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2010年8月31日 (火)

関 定子の世界 歌ありての旅路からⅡ
山田耕筰に教えられた日本歌曲の奥深さ!
9/29(水)m7:00
王子ホール
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・《AIYANの歌》(全5曲)
・《露風之巻》より
・《寂しき夜のうた》(全4曲)
・《澄月集》(全5曲) 他

 1970年代年代にミラノ市立音楽学校に学び、77年に欧州で衝撃のデビューと報じられた関定子さん。声域はドラマティック・コロラトゥーラで、低音から超高音までカヴァーできる豊かな声と、高度なテクニック、感性を武器にオペラ、外国歌曲、日本歌曲とジャンルを選ばず活躍し、歌手歴30余年となる。90年代に、CD「山田耕筰歌曲100曲」(94年日本レコード・アカデミー賞受賞)を初めとする日本歌曲で、いわば“再デビュー”を果たし、その後、藤井清水、橋本國彦、平井康三郎、中田喜直、團伊久磨のCDをリリースと、総なめ。彼女に拘る主催者が、この20年間を“歌の軌跡”と題して年2回、5年間で辿ろうという。今回はその第2回公演だ。
 関定子と山田耕筰との出会いは多くの歌手と同じように歌を学んですぐに始まっている。しかし多くのオペラ歌手とは違って関は“日本歌曲”を究める道へ突き進んでいった。そこで彼女が得たものは、「山田耕筰の歌曲の完璧さと日本歌曲の奥深さ」だったという。で、今回の副題は「山田耕筰に教えられた日本歌曲の奥深さ!」となった。
 演目の構成は、余人をもって代え難い共演ピアニスト塚田佳男。塚田氏は、畑中良輔氏とタグを組んで、かれこれ17年間、埋もれがちな日本歌曲に光を当てようと、年に6回、シリーズ<.日本歌曲と音の魔術師たち>を開催している。こちらは新鋭歌手の登板もはかってのこと。毎回、数人の歌手が出演する。今年は、9/16、10/21、12/8。会場は音楽の友ホール。(12月公演には関定子も出演する)
主催:<友>音楽工房 Tel:03-5155-3281 Fax:03-5155-3282
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2010年8月30日 (月)

アンサンブル・ベルリン来日公演
10/21
(木)pm7:00
日経ホール

フィリップ・ボーネン(第1ヴァイオリン)
クリストフ・フォン・デル・ネーマー(第2ヴァイオリン)
マルティン・フォン・デル・ネーマー(ヴィオラ)
クレメンス・ヴァイゲル(チェロ)101021_4
ウルリッヒ・ウォルフ(コントラバス)
クリストフ・ハルトマン(オーボエ)
モル・ビロン(ファゴット)
 

モーツァルト
・歌劇「魔笛」から序曲や
        
夜の女王のアリアなど
・「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
・オーボエ四重奏曲 へ長調 KV.370
ピアソラ
・ル・グラン・タンゴ
・オブリヴィオン(忘却)
・アベ・マリア
モリコーネ
・映画「ミッション」よりガブリエルのオーボエ

 1999年、ドイツのランツベルク夏の音楽祭出演のためベルリン・フィルの7人の有志、弦5部にオーボエとファゴットが結成したアンサンブル。バイエルン放送局が収録した公演の放送を機にドイツ国内外から注目を浴び、2006年にはベルリン・フィル公式の室内楽グループとなった。彼らの演奏スタイルは柔軟性に富み、演奏曲目は古典から現代音楽まで多岐にわたる。
 2008年、アンサンブルとして初来日の際、フジコ・ヘミング、天満敦子、岡本知高ら日本でもトップクラスのソリストと共演して絶賛された。今回が3度目の来日公演。演目がモーツァルト、ピアソラ、映画音楽…とあっては、外せない。
申込み・詳細は、以下のURLで。
http://www.nikkei-hall.com/event/?act=detail&id=269
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2010年8月28日 (土)

立教女学院聖マーガレット礼拝堂
オルガンレクチャーコンサート
「大きなオルガン 小さなオルガン」シリーズその2
『Organ Duo-
2台のオルガンのための音楽』
9/25(土)pm2:00
立教女学院聖マーガレット礼拝堂

京王井の頭線三鷹台駅下車

出演:菅 哲也(国際基督教大学オルガニスト
      岩崎 真実子(立教女学院オルガニスト)

