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2010年3月 4日 (木)

インバル/都響、マーラーの第3番に挑む
定期演奏会B・3/30(火)

都響スペシャル・3/31(水)
いずれもpm7:00開演
サントリーホール100330

 マーラーの後期の作品の原点がここにあるといわれている。マーラーには番号がついた交響曲が10番まであるが、6楽章建てはこの第3番だけ。演奏に100分を要し、作者自身が‘怪物’と呼んだ超大作だ。1902年の初演時には楽章ごとにコメントがついていたという。第1楽章「夏が行進してくる(バッカスの行進)」、第2楽章「野の花たちが私に語ること」、第3楽章「森の動物たちが私に語ること」、第4楽章「人間が私に語ること」、第5楽章「天使が私に語ること」、第6楽章「愛が私に語ること」…楽章を追うごとに高みへ至る。このコメントは楽譜が出版されたときには削除されたので、これにこだわることはないと、公演のチラシ裏面にあるが、私などには、大いに鑑賞の手掛かりになる。
 第4楽章にアルト独唱、第5楽章には女声合唱と児童合唱が登場する。レコーディングでいくら聞いても、その本質はライブでないと体験できない類の音楽の典型だ。
 都響としては異例の力の入れようで、二日続けて演奏する。両公演とも聞きたいところだが、既に初日の定期演奏会は完売とのこと。
 プリンシパル・コンダクター就任丸二年になるエリアフ・インバル。フランクフルト放送響、ベルリン響の首席指揮者、フェニーチェ歌劇場音楽監督を歴任、昨年はチェコ・フィルの首席に就任している。都響とは客演時からマーラーシリーズで話題を集めていた。今月は、「作曲家の肖像」シリーズで今期二度目のベートーヴェンを振り、プロムナードコンサートではチャイコフスキー、定期演奏会Aシリーズでは何とブルックナーの第8番と、まさに縦横無尽のプリンシパル・インバル、エンジン全開だ。
 ソロを歌うイリス・フェルミリオンは、モーツァルトの歌劇でドラベッラとケルビーノ役、R.シュトラウスの「カプリッチオ」でクラリオン、「ナクソス島のアリアドネ」で作曲家役、ワーグナーの「ニーベルングの指輪」でフリッカ役、「ヘン・グレ」で魔女とくれば、欧州で太鼓判が捺されているといえよう。
http://www.tmso.or.jp/
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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