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2010年3月 9日 (火)

パリ最後のリサイタル ショパンイヤー2010 決定版
1848.2.16   &もっとショパン

日本演奏連盟 第22回クラシック フェスティバル
4/29(木・祝)pm4:00
開演(8:30終演予定) 
東京文化会館大ホール


Trim  日本屈指の演奏家が集うクラシックフェスティバルは、1989年に第1回が始まり、年に1度、ピアノ、声楽、弦管楽器の名手たちが一堂に会して、10台のピアノや、20本のチェロなど、華麗かつ多彩な演奏を繰り広げ、時には、バッハ、ベートーヴェン、シューベルトなど一人の作曲家にテーマを絞るなど、多くのクラシック演奏家が会員となっている日本演奏連盟ならではの、ユニークで贅沢な演奏会が企画されている。昨年は「ピアノ300年」をテーマに開催した。100429
 今回は、ピアノの詩人、ショパン生誕200年を記念して、ショパンが愛し、その生涯を終えた地、“パリ”における、ショパン最後のリサイタルのプログラムを再現した。
「当時のプログラムそのものは残されていないので、当時の様子を伝える文献を元に演目をリストアップした」と主催の澤恵理子日本演奏連盟事務局長代理。
「忠実に再現すると、当時人気の曲が見えてきますが、今の皆さんにとって馴染みの曲ばかりとはいえません。そこで、1848年2月16日に行われたショパン“パリ最後のリサイタル”を2部構成とし、続いて、第3部は“もっとショパン”と題し、バラード、スケルツォ、ポロネーズ、ピアノ協奏曲をお聞きいただきます。長い年月が経った今でも輝き続ける美しい旋律を、思う存分味わってほしい」
 出演者には人気・実力とも日本を代表するピアニストのほか、髙橋薫子、中鉢聡、堤剛など声楽と弦楽器界からも人気アーティストを集め、独奏曲からピアノ協奏曲(抜粋)まで、豪華なプログラムとなった。
 
〈パリ最後のリサイタル〉第1部 
◇モーツァルト:Nodaira
  ピアノ三重奏曲 ホ長調 K.542
ピアノ/野平一郎 
ヴァイオリン/岡山 潔
チェロ/木越 洋
Okayama  モーツァルトから始めるというのは、現在に伝わる配曲だが、7曲あるピアノ・トリオのうち、この第5番は現在あまり演奏されることのない曲だという。
 野平さんは東京藝大大学院からパリ国立高等音楽院に学ぶ。ピアニストであるとともに作曲家としても活躍している。
Kigoshi 岡山さんは東京藝大卒後ハンブルグ音楽大学留学。ベートーヴェンハレ管の第1コンマスを経て、読響第1コンマスを歴任。現在、岡山潔SQ主宰、東京藝大教授、神戸市室内合奏団首席指揮者。
  木越さんは桐朋学園大卒、同大ディプロマコース修了。日本音楽コンクール第2位。新日フィル首席を経てミュンヘン音大に留学、ミュンヘン国際コンクール入賞。N響首席、洗足学園音大教授。
◇ベッリーニ:Takahashi
 「6つの歌」から“マリンコニーア”ほか
ソプラノ/高橋薫子
ピアノ/河原忠之
 これは、現在でも演奏会で取り上げられている名曲。6曲から3曲を藤原歌劇団の秘蔵っ子ソプラノ高橋さんが歌う。
◇ショパン:
 夜想曲第8番・第13番
 舟歌 嬰へ長調

Miyatani_2  ピアノ・ソロ/宮谷理香
 ショパンのピアノ曲のトップバッター宮谷さんは桐朋学園大卒で、1995年ショパン国際ピアノコンクール第5位入賞。その後10年連続企画のショパンリサイタル、レクチャーコンサート、室内楽、学校公演など幅広く活動中。日本ショパン協会賞など受賞多数。最新CD「SONATA-Rika Plays Chopin」が今月発売された。
◇ドニゼッティ:
 歌劇「愛の妙薬」から
 “受け取って、貴方は私のために”Kawahara_2

ソプラノ/高橋薫子
ピアノ/河原忠之
 このドニゼッティ・オペラの傑作は高橋さんの十八番。もっと聴きたい…
 河原さんは、国立音大・大学院修了後イタリア留学。以来、コレペティトゥールやリサイタル・ピアニストとして多くの歌手の信頼を得ている。06年には大阪センチュリー響で指揮者デビューも。藤原歌劇団コレペティトゥール。
◇ショパン:
 練習曲集から「エオリアンハープ」op.25-1、
 「革命」op.10-12、子守唄op.57

