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2010年9月22日 (水)

クレー/都響 10月の定期演奏会

 都響とはお付き合いの古い指揮者ベルンハルト・クレーが3年ぶりに客演する。 1936年生まれ、ライプツィヒ聖トーマス教会聖歌隊の隊員を経てケルン音楽大学で学んだ後、57年にケルン歌劇場のコレペティトールとして経歴を開始した。以降の経歴を見ても、正真正銘“ドイツの指揮者”といえよう。
 59年にはサヴァリッシュのアシスタントを務め、62年からザルツブルク、オーバーハウゼン、ハノーファー、リューベックなどの歌劇場の音楽監督を渡り歩き、76年から2年間ハノーファー北ドイツ放送フィルの首席指揮者の職にあった。77年からの10年間はデュッセルドルフ交響楽団の首席指揮者、85年から89年まではBBC交響楽団の首席客演指揮者も務めた。以後はフリーの立場で指揮活動を展開している。

R.シュトラウス&モーツァルト
10/18(月)pm7:00
東京文化会館

・R. シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」 作品20
・モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番 ニ長調 K.218
・モーツァルト:交響曲第31番 ニ長調 K.297 「パリ」
・R. シュトラウス:
 交響詩 「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」 作品28101018

 定期Aシリーズの上野では、モーツァルトを挟んでR. シュトラウスの2つの交響詩。のっけの「ドン・ファン」 作品20は、伝説的なプレイボーイの放蕩の物語をもとに、初演時25歳、若きシュトラウスがオーケストレーションの技量を発揮した逸品。もうひとつの「…愉快ないたずら」は、中世ドイツの伝説的ないたずら者が刑場に消えるまでの逸話を、これまた彼一流の管弦楽術で活写。「ドン・ファン」の6年後に初演された。
 その100年前に活躍したモーツァルトの曲が2曲はさまれている。第4番のコンチェルトで共演するラファエル・オレグは、一昨年この“Music a la Carte”で、「チャイコフスキー国際コンクールの覇者、待望の日本公演」と謳って2/16公演を告知している。1959年パリ生まれ、シェリングに師事し、その後継者と目されているが、その来日時に、「名歌手シュワルツコップのマスタークラスに参加したことが今の自分に欠かせない」と語っている。
http://www.tmso.or.jp/j/concert_ticket/detail/index.php?id=3347

エルガー&ブルックナー
10/25
(月)pm7:00
サントリーホール

・エルガー:チェロ協奏曲 ホ短調 作品85 
・ブルックナー:
 交響曲第4番 変ホ長調「ロマンティック101025b

 定期Bシリーズは、“エルガー&ブルックナー”…意外な組み合わせといえよう。チラシ裏面には「それぞれ独自の美しい歌を磨いた(しかし対照的な!)傑作2題、併せて聴くことで聞き手にひらかれる感性も多々あるはず」とある。
 しかし、ブルックナーと云えば、最近の都響ではインバルとの印象深い壮大な名演がある。この作品へ少なからず共感がおありの都響ファンなら、クレーがもたらすブルックナー魂も見逃せないだろう。何しろ欧州の歌劇場で職人芸の基礎をしっかりと磨いてきた名匠なのだから。
 一方のエルガーは、大英帝国の威光に翳りがみえた時期から第一次世界大戦まで活躍した。チェロ協奏曲は「哀切なかげりを帯びた歌ごころが美しくのびてゆく傑作」とある。ソロを弾くのは1976年ロシア生まれのボリス・アンドリアノフは30代半ば。ロシア・チェロ界の逸材という。初めての曲を未知のチェリストの演奏で聴くとあって、期待はふくらむばかりだ。
http://www.tmso.or.jp/j/concert_ticket/detail/index.php?id=3348
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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