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2010年10月 3日 (日)

出雲蓉《女・おんな・をんな》
ドラマチック・リサイタル…地唄でつづる女の一生

特別出演 人間国宝 澤村田之助
11/2(火)pm6:00
国立劇場
小劇場


 落籍ひかされて…「茶音頭」
 母の身に…「七つ子」
 影がさし…義太夫「おきぬ」(「桂川連理柵」より)
 焦がれやつれて…「名護屋帯」

 二度のおつとめ…「梅が枝さん・菅少将」 「柳々」101102
 心の闇…「鉄輪」
 夢さめて…「雪」

 「ドラマチック・リサイタル-地唄でつづる女の一生」…いつもと勝手が違うチラシに惹かれた。
 出演者のプロフィールを拝見すると、学習院高等科から米国留学を経て国際基督教大学入学…とあるが、これに先立つ1950年、3歳にして初代西崎緑へ入門、66年には神崎ひで師門下となり、翌々年 「神崎蓉」の名を許され、74年には神崎流を離れ、現在の「出雲蓉」を名乗る…とある。日本舞踊“地唄舞”の第一人者なのだ。
 一方で、84年、ウィーン国立音楽大学に留学し、1年間パントマイムを学び、90年代にはパントマイムを研究するため、プライベートでしばしば渡欧。
「肉体という言語を通じて異文化の会話が成立することを知り、私は、新しいパントマイム“舞夢”を提唱してきました」
 チラシに「第40回記念」とある。襲名した68年の「第1回神崎蓉の会」以来40余年になるのだという。
 女の一生を舞うテーマは、今回が3回目。初回は79年、故・戸部銀作演出で10曲を舞いわけた《女・女・女》。2回目は87年に10代から50代の女たちの情念を舞い描いた《女・おんな・ONNA》(5曲だて)。この公演で文化庁芸術祭舞踏部門の芸術祭賞を受賞した。今回の《女・おんな・をんな》は、「初演の戸部演出を改訂し、7景にわたって数奇な運命をたどる浪速芸者の情念を描く」…40回という節目に、あえて挑む、会心作といえよう。 
 チラシ裏面にある《特別出演 人間国宝澤村田之助》は、六代目菊五郎と梅幸の薫陶を受けた正統派の女方、凄い歌舞伎役者なのだ。
「田之助先生のご出演、また江戸の幇間芸を伝える桜川七好さんのご協力を得て、七曲の地唄舞を芝居仕立てでつなぎ、女の一生を表現いたします。こんな幸せな機会は二度とないものと自分に言い聞かせ、全身全霊を込めた一期一会の舞をめざして、日々精進を重ねております」
…現役の記者時代、しばしば‘遅れてきた記者’を演じてきた私だが、今回は、地唄舞とパントマイムの架け橋“舞夢”を演じる出雲蓉、一生一代の節目に間に合った。
 彼女の特異な経歴はここでは語り尽くせません。HPでとくとご覧ください。
http://www.jiuta-maimu.jp/index.html
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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