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2010年2月15日 (月)

東京交響楽団
大友直人プロデュース 東京芸術劇場シリーズ

TOKYO METROPOLITAN ART SPACE SERIES1004

 東京交響楽団の東京芸術劇場シリーズは、常任指揮者大友直人が1992年に正指揮者になった翌年スタートし、昨シーズンで100回を数えた。今春から始まる4公演は、実によく考えられた絶妙のプログラミングで、馴染みの演目とレアものがほどよく組み合わされているのだ。これまで東響と御縁のなかったクラシックファンに是非お薦めしたいシリーズだ。スポット買いだと、どうしても好きな演目に目がいって、いつまでたっても、興味の範囲が広がらないものだ。定期演奏会に年間通してつき合うと馴染みがなかった音楽にもつき合うことになる。少しずつ食わず嫌いが減っていくのだ。各公演の冒頭には演目についてマエストロのプレトークもある。
第104回
モーツァルト最後の交響曲と佐村河内守の交響曲第1番

4/4(日)PM2:00
・モーツァルト:交響曲 第41番 ハ長調 K.551 「ジュピター」
・佐村河内 守:交響曲 第1番 (広島初演改訂版)

 大友がこのシリーズで初めて振るモーツァルト(1756~1791)最後のシンフォニー、41番「ジュピター」。そして被爆二世として生まれ、突然にすべての聴力を失い、現在も心身の苦痛に耐えながら、命がけで作曲を続けている佐村河内(1963~ )による最初のシンフォニー、交響曲第1番(2008年に広島で行われた「G8議長サミット記念コンサート」にて会場を熱狂の渦に巻き込んだ話題作)。この日、二人の作曲家が創造した作品が時代を超えて出会う。

第105回
ブラームスとチャイコフスキーの最後の交響曲

7/24日(土)PM6:00
・ブラームス:交響曲 第4番 ホ短調 作品98
・チャイコフスキー:交響曲 第6番 ロ短調 作品74 「悲愴

 ロマン派の大作曲家ブラームス(1833~1897)とチャイコフスキー(1840~1893)の名作中の名作を2曲並べた演奏会。また前々回(第103回)に演奏されたマーラー(1860~1911):交響曲第9番、そして前回のモーツァルト「ジュピター」とともに作曲者最後の交響曲というつながりもある。「作曲時、モーツァルト32歳、ブラームス52歳、チャイコフスキー53歳、マーラー49歳、彼らは晩年、「死」と向き合いながら傑作を世に送り出してきた」と大友氏。

第106回
エルガーのオラトリオ・シリーズ第4弾
10/30(土)PM6:00

ヴァイオリン:アルブレヒト・ブロイニンガー
ソプラノ:小林沙羅
メゾ・ソプラノ:永井和子
テノール:クリストファー・ジレット
バリトン:アシュレイ・ホランド
混声合唱:東響コーラス
合唱指揮:辻 裕久
・ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲 第1番 ト短調 作品26
・エルガー:オラトリオ「生命の光」作品29 (日本初演)

 ドイツの中堅ヴァイオリニスト、1997年エリザベート王妃国際コンクール第2位のブロイニンガーによるブルッフの協奏曲と、エルガーのオラトリオ「生命の光」。大友と東響によるエルガーのオラトリオ・シリーズは、これまでに「神の国」(2002年)、「使徒たち」(2004年/日本初演)、「ゲロンティアスの夢」(2005年)が演奏されました。そしてその最後をかざるのが、キリストによる奇跡を題材に書かれた作品「生命の光」の日本初演だ。後援:エルガー協会

第107回
大友推薦 2つのシンフォニーとラヴェルのピアノ協奏曲
2011年2/25(金)PM7:00

ピアノ:上原彩子
・パヌフニク:交響曲 第3番「祭典交響曲(シンフォニア・サクラ)」
・ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調
・スタンフォード:交響曲 第3番 ヘ短調 作品28 「アイリッシュ」

 知られざる名交響曲2曲が紹介される。尾高尚忠によって日本に紹介されたポーランドのパヌフニク(1914~1991)は、10曲の交響曲を残しており、なかでも第3番はとても聴きやすい傑作。北アイルランドに生まれたスタンフォード(1852~1924)は、7曲の交響曲を残しており、アイルランド民謡を効果的にとりいれた(こちらも)第3番が代表作とのこと。そして2002年のチャイコフスキー国際コンクールで優勝したピアニスト上原が初めて弾くラヴェルの協奏曲。ちゃんと目玉も用意されている。

年間定期会員券(4公演)
S\19,500 A\17,000 B\11,000 学生(B)\8,500 C\8,500 D\5,500
1回券 S ¥7,000 A¥6,000 B¥4,000 C¥3,000 D¥2,000
TOKYO SYMPHONY チケットセンター Tel:044-520-1511
e-mail ticket@tokyosymphony.com  http://www.tokyosymphony.com
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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コメント