大きなオルガンと小さなオルガンによる合奏
・ヴィアダーナ「マントヴァーナ」
・ガブリエリ「ソソラソファミによるカンツォン」
・グッサゴ「レオーナのソナタ」
・ソレール「コンチェルトト短調」
・ベートーヴェン「自動オルガンのためのアダージョ」
・J. C. バッハ「クインテット」
・ヘンデル「オルガン協奏曲 変ロ短調」

大オルガンでの連弾
・モーツアルト「自動オルガンのためのアダージョ ヘ長調」
・ヘッセ「ファンタジー」
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 今年度のシリーズは、立教女学院聖マーガレット礼拝堂にある大オルガン(テイラー&ブーディ社製)に加え、学院内のもう一つの礼拝堂・聖マリア礼拝堂にあるポジティフオルガン(ガルニエ社製)を持ち込んで、レクチャーと共に演奏するものだが、今回はその2。
 前回は大きくても小さくても仕組みが同じであることが比較しながら説明されたが、今回は2台のオルガンの合奏を中心に、「大小のオルガンの用いられ方や特徴的な曲」などにつて解説する。
 2名の演奏者は、今年7月にリリースされたCD「Organ Duo」でも共演しており、今回のコンサートの演奏も主にそのCDに収録されたものを披露する。なお、このCDは音楽之友社「レコード芸術」9月号の特選CDに選ばれているが、東久留米市にある聖グレゴリオの家礼拝堂で録音された。今回は立教女学院のオルガンでそれらを再現することになる。
 オルガンは“楽器の王”とも称され、一台の楽器を一人の奏者が演奏することで、十分豊かな世界を創り出せるのだが、それでも、デュオには独自の魅力があることを否定できないだろう。二つのオルガンを駆使した時の空間に広がる響きの立体感や音色(レジストレーション)の変化、そしてあたかも対話をするかのようなエコー…と、デュオの演奏効果や表現力は独奏をはるかに凌ぐのである。
 昔からオルガニストは一人静かに楽器や作品と対峙してきた。しかしその日常には気心の知れた友人や夫婦、親子、兄弟姉妹、師弟などでしばしばデュオを楽しむ機会もあり、あまり知られていないが美しい曲が残されている。このCDでは、それらオリジナルのみならず編曲された作品も含め様々なジャンルのオルガン・デュオ作品を取り上げ、ソロとはまたひと味違った世界を楽しむことができる。(CD「Organ Duo」ブックレット菅哲也氏解説参照)
 会場の礼拝堂とオルガン設置の沿革については、下記のURLでご覧ください。
http://blog.goo.ne.jp/kyao2/e/d08b9a1cadaf64e0c59ce3d71c974ad1

問合せ:立教女学院キリスト教センター 
Tel/fax.:03-5370-3038(月火木金9:30-16:00)
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2010年8月27日 (金)

モーツァルト劇場27周年ガラ・コンサート
モーツアルトとオッフェンバックで楽しく結ぶ
構成とお話●高橋英郎
10/16(土)
pm2:00
浜離宮朝日ホール

第1部 モーツァルト 
《フィガロの結婚》
・二重唱:5…10…20
  スザンナ/ 鵜木 絵里 フィガロ/栗原 剛
・二重唱:どうぞお先にまばゆい奥様
  スザンナ/鵜木絵里 マルチェリーナ/押見 朋子
・アリア:とうとう嬉しい時がやってきた   スザンナ/足立さつき
《コシ・ファン・トゥッテ》
・二重唱:私は栗毛の方が…
  フィオルディリージ/菊地 美奈 ドラベッラ/津久井明子
・アリア:女も15になれば  デスピーナ/横山 美奈

《ドン・ジョヴァンニ》
・二重唱:さあ手を取り合い、あの小屋まで
  ドン・ジョヴァンニ/黒田 博 ツェルリーナ/高橋さやか

・アリア:あの不実者は、私を裏切り101016
   ドンナ・エルヴィラ/高橋 照美
《魔笛》
・アリア:わしゃ、いつでも陽気な鳥刺し
  パパゲーノ/栗原 剛
・アリア:「絵姿のアリア」
  タミーノ/小貫 岩夫
・アリア :愛の喜びは露と消え…
  パミーナ/砂田 恵美
・アリア: 復讐の怒りに燃え…
  夜の女王/安井 陽子
第2部 ピアノ ソロ/渡辺 純子
      ハープ ソロ/長澤 真澄

