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2009年12月21日 (月)

ヴェルディ『仮面舞踏会』
オペラ彩 第26回定期公演
1/23(土)・1/24(日)いずれもpm2:00開演
和光市民文化センターサンアゼリア10012324

 ジュゼッペ・ヴェルディ作曲の「仮面舞踏会」は、全三幕からなるオペラで、1859年2月17日ローマのアポロ劇場で上演され、大成功を収めた。以来、「運命の力」「ドン・カルロ」と並ぶヴェルディ中期の三大傑作の一つとなった。
 「仮面舞踏会」の原作はスウェーデン国王の暗殺事件。しかし、検閲の厳しかった当時のイタリアでは上演の許可が下りず、物語の舞台をボストンへ移し、国王から総督リッカルドへと大幅な変更を加えた。国家統一の機運が高まりを見せていたイタリアのパワーを彷彿とさせる、ヴェルディの不朽の名作となった。それは、リッカルドの民衆への愛、リッカルドに対する反逆者の敵意、それにリッカルドとアメーリアの愛という三つのモチーフを、音楽で見事に表現していると高く評価されているからだ。
 主催のオペラ彩は、07年「トゥーランドット」で佐川吉男音楽賞奨励賞、08年「ナブッコ」で三菱UFJ信託音楽賞奨励賞と、連続受賞という快挙をなした。勢いに乗るこのオペラ団体は、「ナブッコ」「オテッロ」に続くヴェルディシリーズの最終回に、日本での上演回数はそう多くないこの「仮面舞踏会」を取り上げた。
10012324_3  その意気込みはキャストを見れば一目瞭然だ。「トゥーランドット」でカラフを歌った大野徹也と秋谷直之がリッカルドを、トゥーランドット役だった下原千恵子と並河寿美がアメーリアを、「オテッロ」での名唱が記憶に新しいヤーゴを歌った谷友博と須藤慎吾がレナートを、オペラ彩20周年記念公演でドン・ジョヴァンニを歌った党主税がシルヴァーノなどなど。他のキャストも豪華版。で、そのキャストをカラー写真で一覧できるチラシ裏面を載せた。拡大してご覧ください。
 チラシの表面は、判じ物モドキだ。主催者(総合プロデューサー:和田タカ子)の深遠なる思いをうかがった。
「寺山修司の詩文集<思いださないで>の一節に、こうあります。
時計の針が前に進むと時間になります
後ろに進むと思い出になります
思えば人は、前後どちらにも針の動く時計を携えて人生を歩いている
    (中略)
針の動かない、壊れた時計を持つ人はどうすればいいのだろう

 私(和田)は7時の少し前で止まってしまった時計を見て、リッカルドの死を連想しました」
http://opera-sai.jp/
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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