はじめまして、千葉住みのフーガと申します。
実は、作曲家佐村河内守は正直あまりよく知らなかったのですが、作曲家吉松隆のブログ『八分音符の憂鬱』(1/14スレ)を読み大変興味を持った次第です。
吉松氏の佐村河内守への絶賛は凄まじく「日本人が書いた最高の交響曲」とまで言わしめておりました。
早速東京交響楽団のチケットを買い求めました。
あまり東京交響楽団に馴染みはないのですが、大友さんの手腕に是非期待したいです。
ちなみに私は8月14日の秋山和慶指揮、京都市交響楽団(京都コンサートホール)にも行くつもりです。交響曲第一番の全曲初演を聴いてみたいので。
お邪魔しました。

4月4日、東響(芸劇)に行ってきました。

行ってよかった!神様に感謝です。

佐村河内守の交響曲第一番、恐ろしいくらい素晴らしい作品でした!
あんな素晴らしい新作の現代交響曲に巡り会えたことに本当に感謝です。

作曲家(もちろん作品)に対してあんな熱狂的称賛も初めての経験でした。10分を超えるカーテンコール。その間観客のボルテージは上がるばかり、称賛の声と激しい拍手がうねりとなって轟音のように劇場を揺るがせていました。涙を流している(私も含め)スタンディングオベーションする人の多いこと・・・
こんな新作発表みたことありません。

本当に本当に素晴らしい作品だった。

伝説の瞬間に立ち会えて物凄くラッキーでした。

大友直人 東京交響楽団 行ってきた。だいたいプロオケで日本人作曲家がメインプログラムっていうから、なるほど『全聾の』や『被爆二世の』なんちゅう客寄せキャッチがあるから取り上げられたんだなぁwなーんて冷ややかな気持ち半分で聴いた佐村河内守〔交響曲第一番〕何と言う構成力!何と言う音の使い方!何と言うクオリティ!何と言う完成度!はっきり言ってマーラーより上です!!!大袈裟じゃなく、冒頭から魂ワシ掴み状態で終曲まで身動き一つできなかった。こんな凄い才能がある作曲家が現在世界で何人いるだろうか・・・・。プロオケが日本人かつ耳がまったく聞こえない佐村河内守をメインプログラムにした理由は・・・飛び抜けた音楽、天才的音楽、現代人の心を掴める音楽だったからなのだ。全楽章演奏、そしてCD化を強く望む!

4/4・池袋で「佐村河内守・交響曲第1番」を聴かれた方からコメントを頂き、ありがたく思っております。この記事の配信から1カ月後の3/15に、彼のメッセージを載せて再度、配信しておりますので、そちらもご覧いただければ幸いです。↓
http://musicalacarte.cocolog-nifty.com/blog/2010/03/post-4e6c.html
また、下記宛てにメールをくだされば、今後配信させて頂きます。
momma.yoshy@parkcity.ne.jp

>GENJI
GENJIさんのコメ、全部真実だったんですね。
4月29日の読売新聞{顔}欄が佐村河内守だったんですが『演奏が終わると地鳴りのような拍手が10分近く続いた』とありました。

あ〜あ行きゃよかった・・・・
どんだけ凄い曲だったんだろう・・・

やっぱ佐村河内守は本物の天才だったんだな。


京都・・行くかなぁ・・・

大友直人さんって、年とる毎に腕を上げてますね!

東京交響楽団で聴いた佐村河内守の交響曲第一番“HIROSHIMA”にはまり込み、京都の秋山和慶全曲版を聴きに行ってわかったけど、大友直人さんは凄い!

とは言え幻の第二楽章には痺れまくった(なんとスケルツォ無し)けど、それは秋山さんの手腕じゃなく明らかに曲の凄さ!!!


大友・東響で全曲版の演奏会をしてくらはいませm(._.)mと、百万回頼み込みたいです。

大友さんの、ゆったりどっしりたテンポには、あのテーマに無くてはならない悲痛さ不気味さ、そして荘厳極まりない天上の祈りを伝える力があった!
もちろんアレグロきっちりと闘う意志の強さや狂乱や混沌を伝えてくれた!


ようするに、大友さんのヒロシマには誠実に伝える意志がありました。それはとても難しいことでしょう。
大友直人ブラボーです。

秋山さんは客観的すぎで、悪く言えば音楽に伸縮の無い棒読み的演奏でした・・・・残念。


佐村河内守の曲は現代人が書いたとは信じ難いほどパーフェクトです。
そのヒロシマを演奏するには、技術だけでは伝えきれないものが不可欠だと感じます。それこそが意志や思いでは、と。
大友さんは、それを音楽にしていました。

大友直人ブラボーです!!!

いよいよあと2週間で発売ですが、CDの購入で胸が高鳴るのは久しぶりです。佐村河内守 交響曲第一番《HIROSHIMA》81分24秒。歴史が変わる曲とみています。

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