第3部 オッフェンバック
《チュリパタン島》
・アリア:わしはチュリパタンの偉大なるカカトワ
  カカトワ公爵/蔵田 雅之

《ラ・ペリコール》
・二重唱:総督はインディアン娘に言う
  ピキーリョ/吉田 伸昭 ペリコール/品田 昭子
・アリア:「手紙の歌 」
  ペリコール/品田 昭子 
・アリア:不実ものと人は言うけれど
  ピキーリョ/吉田 伸昭 

《美しきエレーナ》
・二重唱:これは夢ね…
 パリス/小貫 岩夫 エレーヌ/森 朱美
《地獄のオルフェ》
・ハエの二重唱 ジージージー
  ジュピテル/黒田 博 ウリディース/鵜木 絵里
ピアニスト/山口佳代・徳田敏子・木下愛子・福崎由香・鈴木絢美
                    
 これまで上演されたモーツアルトとオッフェンバックのオペラハイライトから、当劇場の名歌手たちによって制作された“27周年ガラコンサート”だ。
 第1部「フィガロ」では、スザンナとフィガロ、スザンナとマルチェリーナの丁々発止のやり取りをはじめ「コシ・ファン・トゥッテ」では姉妹の男比べと小間使いの人生教訓、「ドン・ジヨヴァン二」では誘惑の音楽と復讐の歌。「魔笛」では、ブッフォ、セリア、とりどりの名曲をお楽しみ頂ける。黒田博も安井陽子もモーツアルト劇場久々の出演という。
 第3部は、オッフェンバックの「チュリパタン島」いかさまカカトワ公爵の笑いを誘うアリアから始まる。「ラ・ペリコール」は貧しいがゆえに結婚出来ない二人の歌が泣かせ、笑わせる。「美しきエレーヌ」では、恋人と夢の中で結ばれている最中に亭主が帰国するという喜劇。そしてフィナーレは「天国と地獄」からハエの二重唱…爆笑のうちに幕を閉じる。
 18世紀のコンサートは、器楽曲と声楽曲の両方が演奏されたが、それに倣って、今回も休憩後の渡辺純子のピアノ変奏曲、長澤澄子のハープの「魔笛」の主題による変奏曲なども聞き逃せない。当劇場の総監督高橋英郎氏の健啖ぶりも期待しよう。
http://www.mozart.gr.jp/swf/menu3.swf
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2010年8月17日 (火)

夏から秋へ 歌、色づく北とぴあ
二期会オータムコンサート

9/19(日)pm3:00
北とぴあ
さくらホール

榎本真美、大倉由紀枝、北原瑠美、小林菜美、東城弥恵(以上、Sop)
大野徹也(Ten)、久岡昇、藤山仁志(Bar)、池田直樹(B.Bar)
ピアノ:山田武彦

・小林秀雄:落葉松
・サティ:あなたが欲しい
・レオンカヴァッロ:朝の歌
・モーツァルト:『フィガロの結婚』より“楽しい思い出はどこへ”
・レオンカヴァッロ:『道化師』より“大空をはれやかに”(鳥の歌)
・J.シュトラウス:『ヴェネツィアの一夜』より“ほろ酔い気分”
・レハール:『ほほえみの国』より“きみはわが心のすべて”
・バッハ:爺,線上のアリャ?! <~G線上のアリア>(池田直樹作詞)
ほか100919 

 まだまだ残暑厳しい昨今ですが、“北からの便り”をお届けしましましょう。
 北とぴあ恒例の「サマーコンサート」が今年、ホール改修工事で実施することができず…、そこで発想の転換。さすが、知恵者溢れる二期会。“夏から秋へ 歌、色づく北とぴあ”と題して、初秋にふさわしい素敵なコンサートを実現させた。
 出演者はご覧の顔ぶれ。昨年来のオーディション合格者の新鋭と皆さんお馴染みのベテランと中堅。演目は、夏や秋がテーマになっている曲、“移りかわる”につながる曲、それに、11月公演の『メリー・ウィドー』につながるようなオペレッタ物などなど。多彩な出演者の十八番が飛び出します。それに、最後の演目「バッハ:爺…」、これひょっとすると初お目見えかも…お見逃し無く。
…こうしてみると、異常気象とも云える今年の猛暑。例年の“サマ・コン”もさることながら、この“夏から秋へ…”も、外せない催しになりそうだ。
http://www.nikikai.net/concert/20100919.html
http://www.kitabunka.or.jp/kitaku_info/event/index/list/yyyy/2010/mm/9/
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2010年8月16日 (月)