Ttakahashi_3 ピアノ・ソロ/高橋多佳子
  高橋さんは、桐朋学園大卒後、ショパン音楽院研究科を修了。1990年のショパン国際ピアノコンクール第5位。日本とポーランドを拠点に国際音楽祭、オーケストラとの共演、録音などで活躍。今年3月からショパンを中心とした作曲家4人の生誕200年記念公演のシリーズを開催している。

第2部
◇ショパン:
 チェロ・ソナタ ト短調 op.65Tsutsumi
チェロ/堤 剛
ピアノ/清水和音
 ショパンが遺した唯一、弦楽器のソナタ。彼の弦楽曲は他にチェロの小曲とピアノ三重奏曲しかない。
 堤さんは桐朋学園大で斎藤秀雄に師事。1957年日本音楽コンクール第1位及び特賞受賞。1961年インディアナ大に留学。ミュンヘン国際コンクール第2位、カザルス国際コンクール第1位入賞。88年から06年までインディアナ大教授。現在、桐朋学園大学学長、サントリーホール館長。
◇マイアベーア:Cyubachi
 《悪魔のロベール》から
テノール/中鉢 聡
ピアノ/河原忠之
   現在あまり上演されないが、当時は超人気のオペラだったという記録があるそうだ。
 中鉢さんは、東京藝大卒。藤原歌劇団で「椿姫」のガストン役30回の後、31回めの「椿姫」でアルフレート役を演じ、次いで「ロメオとジュリエット」で大成功。以降、藤原歌劇団のかずかずのオペラで活躍している。
◇ショパン:
 24の前奏曲集op.28から
 第3番、第8番、第11番、第12番、
 第15番「雨だれ」、第18番

Sako_3 ピアノ・ソロ/迫 昭嘉
 迫さんは東京藝大大学院を経てミュンヘン国立音楽大学に学ぶ。ジュネーブ国際コンクール最高位、ハエン国際コンクール1位及びスペイン音楽賞受賞。藝大在学中から指揮法も学び、現在指揮者としても国内外のオーケストラと数多く共演している。東京藝大教授。
◇ショパン:
 マズルカ第5番・第6番、円舞曲op.64-2、
 華麗なる大円舞曲op.18

Kamiya_2 ピアノ・ソロ/神谷郁代 
  神谷さんは桐朋学園高校卒業の年に日本音楽コンクール第1位。エッセン音楽院卒業。1972年エリザベート王立国際音楽コンクール入賞、以降、国内外の著名なオーケストラと共演、CD録音などで活躍。近年はアフリカ、メキシコなどでも活躍している。京都市立芸術大学教授。

第3部〈もっとショパン〉
◇ショパン:
 バラード第1番、スケルツォ第2番
ピアノ・ソロ/迫 昭嘉
◇ショパン:Shimizu
 幻想即興曲 嬰ハ短調、
 幻想ポロネーズ 変イ長調

ピアノ・ソロ/清水 和音                             
 清水さんは、20歳でロン=ティボー国際コンクール優勝、あわせてリサイタル賞受賞。以来、国内外で数多くのオーケストラと共演。ベートーヴェンピアノソナタ全曲演奏会のライブ録音に次いで、04年からショパン全曲録音に挑戦中。

小林 仁指揮 フェスティバル・室内オーケストラ 
◇ショパン(小林仁編):
 ピアノ協奏曲第2番 へ短調から「第2楽章」
ピアノ・ソロ/迫 昭嘉
 フェスティバル・室内オーケストラは、17人編成のモダーン楽器の室内アンアンブル。Kobayashi_1_2
  指揮の小林さんは東京藝大在学中に日本音楽コンクール第1位。その後ミュンヘン音大に留学。1960年ショパン国際コンクール入選。現在東京藝大名誉教授、札幌大谷大学音楽学部長、洗足学園音大特別教授、日本ピアノ教育連盟名誉会長、日本ショパン協会会長。この演奏会の監修を担当し、主催の日本演奏連盟常任理事でもある。
◇ショパン(小林仁編):
 ピアノ協奏曲第1番 ホ短調から「第1楽章」
ピアノ・ソロ/神谷郁代
http://www.jfm.or.jp/concert/classic.htm
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます

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