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2010年3月20日 (土)

金聖響2年目の神奈川フィル 定期演奏会
横浜みなとみらい 大ホール100423521

 神奈川フィルハーモニー管弦楽団の常任指揮者就任2年目を迎える金聖響が、決意のほどを語っている。
「2010年はグスタフ・マーラー生誕150周年、そして2011年は没後100年を記念する年。今シーズンから2年に渡って彼の素晴らしい交響曲を主軸にしたプログラムを披露させていただきます。マーラーというと難解な作品と捉えられがちですが、作曲家自身とその作品をより身近な存在に感じて頂く素敵な機会になると考えております。そして創立40周年を迎える我が神奈川フィルにとって、今年度のプログラムは意欲的かつ大きな挑戦であります。過去の演奏会記録を振り返っても、これほどマーラーの作品を集中的に多く取り上げたことはありません。…一方で客演していただく指揮者の方々には個性豊かに古典からロマン派の作品を演奏して頂きます。欧米で活躍されているキンボー・イシイ=エトウ、そしてロッセン・ゲルゴフの両氏は神奈川フィル初登場です

第262回 金聖響(指揮) 波多野睦美(メゾ・ソプラノ)
・マーラー/交響曲第3番ニ短調
4/23(金)pm7:00

 この2010年に創立40周年を迎えるということも楽員の気持ちを引き締めているのかもしれない。この4月から2年計画で、マーラーの9つの交響曲から5つを取り上げる。そのスタートとなるのが今回。なぜかあまり取り上げられない第3番の交響曲を、敢えて持ってきた。6楽章構成で約1時間50分ほどかかり、4楽章と5楽章にはメゾ・ソプラノと合唱が付いた大曲だ。開放感のある第2番「復活」と天国的な美しさを持った第4番に挟まれているせいか、自然の大きさを壮大なスケールで描いたこの名作の演奏は希だ。各楽器のソロや弦楽合奏、金管群によるコラールなど、神奈川フィルの充実ぶりをアピールするのにもぴったりの選曲だ。
 メゾソプラノの波多野睦美は、品格のある歌を聴かせる逸材。その声は天上からのメッセージのようにも聴こえるかもしれない。

第263回 ロッセン・ゲルゴフ(指揮) 仲道郁代(ピアノ)
・池辺晋一郎/照葉樹林=弦楽オーケストラのための=
・ショパン/ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 作品21
・ベートーヴェン/交響曲第6番 ヘ長調 作品68「田園」
5/21(金)pm7:00

 ブルガリア出身の若手指揮者ロッセン・ゲルゴフは神奈川フィルには初登場。小澤征爾に才能を認められ、師事もしているという。そんな彼が1曲目に取り上げるのは池辺普一郎の作品。映画やテレビの音楽を数多く手がけている彼の作品は前衛的過ぎず、小澤仕込みの指揮で、現代音楽に馴染みのない人でも抵抗なく聴けるに違いない。続くショパンの協奏曲では、円熟のピアニストとの顔合わせ。ベートーヴェンのソナタ全曲演奏で知られる仲道郁代だが、デビュー当時から得意としてきたショパン演奏にさらなる深みを感じさせてくれるだろう。ベートーヴェンの「田園」は牧歌的な作品のように書かれながら、実は指揮者の実力が問われる曲だ。 
http://www.kanaphil.com/
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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