読響9月公演 邦人指揮者二題

 下野竜也が今年度初めて振る定期演奏会は、正指揮者就任以来拘ってきた“ヒンデミット・プログラム”の第5弾。芸劇マチネと横浜みなとみらいホールには1972年のカラヤン国際指揮者コンクールの覇者小泉和裕が9年ぶりに客演する。

下野/読響、ヒンデミット・プログラムⅤ
9/18(土)pm6:00 サントリーホール

指揮:下野竜也
ホルン:ラデク・バボラーク
・ヒンデミット/歌劇〈本日のニュース〉序曲
・R.シュトラウス/メタモルフォーゼン
(変容,23の独奏弦楽器のための習作)
・R.シュトラウス/ホルン協奏曲第2番

・ヒンデミット/ウェーバーの主題による交響的変容100918_2

 1929年にクレンペラー指揮で初演されたヒンデミットの歌劇〈本日のニュース〉の序曲と〈ウェーバーの主題による交響的変容〉。前者は、第一次大戦後、もっとも急進的な作風で“ドイツの恐るべき子供”と呼ばれたヒンデミット30代半ばの作品。後者は、ナチスに追われてアメリカに亡命して4年後、44年の初演で、4手のためのピアノ小曲など、すべてウェーバーの曲を素材にしており、アメリカのビッグバンドやブルースを取り込んだ円熟期の作品といわれている。
 この2曲の間に後期ロマン派最後の巨匠リヒャルト・シュトラウスの至芸2曲が演じられる。実は今回の公演は“管弦の変容”もキーワードで、第二次大戦末期に作曲された傑作〈メタモルフォーゼン〉は、戦争で焼失した様々な文化財を悼んで、終盤にベートーヴェンの〈英雄〉の葬送行進曲の動機を取り込んでおり、80歳のシュトラウス、そしてドイツ・ロマン派音楽の“挽歌”とも云うべき傑作。これぞ下野ならではの20世紀名曲選といえよう。協奏曲のみならずホルンに拘るのは、ホルン奏者を父に持つシュトラウスのDNAか。2番の協奏曲は、高度な技術を要するが古典回帰とも云える簡潔な作風。ベルリン・フィル首席などを務めた世界最高峰のホルニスト、ラデク・バボラークの神技は外せない。
 
小泉/読響マチネ 池袋&横浜
9/23(木・祝) 東京芸術劇場
9/25(土) 横浜みなとみらいホール
いずれも開演pm2:00

指揮:小泉和裕
ヴァイオリン:イェウン・チェ
・ベルリオーズ/序曲〈海賊〉
・メンデルスゾーン
/ヴァイオリン協奏曲
・チャイコフスキー/交響曲第6番〈悲愴〉
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 かれこれ40年前のことになるが、往年のファンなら1972年カラヤン国際指揮者コンクールで凱旋したときのことを覚えておられよう。派手なパフォーマンスとは無縁の小泉和裕だが、レジデント・コンダークターを務めている都響公演で毎年楽しませてもらっている。
 この日の演目も外せない。主催者が“開演に遅れなきよう!”とアナウンスしているが、ベルリオーズがローマ滞在中にバイロンの詩に霊感を得て作曲したと云われる序曲〈海賊〉は、ドラマティックな響きが駆け巡る華麗な演奏会用の序曲だという。
 続くメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲には、88年生まれ韓国出身の新鋭イェウン・チェをソリストに迎える。2005年からミュンヘン音楽大学でアナ・チュマチェンコに師事している。数々の国際コンクールで上位入賞を果たした才媛が、古今の超名曲に挑む。並みの覚悟ではないだろう。
 チャイコフスキー最後の交響曲第6番は、出版直前に作者本人が表題は付けないとしたのに〈悲愴〉という名で出版されてしまった。それに、初演の9日後に死因不明で急死しているなど、曰わく付きだが、チャイコフスキーの最高傑作であることに間違いはない。ただし、〈悲愴〉などという先入観なしで聴くことをオススメする。これまでに、かなり聴いているが名曲に聞こえる演奏には2回ほどしか出会っていない。とかくガンガン鳴りっぱなしで、ダイナミックレンジの狭い演奏に陥りやすい。ピアニッシモで感動を呼ぶ演奏を期待したい。 
http://yomikyo.or.jp/info/concert.php?ym=201009
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2010年8月 3日 (火)

