シベリウスVn協、2010年 聴き初め
読売日響《オール・シベリウス・プログラム》
2010年2/6(土)pm2:00・東京芸術劇場
2/7(日)pm2:00・横浜みなとみらいホール
指揮:レイフ・セゲルスタム
ヴァイオリン:松山 冴花
・交響詩〈フィンランディア〉
・ヴァイオリン協奏曲
・交響曲第1番
この“Music a la Carte”を毎回お読みくださっている方は既にご存知かと思いますが、シベリウスのヴァイオリン協奏曲の追っかけです。これまで聞いたライブの名演は未だ五指に満たない。この曲が名曲だということ教えてくれた小林美恵(2001年)から始まって、ラクリン、クレーメル。昨秋、ジェニファー・ギルバートで、やっと4人目。
http://musicalacarte.cocolog-nifty.com/blog/2009/10/post-5836.html
出会うには、まず聴きに行くしかない!
で、新春早々のご案内が2/6公演となった次第だ。「セゲルスタムは継続的にシベリウスを取り上げてまいりましたので、今回もその一環とお考えください」と主催者。
松山冴花(さえか)は、西宮市生まれ、ニューヨーク在住のヴァイオリン奏者。2歳からヴァイオリンを始め、…90年、家族とともにニューヨークへ渡り、ジュリアード音楽院プレカレッジに入学し、修士課程修了後アーティスト・ディプロマコースに進んだ。昨暮29歳になったばかり、まさにいまが旬。「いま注目を集めている若手として登用しました。シベリウスの協奏曲の演奏でも定評のある方で、読売日響とは初共演。とても期待しているところです」という。
セゲルスタム交響曲第198番
“Spring or Winter, Winter or Spring”(世界初演)
2/12(金)pm7:00・サントリーホール
2/13(土)pm6:00・東京芸術劇場
ところで、2月の読売日響は3演目5公演を全てセゲルスタムが指揮する。彼の経歴を見れば頷けるが、「このほかにはマーラーやセゲルスタムの自作なども継続的に演奏してきている」とのことで、2/12・13の両名曲シリーズでは何と、自作の交響曲198番を世界初演する。彼が作曲した交響曲の数は、2009年7月時点で225曲に達しているそうで、何とハイドンの2倍を超えるのだ! この日は、ワーグナー「トリスタンとイゾルデ」前奏曲と愛の死で始まり、ハイドンのトランペット協奏曲(これ、我が家のウェイクアップ・ミュージック)、前述の自作に続けてワーグナー「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲で〆る。
もうひとつの演目は、「マーラー:交響曲第7番<夜の歌>」(2/19:サントリーホール定期演奏会)。これは、前月の定期演奏会(1/22:マリン・オルソップ指揮「巨人」)に続く“マーラー・イヤー・プログラム”の第2弾とのこと。新年から2カ月続けてマーラー公演を打つ意気込みは敬服に値する。
なおセゲルスタムの経歴は、[ウィキペディア]に詳しい。公演については下記、主催者のHPで。
http://yomikyo.or.jp/2008/10/119-2.php
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。
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