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2009年12月 8日 (火)

和波孝禧クリスマス・バッハ・シリーズXVⅢ
無伴奏ヴァイオリンソナタ&パルティータ
心を清めてくれる音楽の力

12/26(土)pm6:00091226vn
東京文化会館
小ホール

 いつもながら、和波さんの公演チラシの裏面には丁寧なメッセージが載っている。題して「心を清めてくれる音楽の力」
 第1回の「クリスマス・バッハ・シリーズ」を開いて無伴奏作品3曲を演奏したのは18年前、ちょうど「ソビエト連邦崩壊」のニュースが世界中を駆け巡っていた年末でした。その後も、地球上ではさまざまな紛争や災害が起こり、一応平和が保たれている日本の社会にも、私たちの日々の生活を脅かす不安な要素が少なくないのが現状です。
 そのような時だからこそ、私はバッハの音楽を通じて皆様に語りかけたいと考えています。 300年も前に彼が残した素晴らしい音の芸術には、不安や絶望を祈りや希望に変えて、気持ちを前向きにしてくれる不思議な力があります。年末にそのバッハの作品をご一緒に味わい、過ぎ去った年に思いをはせながら新しい年を迎える希望と喜びを皆様と分かち合いたい、そうした願いから私はこのシリーズを続けています。
 18年の間には、私の演奏スタイルもかなり変化しましたが、しばらく続けていたバロックヴァイオリンを離れて、昨年は久しぶりに通常の楽器で、無伴奏作品を3曲演奏しました。この時、私はこれまでになかったほど落ち着いて、バッハの息吹を身体の奥まで吸い込みながら楽しく弾くことができたのです。バロック楽器の素朴さとモダン楽器の輝きを融合させる試みによって、バッハがまた少し自分の身近な存在となった嬉しさを感じています。今回は、4曲の舞曲のそれぞれに「ドゥーブル」と呼ばれる変奏が付いたパルティータ第1番、威厳と共に幻想的な気分を宿したソナタ第2番、そしてきらきらと光り輝く明るさに満ちたパルティータ第3番をお聴きいただきます。
 『音楽は精神の中から、日常の生活の塵埃を除去する』これはバッハの言葉です。多くの皆様が、私のバッハと共に2009年を送る一夜をお過ごし下さることを、心から願っております。
 併せて、つい先日お送りくださった追加のコメントを添えましょう。
「今年は、5月の「ラ・フォル・ジュルネ」でバッハの無伴奏を2曲弾く機会がありました。私の演奏の後で、ピーター・ウィスペルウェイによるバッハの無伴奏チェロ組曲、2曲を聴き、多くの示唆を与えられました。彼は、通常の楽器でもバロック楽器のように軽やかで、発音の鮮明な音を出していました。私もそうした演奏法について研究を重ね、その一端を今回のバッハシリーズで披露したいと考えています」
http://www.music-wanami.com/index.shtml
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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