ヴォーチェ弦楽四重奏団
2010年来日ツアー
東京公演
9/22(水)pm7:00
王子ホール

・スメタナ:弦楽四重奏曲 第1番 「わが生涯より」
・デュティユー:弦楽四重奏曲 「夜はかくのごとき」
・シュ ーベルト:弦楽四重奏曲 第14番 「死と乙女」100922sq

 語りぐさになっているヴォーチェ弦楽四重奏団の初来日、ついこの間のように記憶しているが、早いもので、もう2年前になる。2006年の第61回ジュネーヴ国際音楽コンクールでの最高位受賞がキッカケだった。このとき既に“仏カルテット界を担う新星”と評されていた。
 04年、パリ国立高等音楽院(コンセルヴァトワール)の卒業生が結成した。ジュネーヴ、クレモナ、ウィーン、ボルドー、グラーツ、ロンドンなどの国際弦楽四重奏コンクールで優秀な成績を残し、わずか5年ほどの間に国際的な評価を確立した。昨春、本格的なデビューCDとして、「死と乙女」を含むシューベルトのアルバムをリリースし、高い評価を得ている。
 今回のツアーは、長崎と東京の2公演ののち、名古屋、宮城、千葉、神奈川と、計8公演。
 2度目の来日ツアーの東京・王子ホール公演で彼らが選んだのは、既にCDでもその相性が証明されているシューベルト《死と乙女》と、東欧を代表するスメタナの名曲《わが生涯より》。それに注目して欲しいのは、現代フランスを代表する作曲家アンリ・デュティユーの《夜はかくのごとき》。1916年生まれのデュティユーはパリ音楽院に学び、印象主義や調性原理を融合して現代的な手法を展開した。この曲は6楽章建てで、1977年、パリで初演された。
 同じ東京でも武蔵野アルテ公演では、ラヴェル、デュティユー、ベートーヴェン第1番と、演目は違う。会場によっては、ヴィオラの今井信子やバンドネオン三浦一馬、クラリネット横川晴児などが共演する公演もある。
ツアーリスト・出演者のプロフィールなど詳細は、以下のHPでご覧ください。
http://www.tvumd.com/concerts/concerts201009.htm
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2010年8月 2日 (月)

瀬﨑明日香がシベリウスのVn協
オーケストラ・セレーナ 第1回演奏会で共演
8/29(日)pm2:00
狛江エコルマ ホール

小田急線 狛江駅北口徒歩1分

中田延亮・指揮
瀬﨑明日香・ヴァイオリン

・ベートーヴェン:「フィデリオ」序曲
・シベリウス:
バイオリン協奏曲 ニ短調 Op.47
・ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 Op.68100829ostr

 千葉市・京葉銀行ホールで今年6月末、千葉市管弦楽団と秀逸なブラームスの協奏曲を披露した瀬﨑明日香さんが、アマオケ立ち上げ公演で共演し、シベリウスを弾く。
「コバケンとその仲間たち」ではコンマス席に座る瀬﨑さんだが、昨夏コバケン日フィルで「チャイコフスキー」(国際フォーラムA)、アマオケとは一昨年「ブルッフ」(杉並公会堂)など、着実にこなしている。
 当方、シベリウスのヴァイオリン協奏曲には、小林美恵が飯森/東響と共演した2001年の公演以来、魅せられている。その後、首都圏での公演を聴き漁っているが、名演といえるのは、俊英ラクリン、老練なクレーメル、それに昨秋のジェニファー・ギルバートと、未だ五指に満たない。
 オーケストラ・セレーナは、今年、都内に誕生するアマチュア・オーケストラ。指揮者に中田延亮を擁し、毎年1回、当面は夏に演奏会を開催する予定という。“セレーナ”とは、「穏やかな晴天」という意味だそうで、「晴れ晴れした」、「落ち着いた」、「客観的な」といったような意味があり、晴天の空のように頭がスッキリしている状態も指しているという。「私たちもこの言葉のように、明るく音楽に心躍らせながらも、頭をクリアに、柔軟なアンサンブルができるオーケストラを目指していきます」という。
 団員は、学生もいれば、会社役員もいる。会社員なら金融、製造、研究開発、営業、技術職と実にさまざま。フリーの専業職の方や医師、建築関係などもいるそうだ。
下記の主催者のHPには、会場案内や招待の案内もある。申込みはお早めに。
http://o-serena.jp/
音楽監督・中田延亮のプロフィールは以下のHPで。
http://www.nobuakinakata.com/profile.html
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