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2010年11月10日 (水)

都響12月の定期演奏会
ヤコブ・フルシャ

プリンシパル・ゲスト・コンダクター就任披露

 12月の定期演奏会は、Aシリーズの東京文化会館公演、Bシリーズのサントリーホール公演ともに、プリンシパル・ゲスト・コンダクター(首席客演指揮者)に就任したヤコブ・フルシャのお披露目公演だ。フルシャと都響との初共演は一昨年の5月。その唯一回の共演で、楽団員と相思相愛の仲。一目惚れというのは普通どちらか一方だと思うのだが…奇縁だ。
 フルシャは1981年チェコ生まれ。弱冠29歳だが、現在プラハ・フィルハーモニアの音楽監督兼首席指揮者ならびにグラインドボーン・オン・ツアーの音楽監督を務めている俊英。これまでにチェコフィルハーモニーのアソシエート・コンダクター(2002-3)、フランス放送フィルハーモニーのヤング・アソシエート・コンダクター(2005-6)、ボフスラフ・マルティヌー・フィルハーモニックの音楽監督(2005-8)、プラハ・フィルハーモニアの客演指揮者(2005-8)を歴任している。都響は凄い逸材を掴んだわけだ。詳細はHPでご覧いただくとしよう。
http://www.tmso.or.jp/j/tmso/conductor/index.php

Bシリーズ:
オール“チェコ”プログラム

12/14(火)pm7:00101214b
サントリーホール

ソプラノ:アドリアナ・コフートコヴァー
アルト:ヤナ・シーコロヴァー
テノール:リハルト・サメク
バリトン:マルティン・グーバル
合唱:晋友会合唱団

・ドヴォルジャーク:
   序曲「フス教徒」作品67
・スメタナ:交響詩「ブラニーク」
・マルティヌー:リディツェへの追悼
・ヤナーチェク:グラゴル・ミサ

 この演目、全てチェコ民族にとって特別の曲だという。チラシ裏面の説明によると、どの曲も故国の歴史に深く関わっている。メインディッシュは終曲のヤナーチェクだが、入念な前菜が控えている。
 ドヴォルジャークの序曲「フス教徒」は、15世紀、ドイツ人に破れ、以降ドイツに支配されるキッカケになったスフ戦争がテーマのコラール。スメタナの交響詩「ブラニーク」は、ご存知、連作交響詩《わが祖国》の終曲で、悲壮感が響きわたる。マルティヌー「リディツェへの追悼」は、第二次大戦下、ナチスによって殺戮されたリディツェ村を悼むコラール。
 そしてヤナーチェクの「グラゴル・ミサ」は、ミサ曲の常道ラテン語ではなく、「古い時代のチェコを彷彿とさせる古代スラブ語で歌われる。…パイプオルガンの激しい独奏も含めて巨大な世界が構築されていく」…チェコとスロヴァキアの歌手陣を招いて、その力の入れようは半端ではない。
http://www.tmso.or.jp/j/concert_ticket/detail/index.php?id=3351

Aシリーズ:東欧の名曲
ハンガリー・ポーランド&チェコ

12/20(月)pm7:00101220a
東京文化会館

ピアノ:ニコライ・ルガンスキー

・リスト:交響詩「レ・プレリュード」
・ショパン:ピアノ協奏曲第1番
・マルティヌー:交響曲第3番

 こちらのメインディッシュは、今年生誕120周年、1890年チェコ生まれのマルティヌーだ。1923年パリに出て新古典主義に傾倒するが、41年ナチスの支配から逃れてアメリカに移住。大戦後プラハ音楽院に迎えられる。知られざる大家といえよう。
 交響曲はいずれも渡米後に書かれているが、第3番は45年ボストンで初演されている。ピアノも加わる編成で、「異様な緊張感に満ちた冒頭から広がっていく、強烈で深い幻想。ピアノの響きが巧みに織り交ぜられたサウンドに昂揚する、独特のリズム感と多彩な詩情…。チェコ民族の語法をモダンな感性と結びつけ、劇的な音宇宙へ昇華…」と紹介されては聴かずばなるまい。
 ショパンの協奏曲第1番も弾くピアニストには、ロシア・ピアニズムを継承するニコライ・ルガンスキーが登用されている。
http://www.tmso.or.jp/j/concert_ticket/detail/index.php?id=3352
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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コメント

よくぞ告知していただきました。
私はサントリーホールのBスケジュールの年間定期
会員ですが、東京文化会館のAスケジュールの
一回券も確保しました。
期待に胸が膨らみます。

都響を応援する自主的団体・都響倶楽部の一メンバーより

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