.co.jp/Urayama%20with%20Friends/
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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